White Paddy Mountain


ya mai mo
ya mai mo
ya mai moはギターヴォーカルを担当するニートたけしを中心にギターの佐京泰之、ドラムの川久保尊由によるローファイフォークロック・バンドです。 アンビエントやアブストラクトヒップホップに影響された不可思議な脱力感のあるトラックに、時に不格好で、さりげないヴォーカルが波間に漂うように響きます。 歌詞はシニカルに時にストレートに、丁寧に物語を紡ぎます。それはサウンドと一体になって、グローバル資本主義全盛の時代に、ささやかなNOを突きつけるように心に染み渡ります。 ミックスはのっぽのグーニーが担当し、velvet undergroundの「Sunday Morning」を思い出させるギターサウンドのリヴァーブ処理など、中毒性のあるサウンドに仕上がっています。 マスタリングはアンビエント・ドローン作家のChihei Hatakeyamaが担当しました。


A Pulse Passes from Hand to Hand
Jeremy Young
シガー・ロスやヨハン・ヨハンソンの美しい旋律と静寂が同期する来日ツアーも大盛況に終わったSontag Shogun のメンバーで あるJeremy Youngとアンビエント・ポストクラシカルの様々なプロジェクトに参加し、 Preservation、Experimedia、Under The Spireなどからの多数のリリースで知られるチェリスト・マルチ・インストゥルメンタリストのAaron Martinの初のコラボレーションアルバムが完成。 マックス・リヒター, キース・ケネフといったポストクラシカルや、ブライアン・イーノ、テイラー・デュプリー、フェデリコ・デュランド、ハロルド・バッドといったアンビエントの狭間に系譜に位置するこのアルバムは荘厳なチェロの響きとテープループのピアノの中で水平線に沈み込む夕日のような美しさをともなった傑作となった。 Jeremy YoungとAaron Martinの作り出す淡いレイヤーに重なる幾つもの微かな楽器の音は銀河にいくつも表れる彗星のように、儚い響きを持って立ち行きます。 古いテープが作る微かなモジュレーションがどこか懐かしい感触を引き出す、アンビエント・ポストクラシカルの傑作がここに誕生しました。


Shroud Lines
Machinefabriek
ブライアン・イーノのアンビエントシリーズ4『On Land』と近似する異空間環境音楽の傑作!! 静謐なバス・クラリネットと電子音のレイヤーが織りなすアンビエント以後の世界!! Gareth DavisとMachinefabriekは2009年よりHome Normal、Sonic Pieces, Dekorderといった名門レーベルからコラボレーションアルバムを発表してきました。彼等の最新作‘Shroud Lines’が2016年、White Paddy Mountainよりリリースされます。‘Shroud Lines’は二日間のスタジオでのインプロヴィゼーションの録音から編集されて制作されています。Gareth Davisの完璧なバス・クラリネットの演奏にMachinefabriekのエレクトロニクスが完全に溶け込みます。現在進行形の室内楽を思わせる内容で、ポスト・インプロヴィゼーション、ポスト・クラシカル、アンビエントといったジャンルのまさに中心に位置するような、ヨーロッパの知性主義的な伝統を強く感じさせる内容となっております。時に荘厳な雰囲気とともに息も詰まるようなクラリネットと電子音の濃密なコンビネーションが彼等のコラボレーションの成熟を示していると言えそうです。


Small Conversations
Melodia
12kやspekkなどの数々の名門アンビエントレーベルから多数リリスがある人気アンビエント作家Federico Durand とTomoyoshi Juliano Date による、アコースティック・アンビエントデュオ『Melodia』の通算3枚目のアルバムが遂に完成した。 今作では、アコースティックギター、チター、ピアノ、オルガンなど駆使し、美しく自然なテクスチャーを空間と時間の間に絶妙なセンスで配置。静謐な室内楽を思わせるエレガントなアンビエント作品となった。 必要最低限の音数で構成されているため、何度も聞きたくなる魔術的な魅力が宿っている。実際に演奏の緊張感を高めるために現代の音楽制作手法ではめずらしくマルチトラックレコーディングではなく1トラックでのレコーディング手法が採用されており、その事もあってか相互の楽器間の響きの混じり合いや、位相などが澱みなく録音されている。また3曲目では2017年の来日ツアーでも大好評だったFederico Durandの貴重なピアノのプレイも収録!穏やかな時間の流れを体感できる至高の1枚となった。


Obscured By Beams Of Sorrow
Dirk Serries
Vidna Obmanaとして80年代より活動するDirk SerriesとHakobuneによる初のコラボレーションアルバム。Dirk Serries長い活動歴の中でLow, Mono, My Bloody Valentineといったアーティストのサポートアクトなどもつとめ、現在はフリージャズと即興のためのレーベルを運営している。ギター・ドローンを基軸としたアンビエントなスタイルで2015年にはMachinefabriekことRutger Zuyderveltとのコラボレーションアルバムも発表している。Hakobuneもまた、2007年より、多数の作品を発表し、2015年にはテクノ系のアーティストによるリミックスアルバム『Vitex Negundo Re Worked & De Constructed』をリリースした。この作品ではお互いのギタードローンが大海を漂う波風のように、現れそして消えていく。現実感のない深い竹林を彷徨うような、どこか見た風景のような、夢の中の出来事でもあるような、またフロイト的な強迫観念のような持続音とObscured By Beams Of Sorrow(悲しみの光により覆い隠される)が示すような、深い悲しみを伴いつつも、希望の光が包み込むようなアンビエンスが夢幻の世界へと誘う。


