2017/03/10 11:49

高橋健太郎のOTO-TOY-LAB──ハイレゾ/PCオーディオ研究室【第13回】 OPPO Digital Sonica DAC

OPPO Digital Sonica DAC

注目の新DACチップ、ESS Technology社製ES9038PRO

 DAC(DAコンバーター)はオーディオ機器のなかでは新しい部類になる。一般の音楽ファンまでが単体のDACを購入するようになったのは、この10年くらいのことだろう。僕はといえば、1990年代からスタジオで録音機材としてのDAコンバーターには数多く触れてきた。APOGEE、DCS、AVID、LAVRY、RME、TEAC、YAMAHA、KORG、ROLANDなどなど。そして、この数年はといえば、たくさんのコンシューマー用のUSB DACを使うようになった。その数は他のオーディオ機器を圧倒する。

 例えばターンテーブルやCDプレイヤーなどは過去に愛用してきたものを数えても両手で足りる。対して、自宅とスタジオに現在、所有しているDACだけでも十機種は越えるはず。試用・試聴させてもらったDACを数えたら、さらに何十機種にも及ぶ。それだけ、この数年のDACの世界は動きが激しく、おもしろい展開をしてきたということでもある。

 だが、昨年あたりになると、それも少し一段落したような印象は持つようになった。全体的なコスト・パフォーマンスの向上はめざましい。が、その一方で各社の高価格帯の製品を聴き比べても、DACチップは汎用のものを使っていることが多いこともあり、思いのほか、音質差を感じることが少なくなった。その分、汎用のDACチップを使わずに、独自のディスクリート回路でDACを組んでいる旧機種の個性的な魅力を再確認したりもした。

 汎用のDACチップを作っているメーカーには、バーブラウン、ESS Technology、シーラス・ロジック、旭化成などがあるが、この数年、世界で大人気を誇ったのはESS Technology社のES9018シリーズだった。シリーズにはフラッグシップのES9018Sに加え、モバイル用のES9018K2MやES9018Q2Mなどがあり、これらを使ったDACを僕はもう何機種、聴いてきたか分からない。ある意味、世界的にデファクト・スタンダード的な地位を得たDACチップがES9018シリーズだったとも言えるだろう。

ESS Technologyの新フラッグシップ・チップ、ES9038PRO

 ESS Technology社は2016年にはES9018Sに替わる次代のフラッグシップとなるDACチップを発表した。それはES9028PRO、ES9038PROの2つで、前者と後者は基本設計は同じだが、ワンチップ内で動作するDACの数と動作に必要な電力が違うとされている。今回、テストしたSONICA DACはそのES9038PROを搭載したOPPO Digital社の新しいUSB DACだ。巷ではすでに話題騒然。なにしろ、次世代チップをいちはやく搭載しながら、販売価格は10万円前後なのだから。この値段の手頃さゆえに、音も聴かずに予約注文する人が殺到しているようだ。

 ちなみに、僕もESS Technologyの新しいチップを載せたDACのサウンドを聴くのはSONICA DACが最初になる。果たして、新しいDACチップは新次元のサウンドを聴かせてくれるのか。ワクワクしつつ、テスト機を箱から取り出した。

デジタル領域に注力した製品

OPPO Digital Sonica DAC、背面の出入力

 SONICA DACの見た目は非常にシンプルだ。OPPOのヒット商品にはES9018Sを搭載したDACプリアンプ、HA-1があったが、外観を比べるだけでも、SONICA DACはかなりコンセプトが違う製品なのが分かる。HA-1はUSB DACにプリアンプ機能、ヘッドフォン・アンプ機能を追加し、アナログ回路にも力を入れた製品だった。対して、SONICA DACにはヘッドフォン・アンプは付いていない。AUXのアナログ入力があるので、プリアンプ機能はなくはないものの、前面のヴォリュームはデジタル・ヴォリュームで、AUXのアナログ入力も一度、デジタル変換されて、このデジタル・ヴォリュームで音量コントロールされる形になる。HA-1と比較すると、デジタル領域に注力した製品と言っていい。それによって、10万円前後という価格が実現されたのだろう。

