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MARIANA BARAJ

マリアナ・バラフ(MARIANA BARAJ)はアルゼンチンはブエノスアイレスの音楽一家に生まれ育った異色パーカッショニスト兼シンガーソングライター。  2005年リリースのセカンド・アルバム「DESLUMBRE」において、プリミティブなパーカッションと前衛ジャズが融合した不思議なサウンド、可憐さと野性味が共存した歌声を披露し、発表と同時に大絶賛を受け、アルゼンチンの有力紙「クラリン」のフォルクローレ部門ディスク大賞を受賞。  さらにアルゼンチン気鋭のデザイナー、マルティン・チュルバのブランド・ショーでモデルとして来日も果たす。  その後、2007年発表の「雛菊と白百合」では、共同プロデュースのリサンドロ・アリスティムーニョがギターを弾き、見事なデュエットを披露したかと思えば、アルゼンチン・フォルクローレ界が誇る、大地の歌姫リリアナ・エレーロも登場。彼女の土臭さと繊細さを兼ね備えた歌声を際立たせることに成功しました。マリアナの叩くパーカッションのリズムも、フォルクローレだけでなく、アフロ・ポリリズムまでも取り込む女性的且つオーガニックな響きで、不思議で新しい空間を演出。ジャケットのアートワークも絶賛されました。  そして2010年、遂にファンが待ちわびた新作「チュリータ」を、自身が立ち上げたレーベルよりリリース。8月には来日も決まり、盛り上がるアルゼンチン・シーンを牽引する存在として期待と注目が集まっています。

Official site: http://www.ahora-tyo.com/html/mariana/index.html

Discography

待望の来日も控えた今作は自身プロデュース。彼女の声とパーカッション、チャランゴ(アンデスの弦楽器)、親指ピアノとアエロフォノス(Aer fonos)という伝統楽器の笛。彼女の原点に帰るような、フォーキーで美しいメロディーと、フォルクローレのリズムを解体した世界観はさらに進化し、幻想的なサウンドスケープを提案しています。そして彼女の女性的で大地から湧き出るオーガニックな歌声は柔らかさ表現力を増し、土臭いながらも繊細な響き。日本での評価も高く、ワールドファン以外にも知られ、独自のアンビエントを創作するアレハンドロ・フラノフが数曲アコーディオンでゲスト参加しています。

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