それでも生きる君へ

この社会に、自由を語る資格はあるのだろうか。 「未来を描く翼」は、正解を押しつけられ、自由を奪われながらも、 それでも抗おうとする心を描いた楽曲です。 間違いと裁かれた答えの跡に、 折られた翼の中に、 まだ消えない光がある。 あなたの心にも、その光を感じてもらえたら嬉しいです。

「なぜ声を出せないのか？」 「なぜ黙ってしまうのか？」 この曲は、声をあげられない子どもたちの物語です。 明るさの裏に隠された“沈黙の痛み”を、音楽に込めました。 もしあなたが、誰にも言えない気持ちを抱えているなら、 この歌が少しでも寄り添えますように。

心は今日も曇り空。 晴れることも、泣くこともできず、 ただ静かに沈んでいく孤独を描いた物語。 水たまりに映る歪んだ空、 俯いて歩く小さな影、 誰にも届かない想いが胸の奥でかすかに響く。 胸の奥に静かな影が落ちて、 ただ曇り空だけが残る。

あなたは、今どこにいますか。 『僕らの居場所を探して』は、KAGENAKIMONOが紡ぐ9つの心の物語。 「何も変わらないまま」と感じる日も、「生きる意味なんて知らない」とつぶやく夜も、 それでも歩き続ける僕らのために作られたアルバムです。 「死にたいことは罪ですか？」「生きたくない僕を抱きしめて」など、 同じ痛みを知るからこそ届けられる歌たちに、新曲「何も変わらないまま」を加えて収録。 答えが見つからなくてもいい。 この音が、あなたの一日を少しだけあたためますように。

泡のように弾けていた笑い声。 くだらないことで笑い合えた、あの頃の夏。 でも、気づかないうちに感情はぬるくなって、 甘さだけが喉に残るようになっていた。 言葉は減って、目も合わなくなって、 やさしさだけが残ったグラスのように、 どこか物足りない日々が続いていた。 それでも、誰のせいでもなかった。 あの頃の夏には、もう戻れない。 『フラットサイダー』は、 弾けていた感情が静かに消えていく過程を サイダーに例えて描いた“夏の終わり”の物語です。

息苦しい世界で 今日も誰にも気づかれずに、夜が明けていく。 頑張ることが当たり前で 疲れたなんて、誰にも言えなくて ただ、静かに呼吸が詰まっていく日々。 この曲は そんな夜の底に沈んだままの、 声にならなかった想いのためにあります。 生きる意味じゃなくて、 “生きなくてもいい意味”を探しながら それでも、今日を越えた人へ。 頑張って生きることに、 少しだけ疲れてしまったあなたへ。

「死にたい」と検索する夜がある。 「生きたい」と言えない朝がある。 誰にも言えないその気持ちを、ずっと隠してきた。 ただ、 「それでもいいんだよ」 そう言ってくれる人が、どこかにいてほしかった。 励ましも、正論もいらない。 この曲は、何もできないけど、 あなたの“消えたい気持ち”だけは、否定したくない。

君に、どうしても届けたい。 言葉にならない想いも 涙で滲んでしまった手紙も それでも、何度でも君を想って書き続ける。 大切な人を失った全ての人へ。 “染だらけの手紙” 届きますように。

忘れたはずの名前。 愛したふりのまま続けた恋。 本当はまだ、心のどこかで“君”を探してる──

「本物じゃなくていい。 偽物でも、嘘でも、 それでもいいから——愛されたい。」 「誰でもいいから愛されたい」 これは、“愛されること”に飢え、 誰かの温もりに縋りながら、 壊れていく少女の心を描いた ダークラブソングです。 たとえ都合のいい女でも。 たとえ使い捨てられても。 この歌が、 「誰かに愛されたい」と叫びたくなる夜、 あなたのそばに寄り添えますように。

「異常なし」と診断された心が、 今日もひとり、叫びを飲み込んでいる。 検査では見つからない痛み。 カルテに記されない苦しみ。 誰にも“診られなかった”その声が、 いつか、誰かの優しさに触れる日を信じて―― 未処方のままのこの心に、 あなたの言葉は届くだろうか。

「未来を生きろ」って言葉が、もう苦しい。 　“今”すらまともに生きられないのに。 誰かが語る明るい未来も、 いつかきっと笑えるって励ましも、 全部、嘘に聞こえた夜があった。 泣いても叫んでも、誰にも届かない。 それでも、どこかで“今を壊したい”って ずっと、ずっと思ってた。 この曲は、「未来のために生きろ」なんて言葉に、 一度でも絶望したことのある君に届けたい。

それは、君をずっと背負い続けた僕の物語。 ピカピカだったあの日、 笑いながら駆けた帰り道、 泣いていた君、怒って僕を投げつけた日も、 僕はそばにいた。何も言わず、ただ君を守っていた。 壊れても、使われなくなっても、 押し入れの奥でも、ずっと君を想っていた。 そして—— 君が大人になって、もう一度、 僕を見つけてくれた時。 それだけで、僕は救われたんだ。 君の時間を背負ってきた、ランドセルの歌。 懐かしさと涙が溢れる、静かであたたかい一曲を届けます。

世界は醜い。 声は人を傷つけ、命は簡単に奪われる。 僕だけが見つけた、美しさ。 黒い翅を持つ蝶 ― 黒翅（くろは）。 誰もいない、美しき場所へ。 世界から僕を消してくれ。 最後に僕は、笑い、飛び立つ。 さよならと。

誰かを失ったとき、どうしても心の中にぽっかりと空いたスペースができてしまう。 でも、その空白を埋めるのは、時間だけじゃない。思い出や絆が、どこかでずっと輝き続けてる。 「失ったけど、消えない大切な何か」 目の前にはいなくても、その存在はいつまでも心の中で輝き続ける。 どんなに遠くても、その光を信じて前に進んでいく。 あなたが大切にしている人、心の中で照らしてくれる星がいるなら、その光を感じてみてください。

