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Muri  alac,flac,wav,aac: 16bit/44.1kHz 02:20
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Discography

HipHop/R&B

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HipHop/R&B

2025年2月には1st EP『ATSUI HAKO』もリリースした八王子出身のラッパーHatsukiが、初のシングルとなる『Feel』をリリースした。 この曲はタイトなラップが特徴的だった『ATSUI HAKO』とは打って変わり、New Jazzと呼ばれるサブジャンルのビートに絡み付く、Hatsukiの甘美なメロディラップを中心に据えたチルな作品。徐々に暖かくなって来た春にピッタリだ。 ストーナーの生活を彩る嗜好品と女性への愛を重ね合わせたリリックを、Hatsukiが彼の強みでもある唯一無二のしゃがれた声質で歌い上げた今作。「俺の喉が呼んでる君とビール」などの、ありありと情景が思い浮かぶワードプレイも魅力の一つだ。 ミックス・マスタリングを、海外のアーティストとも数多く共作するプロデューサー・エンジニアの:Plueが担当。 また、浮遊感の中に一抹の郷愁を感じさせるジャケット写真を8 (はち)。雲がたなびくアートワークのデザインを『ATSUI HAKO』から引き続き、Eleanorが担当した。

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HipHop/R&B

ストーナーお馴染みのスラング「HOT BOX」を敢えて日本語に訳し、EPタイトルに据えたHatsukiのデビュー作『ATSUI HAKO』は、八王子に生まれ、長らく東京のストリートカルチャーを無邪気に楽しんで来た彼の飄々とした魅力が存分に伝わる作品となっている。 Hatsukiがオーガナイザーとして地元西東京で始めたイベント『HADOW』や、以前働いていた事もある新宿歌舞伎町のthe27clubで行った『幻惑』などの、都会的な洒脱さと西東京らしい土臭さが絶妙なバランスで混ざり合ったパーティーの空気感が、オーガナイザーでは無く「一人のラッパー」として活動し始めた彼の原点でもある。 音楽と地元のストリートカルチャーがHatsukiにもたらした人間関係、お金、経験は良くも悪くも彼の世界観を強烈に形作り、その結果生まれたダーティーなユーモアと少年の様な遊び心が、今作のEPでも存分に発揮されている。 一曲目『RUNNN!!』から、全く異なる生い立ちでありながら音楽活動を共にする宗教二世ラッパーItaqが手掛けた妖しさの光るトラップビートで幕を開けると、Hatsukiの分厚くしゃがれた声質が、ハイハットの間を縫ってタイトなフローを刻んで行く。 いかにもラッパーらしい粗野な意気込みがリリックの中心かと思いきや、2バース目に入ると「それぞれの色形様々 / そこから生み出すダイヤ」といった、詩集に入っていてもおかしくなさそうな繊細な言葉が突如として投げ込まれる。 二曲目の『礫 (ツブテ/レキ)』では、横須賀出身のトラップリリシストHYPE Killer Moon (ハイプキラームーン)が客演で援護射撃し、Phonkビートの強烈なベース音も相まってボルテージは更に高まって行く。タイトで歪んだHatsukiの力強いラップとHYPE Killer Moonの気怠い“ギャルバイブス”が対照的で、最後まで聴き飽きない。 三曲目『ammo』はHatsukiの持ち味である倍音たっぷりの声質、飄々としたライミングとワードセンスが3バースに渡って存分に楽しめるアンセム。特に3バース目の「都内行くと囲まれるビル / 自分の立ち位置を知る」などは、フラットな感覚で東京を眺める彼の純粋な感性がよく現れていて、不思議な魅力を感じさせる。 四曲目『Journey』では夏の山間部へと旅行に出掛けている様子が頭に浮かびそうな暖かみのあるブームバップビートの上で、普段の楽曲では攻撃的で捻くれているHatsukiにしては珍しい、リスナーそれぞれの背中を押してくれる真摯なリリックが光る。人生を旅に喩え、他人との考え方の違いなどを受け止めながらも、最後には「どんな時も恨みっこ無し」と締め括る。 アンコール或いはボーナストラック的な雰囲気もある五曲目『ammo Remix』では、『RUNNN!!』のビートと全曲のミックスマスタリングを手掛けたItaqと、『礫』にも参加したHYPE Killer Moonが再登場。三者三様のラップを繰り広げる。Itaqは得意の宗教的なワードをふんだんに使ったリリックと緻密なフローで個性を光らせ、HYPE Killer Moonは過激なワード選びの中に「チー牛美味い」などの素朴なワードが入り込む事によって、何処か憎めない可愛げのあるキャラクターで聴き手を魅了する。 アートワークはEleanorが担当しており、宮下パークで遊ぶHatsukiの写真の上にばら撒かれた“彼のよく使う絵文字”が、彼の生活や人柄を表している様で見ていて楽しい。 全体を通して統一感のある、Hatsukiというラッパーの名刺に相応しいデビュー作だ。

