PEACHES & HERB

Discography

V.A.

アルバム・ガイドブック・シリーズ、ソウル編4弾。 エネルギッシュなボーカルとキャッチーなリズムが特徴の、アンソニー & ジ・インペリアルズによるナンバーを筆頭に、アレサ・フランクリンの「Cant You Just See Me」や、ジェームス・ブラウンの「Night Train」など、その軽快なビートと楽しい雰囲気で、当時のダンスフロアを彷彿とさせる名曲の数々。ソウル、R&B、ファンクの豊かな表現を凝縮した楽曲群をお楽しみいただきたい。

20 tracks
V.A.

そのルーツを鮮やかに紐解いた「シティポップ、その先へ 」に続く第2弾が完成! 今回のターゲットは女性アーテイストに絞って、彼女たちがオマージュを捧げた楽曲を中心にその三角形(トライアングル)を形成するピースを埋めていく。 世界的ブームの渦中にあるシティポップ、その先に見える音楽はどこへ行くのか。 本盤は世界的なムーブメントとなったシティポップの源流となる「 はっぴいえんど/ティン・パン・アレー」周辺の女性シンガーの作品のルーツを掘り下げてみることを企図した。選ばせて頂いたのは、シリア・ポール、荒井(松任谷)由実、竹内まりやの3人。かつてシティポップ全盛期に大活躍し、オールディーズにオマージュした楽曲を披露していることや、うち二人が直球のオールディーズ・カバーを数多く発表していることを踏まえて、それらを意識しながら選曲を行った。 まず、前半は、大瀧詠一がプロデュースしたアルバム「夢で逢えたら」を皮切りにその原曲となったナンバーを中心に収録、中でもM-2は稀代の名曲「夢で逢えたら」誕生に大いなるヒントを与えた。後半部は我らがユーミンの音楽に影響を与えた楽曲をコンパイル、吉田美奈子や原田知世のカバーでも知られる「チャイニーズ・スープ」への直球1本なM-14、「ルージュの伝言」の世界観に寄与したM-15などが鎮座。また、「まちぶせ」などヒット提供曲へも言及、青春期を過ごした多感な頃から偉大なる歌姫となる道程を刻銘なライナーとともに解き明かす。 後半は、今や世界的にもシティポップの「歴史と殿堂」にその名を刻んだ竹内まりやを分析する。松本隆/林哲司コンビによる「セプテンバー」を着想する礎になったM-3、その後3連バラードの名曲を数多く残す彼女の作家性に大きく寄与したM-4にはじまり、カバー曲を数多く収録した2枚のアルバムからその原曲を中心に選曲した。特にビートルズ楽曲のおなじみカバーに対しては、彼らのオリジナルにこだわらず様々なバージョンも用意した。エンディングは、大滝詠一、山下達郎も愛聴した美しいメロディとハーモニーが身上のM-27で幕は閉じられる。 企画:山本誠一 選曲&監修:いしうらまさゆき

52 tracks
V.A.

1965~67年のチャート・イン曲を中心としたポップ指向なスウィートR&Bコンピが誕生! デルフォニックス、イントゥルーダーズ、ピーチズ&ハーブ、マンハッタンズ、オージェイズなど、70年代以降に活躍することになる名グループの初期音源から活動期間は短かったものの記憶に残る名曲を残したグループまで、ポップ指向なスウィートR&B楽曲26曲をコンパイル。まさにスウィート・ソウルの原点といえる作品が登場! 1968年。新興のPhilly Groove から世紀の大名曲「La-La-Means I Love You(ララは愛の言葉)」(4位/R&B:2位)を放って一躍世に出たデルフォニックスの登場はR&Bのみならず全米ミュージック・シーンにとっても新たな時代の幕開けを告げたと言えるだろう(個人的にも生涯一の楽曲になった)。彼らを手掛けたのがソング・ライター、プロデューサー&アレンジャーのトム・ベル。続いてすでにヒットを出していたイントゥルーダーズもこの年、「Cowboys To Girls」(6位/R&B部門No.1)で一気に昇り詰めた。手掛けていたスタッフはケニー・ギャンブル&レオン・ハフ。そういった彼らの台頭がフィラデルフィア・ソウル(フィリー・ソウル)という大きなムーヴメントを引き起こすことになるのだが、そんな中から1970年代に入って頭角を現したのがやはりフィラデルフィア出身のスタイリスティックス。バラードを中心にファルセット・ヴォイスを駆使して洗練されたなめらかでスウィートな魅力に特化したスタイルは大きな潮流ともなり、フォロワー的なグループも続々。 ‘The First Silky And Sweet Soul Group’とも評されるデルフォニックスがその突破口になったという印象だが、もちろん、そこに至るまでにも甘い魅力を放つR&Bアーテイストや楽曲は少なからず(1960年代前期までのいわゆる‘ドゥー・ワップ’のスタイルとはまた異なる)。そういったものを好んで聴いて来た個人的な経験をべースに振り返りながらデルフォニックスがブレイクする以前、1965年~1967年の楽曲に限定して(とりわけこの時期に魅力を感じる)ピック・アップしてみたのが今回のアルバム。まだ洗練されていなくて素朴で時にはドロ臭さも漂わせていたり、バラードではないもののサウンドも含めた曲全体から感じられる甘さが何ともたまらなかったり。言うまでもなく他にも曲はヤマほどあるが、この時期特有のR&Bの魅力が味わえる一例として楽しんでいただきたい♪~解説より抜粋

26 tracks