Frozen Silence
Sakana Hosomi
“Frozen Silence"は過去数年に渡ってアンビエントのシーンで世界的に活躍してきた細身魚と畠山地平の初のコラボレーションアアルバム!! 氷の世界からやってきたような透明で透き通った音色が、静寂な雰囲気の中でミニマルでクールに響き渡る!折り重なって重層的なレイヤーを形成する倍音とモジュレーションは時に現代音楽的な重厚さと気品を併せ持ち、静寂の中に織り込まれた音は永遠の回帰や、存在と時間を超越した『超空間的=超時空的』で普遍的なアンビエント・ドローン・ドリームタイムを提供します。 細身魚は豪EXTREMEや独Mille Plateauxより多数のアンビエント作品をリリースしており、 現在はキーボーディスト・アレンジャー・プロデューサーとして多彩な活動をしている。 畠山地平はKranky,SPEKKなど名門アンビエントレーベルから作品のみならず、映画音楽の作曲やマスタリングなどで精力的に活動。二人の個性がこのアルバムで絡み合い、かつて無いほどの重層的な音のミニマルな曼荼羅を形成! 揺らぐオーロラの向こう側の景色のような、驚異的な音の美学の結晶となった。


Shelling
Shelling
霧の中の原風景のような雰囲気を持ったアンビエントとシューゲイズの 狭間を彷徨うユニット『Shelling』。 渾身のデビューフルアルバムが遂に登場! 『Shelling』(シェリング)はヴォーカル、ギター、作詞作曲のayaと ギター、シンセ、ミックスのshotaの二人がメンバー。 ayaの水面に写った映像のように澄み切った声と shotaの紡ぎだす瞑想的かつ内省的なサウンドスケープは インテリジェンスな悲しみを喚起させる。 何も無くなってしまった郊外の景色を一人彷徨うかのような 切ないサウンドが、胸に刺さります。


Trick or Sweet
May Lilyq
独自の感性でこれまで「術ノ穴」「Artlism.JP」などのコンピで頭角を表してきた 女性アーティストMay Lilyqの待望のファーストフルアルバムが登場!! ダンスミュージック、電子音響、ノイズ、ヒップホップなどを丹念さとアグレッシブさ でエキセトリックに融合させた意欲作! MPC studioとlogicをメインに制作された今作は、 甘さと毒、儚さと強さなどの2面性を明確なコンセプトに自身によるラップや歌、 不思議な声のヴォイスサンプリングなど、 ネイティブ・インストゥルメンツ系ソフトも酷使し、 時折プレフューズ73、マュシュー・ハーバート、オウテカなどのからの 影響も伺えつつも独自の少女DTMともいうべき極性に辿り着いた 完全に個性的な圧巻のエレクトリックミュージックとなった。 ミックスはノイズレーベルPURRE GOOHNを主宰する Haruhisa Tanaka が担当、 ボーナストラックのリミキサーにはJUKE/FOOTWORK で躍進する食品まつり(foodman)と、ハードエッジな Max/msp使いとして知られるNOEL-KIT を起用! 独自の世界観にさらなる広がりを与える事に成功している。


A False Dawn And Posthumous Notoriety
Family Basik
Family Basik(ファミリーベイシック)は加藤遊、加藤りまによる兄妹デュオ。2007年の結成以前から既に膨大な数の作曲を続けており、ヴァン・ダイク・パークスやロバート・ワイアットなどの巨匠達の流れを汲みながらも、ハイラマズ、ステレオラブ、ジム・オルーク、シー・アンド・ケイク、ヨ・ラ・テンゴ、スフィアン・スティーヴンス、ネイサン・ミッシェルなどを彷彿とさせる珠玉のポップス集となった渾身のデビュー・フル・アルバムが遂に完成。 ジャケット画に象徴されるように、誰も知らない孤島の灯台でひっそりと育まれて来たような切なく優しい楽曲群と、強い意志を感じさせる実験的なアレンジと絶妙なコーラス・ワーク。 作曲・作詞・録音・ミックスは加藤遊が担当、マスタリングはChihei Hatakeyama! ジャケット絵は画家の天本健一、デザインはASUNAが担当。 まさに受難の時代に彗星のように表れた救世主のように飛び抜けた才能のデビューです。


Aquarium Sympathy
Shelling
霧の中の原風景のような雰囲気を持ったアンビエントとシューゲイズの狭間を 彷徨うユニット『Shelling』(シェリング)。 衝撃のファーストアルバムから1年、独特の浮遊感はそのままに 水の中を一人彷徨うかのような美しさと切なさを兼ね備えたセカンドアルバム 『Aquarium Sympathy』が遂に完成。 どこまでも澄み切った川底に沈み込んでいくような透明感のあるサウンドが 胸に刺さります。 ファーストアルバムリリース後、日本各地で精力的なライブ活動を行い、 その中での経験がアルバム制作の原動力となり、シューゲイズの魅力である 女性ヴォーカルayaの澄み切った声とshotaの瞑想的なギターサウンドの他に、 ダンスビートなども導入し、新機軸に挑戦している。 ミックス、マスタリングにはアンビエント・マイスターの畠山地平を起用し、 幻影の彼方に今すぐ走り出していきたいような壮大なサウンドイメージとなった。 まさに21世紀に降り注ぐ新たな初夏の奇跡!!! 『Shelling』の最高傑作を堪能せよ!!


