
強い想いが心を揺さぶる
ジョン・レノンは音楽によって平和を訴え、ボブ・マーリーは精神による自己の解放をうたい続けた。音楽で伝えることが何であれ、その想いが強ければ強いほど人の心を揺さぶる。
今回インタビューをした漁港(正式名称は"港"が反転)というバンドのリーダー、森田釣竿はバンド活動をしながら、浦安魚市場の魚屋「泉銀」の三代目として毎朝魚屋というステージに立っている。彼らはライヴ・ハウスで、演奏するだけでなく実際に魚を捌き、観客にそれを食べてもらうことで魚食の素晴らしさや重要性を真剣に伝えようとしている。そして、その努力が実り水産庁での記者会見や、築地の中央卸売市場でのライヴまで実現させてしまったツワモノ達なのだ。彼らが働く浦安魚市場、隣ではメンバーがコハダを捌きつつ行われたこのインタビュー、食の安全が危ぶまれる今こそ彼らの熱いメッセージを聞け!!
インタビュー&文 : 池田義文
漁港 / 海
結成11年を迎えた世界唯一のフィッシュ・ロック・バンド「漁港」が、新たな10年への船出を記念して放つ3rdアルバム! 変幻自在のテクノ・サウンドに加え、真剣に紅白狙いの演歌POPや、感涙必至のピアノ・バラードにも初挑戦! 水産業界の華・ウギャルのLieもゲストに迎え、心の海を忘れた日本人のタマシイを揺さぶる!
【Track List】
01. 海の国 / 02. 深海 Part One / Anarcy in the SEA / 04. Seafood Elegy
05. 鯨ノ海 feat. ウギャル Lie / 06. 深海 Part Two / 07. 砕氷船と氷海 / 08. 南海の楽園
09. Sevev Seas / 10. あの海へ / 11. 海の国 カラオケ
ちょっと魚持ってきて!!
——船長。目が真っ赤ですが、今日は何時に起きましたか? (笑)
船長 : 昨日、水産関係の先輩方と久し鰤に飲みました。熱く素晴らしい酒の席だったので気分の良い二日酔いです(笑)。浦安市場は4時から正午までの営業ですが、店によってそれぞれ営業時間が違うんです。うちの場合は平日は6時で、土日だけ4時から営業を始め鱒。
——ライヴがある日は市場に出てから会場に行くんですよね?
船長 : 魚の仕事は朝、音楽の仕事は夜だからちょうどいいんです。本業も副業も海と魚が深く関わっているし、活動目的が「日本の食文化を魚に戻し鯛」なので、二足のわらじが鯛変だと感じることはないです。どちらも楽しくやらせてもらっており鱒。

——船長のブログの中で、おじいさんが漁師さんで幼い頃に民謡や演歌を聴いていて、その後成長して、ハードコア・パンクやHIPHOPも大好きで聴くようになったと書いてありました。いつ頃から音楽と魚が結びつくようになったのでしょうか?
船長 : 初めてバンドを組んだのは15歳の時で、川俣軍司とロッキード事件というバンドを組んでいたんです。
——(笑)。なんですかそのバンド名...。
船長 : 川俣軍司とロッキード事件でビビッときただけ。音楽はSex Pistolsとdischargeのカバー、それとThe Exploitedと吉幾三さん、後はオリジナルが1、2曲です。
——その頃はまだ結びついていなかった?
船長 : 全く結びついていなかったですね。いわゆる思春期で、自分自身にイライラしていたところでパンク・ロックを知る鯛ミングが見事にあった。シド・ヴィシャスがベースで人を殴る映像を見たときに、これなら俺でも出来る! と思いました(笑)。ベースをやりつつボーカルもちょこっと。その後、色んなバンドを組んだりしていたのですが、家業の魚屋が厳しくなった事をきっかけに手伝う洋になりました。仕事を真剣に! と思う反面、やっぱ音楽もやり鯛と。家業に携わることで知った厳しい現実を、音楽で変えていけな烏賊と考える洋になったんですね。ライヴ・ハウスで食の有難み、食べ残さない、そして、海や現場の素晴らしさを伝えることで、音楽を聴いている人たちに違った角度で水産業界をアピールすることができるんじゃな烏賊と思ったんです。だから、僕の場合は音楽がどうのこうのじゃなくて、...ズバリ魚と海! なんですね。
——今年で結成11年ですが、結成当初は音楽方面から見ても、漁業関係者から見ても異色だったと思うんですが、反応はどうでした?
