Kazucci Records

腹洞窟 Stomach Cave
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腹洞窟 Stomach Cave

KAZUCCI

おならや排便の音をアートに取り入れるのは品がない。誰が見ても聴いても嫌悪する。しかしお腹がグーグー鳴ったとしても隣の人は気にしていない。胃であればまだ品がある。そんな胃がグーグーする音が毎日午後5時頃に鳴り始めることに気づき6日間録音し続けこれらの音をサウンド・アートにしてみました。人間で言えば死体になる前の働き盛りの力みなぎる音。まるで洞窟の中のような音。6日分の音をメドレーにして異空間にしてみました。「持続する腹が鳴る音」「デパートメント」「気色悪いヴァイオリン」。誰も作らない組み合わせの不思議な音空間。

The Sound Of Nightmare
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The Sound Of Nightmare

KAZUCCI

現在も終結していない(2022年5月時点)悪夢的侵攻に触発され、衝動的に1週間で制作した作品。狂ったギター以外の環境音は、悪夢の国の音を何処かからか拾い集め、分解し溶解し繋ぎ合わせた音。聴くものを選ぶ邪悪なダーク・アンビエント、ドゥーム、ノイズ・サウンドです。アートワークも自身による。100枚限定盤。

菩提子 Bodaishi
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菩提子 Bodaishi

KAZUCCI

宮城県仙台市にある通称『仙台大観音』は100mの高さで、内部には100以上の仏像が安置。エレベーターで一番上まで上り螺旋状の階段をゆっくり降りながら録音。足音と数人の来訪者の声が独特の音へ変化し響き渡ります。静かな感情のピアノとゆったりとしたストリングス、おりん、回転する石、転がる物音、ループする物音。観音様の胎内を歩きながら沸いてきたイメージを音像化。 青森県西部にある海岸『千畳敷』。青森の土地柄もあり寂しげで風が強い名所です。風が強い夜明け前に録音。不穏なピアノ、低く漂うストリングス、風の強弱、古書を捲る音、カラスの鳴き声、鈴の音、レコード・ノイズ、ループする物音、念仏唄(私の地元だけの風習で、死者を成仏させるために歌う唄)。この世とあの世の間(はざま)を表現した音の風景。

Mikako Tape
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Mikako Tape

KAZUCCI

寂れたリサイクルショップで100円で売られていた使用済みカセットテープには、1977年頃の少女の生活実況が録音されていた。購入した場所が盛岡であることや方言があることから、たぶん近所に住んでいた少女の声だろう。中途半端な実況だが楽しそうな声が録音されている。このまま埋もれてしまうのはもったいと思い、僕なりに彼女がいる風景を想像しギターで表現、少女の実況の合間合間に挿入し、一つの作品に仕上げてみた。

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