 とはいえ、SONICA DACは思いのほか大きく、重い。電源部にかなりの物量が投入されているのだ。まずはデスクトップで試用してみることにしたが、机の上に置くにはサイズが、とりわけ奥行きがあり過ぎる。そこで置き場所はPCの背後、スピーカーの脇にすることにした。最近の僕のデスクトップ・オーディオはスピーカーにECLIPSEのTD-510MK2、パワーアンプにCONISISのスタジオ用のアンプを使っている。そこにSONICA DACを加えて、リリースされたばかりのハイレゾ音源を聴いてみることにする。iMAC上のAudirvanaソフトウェアで音源をプレイして、USB接続したSONICA DACで再生するという形だ。SONICA DACとCONISISのパワーアンプの間はバランス接続だ。

ECLIPSE TD-510MK2とともに

 まずはOTOTOYで24bit/44.1khzのハイレゾの配信が行われているジェイ・ダニエルのアルバム『Broken Knowz』を聴いてみる。ジェイ・ダニエルはデトロイトのエレクトロ・ミュージック・シーンから現れた若き才人。『Broken Knowz』はアフロな匂いもする多彩なリズムとリヴァーブやエコーをあまり使わない覚醒感あるサウンドに強い個性を感じさせる。最近のテクノ~エレクトロ系では出色のアルバムだ。1曲目の「Last Of The Dogons」のドラムスでいきなり驚いた。キックのローがずしりと響く。ECLIPSEのTD-510MK2は10センチのフルレンジ一発のスピーカーだが、そのローエンドが明らかに伸びている。このデスクトップ環境で、これまで何種類ものDACプリアンプを使ってきたが、この低音はクラスが違う印象がある。ES9038PROの実力もさることながら、SONICA DACの重量級の電源部も効いているのだろう。

 TR808系の低く、ディケイの長いキックが聴ける3曲目の「Nikko」になると、さらにローエンドの伸びを実感する。伸びただけではなくて、ぐっと掴める感じもある。これは気持ち良い。一方でミッドハイのパーカッションもエッジがくっきりして、前に出てくるので、全体のバランスは取れている。SONICA DACのレンジ感、 エネルギー感がジェイ・ダニエルの音楽のリズミックな魅力を見事に表現しているのを感じる。

 シンプルで骨太なジェイ・ダニエルの次はもっと情報量の多いサウンドを、ということでサンダーキャットの話題の新作『DRUNK』を聴いてみることにした。先行シングルとなった「Bus In These Streets」はアルバム中でもとびきりにポップな曲。エレクトニクスやコーラスが幾重にも重なり、ディレイやエコーもふんだんに使われたサウンドだ。SONIC DACで再生してみると、エレクトニクスの音色の奇麗さ、細やかな残響処理やステレオ空間の広がりとても気持ち良い。ES9038PROを搭載したDACの解像度の高さがよく分かる。

 マイケル・マクドナルドとケニー・ロゴンスが参加した「Show You The Way」では、ひとつひとつの楽器の曖昧さのない描き分けがさらに際立った。サンダーキャットのベース、エレクトリック・ピアノ、何種類ものシンセサイザーが複雑に絡み合い、その上でパートごとに定位を変えた多重録音のコーラスが曲を彩っていくのだが、そのアレンジの妙をどこまでも覗き込める。これは楽しい。もう、このままデスクトップ環境はSONICA DACにしたくなる。

 しかし、考えてみると、ちょっと問題もある。今回、セットアップしたスペースは普段はターンテーブルが置いてある。SONICA DACはそのくらいの奥行きのあるスペースでないと設置できない。机の上に置くのは無理だから、ターンテーブルと併設するには物の置き方を考えなおさねばならない。

単体のDACに近い、その設計思想

 そこで試聴環境を変えることにした。リヴィングに移動して、SONICA DACの実力をあらためて検証してみる。再生は同じようにリヴィングのPCオーディオ用に設置してあるMAC MINIのAUDIRVANAソフトウェアから行う。リヴィングのステレオ・セットはパワード・スピーカーのATC SCM100ASLにプリアンプのAR LIMITED MODEL 2を組み合わせている。AR LIMITED MODEL 2はマーク・レヴィンソン在籍時のチェロ社が設計したプリアンプだ。

プリアンプ、AR LIMITED MODEL 2とパワード・スピーカー、ATC SCM100ASLとともに

 ヴォリュームを備えたSONICA DACはプリアンプを通さず、バランスアウトをATC SCM100ASLに直接繋ぐこともできる。まずはどちらのセッティングが良いか、サンダーキャットで聴き比べてみる。SONICA DACのヴォリュームをオフにして、DACとしてのみ使い、プリアンプにバランス接続する形と、SONICA DACのヴォリュームを使って、ATC SCM100ASLに直接バランス接続する形だ。

