Ernst von Dohnányi

Digital Catalog

V.A.

美しいメロディーとヒューマンで情感溢れるプレイ。ロマンティックなピアノ・サウンドでリラックスを 活動期間は長くないながら日本でも熱狂的な支持者を持ち、伝説のレーベルとしてカルトな人気を誇るアメリカのレコード・レーベル「Everest Records」の数あるライブラリーの中から、リラックスに最適なメロウなピアノ曲を集めたコンピレーションが登場! Everest Recordsは'58年にニューヨークにて設立されたクラシックをメインにリリースしていたレーベル。ステレオ創世記であった当時に「35mmの磁気テープ(映画で使われる35mmテープと同じ幅のテープ)を使用した自社開発の高性能録音機器にて制作した高音質のステレオ作品」を売りに話題を呼び、実際その高音質作品は多くのオーディオマニアを驚かせたという。また、マーラーの交響曲第5番・第9番の初のステレオ録音音源や、死の数日前に録音されたヴォーン・ウィリアムズの交響曲第9番、アーロン・コープランドの初指揮となる交響曲第3番等、クラシック界の貴重な音源のリリースや、20世紀初頭の音源の発掘も手掛けていた事から、歴史的資料を多く排出したという点においても大きな功績を残したレーベルとも言えるであろう。 演奏は、有名指揮者であるエミール・ボーンケの息子であり、メンデルスゾーンの血筋を引くロベルト・アレクサンダー・ボーンケ、ハンガリー人であり第2次世界大戦による混乱、亡命の中も曲を作り続けた名ピアニストであり名作曲家のエルンスト・フォン・ドホナーニ他。 日本でもドラマ、CM、ゲームBGM等に使われ有名な"ノクターン第2番"、"2台のピアノのためのソナタ"、"トロイメライ"、"エリーゼのために"を含んだピアノ曲集で、メロディアスな旋律とソフトなピアノ・タッチによるリラックスに最適な楽曲が並んでいる。全曲'60年の録音であるが、ピアノの豊かな倍音がしっかりと録音されており、またステレオでの録音でもあるため聴きやすく、そしてメランコリックな情景とどこか懐かしくノスタルジックな響きを思わせる音世界がとてもロマンティックで素晴らしい。オススメは、とても難しいプレイをサラりとメロディアスにこなしている2曲目、美しい旋律とハートフルなプレイの3曲目、ノスタルジックな気分にさせてくれる9曲目。 美しい旋律と、とても情感たっぷりな演奏がハートに響き、疲労した心と体を穏やかに包み込んでくれるであろう、ヒューマンでハートフルなピアノ・コンピレーション!

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