受難、柔軟、呪軟...初のバンドレコーディングで、片岡フグリが到達した“J”POPの最新形。
個性という名のタグ付けが絶対化された社会の中で、思想的マイノリティとして生きていたい。吸血鬼はその象徴である。夜しか生きられない孤独というナルシシズムを抱えながら、都市の影から陰を跋扈する。でも本当は、同化を求め彷徨う牙を、剥き出しのまま。そんな矛盾を抱えて不器用に、そして時にしたたかに生きる人を、美しいと思う。今作が、一人でも多くの吸血鬼を知る、月になることを願う。