ANA, YB, IOら集結!DJ RYOW 14th AL!
ニューヨークの夜のストリートをバックに、黒い「テスラ Model Y」のドライビングシートでステアリングを握る。そんな場面を切り取ったアートワークが目を惹く、DJ RYOWによる14枚目のリーダーアルバム「DRIVE MY DREAMS」は、ヒップホップに対する"今"の彼のスタンスや思いが色濃く投影された作品だ。
現場でのDJプレイに加えて、楽曲の制作やプロデュースもハードにこなす彼らしく、前作「I Have a Dream.」からおよそ1年という短いスパンで届けられた今回の新作。今作に参加したフィーチャリングアーティストは、地元・名古屋の重鎮からシーンの話題をさらう若手まで、相変わらずバラエティに富む。その顔ぶれはすなわち、25年超のキャリアを持つベテランに対する信頼度の高さを物語っているわけだが、一方でDJ RYOWが今作に至る「影響」を受けた面々でもあるのだろう。
アーティストの"今"を切り取ったのがアルバムというフォーマットであるがゆえ、DJ RYOW自身のそんなスタンスも今回のアルバムには確かに反映されている。