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霧の花
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霧の花

木村 八重美

タイトル曲 【霧の花】  馬籠で産まれ、ここで育ち、暖簾を継ぐことに何の疑いもなく励んだ日々。気が付けば私の三十路も早や半ばを過ぎようとしています。思えば、ゆっくり花を愛でる暇(いとま)も無かったと、こんな時、出逢った貴方が一生分の春のようでした。でも、少し陰のある優しさに包まれた日は、その幸せは短か過ぎた。濃い霧が辺りを閉ざした夜、思い切り女を咲かせて、私の恋は散りました激しくて、儚くて、霧の中幻のように咲いた一夜限りの花でした。(by Kouko Takabayashi) 【さいなら】  もう、今日で最後にしょうか?突然切り出したあんた。冗談が好きな人だから、又?何言ってるのよ、と私は笑って返した。でも、瞬間曇ったあんたの顔が本気の別れを告げている。泣きそうになるのを必死で我慢する私の頬に、ちょっと触れてさいなら!とあんたは消えた。訳も言わず、謝りもせずあんたの軽いさいならを思い切り背中に投げ返してやった私。1回目のさいならはあんたに…、2回目は自分に言い聞かしたさいなら(by Kouko Takabayashi) 【テ・アーモ】  黄色い月がテラテラとレンガの道を照らしているよ。夜風が運んでくる甘い香りは何の!?。 真夏の恋の舞台は整ったよさぁ!怪しげな男と危なげな女の出番だよ。見つめあい、キザな言葉を並べる男見つめあい、戸惑うふりして近付く女Te・amo(愛してる)この後がどうなるかは知らない!! み~んな、あの黄色い月の精にすればいい! (by 悪戯好きのキューピッド)

女友達
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女友達

井上ヒロシ

by Kouko Takabayashi タイトル曲 【女友達】  彼女は2012年9月、45才でその生涯を閉じた。ジャーナリストで戦場カメラマンだった彼女、内線が続くシリアでの取材中に銃撃により散らされた命。それまでに捉えた映像には生死の選択を許されず追い詰められた多くの人々の恐怖、悲しみ、無念の表情が有った。そして又、彼女の優しさを慕い、取り囲む子供達の写真も有った強くて優しくて、僕には誰よりも愛しい人だった。 【記念日】  結婚届を出した日、二人で大きなキャンドルを買った。 一年ごとに巡り来る結婚記念日、キャンドルに赤い線を引く 今年でその線は10本になったけど、約束した指輪は、10個のダイヤを 散りばめた指輪はまだ買えていない。 いいのよ、君は優しく笑って言った。 じゃあね素敵な曲を書いて、もうそれで充分と…。 【夜桜】  優しくしないで下さい。振り向かないで消えてください。残るのは月と桜と私だけ、あなたが見えなくなってから私、桜吹雪の真ん中で狂ったように叫びます。愛していたと戻って来てと 泣くだけ泣いて…そして泣いて ゆっくり明日へと向かいます。 【Shadow Love】  別れ際、君は言ったね「半年間ありがとう、幸せだったわ」。 こうも言った、「何年か過ぎて、何処かで出逢って 二人の子供の手をつないでいたりして あらっ元気そうね、爽やかに言えたらね」 僕は沈黙した。僕の総てを許して去っていった君。その背中が小さく震えて、愛の暮らしは終わった。 【Father】  パパ、今更、言いたいことは有りません。一杯あるけれど言えません、だから、この歌を聞いてください。 普通に歌ったら多分最後まで私歌えないでしょう。 こんな形で、大好きなパパに捧げる歌聞いてね。 【黄色い椿】  黄色い椿は1586年ベトナムで発表され、世界的に珍しい色の椿は注目の存在 になりました。私も見たことのない黄色い椿に憧れて物語を編みました。 アオザイを纏い椿の化身のような娘と日本の青年の恋。ハッピーエンドに したかったのですが、黄色い椿はそんな結末を許さずに、青年は今も異国の 女性に想いを馳せてつぶやいているのです。 ベトナムの三月は春めいていますか貴女への恋しさを断ち切れぬ僕です。