「生きたい人が正しい」 そんな世界で、死にたい僕はずっと間違いだった。 誰にも言えない。 「死にたい」って、ただそれだけの言葉さえも。 聴いた誰かの、 誰にも言えなかった“本音”に寄り添う曲になれますように。

「優しいね」 その言葉が、呪いのように重くのしかかる。 本当は怒りたかった。泣きたかった。 でも、嫌われるのが怖くて、 ずっと“いい人”を演じてきた。 やさしさの仮面の裏で、 わたしは、わたしを殺していた―― この曲は、 「優しくあることが正しい」と教えられてきたすべての人へ。 その優しさが自分を壊してしまう前に、 ほんの少しでも“本当の声”が届きますように。

春は、誰にとっても希望の季節とは限らない。 笑い声の中で、取り残されていく自分。 平気なふりをして、それでも心は壊れていく。 この曲は、春に居場所を失った「わたし」の物語。 静かに痛く、でも確かに響く言葉を。 あなたの“どこか”に、届きますように。

「幸せなはずなのに、なぜか死にたくなる。」 理由なんてわからない。ただ、ふとした瞬間に心が沈んでいく。 この曲は、“説明できない苦しみ” を抱えた人のための歌です。 頭では「ちゃんと生きている」とわかっているのに、 心がそれについてこない。 そんな矛盾した感情を、歌詞に込めました。 この曲を聴いて、「自分だけじゃないんだ」と思えたら嬉しい。 誰かの心に、そっと届きますように。

何者にもなれなかった僕。 なりたかったのは、ただ“僕のままでいられる日々”だった。 鏡に映るのは、笑ってる“僕のふり”をした誰か。 本当の僕は、今日も声を殺して夜に沈む。 「また今日も僕のふりをする」 ひとりぼっちの夜にそっと寄り添う、静かで痛い歌。 言葉にならなかった気持ちを、 この曲に託しました。

この曲は、生きることへの疑問や絶望感、 終わりを求める気持ちを強く表現した作品。 静かに始まるピアノの旋律が、 次第に感情を高ぶらせ、 沈んでいくような世界へと引き込む。 「頑張れ」と言われても頑張れない。 生きることが苦しくて仕方ない。 そんな心の声を音にした曲。 生きる意味を見失いそうなとき、 そっと寄り添うような作品になっている。

“生きる意味がわからなくても、それでも君はここにいる” この歌は、誰にも気づかれなくても、報われなくても、それでも生きている君に贈る。

「好きだったものにも興味が湧かなくなり、世界が色を失っていく。」 「最後には、何もなくなる。」 かつては輝いていた空も、心を動かした音楽も、 今はただの風景になった。 「なんで、こんなにも何も感じないんだろう。」 それすらも考えなくなったとき、世界は完全に無になっていく。 この曲が、誰にも言えない気持ちを抱えているあなたに届きますように。

「特に辛いことがあったわけじゃないのに、心にぽっかりと穴が空いたように苦しい」 そんな、理由のない虚無感を抱えた夜を描いた一曲。 真夜中、ベッドの上で仰向けになり、天井を見つめる。 小さな時計の針は進んでいるのに、僕の時間だけが止まったまま。 スマホの画面には誰かの笑顔。 「楽しそうだね」と思いながら、ため息混じりに目を閉じる。 どこか遠くへ行きたい。 この世界じゃない、もっと違う場所に——。 でも何も変わらないまま、また朝が来る。 「悲しくないのに、涙が出る。」 「消えたいわけじゃないのに、どこかへ行きたくなる。」 広がる星のベッドに横たわり、心に空いた穴を抱えたまま。 この曲が、そんな夜を過ごすあなたに寄り添えますように。

「助けて」と言いたいのに、言えない。 周りには元気に見えるけど、本当は壊れそうな毎日を送っている。 この曲は、“日常の中の孤独” をテーマにした一曲。 友達と笑い合っているはずなのに、どこか自分だけが浮いているような感覚。 誰かに気づいてほしいのに、知られるのは怖くて、また「大丈夫」と嘘をついてしまう。 SNSの世界では、みんな幸せそうで、まぶしすぎて苦しくなる。 「いいね」の数で価値が決まるみたいで、自分の存在がどんどん薄れていく。 心の中で何度も「助けて」と叫んでいるのに、その声は誰にも届かない——。 「しられたくないのに、ほんとうは きづいてほしくて。」 静かに始まるピアノの旋律が、心の奥に沈んでいく感情を映し出す。 そして、サビでは隠していた本音が溢れ出すように響く。 もし、あなたが一度でも「笑うのが苦しい」と感じたことがあるなら—— この曲が、あなたに寄り添うことを願っています。

「生まれてこなければよかった」 そう思ったことがある人へ。 この曲は、深い孤独と絶望の中で、自分の存在価値を見失った感情を描いた楽曲です。 ただの悲しみではなく、その奥にある「誰かに届いてほしい」という矛盾した願いも込めました。 この曲を聴いて、少しでも共感したり、救われたりする人がいるなら、それがこの曲の意味。 もし、あなたがこの世界にいないほうがいいと思っているなら、そんなことないよ。

「命の意味なんて知らない」 「生きる意味なんて知らない」 「それでも、まだ生きてしまう」 この曲は、絶望と葛藤の中でも、それでも前に進もうとする感情を描いた一曲。 無理に希望を押し付けるわけじゃない。 でも、それでも生きてみることを選ぶ、その瞬間の心の揺れを詰め込んだ。