下田逸郎と宵待ちカルテット

Pop

Discography

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2019年12月24日リリース。ミュージシァンと呼ばれる人たちは、あの世の夢幻から、この世の現実へと舞い降りてくる人であってほしいと、私は思っている。2009年2月のセッションで、柴田奈穂のバイオリンの音色を聴いた時、彼女は彼女自身の夢幻の中に一人で立ちつくしていた。その後、ニューヨークのオフブロードウェイ公演(2010年2月の「ラストゴールデンバット」)を経て、彼女とは各地でいっしょのステージに立った。相変わらず自分の夢幻の物語の中に立ちつづけていた彼女が子供を創って、弦楽四重奏の編曲をしてくれて、下北沢ラ・カーニャでライヴレコーディングをいっしょにした。そのサウンドの中に、自分自身も、私の唄も、あの世の夢幻の中から眺めている柴田奈穂がいた。(by 下田逸郎)

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