The World in Paper

AMBIENT CLIMBER(アンビエント クライマー)。Tema9作品目は伝統に迎合せず新しい方法論を模索するTemaらしさのあるオルタナティブサウンド。自然の匂いを感じるアンビエントサウンドと現代のエレクトリックサウンドの融合は聞き応えのある曲となっている。「AMBIENT CLIMBER」というタイトルの通りアンビエントという音楽の登山者のための1曲。

HIT THE HEART BEATはTemaが仕掛ける''BEAT SOUND''「心が踊る音」「体が踊る音」様々な音色やビートに思わずリズムを取ってしまう心地の良い中毒性が印象的な１曲。寄せては返す音の波に身をまかせれば、あなたとTemaのビートは１つになる。

初めて来たのに、なぜか懐かしさを感じる。それはきっと私に触れる 「風 」が以前どこかで出会っているからに違いない。目に見えるものだけに左右される私たちだが、目に見えない風とつながり直し、その声に耳を傾ければ、この景色もまた違って見えるのかもしれない。そんなメッセージを込めたインスト楽曲。

「When spring comes tomorrow(明日春がきたら)」をテーマに作られた本作。静かに明ける夜に感じる春。その空気や景色や匂いが少しずつ春に染まっていく様を音の流れとともに感じられる「Tema」らしい短編小説を聴いているかのような１曲。

「星の帰る場所」をテーマに作られたTemaの３作品目「Starry drop(星の雫)」。Temaらしい浮遊感とアンニュイな雰囲気を感じる本作は、聴く者を深い世界へと誘うインスト曲となっている。

日本を拠点に活動する作曲家Temaのプロジェクト。
ファースト・シングル「The World in Pepper」がついにリリース。ローファイ・ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージック、アンビエント・ミュージックなど様々なスタイルに影響を受けたサウンドトラックは、朗読のように音を紡ぎ、リスナーを物語の世界へと誘う。