Fluorescent Monochrome
Straytone
Straytoneによるカセットテープでリリースされていた幻のギタードローンの傑作が遂にCD化! 2011年に制作された今作は”Arbor”, ”NNA Tapes”といったレーベルに代表される当時のアメリカのカセット/インディーシーンやAndrew Chalkに影響を受けて制作されたドリーミーテイストなアンビエント・ギター・ドローンとなっている。 Part 1では、ブライアン・イーノの『ディスクリートミュージック』のギター・ドローンバージョンを Part 2ではシューゲイズのアンビエント・ドローン的解釈をそれぞれコンセプトとしている。 微かなホワイトノイズに揺らめくギターアンビエンスが美しく、 微細なディティールにもこだわりが感じられる丁寧な作りで、時間の経過を忘らされる情景的なミニマル音楽の傑作となった。


Koko
Satomimagae
Satomimagae(サトミマガエ)は2012年に自主レーベルよりファーストアルバム「awa」をリリースして以来、都内で積極的なライブを活動を行ってきました。弾き語りに生活音やフィールドレコーディングを取り入れるというスタイルで多くの人々を魅了。郊外の白昼夢あるいは、暗闇と希望が充満する洞窟の中から世界を覗くような世界観、そして純粋さが氷結したような人の心を捉えて離さない歌声をもつ2枚目のアルバムが遂に完成しました。2012年に映画「耳をかく女」の音楽を担当、そのため今作はより映像的、叙情的であり、鮮烈な印象を残します。 ミックスとマスタリングをアンビエント・ドローン作家のChihei Hatakeyamaが担当したことにより、音の芯、奥行きなどより深いSatomimagaeワールドを形成する事に成功! 10年代究極の女性シンガーソングライターの誕生です!!


La estrella dormida
Federico Durand
2014年4月にステファン・マシュー、テイラー・デュプリーと日本各地をツアー、多くの観客を魅了しました。 SPEKKからの『El Estanque Esmeralda』に続く最新作が早くも登場です。 『La estrella dormida (眠り星)』と題された本作は夕暮れ時に、刻々と変わっていく夜空の美しさを静寂と美学でもって描写した渾身の一枚です。小さなオルゴール、チター、ミニシンセ、ピアノ、フィールドレコーディング、カセットテープレコーダーなど、ありふれた楽器をアナログとデジタルの手法を駆使して、ポップなアンビエントに仕上げました。その方法論的美学はリュック・フェラーリや、デヴィッド・チュードアなどの手法が50年の電子音楽の歴史を経て進化したもの、いわば60年代からの電子音楽の末裔なのです。そこでは、アンビエントなのか、電子音楽なのか、ノイズなのかという問いはもう意味をなさないのかもしれません。ここには美しいドローンがあり、時間を忘れさせてくれるような繊細な音が鳴り続けています。 魔法のような音楽、そのような形容詞が似つかわしい最上級の"音楽"と断言できます。


Moonlit Invocations
FJORDNE
シンガポールのkitchen.Labelよりの過去2作目で見せたジャズピアノへの傾倒は、この作品で大いなる過去の歴史と未来への指針となるようなエレクトロニクスの技巧と生演奏の驚異的な邂逅となった。過去3年に渡り制作された本作はMoonlit Invocations(月の光に照らされた祈り)というタイトルが示すように荘厳な世界観に加え、美しさと醜さを含むあらゆる世界への畏怖のようなものさえ感じられる大傑作! 90年代、00年代のポストロック、エレクトロニカ、ポストジャズ、シカゴ音響派などの音楽を浴びるように吸収し、独自の音楽世界を切り開いてきたFJORDNE、この作品では古いジャズのレコードからサンプリングされた素材、生演奏で収録されたピアノ、緻密なエレクトロニクスなどが極めて丁寧かつ、重厚に、そして退廃的なまでに美しく構築されている。ガウディの建築のように、どこまでも迷宮的で、一回の試聴体験では、全部を把握する事は不可能であるような、何度も聞きたくなる奥行きをもった作品となった。FJORDNE自身はこの作品を、混乱、退廃の時に生まれる諦めに似た祈り/60年代のジャズの深淵な黒い美しさ/過去から現代を見るような視点/リズム、ハーモニーの不調和から調和に移りゆくバランス/という言葉で説明するように、相反する要素の融合もテーマとなっている。 世界史的な混迷の時代を迎えている現代に聞くべき祈りにも似たマスター・ピースの登場!!!