 聴き比べてみると、かなりサウンドに違いが出る。プリアンプにバランス接続した方が太くて、伸びやかな音がする。ATC SCM100ASLに直接バランス接続した方は比較すると、高域がやや硬く、乾いた感じになる。ということで、我が家の環境ではプリアンプを使う方が明らかに好ましいサウンドだった。

 ちなみに、以前、このリヴィングでOPPOのHA-1を試用したことがあるが、その時にはATC SCM100ASLに直接バランス接続したHA-1のプリアンプ部が優秀で、このままプリアンプとして使っても何の不満もないだろうと思った記憶がある。そのあたり、HA-1とSONICA DACではやはり設計思想がまったく違い、HA-1はプリアンプやヘッドフォン・アンプ部にコストをかけているが、SONICA DACはデジタル・ヴォリュームやAUX入力を備えてはいるものの、基本的には単体のDACと考えるべき製品なのだ。HA-1の高域の艶やかさはアナログ部で音作りされているような印象を受けたが、SONICA DACを単体で使った場合には、そうしたニュアンスづけはなく、よりダイレクトに音が出てくる感じだ。それだけに、好みのプリアンプがある場合はそれを介した方が良いように思われる。

高橋健太郎のOTO-TOY-LAB 第8回 OPPO Digital HA-1編はコチラ


 SONICA DACはプリアンプに接続すると決定して、次は接続をバランスにするか、アンバランスにするかも試してみた。RCAケーブルでアンバランス接続にすると、帯域バランスはとても聴きやすくまとまるのだが、全体が少しこじんまりとする。キャノン・ケーブルでバランス接続にすると、サウンドの骨格が大きくなり、細部の切れ味も増す。これはバランス接続を選択した方がSONICA DACの実力を堪能できるだろう。

 ただし、バランス接続では低域が十分過ぎるほどに出てくる。38センチ・ウーハーを持つATC SCM100ASLはセッティングで低域を締めることを考えねばならないスピーカーなので、スーパー・ローまでよく伸びるSONICA DACを使う場合は、ケーブルなどを吟味しなおして、さらに低域を締めていく方が良いだろうとは思われた。

 プリアンプにバランス接続するとセッティングを決定。リヴィングでの試聴を始める。SONICA DACは最大22.6MHz(DSD512)のDSD音源が再生可能なので、まだ聴いていないDSD音源を聴くことにする。OTOTOYから5.6MhzのDSDで配信されている中島ノブユキの『散りゆく花』を聴く。ピアノとストリングスによる「スプリング・ナーヴァス」では澄み切った空間が美しい。それでいて、力強さもある。DSD音源は空間が広く、音色が耳に優しい分、音楽が茫洋と聴こえてしまうこともあるのだが、SONICA DACは音楽表現を奥まらせない、ある種の主張の強さを感じさせる。あるいは、そのあたりがES9038PROという新しいDACチップで実現した表現なのかもしれない。タイトル曲の「散りゆく花」はピアノとバンドネオン、エレクトリック・ギターのアンサンブルが美しい曲だが、ここでも各ミュージシャンの息づかいや緊張感のようなものが伝わってくる。

ハイレゾのみならず、CD由来のデータもフレッシュな再生

 さて、ここまではSONICA DACをUSB DACとして使ってきたが、SONICA DACは様々な入力を備えてもいる。CDプレイヤーからのデジタル入力を受けることもできるし、SONICA DACとUSBストレージを接続したり、NASとネットワーク接続したりすることによって、SONICA DACをネットワーク・プレイヤーとして使うこともできる。リヴィングでは当然、こうした使い方もしたい。そこで普段から聞き慣れている音源を様々な再生方法で聴き比べてみることにした。

 比較試聴には長年親しんできた音源を使うことにした。ジェームズ・テイラーの1972年のアルバム『ワン・マン・ドッグ』から「Don't Let Me Be Lonely Tonight」を聴く。ニューヨークのA&Rスタジオでレコーディングされたとびきりに音の良い1曲だ。これをリヴィングに置いてあったユニヴァーサル・プレイヤーのLexicon RT-10で再生して、コアキシャル接続したSONICA DACでDAして、プリアンプにバランス入力する。素晴らしいサウンドだ。ハイエンドの空気感はとても16bit/44.1khzとは思えない。CDの窮屈さがなく、天井が取り払われたかのような爽快感がある。

