1993年生まれの椎名琴音、山岸健太、デミからなるCreative Team 4&1/2。まるで四畳半で演奏しているかのような距離感で、音と共に物語がすーっと心に入り込んでくる楽曲を詰め込んだ、初のフルアルバムが完成。中でも「Touch the world」はメンバーの等身大の姿を表したアルバムの代表曲。音楽をやっていきたい自分とうまくいかない現実をリアルな感情で描いた。また、「水中、それは苦しい」のジョニー大蔵大臣氏が作詞作曲した「さよならのバズーカ」や、写真家であり映像作家をしている須藤雲竜氏の短編映画「FLY」のエンディングテーマとして書き下ろした同タイトルの楽曲も収録されている。これが原点。決して完璧ではないが今現在の空気をそのままパッケージングした鮮度抜群な作品である。