船長 : 音楽業界からは「音楽ではない」と、水産業界からも「音楽ではない」と言われました(笑)。だから、どちらからも色物とでしか見られなかった洋です。
——つらくは無かったですか?
船長 : 少しだけつらかったかな。でも、そこで悩むことでもないとも思っていました。だって、心の中ではその目的がビシッと決まってたから。笑い者や飛び道具的なバンドとして呼ばれたとしても自信をもって演じておりました。
——それが、今ようやく根付いてきましたよね。
船長 : だからあきらめちゃいけないんですよ。魚屋でも音楽でもなんでもそうなんですよ。続けていくことで道が見えては消え、また見えては消えていくだけなんです。そうしているうちに魚スキル、音楽スキルも自然とあがり鱒からね。今そこにある超極上の首折れサバだって、普通の魚屋だったら仕入れることができなかったと思い鱒。音楽活動を通して知り合う水産関係者のお力添えで、こういった魚も仕入れる事ができるのだし、魚活動を通して知り合う音楽関係の皆様のお力添えで、こうしてCDもリリースすることができる。だから僕は人と魚と音楽のつながりは本当に本当に鯛切にしているんです。
——11年前とは漁獲量も音楽業界の売り上げも変わってきていると思うんです。それに関してはどう考えていますか?

———ここで、魚登場(ウマズラハギ、ホウボウ、シイラ)———
——きれいですね。
船長 : ちょっとした魚好きならわかるんだけど、回転寿司とかで当たり前に魚を食べている人にはわからない魚でしょ? だいたいの人がね、見た目や分からないという理由だけで魚を差別するわけですよ。それは人を差別するのと同じこと。だから、みんなが知らない魚をドンドン提供して魚食の幅を拡げ、豊かな魚食文化をまた作っていき鯛んですよ。
——確かにスーパーでは見ない魚ですね。
船長 : 鯨もいっぱい種類があるんですよ。ちょっと持ってきて!!
———鯨登場(ミンク鯨、ニタリ鯨、イワシ鯨、ナガス鯨)———
船長 : 鯨でもこれだけ種類があるんですよ。クロマグロが問題になって、ミナミマグロもメバチもこのままでは鯛変なことになると。(OPRT 責任あるまぐろ漁業推進機構webを参照)必要以上のニーズがマグロに集中することも問題だとも思っていて...。だから、一定の魚種にかたよらない洋に色々な魚を紹介して、魚食ファンを育てたり、また、自分たちを含めた業界も勉強して烏賊ないといけないんです。シーシェパードのニュースがありましたよね。クジラが終われば次はサメやマグロで問題になるかもしれま鮮。その時に、我々日本人が胸を張ってどう鯛応ができるのかと。何も変わらずに「日本は魚食大国」とか「文化がある」と熱く語るのはどうかとも思う。自分もそういうタイプでしたが(笑)。
——水産庁での記者会見や、築地の中央卸売市場でライヴを行うなど世間の見る目も少しずつ変わってきましたね。でも、そういう裏にはかなりの苦労があると思うのですが、そのモチベーションはどこからくるのですか?
船長 : 有難みをもって食べてもらい鯛! 五感をフルに活用して食べてもらい鯛! という気持ちと「本能」です。もっと多くの人に伝える為にも発言権は必要だということも分かっており鱒。なので、常にその気持ちを維持して烏賊なくてはいけないですよね...息抜きもしっかりといれつつ(笑)。
——実際、魚屋とミュージシャンの両立って大変ではないですか?
船長 : 運命だと思えば楽しいものです。さっきも言ったけど、どちらも目的が一緒で揺るぎが無いぶんラク。悩むと変な方向に行くこともあるし変に疲れ鱒からね。お店で感じたことをライヴ・ハウスでやっているだけで、洋は「対面販売」ってことなんですよ。魚屋も舞台なんです。ただ突っ立ているだけでは魚は売れない。ただ売るばかりではメッセージ性が足りない。それは、バンドも一緒じゃないですか。
——二つががっちりと一致しているということですね。
船長 : そういうことです。

——11年続けてきて、変わってきたことを教えてください。
船長 : フィッシュ・スキルは確実に上がったかなぁ。
——フィッシュ・スキル??
