ここに収録されている曲はクラシックではなく、今、生まれたばかりのできたてほやほやのポップスとして聴いてほしい。___駒沢裕城モーツァルトの歌曲やオペラなどからセレクトした曲を、ペダル・スチール・ギターのほかアコギやマンドリン、シンセなどすべての楽器を演奏したアルバム。
誰もが知るイングランド民謡「埴生の宿」(Home! Sweet Home!)やバッハの「G線上のアリア」も取り上げているが、それらの前後に肩を並べるオリジナル曲もカヴァー曲が埋もれてしまうほど耳馴染みの良い曲ばかりなのは言うまでもない。前作と同様、今作もジャケットの見事なペインティングは本人によるものである。
駒沢の奏でる音色は既成のペダルスチール・ギターのイメージを全く変えてしまった。カントリーでもなくハワイアンでもなく、日本のフォークとロックの創世記からそのフィールドで唯一無二のポジションを確立してきたペダルスチール奏者、コマコこと駒沢裕城の初フル・アルバム、セルフプロデュース作品。M-9「島の唄」(カタルーニャ民謡)のほかは全曲自作によるもの。