Channel2

Digital Catalog

やられた、完全にぶっ飛ばされた。特に予備知識 もなく観たライブでこんな衝撃を受けたのはいつ以来だろうか。エレクトロ・ハウスの様なコズミックな音質と高揚感、そして、80’sニューウェイヴ / ディスコ・パンクが持っていたスリリングでヒリヒリとした空気感を纏ったフリーキーなジャム・バンド的プレイを見せたかと思うと、ディープ・ファンク・バンドの様な濃厚でうねる様な極太グルーヴでオーディエンスを否が応でもダンスさせてしまう。一方でポストロック的な繊細でエクスペリメンタルなサウンド・プロダクションもサラリとこなしてしまう。そう、つかみ所が無い程に雑多で、こちらの予想をことごとく裏切ってくる。ただ、トリックスター的に無邪気にオーディエンスを欺き、振り回す訳でもなく、魅了し、その虜にしてしまうポップネスや中毒性をも内包している。おいおい、そんなサウンドを奏でるバンドがブルックリンでもLAでもロンドンでもパリでもなく、ここ大阪から出て来たこの事実。興奮せずにはいられないでしょ。ヤバいね、これは完全に「世界」が相手ですよ。

2 tracks
TOP