船長 : 魚屋としての能力ですかね。水産業界の大先輩と接するうちに、自分に足りない部分が見えてきました。鮮魚の達人の山根博信さん、水産庁の上田勝彦さん、フィッシュ・ライターの西潟正人さん。先輩に海や魚のことを教えていただくことで、仕事に鯛する愛情が深まっていったし、水産業界が抱える難しい問題に鯛しても考える洋になりました。なおさらやりがいは出てき鱒よね。
——自分たちの活動に関して満足していますか?
船長 : まだまだですね。自然はどんどん変化していくものですから、バンドも時代の変化に鯛応しなければなりま鮮。KING CRIMSONやDISCHARGEの洋に(笑)。漁師さんが減り、魚屋も減る、スーパーで扱う魚の種類もどんどん絞られる。それでも、新しい魚食文化を次の世代に繋げていかなければなりま鮮。鮮度の良い音楽を作っていくことも必須ですが。
——武道館でもライヴをやりましたよね。次に目指す場所はどんなところですか?
船長 : 日本の港まつりや市場等で開催されるイベント等にもっと出演し鯛ですね。もちろん、海外の港や市場のイベントにも出演してみ鯛。国によって様々な問題はあると思うのですが、やはり音楽に国境の壁はないと信じており鱒。「食と音楽」の交流を世界規模で...実現し鯛なぁ。海も魚も人類の宝ですからね。しっかりと分かち合えるような空間を目刺鯛。
OK!! フィッシュ&シー・ロック!!!
——今作のライナーに書いてある「フィッシュ・ロック」から「シー・ロック」へというのは、視野がさらに広がったということでしょうか?
船長 : 今までマグロ、トビウオ、アンコウ、ナマズといった魚の曲がほとんどだったんですよ。そこで、プロデューサーの福田裕彦さんから「もっと祭とかでみんなが歌えるような音楽がよくない? 」と言っていただきまして、「海の国」「鯨ノ海」「あの海へ」を書いてくれたんです。またアルバムを作り鯛という気持ちになりましたね。
——福田さんから曲を頂いたことがきっかけで、アルバムを作り始めるわけですね。
船長 : 福田さんに感謝して鱒(笑)。まず、テーマを『海』にしました。アルバム・タイトルもシンプルに『海』。イカダに乗って漂流しているジャケットは「ゼロからの出発」で、アー写は「這い上がってやる! 」という意味。収録する曲名全てに海やSEAが入るとかもこだわりました。最初は「七つの海」で、全七曲にしようと思ったんですけど、福田さんに「七曲じゃ、少なすぎるよ」と言われて、じゃあモーゼの十戒ということで十曲に。

——すごい(笑)。全てに意味があるんですね。福田さんが参加することで、何か影響はありましたか?
船長 : 人から曲をいただいて歌うという経験が今まで無かったので、演歌歌手やアイドルって凄いなぁと思いました。今作で更に漁港の音楽性は広がったと思い鱒。だからライブも楽しみ。ライブ・ハウスでは音楽を求めてくるお客さんの前でやればいいわけですけど、港まつりに来るお客さんは別に音楽を求めていないですからね(笑)。そういうお客さんたちを鯛象にした音楽で、福田さんが背中を押してくれた感じですね。実際に港祭で「海の国」を披露すると、子供もおじいちゃんもおばあちゃんも踊りだし鱒から。ニュー・ウェイヴ・演歌・フィッシュ・ロック!! ですね。
——あれ!? シー・ロックじゃないんですか?
船長 : そうだ! 今回はシー・ロックだった(笑)。
——(笑)。五曲目に「鯨ノ海 feat.ウギャル Lie」とありますが、ウギャルってなんですか?