Koo She
NOGAWA kazune
NOGAWA kazuneは作曲、ライブ活動に加え、2013年からカセットレーベル"stuk Label"を主宰しています。バンド活動を通して音楽を始めましたが、ある朝、駅でfour tetの"My angel rocks back and forth"を歩きながら聞きている時に、ステンドグラスの反射で床が光のモザイクになっているのを見たところから啓示を受け宅録を開始。これまで自作品ではシンセ・リヴァイヴァル、ヴェイパーウェイブ、ニューエイジ勃興以降のアンビエント・エレクトロニカを追求してきました。 今作では、チルウェイヴの音響とダブステップのビートを通過して、よりビートミュージックに接近したアンビエントサイドからのベースミュージックを提示。シンセやエレクトリックギターの優しいアンビエンスに歪んだビートが絡むという壮大なオルタナティブなビートミュージックが遂に完成しました!極限まで叩かれたリミッターが描く、遥か彼方の星々の風景と彗星の消えていく儚さが同居するニュー・スペース・ラウンジの登場です!楽曲のタイトルは全て自らが光を放つという恒星の名前から名付けられています。アートワークはShellingなどを担当している現代美術家のnuttsponchon(ナッツポンチョン)こと、丸山勇治!マスタリングはChihei Hatakeyamaが担当!!


for Silentseeing
sleepland
エレクトリック・ギターによるドローンを一貫して追求してきたsleepland、『June forecast』(2014)以来のフィジカルとしては2枚目のリリース。Silentseeingとは、silent + sightseeingを組み合わせた造語で、まさにこの言葉に象徴されるように静寂を遊覧するような内容となっている。研ぎすまされ、水の流れを思わせるギターの音色はジム・オルークが敬愛してやまない、ラファエル・トラルの初期作品集のような趣きである。既に関西ではアンビエントドローン系のイベントを多数開催しており、現場で培われた臨場感といったものが、精神力に昇華され、ギターの音色となって溢れ出している。アンビエントドローン作品の多くがそうであるように、この作品も1曲聞いただけでは、わからないアルバムを通して聞いて初めてわかる中毒性を持つ。アーティスト本人による解説では、草木のざわめき、虫の声、雨音、人混みの喧騒、遠くから聞こえる工事音などからインスピレーションを受け、一握の砂のようにこぼれ落ちてゆく日常の"無音"へ向けた作品を目指したとの事。永遠に響き渡る持続音たるドローンが目指す日常の"無音"とは何か、是非その耳でお確かめください。


Moss
Ken Ikeda
ロンドンを拠点に活動する音楽家、Ken Ikedaと東京在住のアンビエント作家Chihei Hatakeyamaによる初のコラヴォレーションが遂に完成!! Ken Ikedaはこれでまで、ソロ名義でTouch,SPEKKといった電子音楽の名門レーベルから作品を発表し、杉本博司、横尾忠則、、森万里子、デビッド・リンチ等の巨匠美術家、映画監督とのコラヴォレーションを重ねてきた。Chihei Hatakeyamaは2006年のkrankyからのデビュー以来一貫して、アンビエント・ドローンのフロンティアを開拓する傍ら、数多くの映画作品やアニメ作品に楽曲を提供してきた。Mossと名付けられた本作では、ほぼ2年半に渡る数多くのスタジオでのセッションやレコーディングから厳選された楽曲が収められている。アルバムは、DX7の独特な音色が印象深いテリー・ライリー的なミニマルなフレーズで幕を開け、やがてドローンの海に沈み込むというアンビエントではありながらもキャッチーなフレーズとドラマティックな展開をもつ『koke』からスタート。中盤以降は切ないメロディが内省的な感傷を引き起こしつつ、自然の雄大さを感じさせるようなスケール感の楽曲が並び、夜明け前に一人で佇みつつ徐々に光で満たされる朝を迎えるような清々しさを持つ『Tsuyu To Kie』を経過し、カオティックなオーケストレーションがノイズ的祝祭感を感じさせる『Inei』で幕を閉じる。アルバム全体の構成は人生の流れのようでもあり、一日の出来事のようでもあり、そして1年間の自然の変化のようでもある。何処はかとなく漂わせる無常観は二人の作家のもつDNAのようなものが反映されていると言えるだろう。 カバーアートは国内外で高い評価を受ける美術家 青山悟が担当!!


