渡辺玲子 & 江口玲

Discography

最先端の活動を通し、常に楽壇をリードするヴァイオリニスト渡辺玲子。CD録音も数多く、シノーポリ/シュターツカペレ・ドレスデンと共演したベルクの協奏曲でのデビュー以来、数多くの名盤を発表し続けてまいりました。絶賛を集めた小品集“AIR & DANCE on Violin”に続く3年ぶりの新録音は、意外にも初となるソナタ集“poetry”です。渡辺は語ります。「一見不条理にも見えるこの世界も、その奥には美しい歌(=詩poetry)に満ちた真実の姿があり、音楽はその姿を私たちに示してくれる」渡辺・江口による練達の演奏は、抑圧の時代を生きた3人の作品から、美しい詩情の世界を開示します。

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バッハを中心に、ヴァイオリンの多角的な魅力にあふれた無伴奏作品集“SOLO”(FOCD9552) から5年。渡辺玲子の壮大な構想が実現しました。19世紀末のウィーンを出発し、華麗な音色と卓抜した運弓をもって銘器デル・ジェスを駆使した<歌と踊り>は、近代欧州を俯瞰する一大絵巻です。江口玲が演奏した楽器は、ホロヴィッツが使用したスタインウェイ。この独特な音色は、重厚にして繊細な演奏により。特に民族的な作品で大きな魅力となっています。二人のヴィルトゥオーゾによる、ユニークな名曲集の登場です。

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