船長 : EDGE STYLEという雑誌があるんですけど、そこのレギュラー・モデルのLieちゃんが頑張っている水産業界活性プロジェクトです。彼女、男気があってねぇ。モデルの世界は、新しい女の子たちがどんどん出てきてスピード感が速いと。そういった世界で自分も何かを残していき鯛、社会貢献をし鯛という気持ちで、水産業界に飛び込んできたそうです。「みなと新聞」が企画した鯛談で彼女のファンになりました。同じ千葉県民ということあって盛り上がりまして、今回レコーディングに参加してもらうことになったんですね。
——モデルの世界にまで! どんどん世界が広がっていますね。
船長 : 日本の海や魚の文化って面白くて、食べ残さないという食文化もすごいし、魚一つにとっても様々な食べ方を知っているのです。なおかつ、さかなクンやウギャル、サザエさん(笑)のようなFish Starも存在している。この国が烏賊に海や魚を愛しているか...。海外の取材班もみんな驚いてい鱒よ。

——でも、今まで音楽と魚を結びつける漁港のような人たちはいなかったですよね?
船長 : 何を言ってるんですか! 村田秀雄先生の「蟹工船」、北島三郎先生「北の漁場」、鳥羽一郎先生の「兄弟船」に「おやじの海」の村木賢吉先生など、それはもう奥が深いわけです。海と魚の歌の原点は舟歌=労働歌であり、ブルースと同じワーク・ソングなんです。俺らはそれに現代的な要素を付け足した。インドネシアの漁師さんですっごい速いハード・コアのバンドとかい鱈驚くだろうし、ノルウェーの漁師さんでノルウェー・サーモンについてしか歌わないバンドとかい鱈燃えるだろうし(笑)。でもわかんないよね...本当にいるかもしれない。世界の隠れたフィッシュ・ロック・バンドに会い鯛なぁ。妄想が膨らむ。
——フィッシュ・フェスが出来ますね(笑)。
船長 : フィッシュ・ロック・フェスティバル、略してF.F.ですよ! 世界の魚系のバンドを呼んで開催! 沼津の飯田徳孝さんとか。静岡の沼津に鯵の干物の歌を歌っている人がいるんですよ。 90年くらいの初期のフランスのミクスチャー・ロックみたいな爆発力をもった方です。「爆笑問題の日曜サンデー」でも新曲「沼津 みなと新鮮館」がグランプリをとったそうです。
——(笑)。フィッシュ・ロック界にもすごい人が沢山いるんですね。
船長 : フィッシュ・フェスはタイム・テーブルが大変ですね。出演者も多いし(笑)、シンポジウムや料理講座なんかいれ鱈、二週間くらいの期間がないと無理。魚の鮮度にもこだわり鯛のでスタートは朝の3時頃とか(笑)。以前、沼津で飯田さんとは共演したのですが、飯田さんとF.Fで再共演でき鱈最高だなぁ。
——ニュー・アルバム発売後に、ツアーにはいくのですか?
船長 : 大阪は決定しました。最近はライヴ・ハウスから離れていたのですが、またあの雰囲気の中で楽しみたいですね。ライヴ・ハウスは若いお客さんが多いですからね。漁港のライヴを見てくれて、魚や海に感心をもち、実際に浦安市場まで買いに来てくれる人もいるわけだからライブ・ハウスも重要ですよ。ライブ後の感想も嬉しい。「もっとちゃんと魚を食べようと思いました。」とか「これからは国産の魚にも注目して食べていく努力をします。」っていうメールがきたり。嬉しいですよね。漁港を続けてきてよかったなと。
——そういうのって大きな励みになりますよね。
船長 : なり鱒ね。少し変わった魚屋(笑)であっても、そうやって人に思ってもらえるわけですから。原動力にもなり鱒し純粋に嬉SEA。責任も重大だと思い鱒が、自分の信念を更に強化し、勉強をし、美味しい魚介類と美味しい音楽を提供できる洋務めていき鯛です。
——漁港の活動も、市場での活動も本当に同じくらい重要なんですね。今後の活動もフィッシュ・フェスも楽しみにしています(笑)!
船長 : OK!! フィッシュ&シー・ロック!!!