Moss
Ken Ikeda
ロンドンを拠点に活動する音楽家、Ken Ikedaと東京在住のアンビエント作家Chihei Hatakeyamaによる初のコラヴォレーションが遂に完成!! Ken Ikedaはこれでまで、ソロ名義でTouch,SPEKKといった電子音楽の名門レーベルから作品を発表し、杉本博司、横尾忠則、、森万里子、デビッド・リンチ等の巨匠美術家、映画監督とのコラヴォレーションを重ねてきた。Chihei Hatakeyamaは2006年のkrankyからのデビュー以来一貫して、アンビエント・ドローンのフロンティアを開拓する傍ら、数多くの映画作品やアニメ作品に楽曲を提供してきた。Mossと名付けられた本作では、ほぼ2年半に渡る数多くのスタジオでのセッションやレコーディングから厳選された楽曲が収められている。アルバムは、DX7の独特な音色が印象深いテリー・ライリー的なミニマルなフレーズで幕を開け、やがてドローンの海に沈み込むというアンビエントではありながらもキャッチーなフレーズとドラマティックな展開をもつ『koke』からスタート。中盤以降は切ないメロディが内省的な感傷を引き起こしつつ、自然の雄大さを感じさせるようなスケール感の楽曲が並び、夜明け前に一人で佇みつつ徐々に光で満たされる朝を迎えるような清々しさを持つ『Tsuyu To Kie』を経過し、カオティックなオーケストレーションがノイズ的祝祭感を感じさせる『Inei』で幕を閉じる。アルバム全体の構成は人生の流れのようでもあり、一日の出来事のようでもあり、そして1年間の自然の変化のようでもある。何処はかとなく漂わせる無常観は二人の作家のもつDNAのようなものが反映されていると言えるだろう。 カバーアートは国内外で高い評価を受ける美術家 青山悟が担当!!


Mineirazo
Kenta Uesugi
テクノ、チルウェイブ、ヒップホップ,エレクトロニカなどあらゆるビートミュージックをベースに個性溢れるアンビエント・ベース・ミュージックを創造する新人プロデューサーKenta Uesugiが遂にデビュー。シンセ・リヴァイヴァル、ニューエイジといった10年代以降の音楽も多方面から吸収し、学生時代にラモーンズとマイ・ブラッディ・ヴァレンタインで培ったエレクトリックギターでロッキンなフレバーをディザーします。レコードのチリチリとしたノイズやカセットテープのコンプレッションで変調された美麗パッドのスィートなレイヤー、アウトボードによる激しいリミテーション。 2014年ブラジルw杯で開催国ブラジルがドイツに1-7で敗れたミネイロンの惨劇からインスパイアされた今作では、期待が膨らみすぎたものが崩壊していく極限の切なさを音楽で追求、グローバル化した現代の東京の今を表すリアルフォークミュージックを目論みました。真実は小説よりも奇なりという言葉が示すようにシェイクスピアでさえ思いつかないようなストーリーを描いたたミネイロンの惨劇から溢れ出す悲しみのメロディアスは山下達郎とミルトン・ナシメントを誰よりも愛するKenta Uesugiの感性がまるで天地創造のビックバンのように弾け飛びます。


The Crepuscular Grove
Asuna
2010年のStudents Of Decayからのリリースに続く、6年振りのAsuna & Opitope のセカンドアルバムが登場。アコースティツクギター、ピアノ、エレクトリックギター、シンセザイザー、自作楽器、フィールドレコーディング、オモチャなど様々な生楽器や素材を使い牧歌的で生の質感をもつ暖かいアルバムに仕上がった。アルバムタイトルの『The Crepuscular Grove』(薄明かりの木立)が表すように、どこか懐かしく、自然の敬意に溢れたハートフルな環境音楽。少年の時代の野原で遊んだ日々を思い出すような雰囲気を持ちつつ、時にアンデルセンの童話のような不可思議な森の中を彷徨い、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のような、思いもかけない音との出会いと先のよめない物語の展開は二重、三重の仕掛けをもったまさに音楽のラビリンス。数知れない即興ライブを通過した長年のキャリアから紡ぎ出す、美しいメロディとさりげないノイズが作り出す重厚な音世界はアンビエントミュージックのタイムレスな傑作となった。


The Crepuscular Grove
Asuna
2010年のStudents Of Decayからのリリースに続く、6年振りのAsuna & Opitope のセカンドアルバムが登場。アコースティツクギター、ピアノ、エレクトリックギター、シンセザイザー、自作楽器、フィールドレコーディング、オモチャなど様々な生楽器や素材を使い牧歌的で生の質感をもつ暖かいアルバムに仕上がった。アルバムタイトルの『The Crepuscular Grove』(薄明かりの木立)が表すように、どこか懐かしく、自然の敬意に溢れたハートフルな環境音楽。少年の時代の野原で遊んだ日々を思い出すような雰囲気を持ちつつ、時にアンデルセンの童話のような不可思議な森の中を彷徨い、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』のような、思いもかけない音との出会いと先のよめない物語の展開は二重、三重の仕掛けをもったまさに音楽のラビリンス。数知れない即興ライブを通過した長年のキャリアから紡ぎ出す、美しいメロディとさりげないノイズが作り出す重厚な音世界はアンビエントミュージックのタイムレスな傑作となった。


Private Cottage
Ryosuke Miyata
国内外のレーベルからリリースする期待の若手アンビエントクリエーター宮田涼介の4thアルバムが遂に完成!日本の田舎の風景のフィールドレコーディングに甘いドリーミーなシンセやギターが軽やかに重なり合います。今作では"実在する風景に自分の空想を付加し、自分だけの理想の世界を作る"をコンセプトに自然に囲まれて暮らす事をイメージしてアルバムを制作。アルバム中の楽曲の流れは、明け方から始まり、やがて日が落ちて夜になる一日をイメージして制作。 波の合間に微かなドローンを聞きながら、昼寝をしていたら、いつの間にか少し肌寒くなり、夕暮れになり、一人星座を眺めるようなイメージです。より日本的な和声の付加された12kレーベルやFENNESZといった趣き!


