Wild Flower / Dub Store Records


Malcolm X / Armaggedon Time
Earl Sixteen, Winston McAnuff
ハリオットの作品群でも数少ないルーツ作品で、後にスタジオワンでもアルバムを制作することとなるアール・シックスティーンのルーツ・レゲエ全盛期の頃の曲と、後にエレクトリック・ドレッドと改名するマカナフのミリタント・ビートのグッド・チューン。ともに人気のルーツ・レゲエ曲である。


Rescue Jah Children / Instrumental Dub Version
Junior Murvin
ジュニア・マービンの最初のルーツ曲で1974年の録音というのはDSR-DH7-036の同曲の初期カットで、これはその次のカットであり初期のテイクが究極だとしたら、本作は強烈具合がその半分くらいに薄まっている作品であるが、やはり素晴らしい捜し求められている曲である。この頃のマービンの作品はそれほど多くは無いことも考慮にいれ、重宝するべき傑作。


Look Over Your Shoulders / Dancing The Reggae
Derrick Harriott
時代はまさにラスタバンドワゴンだが、1950年代からのキャリアを誇る超ベテランのハリオットはやはりアフロ・ヘアーにレゲエソウル&ラバーズスタイルを貫きとうしているのがあっぱれである。この時代の音楽好きにはシリアスなルーツしか認めない人が目立つが、ハリオットは彼の得意なスタイルの音楽が正真正銘の素晴らしいレゲエ・ミュージックであることを、これらの曲で立証している。この頃は、ヘビーな作品が多かったので、リスナーにも安心感を与えていたであろう。