 次に、このCDからリッピングしたファイルをMAC MINIのAudiravanaソフトウェアで再生して、USB接続したSONICA DACでDAした場合はどうか? 聴いてみると、これも良い。ユニヴァーサル・プレイヤーでCDを再生した時よりもあでやかさを感じる。が、どちらかを取るかといえば、長年、聴き親しんだCDを音楽的に違和感なく、フレッシュに再生してくれたCDの方かもしれない。

 最後に、同じファイルをUSBメモリーに入れて、SONICA DACのUSBポートに刺して、再生することを試みた。この場合には、コントローラーにスマートフォンなどのデヴァイスを使う必要がある。iPhoneにApple StoreからダウンロードしたSONICAソフトウェアをインストール。SONICA DAC側でも僅かな操作が必要だが、すぐにコントローラーとして使える環境が整った。SONICAソフトウェアはUSBメモリー内の曲は階層に関係なく、並べることもできて、とても操作しやすい。USBメモリーではなく、USBハードディスクでも同様だから、NASによるネットワーク環境を用意しなくても、大量の音源をSONICA DACで直接読み出すことができる訳だ。

SONICA専用スマフォ・アプリとの組み合わせで、USBデバイス内の音源を直接再生可能

 環境が整ったところで、「Don't Let Me Be Lonely Tonight」を聴いてみるが、少しエッジが甘いというか、細部が曖昧になったように思われ、SONICA DACの解像度の高さが発揮されていない印象だった。三種類の聴き比べの中ではUSBメモリーから直接、ファイルを読み出す形が生彩を欠いたというのは意外な結果だった。一切、ケーブルなどを介さずに、ファイルを直接、読み出しているのだから、最もフレッシュな音が聴けると予想していたのだが。

 もっとも、ユニヴァーサル・プレイヤーとSONICA DACの接続はACROTECのデジタル・ケーブルを使っている。MAC MINIとSONICA DACの接続はOYAIDEのUSBケーブルだ。どちらも、それなりに音のために気を使った環境ではある。対して、使ったUSBメモリーはそこらで買ってきたものだ。

 読み出すメモリーやハードディスクの質によって、音が大きく変わることは過去にも経験している。今回は使えるNASのハードディスクがなかったので、NASについては検証できなかったが、バッファローのLINK STATIONなど、オーディオ再生用にチューンされたNASを使えば、サウンドが劇的に改善されることは予想される。本気でネットワーク環境を構築する時には、ストレージの質には留意すべきということだろう。

このコストパフォーマンスにして、驚きのポテンシャル

 という訳で、SONICA DACの基本的な印象は、レンジが広い、空間が広い、骨格が太い、解像度が高い、というDACとしてのコア部分の実力は文句なしというものだった。逆からいうと、繊細さとか柔らかさといった印象が前面に出るような機材ではないようには思われた。スパッと手が切れるような鮮やかさがあると言ってもいいかもしれない。ただし、自宅で試聴したSONICA DACはテスト機だから、一定のエージングはされているはずだが、DACのエージングは何百時間も必要になる場合もあるので、新世代チップを積んだSONICA DACのそれが十分かどうかは分からない部分もある。もう少しエージングが進んで、落ち着いてくると、繊細さや柔らかさの部分が表現されてくる可能性はありそうだ。

 いずれにしろ、DACプリアンプというよりは単体のDACとしての色合いが強い製品なので、組み合わせるプリアンプやケーブル、あるいはメモリーやハードディスクなどを含めて、それぞれの環境でチューニングしていく余地は大きいだろう。そこもふまえた上で、SONICA DACの値段を考えると、無敵に近い存在に思えてくる。何倍もの価格を持つDACと比べても、基本的なポテンシャルはまったく劣らないから、その分、周辺にお金をかけて、自分好みの環境を作ることができる。オーディオの、予算をいかに配分して最良の結果を得るかというゲーム的な側面においては、これは大変なアドヴァンテージだ。今後、各社からもES9028PRO、ES9038PROを搭載したDACが登場してくるに違いないが、2017年の幕開けにOPPOのこんな製品が一歩先に世に出たことのインパクトは大きい。(text by 高橋健太郎)