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ストーナーお馴染みのスラング「HOT BOX」を敢えて日本語に訳し、EPタイトルに据えたHatsukiのデビュー作『ATSUI HAKO』は、八王子に生まれ、長らく東京のストリートカルチャーを無邪気に楽しんで来た彼の飄々とした魅力が存分に伝わる作品となっている。 Hatsukiがオーガナイザーとして地元西東京で始めたイベント『HADOW』や、以前働いていた事もある新宿歌舞伎町のthe27clubで行った『幻惑』などの、都会的な洒脱さと西東京らしい土臭さが絶妙なバランスで混ざり合ったパーティーの空気感が、オーガナイザーでは無く「一人のラッパー」として活動し始めた彼の原点でもある。 音楽と地元のストリートカルチャーがHatsukiにもたらした人間関係、お金、経験は良くも悪くも彼の世界観を強烈に形作り、その結果生まれたダーティーなユーモアと少年の様な遊び心が、今作のEPでも存分に発揮されている。 一曲目『RUNNN!!』から、全く異なる生い立ちでありながら音楽活動を共にする宗教二世ラッパーItaqが手掛けた妖しさの光るトラップビートで幕を開けると、Hatsukiの分厚くしゃがれた声質が、ハイハットの間を縫ってタイトなフローを刻んで行く。 いかにもラッパーらしい粗野な意気込みがリリックの中心かと思いきや、2バース目に入ると「それぞれの色形様々 / そこから生み出すダイヤ」といった、詩集に入っていてもおかしくなさそうな繊細な言葉が突如として投げ込まれる。 二曲目の『礫 (ツブテ/レキ)』では、横須賀出身のトラップリリシストHYPE Killer Moon (ハイプキラームーン)が客演で援護射撃し、Phonkビートの強烈なベース音も相まってボルテージは更に高まって行く。タイトで歪んだHatsukiの力強いラップとHYPE Killer Moonの気怠い“ギャルバイブス”が対照的で、最後まで聴き飽きない。 三曲目『ammo』はHatsukiの持ち味である倍音たっぷりの声質、飄々としたライミングとワードセンスが3バースに渡って存分に楽しめるアンセム。特に3バース目の「都内行くと囲まれるビル / 自分の立ち位置を知る」などは、フラットな感覚で東京を眺める彼の純粋な感性がよく現れていて、不思議な魅力を感じさせる。 四曲目『Journey』では夏の山間部へと旅行に出掛けている様子が頭に浮かびそうな暖かみのあるブームバップビートの上で、普段の楽曲では攻撃的で捻くれているHatsukiにしては珍しい、リスナーそれぞれの背中を押してくれる真摯なリリックが光る。人生を旅に喩え、他人との考え方の違いなどを受け止めながらも、最後には「どんな時も恨みっこ無し」と締め括る。 アンコール或いはボーナストラック的な雰囲気もある五曲目『ammo Remix』では、『RUNNN!!』のビートと全曲のミックスマスタリングを手掛けたItaqと、『礫』にも参加したHYPE Killer Moonが再登場。三者三様のラップを繰り広げる。Itaqは得意の宗教的なワードをふんだんに使ったリリックと緻密なフローで個性を光らせ、HYPE Killer Moonは過激なワード選びの中に「チー牛美味い」などの素朴なワードが入り込む事によって、何処か憎めない可愛げのあるキャラクターで聴き手を魅了する。 アートワークはEleanorが担当しており、宮下パークで遊ぶHatsukiの写真の上にばら撒かれた“彼のよく使う絵文字”が、彼の生活や人柄を表している様で見ていて楽しい。 全体を通して統一感のある、Hatsukiというラッパーの名刺に相応しいデビュー作だ。

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