MO'SOME TONEBENDERの初公開楽曲をフリー・ダウンロード開始!
10月14日から全国5都市を廻る『阿鼻叫喚ツアー』を行うMO'SOME TONEBENDERより、スペシャルな音源が到着! 爆発寸前の阿鼻叫喚ツアー・リハーサルで新曲「Shining」をゲリラ・シューティング。LIVEでもほとんど披露していない初公開楽曲を、期間限定でフリー・ダウンロードでお届けします! 「GREEN&GOLD」「synchronicity」「HigH」に続く名曲が誕生。LIVEでの演奏必至の今作、ダウンロードして鼓膜の鍛錬を行い、阿鼻叫喚ツアーにご参加ください。
MO'SOME TONEBENDER
『Shining live at sasazuka underground』
フリー・ダウンロードはこちらから
(期間 : 10/12〜10/30)
MO'SOME TONEBENDER
阿鼻叫喚TOUR START FLASH FROM UNDER-GROUND
DIRECTED BY TAKAYUKI OKADA
最強ライヴ・バンドの最狂モードを見逃すな!
「日本で最強のライヴ・バンドと言えば?」そんな問いに対する答えはもちろん十人十色だろうが、ここではあえて言い切ってしまいたい。MO’SOME TONEBENDERこそが、日本で最強のライヴ・バンドであると。しかも、現在の彼らは、はっきりと最狂モードに突入しているのだ。
まずは、ベーシックなところから話をさせてもらおう。MO’SOME TONEBENDERというバンドは、とにかく、とっても変なバンドである。活動の初期には、NYパンク、グランジ、オルタナ、ハードコアといったワードがよく用いられ、そのエクストリームでネジの一本外れた狂乱っぷりが評判のバンドだったが、「同じことやっててもしょうがねえべ」と言わんばかりに、徐々にその音楽性の幅を広げていく。特に、ポストパンク趣味を全開にした03年の『TRIGGER HAPPY』以降、エレクトロニックな要素を大胆に導入すると、下世話なトランスからキラキラのエレ・ポップまでを食い漁り、モーサム流ホワイト・アルバム『SUPER NICE』、イサム暴走のハイエナジー・アルバム『C.O.W.』を一年でリリースした07年の切れっぷりと言ったらなかった。つまり、活動初期こそ「ブランキーやミッシェルの後を継ぐロック・バンド」のような言われ方をしていたが、その雑食性の高いミュージック・ラヴァーっぷりや、最終的にはポップ・ミュージックに落とし込む感性などは、むしろくるりやクラムボンのようなバンドに近いとさえ言ってもいいように思うのだ。
そんなモーサムが、やや歌もの寄りだった08年の『SING!』を踏まえ、ステージでの爆発力を求めて完成させたのが、最新作『STRUGGLE』である。もちろん、そこは常に変化を求めるモーサムのこと、原点回帰といった生ぬるいものであるはずがない。なぜなら、昨年からモーサムのライヴは4人編成で行われているのだ。サポート・ドラマーとしてSPANK PAGEの水野マサアキを迎え、藤田勇はギターをメインとしたマルチ・インストゥルメンタリストとしてステージに立っているのである。ライヴに重きを置いたロック・バンドにとって、ドラマーの交代はグルーヴの抜本的な変化を余儀なくされるものであり、これは危険な賭けだったと言ってもいいだろう。実際、昨年アルバムのリリース前に初めて見た4人編成のライヴは、自由の身になって最もはしゃいでいるかのようなイサムをはじめ、それはそれは混沌としたものだったことを覚えている。しかし、その編成がライヴを繰り返すことで徐々にフィットしてくると、自由度の高さが爆発力へと変わり、アルバム・リリース後、年明けに行われた「TOUR STRUGGLE」でのリキッドルームのライヴでは、振り切れた最狂モードのモーサムを確認できたのである。
そのツアー後は、4月にリリースされたベスト盤『BEST OF WORST』の発売に先駆け、2月に初のフリー・ライヴを渋谷クアトロで開催し、3人編成でアルバムを曲順通りにプレイ。余談ではあるが、アルバムのM2からM4の曲順が「GREEN & GOLD」「ロッキンルーラ」「HigH」であるのに対し、唯一この部分だけは「ロッキンルーラ」「GREEN & GOLD」「HigH」と、曲順を入れ替えてプレイされていた。「GREEN & GOLD」と「HigH」は、モーサムのライヴでは定番の轟音サイケデリック・ナンバーで、これまでも2曲続けて演奏されることが多く、ベスト盤もこの曲順の方がよかったのになあと思う。あと新作に収録されている「Drum Song」は、ライヴだとツイン・ドラムでプレイされ、この2曲に割って入らんとするかのようなサイケっぷりで、かなりよいです。さらに、3月にはSXSWを含む初の海外ツアーを行い、帰国後はオープニングに撃鉄を従えての「The World Conquest Tour」を開催、5月に再びクアトロのステージに立ち、完成度も暴走っぷりも5割増しのライヴを披露。7月にはフジロックの最終日に登場し、ATARI TEENAGE RIOTやenvyと共に、この日のRED MARQUEEを燃え上がらせた。