高橋健太郎のOTO-TOY-LAB アーカイヴス
第1回 iFi-Audio「nano iDSD」
第2回 AMI「MUSIK DS5」
第3回 Astell&Kern「AK240」(前編)
第4回 Astell&Kern「AK240」(後編)
第5回 KORG「AudioGate3」+「DS-DAC-100」
第6回 M2TECH「YOUNG DSD」
第7回 YAMAHA「A-S801」
第8回 OPPO Digital「HA-1」
第9回 Lynx Studio Technology「HILO」
第10回 exaSound「e-22」
第11回 M2TECH「JOPLIN MKII」
第12回 ASTELL & KERN「AK380」
番外編 Lynx「HILO」で聴く、ECMレコードの世界

OPPO Digital Sonica DAC

基本仕様
一般
外形寸法(W x H x D)
254 x 76 x 360 mm
重量
4.7 kg
電源
AC 100V / 220V 50/60 Hz
消費電力
30W (動作時), 0.5W (待機時)
トリガー入力仕様
3.5V ~ 15V, 10 mA(最少)
トリガー出力仕様
12V, 100 mA(最大)
動作温度
5°C ~ 35°C
動作湿度
15% – 75% 結露なきこと

USBオーディオ入力(USB B Type)
入力フォーマット
ステレオPCM, ステレオDSD (DoP v1.1 またはネイティブ)
PCM サンプリング周波数
44.1 kHz, 48 kHz, 88.2 kHz, 96 kHz, 176.4 kHz, 192 kHz, 352.8 kHz, 384 kHz, 705.6kHz, 768kHz
PCM 量子化ビット数
16bit, 24bit, 32bit
DSD サンプリング周波数
2.8224 MHz (DSD64), 5.6448 MHz (DSD128), 11.2896 MHz (DSD256), 22.5792MHz (DSD512, ネイティブのみ)
プロファイル
USB 2.0, USB Audio 2.0

同軸,光デジタル入力
入力フォーマット
ステレオPCM,ステレオDSD(DoP v1.1)
PCMサンプリング周波数
44.1 kHz, 48 kHz, 88.2 kHz, 96 kHz, 176.4 kHz, 192 kHz
量子化ビット数
16bit, 24bit
DSDサンプリング周波数
2.8224 MHz (DSD64 DoP v1.1)

外部入力
入力インピーダンス
10k Ohm
最大入力レベル
2 Vrms

USB ポート (Type A)
プロファイル
USB 2.0, mass storage only
対応オーディオフォーマット
AAC, AIF, AIFC, AIFF, APE, FLAC, M4A, M4A(Apple Lossless) ALAC, OGG, WAV, WMA, DSF, DFF
最高サンプリング周波数
PCM 192 kHz / 24bit, DSD 2.8224 MHz (DSD64)

無線通信規格
Wi-Fi
802.11.a/b/g/n/ac
Bluetooth
Bluetooth 4.1

DAC性能仕様
XLR オーディオ出力時
出力レベル
4 ± 0.4 Vrms
周波数特性
20 Hz~160 kHz (+0/-2.4 dB)
20 Hz~20 kHz (+0/-0.04 dB)
THD+N (1 kHz A Weight, 20 Hz~20 kHz)
< -115 dB
チャンネルセパレーション
> 120 dB
SN比(A Weight, 20 Hz- 20 kHz)
> 120 dB
ダイナミックレンジ(1 kHz at -60 dBFS, A Weight, 20 Hz- 20 kHz)
> 120 dB RCAオーディオ出力出力時
出力レベル
2 ± 0.2 Vrms 周波数特性
20 Hz~160 kHz (+0/-2.4 dB) 20 Hz~20 kHz (+0/-0.04 dB) THD+N (1 kHz A Weight, 20 Hz~20 kHz)
< -115 dB チャンネルセパレーション
> 120 dB
SN比(A Weight, 20 Hz- 20 kHz)
> 120 dB
ダイナミックレンジ(1 kHz at -60 dBFS, A Weight, 20 Hz- 20 kHz)
> 120 dB


詳しいスペックはこちらへ
OPPO Digital Sonica DAC商品ページ

この記事の筆者
高橋 健太郎 (Reviewed by Kentaro Takahashi)

本名:高橋健太郎 プロデューサー、ジャーナリスト、選曲家など。高橋健太郎 文筆家/音楽制作者 評論集「ポップミュージックのゆくえ〜音楽の未来に蘇るもの」がアルテスパブリッシングから発売中。http://tinyurl.com/2g72u5e twitterアカウントは@kentarotakahash

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