Nanamie's Brain Atelier

Digital Catalog

三國志の中で、最も誤解され、最も孤高だった男―曹操。 戯曲『演義』では奸雄として描かれた彼ですが、史実の曹操は、混乱の世に秩序をもたらそうとした優れた政治家でもありました。 戦乱の中で民の安寧を願い、法を整え、文化を重んじたその姿は、時代が追いつかぬほど先を見据えた“改革者”だったのかもしれません。 しかし、出自や身分の壁を越え、頂点へと登り詰めた彼の道は、決して平坦ではありませんでした。「英雄、孤ならず」とは言うものの―真の英雄ほど孤独を抱えるもの。この曲は、その“孤高の曹操”の心を、泣きのギターで描いたプログレッシブメタルバラードです。 権力者の冷徹さではなく、理想に燃え、孤独と戦い続けた人間・曹操。その魂の叫びを、こぶしの効いた旋律にのせて―。

1 track

三國志の名将・趙雲。 若き日は白馬を駆る如き疾風の勇、幾千の敵陣を単騎で駆け抜けた。老いては重鎮としてその身に風格と静かな威をまとい、剣を抜かずして戦場を鎮める。 この曲は、そんな「時を超えた強さ」と「誇り高き畏怖堂々たる様」をテーマにしたギターインスト。天に召されるその瞬間、かつての戦場を駆け抜け疾走した若き日の自分を静かに思い返すように、泣きの高速ギターが微かな笑みとともに鳴り響く――そんな趙雲の最期の情景を音に託しました。

1 track

古代の儀式や戦いの場で、人々は剣を手に舞い、祈りを捧げてきた。それは力の象徴であると同時に、魂の美を表す行為でもあった。 このアルバム『剣舞』は、静寂と激情、祈りと闘志が交錯する“魂の舞”をテーマにした作品です。女性ボーカルによる1曲と、6つのギターインストゥルメンタルで構成され、それぞれの旋律が、剣が放つ光と影を描き出します。 華やかでありながら、どこか儚く、そして強い。この音楽が、あなたの中の「もう一人の剣士」の心を呼び覚ますことを願って。

7 tracks

このEPは、今から約3,200年前―― ギリシャとトロイの間で起きたトロイ戦争を背景に、英雄アキレスの栄光と宿命を描いた二部作です。 1曲目「アキレス最後の戦い」では、古代ミケーネ文明の時代を思わせるスケール感の中で、泣きのギターがアキレスの誇りと哀しみを語ります。 2曲目「神託の声 – アキレスに捧ぐ歌」では、その英雄を見つめる“女性の声”が、祈りと愛を込めて彼の魂に呼びかけます。スローテンポのバラードに絡むギターの旋律は、戦士の魂と語り手の想いが交錯する神話的ドラマを生み出します。 戦いと祈り、栄光と哀しみ―― 二つの楽曲が描くのは、人間の宿命と永遠の美学。どうか、この音の神話の中で、あなた自身の“永遠”を感じてください。

2 tracks

紀元前480年――ギリシャ北部テルモピュライの「炎の門」。 スパルタ王レオニダス率いる300の戦士たちは、数十万のペルシャ帝国軍に囲まれながらも退くことなく戦い抜いた。彼らが遺したのは、勇気と誇り、そして永遠に語り継がれる伝説。 「Thermopylae 300 – The Last Stand of Sparta」 は、その英雄たちへの賛歌として生まれた、女性ボーカルによるドラマチックなハードロックバラード。静寂を切り裂くイントロから、泣きのギターと情熱的な歌声が交錯し、死を超えて燃え続ける“300人の魂の炎”を描き出す。

1 track

悠久のシルクロードに、砂に埋もれた古都・敦煌。 かつて東西文明が交わり、無数の人々の夢と祈りが往来したこの地には、時を越えてもなお消えぬ息遣いが残されています。 11世紀、宋の時代。西夏との攻防に揺れた激動の時代を背景に、井上靖の小説『敦煌』が描くロマンと哀切は、私にとって音楽のイマジネーションを掻き立てる原風景のようなものです。悠久の流砂の中で儚くも力強く響くその世界観を、泣きのギターを核としたロックインストゥルメンタルで表現しました。 砂塵に霞む空、無数の星が照らす夜、祈りと闘いが交錯する舞台。その一瞬一瞬をギターが歌い、語り、響かせます。 私の内面に刻まれた「敦煌」の響きが、皆さまの心にも新たな旅路を描き出すことを願っています。

1 track
View More Digital Catalog Collapse
Collapse
TOP