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O'Jizo

豊田 耕三 Kozo Toyota(Irish Flute & Whistles) 日本人として初めてオール・アイルランド・フラー・キョールのコンペティション本戦に出場。 アイルランド国内の複数のフェスティバルに参加。その演奏が絶賛され、国営放送を始めとする各種メディア(テレビ、ラジオ、新聞等)に取り上げられ、またフェスティバル中の複数のコンサートにも出演。谷村新司、ゆず、『ゲゲゲの女房』、坂本龍一等録音も多く、その評価も高い。顔は松岡修造似で趣味はテニス。典型的なB型。

内藤 希花 Mareka Naito(Fiddle) 首都圏で活躍する多くの女性フィドラーの中でも比較的クラシック音楽の経験が長く、年齢に見合わない深い音色が特徴。ますます磨きのかかる グルーヴ感と妖精のようなルックスが多くの男性ファンを魅了する。実は医者の卵。片づけが苦手。

長尾 晃司 Koji Nagao(Guitar) リズム、ビート、グルーヴ命の職人系ギタリスト。首都圏アイリッシュ音楽界隈のセッションでひっぱりだこの存在。MIP、ハモニカ・クリームズといった人気バンドを掛け持ちし、今日も中高音にミュートをきかせたギターで東京のアイリッシュ・シーンをぐいぐい引っ張る。 楽器以外の荷物がとにかく少なく、また、服装やライフスタイルに独特のこだわりを持つ。

中村 大史 Hirofumi Nakamura(Bouzouki & Accordion) 器用貧乏という言葉を覆すほどどの楽器も高いレベルで弾きこなすマルチプレイヤー。O'Jizo でブズーキ、アコーディオンを弾 く他、John John Festival やアコーディオン・デュオmomo 椿*ではギターを弾き、歌を歌い、作・編曲まで手がけ、様々なジャンルを股にかける。甘党。

Discography

タイトルの『MiC』はMicrophoneの“マイク”でもあり、”Music in Cube”の頭文字でもある。家に閉じ込められた音楽家が、ひたすら自分のマイクの前で音を奏で、PCの中で曲をつくっていった作品である。”Music in Cube”の”Cube”はPCという箱であり、家という箱である。 
新型コロナウィルスの影響で活動の自粛を余儀なくされた音楽家の多くは、せめて今できることとして自宅でのレコーディングにトライし始めたが、O’Jizoもその例に漏れず、各自新曲をつくり、自宅スタジオでレコーディングすることになった。データをやりとりして録音を重ねて行く手法は、あくまで相手の録音に対するコール&レスポンスが主体で、結果的に全てを対面で同時に一気につくっていった前作『Cranking Out』と好対照となった。 収録された全6トラックは、2トラック目後半のPlecky the Turtleを除いて全て本アルバムのために書き下ろされた。半分以上はコロナ禍に入ってから作曲され、この特殊な状況を、そこに置かれた心情を、そこから見える景色を多かれ少なかれ反映している。この状況は楽曲制作に大きな制限をかけた一方で、その制限の中でメンバーはそれぞれ何とか形にするためにもがき、新たな技術を習得し、最終的にはその制限を逆手に取って利用し、活かすことで作品をつくりあげた。三者三様のマルチな楽器選び、これまで以上に積極的な多重録音、そして、初となる打ち込みの導入まで、今しかできないO’Jizoの新しい表現を盛り込んだ一枚である。

6 tracks

アイリッシュフルート&ホイッスル、フィドル、ギター、アコーディオン&ブズーキの4人組、O’Jizoの初アルバム作品。 旋律楽器3つ、或いは旋律楽器2つと伴奏楽器2つによる、アイルランド伝統音楽特有のユニゾンアンサンブルの迫力は圧巻。 爽やかなギターのイントロから始まるtrack1、絡み合う旋律や伴 奏のアンサンブルを存分に味わえるtrack4,6、track2,3,5などのメンバーによる情緒溢れるオリジナル曲、スロー チューンの曲の美しさを素直に伝えるtrack9と、様々なアレンジ、曲調、楽器の組み合わせが一枚で楽しめる、まさに O’Jizの ”Highlight”です。 坂本龍一を始め各方面からの評価が高いアイリッシュ・フルート&ホイッスルの豊田耕三、キレのあるビートに定評があり、首都圏のアイリッシュシーンで引っ張りだこのギタリスト長尾晃司、太くて深く柔らかい音色で聴く人を魅了するフィドルの内藤希花、圧倒的なセンスと楽器を選ばない器用さを兼ね備えたブズーキ&アコーディオン中村大史という今日のアイリッシュ・シーンをリードする若手4 人によるアイリッシュ・ミュージックのインストルメンタル・ユニット。 アイルランドの音楽を中心に、オリジナル曲も演奏する。それぞれのバックグラウンドに裏打ちされた確かなテクニックを基盤に、伝統音楽の枠を超えたスケールの大きな演奏やアレンジを展開しながら、その温かくエネルギーに満ちあふれた音楽で幅広い層を魅了している。首都圏各地のアイリッシュ・パブを始め、様々な場所でライヴ活動を行っている。

9 tracks
V.A.

2010年、東京アイリッシュミュージック新世代の夜明け!アイリッシュミュージックへの愛に満ちた音楽家たち。音楽する事の喜びがダイレクトに伝わる演奏。20代から30代のミュージシャンを中心に、このムーヴメントを切り取り、その瑞々しい息吹、躍動感溢れる様が記録されています!

8 tracks