Reflections
NOGAWA kazune
サイケデリックで、メランコリックなベース・ミュージック『Koo She』で衝撃を与えた東京の電子音楽家、NOGAWA kazuneの 最新作『Reflections』が遂に完成!これまでのサウンドコラージュ、重くうなるシンセ・ベース、幾重にも重なるヴォイスサンプルの手法をさらに発展させ辿り着いたダーク・エクスペリメンタル・サウンドが眩しいまでに、壮大で神々しい輝きを放つ。 重厚なロービート、ノイジーかつローファイなテクスチャー、メランコリックなハーモニーを駆使して心の最深部まで入り込んでくるような音像は全電子音楽ファンへ捧げる3Dサウンドテクスチャーとなった。暗闇と漆黒の支配する祝祭的なオーラを放つ『Reflections』はArca、Andy Stott、OPN以降の時代のアトモスフェアを見事に描ききってしまった圧倒的な快作!前作『Koo She』以降、リミックスワークやライブパフォーマンスなどで追及してきたサウンドが結実したNOGAWA kazuneの孤高の新境地。


Reflections
NOGAWA kazune
サイケデリックで、メランコリックなベース・ミュージック『Koo She』で衝撃を与えた東京の電子音楽家、NOGAWA kazuneの 最新作『Reflections』が遂に完成!これまでのサウンドコラージュ、重くうなるシンセ・ベース、幾重にも重なるヴォイスサンプルの手法をさらに発展させ辿り着いたダーク・エクスペリメンタル・サウンドが眩しいまでに、壮大で神々しい輝きを放つ。 重厚なロービート、ノイジーかつローファイなテクスチャー、メランコリックなハーモニーを駆使して心の最深部まで入り込んでくるような音像は全電子音楽ファンへ捧げる3Dサウンドテクスチャーとなった。暗闇と漆黒の支配する祝祭的なオーラを放つ『Reflections』はArca、Andy Stott、OPN以降の時代のアトモスフェアを見事に描ききってしまった圧倒的な快作!前作『Koo She』以降、リミックスワークやライブパフォーマンスなどで追及してきたサウンドが結実したNOGAWA kazuneの孤高の新境地。


Shapeless Shapes
Moan
轟音ロックバンドとして世界に名を馳せる『DMBQ』ではギター/ヴォーカルを担当し、『BOREDOMS』では、ギタリストとしてだけでなく特殊多弦楽器やオペレートなど異才を惜しみなく発揮する音楽家『増子真二』と、2015年に惜しまれつつ解散した大阪の5人組ガールズ・ノイズポップバンドwater faiのベーシストであり、現DMBQのベーシストもある『マキ』によるユニット『Moan』が初の国内リリースとなるサードアルバム"Shapeless Shapes"をWhite Puddy Mountainより遂にリリース。ロック、ドローン、ミニマルミュージック、アンビエント、エレクトロニカ、現代音楽等の要素を独自の解釈でブレンドし、新たな未踏の音響フロンティアの最前線を開拓した渾身の一枚。増子真二の改造を施されたエレクトリックギターの音色がどこまでも続く雄大な砂漠を突っ切るかのように響きわたり、マキのヴォイスが、時に呪文のように、または魔法のようにそのサウンドを包み込み、誰も想像しえないようなクライマックスに突入する。マニュエル・ゲッチングやエメラルズのマーク・マグワイア、ダスティン・ウォン等のギタリストのコンテキストを踏まえつつ現行インディーロックやアンビエント・ドローンの狭間を行く、極限のサウンドスケープ。それは時に北極の氷が壮大に溶けて行く時に発するような爆音のように地球規模の音塊を思わせる。


Shapeless Shapes
Moan
轟音ロックバンドとして世界に名を馳せる『DMBQ』ではギター/ヴォーカルを担当し、『BOREDOMS』では、ギタリストとしてだけでなく特殊多弦楽器やオペレートなど異才を惜しみなく発揮する音楽家『増子真二』と、2015年に惜しまれつつ解散した大阪の5人組ガールズ・ノイズポップバンドwater faiのベーシストであり、現DMBQのベーシストもある『マキ』によるユニット『Moan』が初の国内リリースとなるサードアルバム"Shapeless Shapes"をWhite Puddy Mountainより遂にリリース。ロック、ドローン、ミニマルミュージック、アンビエント、エレクトロニカ、現代音楽等の要素を独自の解釈でブレンドし、新たな未踏の音響フロンティアの最前線を開拓した渾身の一枚。増子真二の改造を施されたエレクトリックギターの音色がどこまでも続く雄大な砂漠を突っ切るかのように響きわたり、マキのヴォイスが、時に呪文のように、または魔法のようにそのサウンドを包み込み、誰も想像しえないようなクライマックスに突入する。マニュエル・ゲッチングやエメラルズのマーク・マグワイア、ダスティン・ウォン等のギタリストのコンテキストを踏まえつつ現行インディーロックやアンビエント・ドローンの狭間を行く、極限のサウンドスケープ。それは時に北極の氷が壮大に溶けて行く時に発するような爆音のように地球規模の音塊を思わせる。


