最先端の活動を通し、常に楽壇をリードするヴァイオリニスト渡辺玲子。CD録音も数多く、シノーポリ/シュターツカペレ・ドレスデンと共演したベルクの協奏曲でのデビュー以来、数多くの名盤を発表し続けてまいりました。絶賛を集めた小品集“AIR & DANCE on Violin”に続く3年ぶりの新録音は、意外にも初となるソナタ集“poetry”です。渡辺は語ります。「一見不条理にも見えるこの世界も、その奥には美しい歌(=詩poetry)に満ちた真実の姿があり、音楽はその姿を私たちに示してくれる」渡辺・江口による練達の演奏は、抑圧の時代を生きた3人の作品から、美しい詩情の世界を開示します。