大阪ララバイ
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大阪ララバイ

水谷 美奈子

タイトル曲 【大阪ララバイ】  若い木の芽のようなあなたに心惹かれた時から、この日が来るのは解っていた。泣かないと決めていた。あなたの悲しげな眼を見るのが辛いから、とても辛いから何も言わずに子供のように1日をはしゃいで終わらせたの。今、疲れて眠るあなたを見ていたら、もう…どうしようも無いくらい涙が溢れ出て止まらない。 出逢ったこと、愛したこと、愛されたことの2年に有難う。私は行きます。あなたも無限の明日に羽ばたいて下さいね。 【カサブランカの雨】 フラワーショップのウィンド越しに鮮やかなカサブランカ。この花が好きなの?とあなた。一番好きな花なのと私、そして、もし私達がさようならをする日が来たら、この花を贈ってなんて、あんなこと言わなければ良かった。小さなすれ違いの中で生まれた過ち。許し合えると思っていたけれど。今、あなたを失って何処に一歩を踏み出せばいいのか判らない。降り出した雨の中消えて行く後ろ姿。私は、カサブランカを抱きしめていつまでも動けない。寒い、寒いこの街角で。 【北山恋歌】  ここは生まれて育った、うちの古都(まち)です。あなたと出逢って好きになって、ここで暮らせたらどんなに幸せやろか、と淡い望みを抱いていました。 僕の夢に一生付き合って着いてきてほしいとあなたはい言わはった。嬉しいけど、悩んでも、いくら考えてもやっぱり無理やった。あなたと別れて今うちは、円山公園の枝垂れ桜を思い描きながらつづれの帯を織っています。あの桜が大好きやったあなたに見てもらう日は来ないけど。

ROSE (cover version)
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ROSE (cover version)

Deai

世界中で愛される名曲「百万本のバラ」のその後を描いた作品。年老いた女優のまなざしの先には、乙女時代の自分が描かれた肖像画。おぼろげな記憶がしだいによみがえり、時を越えた一途な愛に包まれる。 花屋に語りかけ一輪のバラを手にするシーンが印象的な、切なくも美しい物語。ラトビアで生まれたメロディーにロシアで詞が付き、日本にも伝わった百万本のバラに続く曲を、日露デュオのDeaiが歌い、世界に向けて発信。

歌好き人の玉手箱
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歌好き人の玉手箱

V.A.

自宅で好きな曲を楽しみながらカラオケがどんどん上手になるトレーニングマシン、ローランド「カラオケ練習パック演歌・歌謡曲編」(形名:VT-12-EK)に内蔵されている3曲の課題曲の音源シリーズです。

夢の途中
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夢の途中

岡本京子

タイトル曲 『夢の途中』 この作品の作詞家(田勢康弘)が73歳を迎えるにあたり書いた「齢(よわい)73」が好評だったが、この歌を女性も歌えるようにしてほしいという強い要望があり、歌詞を女性用に書き換え、曲も作曲の山田ゆうすけが3拍子のワルツに仕立て直した。 「無一物無功徳が人間本来あるべき姿」という3番の歌詞がこの歌のもっとも大事なところ。物に執着せず、功徳を求めて何かをするのではなく、自然体で生きることこそ大事という禅の心である。作詞家の思いは2番の「雨の降る夜野良猫眠るころ私を待ってる人がいる」にある。 この誰にも通ずる人生の歌を、岡本京子が哀愁たっぷりに優しく、そして時に力強くドラマチックに歌い、聴く人は知らぬ間にその世界に誘われる。   『December Love』 詞を書いた佐藤愛によると、日本語の老いらくの恋を英語で何と言うか調べたら、December Love 、12月の恋というのだと知って、この詞を書く気になったという。また、長寿を望むなら、恋をするのがいいと何かの本に書いてあったそうな。演歌に英語の曲名がつくのは珍しいのではないか。作曲はカラオケで人気のシンガーソングライターの小田純平。詞を一読して「恋を求めて女は生きる灰になるまで」のくだりが「いいね」とつぶやき、いきなりギターを弾き始め、瞬く間に曲ができた。この曲もまた純平メロディである。再レコーディングした岡本京子の艶のある魅力的な声が、大人の歌にぴったりの注目作品。

東京
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東京

劉 微

海を渡って日本にやってくる若者の夢と、めぐり逢いに感謝の歌。 「東京」は温かい。夢と出会いで私を成長させてくれる・・・、前に進めば、ゆっくりだけど新しい道が見えてくる。 人は砂漠というけれど、 東京は世界の若者が集い、夢をかなえる町。少しゆっくり過ぎるけど、努力で希望がかなう町。 劉 微(Liu Wei:リュウ ウェイ)が自らの思いを日本語で歌うピュアなバラード。

がんばれ!ニッポン日はまた昇る半導体
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がんばれ!ニッポン日はまた昇る半導体