そして、10/14の仙台MACANAを皮切りに始まるのが、「阿鼻叫喚ツアー」である。今年3度目のツアーという時点で、今のモーサムのライヴ・バンドとしての充実ぶりが伺えるというものだが、さらに追い打ちをかけるかのごとく、7月に発表された暴走ナンバー「メタルカ(仮)」に続き、煌びやかなシーケンス・フレーズを用いたポップ・ナンバー「Shining live at sasazuka underground」を発表する。この曲が持つロマンティックな側面というのも、モーサムの重要な一側面であることは言うまでもない。おそらく、ロック・モードからエレクトロニック・モードへと切り替わる、重要な一曲となることだろう。
MO’SOME TONEBENDERというバンドは、常にメンバー間でも一定の緊張感を保ち、そのギリギリのテンションを創作やライヴにぶつけてきたバンドであり、それがゆえに、解散説が絶えないバンドでもある(『SING!』のツアー後も、そんな話が実際にあった)。アタマからケツまで全身全霊な現在のライヴを見ていると、今回こそ本当に「もうこれで燃え尽きてもいい」と考えているんじゃないかと思えてしまうが、それでもなお、その先を目指して変わり続けていくのがこのバンドの何よりすごいところなのだ。ただ少なくとも、彼らがこれほど「ライヴ」に重点を置いたモードになることは、今を逃せばあと5年はないと言ってもいいかもしれない。そう、今のモーサムを絶対に見逃してはならない。(text by 金子厚武)
MO'SOME TONEBENDER『阿鼻叫喚ツアー』
2011年10月14日(金)@仙台MACANA
開場 18:30 / 開演 19:00
チケットぴあ : 0570-02-9999(Pコード 148-956)
ローソンチケット : 0570-084-006(Lコード 22572)
イープラス
お問合せ NORTH ROAD MUSIC : 022-256-1000
2011年10月16日(日)@名古屋CLUB QUATTRO
開場 17:00 / 開演 18:00
チケットぴあ : 0570-02-9999(Pコード 139-280)
ローソンチケット : 0570-084-006(Lコード 42463)
イープラス
お問合せ JAILHOUSE : 052-936-6041
2011年10月21日(金)@心斎橋JANUS
開場 19:00 / 開演 19:30
チケットぴあ : 0570-02-9999(Pコード 139-392)
ローソンチケット : 0570-084-006(Lコード 59252)
イープラス
お問合せ GREENS : 06-6882-1224
2011年10月23日(日)@福岡DRUM Be-1
開場 17:30 / 開演 18:00
チケットぴあ : 0570-02-9999(Pコード 139-359)
ローソンチケット : 0570-084-006(Lコード 88474)
イープラス
お問合せ BEA : 092-712-4221
2011年10月29日(土)@恵比寿LIQUID ROOM
開場 17:00 / 開演 18:00
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード 140-032)
ローソンチケット: 0570-084-006(Lコード 79210)
イープラス
お問合せ SMASH : 03-3444-6751
*前売 3500円(税込・ドリンク代別)
PROFILE
1997年福岡でそれぞれバンド活動をしていた3人が「最初の一音で周りの風景を変える」ということだけを共有して活動開始。1999年にQUATTRO/UK DISCSより初CD「DRIVE」をリリース。年間100本以上のライブを敢行し、強靭なバンド体力の礎を築く。2001年にはユニバーサル・ミュージックと契約。メジャー初アルバム『HELLO』をリリース。枠に収まらないその音楽性は日本オルタナティブの極致と称される『LIGHT,SIDE,DUMMY』で結実となり、音楽専門誌から年間ベスト・アルバムにも上げられることに。ハードなバンド・サウンドから一転、海外のエレクトロ・クラッシュ・ムーブメントと同時期に共振したアルバム『trigger happy』をリリース。その後レーベルを現在のコロムビアに移し、さらに様々な音楽を飲み込みジャンルMO'SOMETONEBENDERとも呼べる100%オリジナルなサウンドを追道。2006年にはバンドのロックエッジでの集大成『Rockin' Luuula』をリリースしフジロックのメイン・ステージに立ちオーディエンスを熱狂させた。しかしロックの権化たるバンドは安住の地を求めることなく2007年パンクとメガトランスを混ぜ合わせたハリケーンのような問題作『c.o.w.<check out world>』2008年にはMO'SOME至上POPでメロディアスに振り切れたアルバム『SING!』をリリース。2009年地下活動へて2010年自主企画イベント『STRIKES TOKYO』を皮切りに、NEO ALTERNATIVE ALBUM『STRUGGLE』をリリースし、2011年14年目にして初のBEST ALBUM『BEST OF WORST』をリリース。
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