Waiting For Mint Shower!!
Shelling
アンビエントとシューゲイズの狭間をいくサウンドで衝撃を与えたShelling(シェリング)の待望のサードアルバムが遂に完成!今作ではより本家のシューゲイザー、マイブラッディバレンタインを思わせる美しくも破壊的なエレキギターのサウンドをフューチャー。女性ヴォーカルayaの澄み切った声が幻想の中に彷徨います、ディストーションの海のような轟音の中に美しいメロディが重なる1曲目の『Unfading Scent』、まるで90年代のUKロックやスマッシング・パンプキンズなどの美しい曲のような『Shining Pool』。美しく、儚いサウンドが切なく胸に突き刺さります。ミックス、マスタリングはChihei Hatakeyamaが担当。ノイズウォール・オブ・サウンドとも言うべき破壊的かつ叙情的で繊細なミックスに仕上げた。


Tears
Rhucle
Rhucle(ルク)は、2017年にも多数の作品を国内、海外を含めリリースした新進気鋭のアンビエント・アーティスト。 Constellation TatsuやBeer On The Rugといった名門レーベルからリリースを多数しtinymix tapesのレビューでも取り上げられ現代のアメリカを移す鏡としてBob Dylan、Pete Seeger、Phil Ochsなどのフォーク・シンガーと比較されている。彼の音楽性は言葉のない詩であって、サウンドの叙情性がそれを表している。今作『Tears』ではWilliam Basinskiなどのメロンコリアとも共通する悲しみを内在したサウンドで近代に内在する孤独で孤立した人間達を描写、Nord Lead 2から繰り出される美しい持続音が水辺のフィールドレコーディングを伴い儚くも美しいサウンドが悲しみの映像を伴って音楽で描写される。Nord Leadのサウンドはアナログ的でありながらもデジタルであり、フェイクであるのだが、またそこがこのサウンドの肝になっており、アナログシンセほどの中域の腰はないももの、逆に高域では綺麗に響くところのサウンドが未来感、SF感といったものを感じさせる。『Tears』というアルバムタイトルが象徴するように、後期資本主義社会やグローバリズムの荒波の中で、失った人間性の回復といった文学的なものがテーマである。


IIKO
okamotonoriaki
mum(ムーム)、Lali Puna (ラリ・プナ) を彷彿とさせる00年代王道エレクトロニカに最新のダンスビートが融合した秋の夜長にピッタリなokamotonoriakiの新作が堂々完成! ヴォーカリストにはfraqsea(フラクシー)とSatomimagae(サトミマガエ)が参加! これまでマレーシアのレーベル”mu-nest”より3枚のアルバムをリリースしているokamotonoriaki(オカモトノリアキ)は映像や音楽を用いた時間表現を制作する作家として知られている。最新作『IIKO』は初の日本国内からのリリースとなった。 ノイズの入ったブラウン管の映像のようなものを意識して作曲されたという今作は「post」という言葉をコンセプトにしている。それはAIやクローン人間などに代表される自然科学の急速な発展の前に人の生活が追いつかなくなるのではないか、という危惧である。そして近い将来に起こるであろう人の存在の在り方の変容、そういったものがコンセプトになっている。 『IIKO』は近未来的なシンセの音色、叙情的なメロディ、古い学校のオルガンや、アジアの各街のフィールドレコーディング等、終末的な世界観が意識されつつもそこに僅かな希望を見いだせるような、映画のようなストーリーを描く大作となった。 精緻にプログラミングされた楽曲にfraqsea(フラクシー)とSatomimagae(サトミマガエ)の繊細なヴォーカルが絡みながら、螺旋を描く上質な歌ものエレクトロニカの金字塔! デザインはベルリン、日本を中心に活動するデザインユニット、シンプル組合が担当し、okamotonoriakiみずから制作するMVではモデルのShin Lee、イギリス在住の身体表現者Masumi Saitoとのコラボレーションとなった。


Low Power
H.Takahashi
やけのはら、P-RUFFらとのユニットUNKNOWN MEも話題となり、Where To Now?からの作品でも海外を含め高い評価をえた日本人アンビエント作家"H.Takahashi"の新作『Low Power』がWhite Paddy MOuntainから登場!! 『Low Power』はこれまでのH.Takahashiの作品がそうだったように、吉村弘、芦川聡などの日本のアンビエントミュージックの伝統を感じさせつつ、エリック・サティやブライアン・イーノなどの正統派アンビエントの歴史的解釈をふまえ、そこに独自のミニマルな美学を刻み込んだ金字塔的なアルバムとなった。時にしとしと降る小雨のような、それでいて清涼感溢れる音の粒は100m走を全力で走った後に浴びるシャワーのように体内に心地よく沈み込む。地の果てから届くような、ものうげなメロディは、水中の中で漂うような感触を与え、シンプルな音色構成と配置の妙は日本庭園の哲学や千利休的なミニマリズムを感じさせる。音の向こうに叙情的な景色を呼びおこすアンビエントの名盤がここに誕生した。


