継ぐのは誰か

「普通じゃダメ！」誰も口にしないけど、これは今を生きる私達の暗黙のルールだ。勝ち目はないが、逃げる訳にはいかない。 あふれる情報にとまどいながら、挫折を繰り返し、たどりついたチッポケな自分が在る。家の父が言ってた。「挫折できるなんて、贅沢なことなんだぞ」わかってる、勝敗はまだだ！ どうぞ聴いてください。

昔読んだ本に「幸せな人は音楽なんて聴かない」と書いてありました。少し驚きましたが、そうかも知れないとその時は思いました。 最近読んだ漫画「モンスター」に「人として悲しいことを悲しいと感じられるのは幸せなことだ」と書いてありました。この世界は悲しい幸せに満ちている。だから音楽にあふれている。今は、そういう気持ちで歌っています。どうぞ聴いてください。

ずっと昔のことです。 手紙にはパリで画家をめざす厳しい現実と、そんななかで故郷の大学から教職の依頼を打診され、迷っていると書かれていました。迷っているなら自分の気持ちにけりがつくまで絵を続けてみたらどうかと返信しました。その答えとして一枚の絵を送ってきました。今回の歌のジャケット画像です。そんないきさつと絵を見て、こすもすが歌詞をつくってくれました。どうぞ聴いてください。 P.S　夢を叶えて、今も絵を描いているそうです。

私達の生活は選択の連続だ。お昼をパンにするかおにぎりにするかの 小さな事から、培ってきたもの全てを捨ててゼロからのスタートを迫られる大きな選択もある。私の小さな庭には、言い尽くせない思いが積まっている。それでも季節がめぐれば、季節の花が咲いてくれる。それは思いを全て満たしてくれることはなくても、ひと時の安らぎがあり、花々に隠れて、ひっそりと納得がある。 どうぞ聴いてください。

ギター弾きにとっては、いつもの恋のパターンだったのでしょうが、 若い女は泥臭く、無防備に男を愛しました。リッチさのかけらもないのに。あっ！でも恋多き女友達のまりちゃんが言ってましたっけ、 「本当に好きだとね、クリスマスイヴに二人でぶどうパンかじるだけでいいの」どうぞ聴いてください。

「いつまで女子やってんのっ！」キャリアを目指す女たちから批判を受けそうな歌です。ごもっとも！でもね、罰ゲームのように延々と続く日常生活を淡々と熟しながら思い出すのは、好きになった理由さえ分からず好きになって恋をしたあの頃のことなのです。 P.S またまたキャリア組から「好きになった理由はヴィジュアルでしょ！」と身も蓋もない指摘がありました。ごもっとも！ どうぞ聴いてください。

どこかをめざす大きな流れがある。 愛というカテゴリーの中、原始的な方法で種をつないできた私達。 科学というカテゴリーの中、実験みたいな方法で種をつないでいこうとする科学者たち。ヒエラルキーのてっぺんにいる人達が舵をきって 誘う未来はバラ色？それとも、、、、 どうぞ聴いてください。

誰もが憧れるような超大作の主人公になんて、めったに選ばれない。 でも、この不思議な時間軸の中で運命の逆転劇はいっぱいある。 誰にも言えない大それた夢だって、ひょんなことから叶うかも知れない。だからやるしかないわ！今まで通り、そしてこれからも。 監督も自分！主役も自分！ どうぞ聴いてください。

バカっていうか、ブスっていうか、貧乏っていうか、おまけに体力も ないっていうか、こういう役どころで私は、この宇宙の進化の流れに 参加しています。そんなこんなで毎日の生活は困難続きです。生きる ことの意味なんて考える暇はありませんが、せめて私達が何処からきて、何処に行き着くのか、答えを知りたいです。その辺に転がっている石に役どころを変えてもいいから、いつの日か答えを知りたいと思うのです。どうぞ聴いてください。

あの時は、若かったから、自分のことしか考えなかったし、自分の気持ちが何なのか、分かりませんでした。その男も同じだったのでしょう。一輪のバラが咲いて突然よみがえった、もう二度と戻ることはできない、それだけは間違いのない、私の恋です。 どうぞ聴いてください。

きれいな星空、遠く離れて暮らすあの人も 見てるかな？次から次に起こる現実の面倒は慣れるしかないし、明日はきっといい日！ シンプルな言葉に込められた想いをピアノに合わせ 気持ちの動くままに歌いました。 どうぞ聴いてください。