.BOY RECORDS

Songs from The dirty underground
Lossless

Songs from The dirty underground

Rock

さよならパリス

さよならパリス、6年振りとなる2ndアルバム『Songs from The dirty underground』

二鳥差伊是里夜
Lossless

二鳥差伊是里夜

Rock

さよならパリス

『二鳥差伊是里夜』EPの由来 前作『I LOVE YOU TILL I DIE』の製作中の頃の話になると思うが、 長らく彼女もおらず 特にそういう恋愛の活動もしてなかった僕を見かねた バンドとは全く関係のない先輩から 女の子を紹介してもらった事があった。 当時、 彼女は27.8歳くらいで肌の色がやけに白く、 僕には分からないハイブランドっぽい服を着たコンサバ系女子。 当日まで知らなかったが、 コンパのメンツは紹介者である 既婚者の先輩の男性(当時推定39歳)と 彼女を連れてきた既婚者の女性(当時推定41歳)と 僕と彼女の2:2、 そんなほぼPKみたいなコンパだった。 居酒屋のテーブル席に座り、 僕と彼女はお互いに 「もしかすると」 「ひょっとしたら」 という緊張感が漂う中で会話も弾まず、 見かねた紹介者である既婚者の女性から 「この子はアンティーク家具とワインが好きなんだけど、 村上さんならどんなデートをしてくれますか?」 といきなりパスを出された。 急にゴール前でキーパーもいないシチュエーション。 今夜、決めるならここだろう。 キングカズがカズダンスをしながら、 僕の頭の周りを回っている。 さっきまで背もたれに背をもたれていた彼女も多少興味を持ったのか、 若干前のめりになり、僕の返答を待った。 「ニトリ行ってサイゼリヤっすね。」 帰り道、 1人で地下鉄に乗り、 形式的に連絡先を交換した彼女へ僕から 「今日はありがとうございました。 楽しかったです。 また機会があれば食事でも行きましょうね。」 とお礼のメールを送るとすぐ返信が来た。 「今日はありがとうございました。 今、仕事が忙しいのでまた落ち着いたら連絡しますね。」 分かってる。 きっともう彼女から連絡が来ることはないだろう。 僕のあのニトリ行ってサイゼリヤ発言の後、 彼女の瞳がビー玉のようになり、 小さくため息をつくと また定位置の背もたれに彼女の華奢な体が戻っていった。 「…あんなのさ、 冗談に決まってんじゃねーかよ。」 気まずい空気のせいで 変に飲み過ぎたレモンサワーにより ボロボロになりながら 1人暮らしをしていた今池のアパート・メゾン岩田に戻り、 枕に顔を埋めながら叫んだ頃の僕がこのEPには詰まってる。 さよならパリス 村上

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