林和夫とゆかいな仲間たち

ミスター半導体と呼ばれる牧本次生氏(半導体産業人協会特別顧問)の作詞による日本半導体産業への応援歌である。牧本氏は、元日立製作所、ソニーなどで専務取締役を勤め、2018年にはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:アメリカ合衆国に本部を置く電気・情報工学分野の学術研究団体)の「ロバート・ノイス賞」を受賞したまさに日本半導体のレジェンドである。ロバート・ノイス賞は、インテルの創業者の一人Robert N Noyceを記念して1999年に創設された半導体産業に顕著な貢献をした人に毎年1回表彰される賞である。牧本氏が、2021年の今、もう一度日本の半導体産業に頑張って欲しいという想いで書いた氏に山田ゆうすけが作曲したニッポン半導体業界への熱烈なる応援歌である! 【牧本次生氏からのメッセージ:日はまた昇る半導体」に寄せる想い】 半導体分野は日本の宝であり、日本にとってかけがえのない産業分野です。ジャパンアズナンバーワンと言われた1980年代、日本のテレビ、VTR、ウオ―クマンなどの家電製品が世界市場を席巻しましたが、それを縁の下で支えていたのが半導体です。 一方、半導体は変化の激しい分野であり、時代と共に国や企業の激しい浮沈が起こります。今の日本は元気を失っていますが、日はまた昇るときが必ずやって来ると信じています。パソコンやスマートフォンの分野が現在の半導体の主力市場ですが、これからは自動運転車などを含む広義のロボティクス分野が大きく立ち上がるでしょう。  超高性能AIデバイスをはじめ各種のセンシング・デバイスやパワーデバイスなど大量の半導体が使われます。この新市場で確固たるポジションを確立することで日本の半導体は元気を取り戻すでしょう。半導体を失って日本の明るい未来はありません。 高らかに日本半導体応援歌「日はまた昇る半導体」を歌おう!  作詞者 牧本次生 半導体産業人協会特別顧問

Heartful Song ~こころ歌 全日本こころの歌謡選手権大会課題曲~ Vol.3
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Heartful Song ~こころ歌 全日本こころの歌謡選手権大会課題曲~ Vol.3

Various Artists

「一般社団法人こころを伝える歌の木を植えよう会」が内閣府の後援、自衛隊音楽隊の協力を得て主催する「全日本こころの歌謡選手権」で歌われる課題曲アルバムである。コロナ禍の中ではあったが、全国から作詞を募集し、入賞した課題詞に作曲、歌唱コンテストを行う「第2回こころ歌創作コンテスト(2021)」で、新たに生まれた課題曲4作品である。これに、法人推薦曲2作品を加えて6作品の「課題曲集CDVol.3」が出来上がった。参加アーティスト萩原千晶/横井則子/林彦賓/酒井博/岡本京子/希佑美 1「福島の光 ~百年後の君へ!~」(萩原千晶) 東日本大震災のあとおびただしい数の激励のメッセージが世界中から寄せられた。この歌もその一つではあるが、百年後の人たちへのメッセージの形をとっているのがユニークな作品。「福島の光を会うことのない百年後の君へ!」萩原千晶がシンガーソングライターとして人気を勝ち取る代表曲になりそう。 2「空とゆびきり」(横井 則子) 指きりげんまん嘘ついたら針千本のーます!指きった。一定の年齢以上の人なら誰もが覚えているだろう。いまの若い人たちはどうだろうか。童謡のようなノスタルジックな楽曲である。いつの世も幼な子の記憶の中でいきいきと存在しているのは母親である。父親の影は薄い。横井則子がこの詞に寄り添って歌う優しさに多くの聴衆が癒される。 3「わすれな草のメモリー」(林 彦賓) 愛する人と死に別れて、その人の声を年に一回、留守番電話のアナウンス「留守にしております」で聞く。それをもう18回も繰り返している。こんなに愛されるってどういう二人なのだろう。部屋の中も読みかけの旅行雑誌も18年前そのままなのだ。羨ましいと感じるか、息苦しくなるかあなたは?そっとささやくような林彦賓のハイトーンがミリョク的。 4「影法師」(酒井 博) 創作コンテスト作詞部門の審査員が不覚にも号泣してしまったという作品。上手いとか下手とかの次元ではない人としての本質に関わるような詞。連れ添った伴侶に先立たれたが、いつもついてくる。いつも左側にいる。50年一緒にいてついに好きだと言えなかったと嘆く。悲しくてつらくて、それでいて温かくて、何の涙かわからぬ水滴が溢れ出る。酒井博の歌声が、この物語に哀愁を注ぐ。 5「December Love(老いらくの恋)」(岡本 京子) 長寿を望むなら、恋をするのがいいと何かの本に書いてあった。老いらくの恋はその昔川田順なる歌人と人妻歌人の道ならぬ恋騒ぎで流行った言葉。英語では十二月の恋。作曲者の小田純平は「愛を求めて女は生きる灰になるまで」の下りがいいとつぶやきながらギター手に曲をつけた。岡本京子の魅力的な声が、大人の歌にぴったりの注目作品。 6「甘柿 渋柿 みんな柿」(岡田 恵美子) 北海道は気候の関係か柿はならないらしい。東北人である作詞の堀越そのえの故郷の記憶にはたくさん柿の木や柿の実が出てくる。晩秋どの柿の木にも二つ三つ実が残っているのは、鳥たちと旅人が飢えないようにするためらしい。形が良く甘くて大きい柿は親しみを感じない。渋くていびつです柿、そうみんな違っていいのだ。あっさりとして、それでいて愛らしい歌声で沖縄出身の希佑美がこれを歌唱するのもこころ歌ならではの作品。

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