Low Power
H.Takahashi
やけのはら、P-RUFFらとのユニットUNKNOWN MEも話題となり、Where To Now?からの作品でも海外を含め高い評価をえた日本人アンビエント作家"H.Takahashi"の新作『Low Power』がWhite Paddy MOuntainから登場!! 『Low Power』はこれまでのH.Takahashiの作品がそうだったように、吉村弘、芦川聡などの日本のアンビエントミュージックの伝統を感じさせつつ、エリック・サティやブライアン・イーノなどの正統派アンビエントの歴史的解釈をふまえ、そこに独自のミニマルな美学を刻み込んだ金字塔的なアルバムとなった。時にしとしと降る小雨のような、それでいて清涼感溢れる音の粒は100m走を全力で走った後に浴びるシャワーのように体内に心地よく沈み込む。地の果てから届くような、ものうげなメロディは、水中の中で漂うような感触を与え、シンプルな音色構成と配置の妙は日本庭園の哲学や千利休的なミニマリズムを感じさせる。音の向こうに叙情的な景色を呼びおこすアンビエントの名盤がここに誕生した。


Kemri
Satomimagae
孤高のサウンドテクスチャアとアコースティツクギターの香りを漂わしつつ、スモーキーなヴォーカルで独自の世界観を構築するSatomimagaeの待望のサードアルバムがWPMより遂にリリース。今作はこれまでに比べより人間的な、そしてジリジリした温度を感じるような作品に仕上がった。郊外の白昼夢から現実へ、Satomimagaeの冷徹な詩人的感性は現代を映す鏡のように木霊します。 フォークやブルース的な弾き語りにフィールドレコーディングやドローンのサウンドスケープを配置、前作”koko"をより深化させた新たな名盤の誕生です。 前作に続きアンビエント作家のChihei Hatakeyamaがミックスやエフェクト、サウンド、録音などの面で協力。Satomimagae本人も半数あまりの曲で自らミックスを担当しています。


Kemri
Satomimagae
孤高のサウンドテクスチャアとアコースティツクギターの香りを漂わしつつ、スモーキーなヴォーカルで独自の世界観を構築するSatomimagaeの待望のサードアルバムがWPMより遂にリリース。今作はこれまでに比べより人間的な、そしてジリジリした温度を感じるような作品に仕上がった。郊外の白昼夢から現実へ、Satomimagaeの冷徹な詩人的感性は現代を映す鏡のように木霊します。 フォークやブルース的な弾き語りにフィールドレコーディングやドローンのサウンドスケープを配置、前作”koko"をより深化させた新たな名盤の誕生です。 前作に続きアンビエント作家のChihei Hatakeyamaがミックスやエフェクト、サウンド、録音などの面で協力。Satomimagae本人も半数あまりの曲で自らミックスを担当しています。


Golem Effect
Family Basik
Family Basik(ファミリー・ベイシック)は加藤遊、加藤りまによる兄妹デュオ。2014年にファースト・アルバムをリリースし、熱心な音楽ファンの間で話題となる。今作はザ・ハイ・ラマズ、ステレオラブ、ジム・オルーク、シー・アンド・ケイク、ヨ・ラ・テンゴなどのインディー・ポップの香りを濃厚ににおわせつつ、仕上がりは70年代的な暖かみのある音となった。 また、大幅に導入されているアナログ・シンセなど電子音楽と、豊饒な生楽器群が絶妙に溶け合うような繊細なアレンジも冴え渡り、ビビオ、トロ・イ・モア、テイラー・マクファーリン、マイルド・ハイ・クラブなど現代的なドリーム・ポップやシティ・ポップにも通ずる仕上がりとなっている。 誰も知らない孤島の灯台でひっそりと育まれて来たような切なく優しい楽曲群が、英語詞で歌われる2人の絶妙なコーラス・ワークと実験的なアレンジを携えて、ついに海へと漕ぎだしたひとつの船・Family Basikの新たな航海がここから始まる。


Golem Effect
Family Basik
Family Basik(ファミリー・ベイシック)は加藤遊、加藤りまによる兄妹デュオ。2014年にファースト・アルバムをリリースし、熱心な音楽ファンの間で話題となる。今作はザ・ハイ・ラマズ、ステレオラブ、ジム・オルーク、シー・アンド・ケイク、ヨ・ラ・テンゴなどのインディー・ポップの香りを濃厚ににおわせつつ、仕上がりは70年代的な暖かみのある音となった。 また、大幅に導入されているアナログ・シンセなど電子音楽と、豊饒な生楽器群が絶妙に溶け合うような繊細なアレンジも冴え渡り、ビビオ、トロ・イ・モア、テイラー・マクファーリン、マイルド・ハイ・クラブなど現代的なドリーム・ポップやシティ・ポップにも通ずる仕上がりとなっている。 誰も知らない孤島の灯台でひっそりと育まれて来たような切なく優しい楽曲群が、英語詞で歌われる2人の絶妙なコーラス・ワークと実験的なアレンジを携えて、ついに海へと漕ぎだしたひとつの船・Family Basikの新たな航海がここから始まる。