LIVE INFORMATION
2011年3月28日(月) 新宿JAM
『Ken South Rock!!!!! vs 漁港 vs 無限放送3マンLIVE』
開港18 : 30 / 開演19 : 00
w / Ken South Rock!!!!! / 無限放送 / Opening act: CRACK BANQUET
2011年4月22日(金) 大阪中津Vi-code
毒電波舎企画『毒電波集会其ノ六〜漁港、大阪湾襲来!! 【漁港3rdアルバム「海」出港記念】』
開港18 : 30 / 開演19 : 00
前売り乗船券は烏賊で取扱 中津Vi-code / eプラス / 毒電波舎 詳細は鯒ラ
MC 深海魚くん 他
2011年4月27日(水) 新橋ZZ
『地球の海から魚が消える日!? vol.15』
w / 漁港、福田裕彦(プロデューサー) / 三原重夫(プロデューサー) / 坂村健次(デザイナー) / 加藤仁史(フォトグラファー) / 吉田肇(Panic Smile、バウンディ㈱流通担当)
2011年5月7日(土) 秋葉原CLUB GOODMAN
詳細未定
w / KIRIHITO/PANICSMILE/BOSSSTON CRUIZING MANIA
PROFILE
日本の食文化を魚に戻し鯛! エコの原点は食べ残さない事だ!
1986年、南半球温帯水域オーストラリア沖をマグロ漁にて航海中だった"船長"森田釣竿が、微かなラジオ電波から聞いたRUN-DMCのWALK THIS WAYに衝撃を受け、音楽活動を理由に漁業組合を退職。同じ船の乗組員を従え、26時の東京中央卸売市場で結成された。という、"虚実入り交じった"経歴を持つ。現在も千葉県にある浦安魚市場に勤務しながら、東京湾を中心に全国ライブ漁場ハウスはもちろんのこと、「港祭り」など本当の港等でも超労働航海中!
代表魚は「鮪 マグロ節」「鰹 削れ! かつおぶし」「アトランティス」等。「マグロ解体ライブ&全ての楽曲が魚」という唯一無二のスタイルで、テレビ、ラジオ、新聞、海外メディア、また、ロック・バンドではあり得ない「水産業界紙」などにも大きく取り上げられる。史上初「フィッシュ・ロック・バンド」としての魚食啓蒙活動が注目を集め、2004年、ユニバーサル・ミュージックよりマキシシングル『鮪(マグロ)』でメジャー・デビュー。翌年セカンド・シングル『鰹(カツオ)』をリリース。また、森田釣竿名義では、レコードを包丁に持ち替えてスクラッチした楽曲を集めたインスト作品集『砥石』もリリースするなど、多種多様にわたる音楽を発信。2007年には初期音源を瞬間冷凍した初のフル・アルバム『漁港』をリリース!
同年に鹿児島県枕崎市のかつお節製造会社で形成される"枕崎水産加工業協同組合"の依頼で『かつお節製造伝来300年記念曲"枕崎!勝男武士"』を制作。活動が同組合から認められ『枕崎かつお節大使』に就任。翌2008年、漁港の血と汗と涙と笑いが詰った2ndアルバム『FISH&PEACE』を放流。 ミュージシャン初「水産庁」でアルバム発売記念記者会見 を行なう。
10月、東京都中央卸売市場講堂『築地市場 食育ウィーク』にてロック・バンドとして初の出演。12月には、ActAgainstAIDSイベントで初の武道館漁業を行う。2009年NHK放送センターにて農林水産省後援のイベント『ふるさとの食にっぽんの食』出演。2010年、結成十周年を迎える。JF共水連『漁協の共済』にインタビュー掲載。
そして2011年3月23日、マグロ、カツオ、アジ、サワラ、ニシン、タチウオ、ナマズ、トビウオetc...。様々な魚をテーマに熱く深い楽曲を発表してきた世界唯一のフィッシュ・ロック・バンド「漁港」が、全ての命の源である「海」という壮大なるコンセプトに挑んだ3rdアルバム『海』を三年振りに放流!!
フィッシャー、ダイバー、サーファー、セイラー... そして海水浴客! 海を愛する全ての人々に捧げる圧巻の叙事詩!!! 「Fish Rock(フィッシュ・ロック)」から「Sea Rock(シー・ロック)」へ...。 水平線の彼方にむけた更なる航海が始まる!!!!!!!!!