
miaou プラネタリウムでのLIVEを高音質で配信スタート!
今年8月に4作目のオリジナル・アルバム『The day will come before long』をリリースしたmiaou。そのリリース・パーティーの模様をOTOTOYがDSDで収録、配信します。リリース・パーティーの会場となったのはなんとプラネタリウム! 星空のもとエレクトロニカとポスト・ロックをかけあわせたmiaouの演奏が響き渡る幻想的な空間を、最高音質のDSDで切り取り再現します。もちろん新曲も多数収録! そして、アンコールで披露された「anything goes」をフリー・ダウンロードでお届けします!
>>>「anything goes」のフリー・ダウンロードはこちらから(11/24〜12/1迄)
miaou / release party at Tokyo Planetarium 2011.10.09
【配信形態】 1) DSD+mp3 (320kbps)
2) HQD (24bit / 48kHz WAV)
※まとめ購入のみ
★オリジナル・デジタル・ブックレット付き
<Track List>
1. small dream / 2. grasslands / 3. hello world / 4. untitled > you found me / 5. cycle / 6. scene of the sunrise / 7. up and the sky / 8. keep drifting my heart
<member>
Tatsuki Hamasaki : Guitar, Vocal, nord electro, Sampler, Glockenspiel
Mayumi Hasegawa : Bass, nord electro, micro KORG, Sampler, Glockenspiel, Vibraphone, Percussion
Hiromi Hasegawa : Drums, Glockenspiel, Vibraphone, Percussion
Yoichiro Hashimoto : Guitar, Bass, micron, Glockenspiel, Percussion
recorded by Kentaro Takahashi & Kouji Minoshima (OTOTOY)
mixed & mastering by Kentaro Takahashi
recorded at Hoku-topia Planetarium Hall 2011.10.09
mixed & mastering at Memory Lab
recorded & mastering by KORG MR-2000S DSD recorder
photos by grkt
artwork by Takeru Uchida (OTOTOY)
LIVE REPORT 2011.10.09
2011年9月に4枚目のアルバム『The day will come before long』を発表したmiaouが、10月9日に「miaou“the day will come before long”release party at Tokyo Planetarium」と題し、北とぴあ・プラネタリウムホールでリリース・パーティを行なった。これが素晴らしい内容で、日曜日の昼下がりにこんなに素敵なライヴが観られていいものかと。そんな風に感じられる、とても贅沢な一時だった。
ハマサキタツキ、ハセガワヒロミ、ハセガワマユミからなるメンバー3人に、サポートのハシモトヨウイチロウを加えた4人が、横一列に並んだ形での「small dream」でライヴはスタートした。照明もスッと落ちて暗くなり、のっけからいいムード。精緻なエレクトロニカ・サウンドで、まずはじんわりと温かな空間を創り出す。続いて、アルバムのリード的ナンバーである「own your colours」。ヴィブラフォンとアコースティック・ギターの音色が効果的に使われたこの曲で、彼らならではの良質なメロディとグルーヴがいい感じに会場を包み込み、客席のボルテージも静かに高まっていく。リズム隊のハセガワ姉妹の息がピタリと合っていたのが印象的だった。
「たくさんの方に集まっていただいて、本当にありがとうございます。今日はいつもと趣向を変えて、プラネタリウムでやらせていただきます。時折まっ暗になったり明るくなったりしますけど、そのへんも楽しんでもらえたらと思います」。そんなハマサキのMCのとおり、独特の空間で行なわれたライヴだったが、一面の星空や曲の合間に聞こえるせせらぎはもちろんのこと、音の響きも絶妙で、ひとつひとつの音が有機的に結びつくさまは、むしろ通常のライヴ・ハウスよりも確認しやすかったのではないかと思う。ゴリゴリのロックンロールを鳴らすバンドにとっては、プラネタリウムは決して適した空間とは言えないけれど、繊細なインストゥルメンタル曲を得意とするmiaouとの相性は文句なしだった。

彼らはギター、ベース、ドラムを軸に、ラップ・トップ、シンセサイザー、グロッケンシュピール、ヴィブラフォン、マラカスなどなど、さまざまな楽器を駆使するため、編成がどんどん変わる。1つの楽曲が終わるごとに、あるいは1つの楽曲の中で、それぞれのメンバーが楽器をチェンジしたり、その楽器のある場所に移動したりする。ハセガワマユミがベースからグロッケンに変わったかと思えば、ハセガワヒロミがグロッケンからドラムに移り、ハマサキがいつの間にかアコギとエレキを持ち替えているという感じ。このバンドの長所である、形式に囚われることのない柔軟さが見える一場面だ。それはオーディエンスに視覚的な楽しみを与えてもくれる。
サウンドも緩急自在。たとえば、8分弱の大作「hello world」はなだらかな曲展開で始まり、終盤では鮮やかな轟音ギターが炸裂する。しかしながら、その音は耳をつんざくような騒がしいものではなく、やはり相当に繊細。やわらかなシューゲイズ感を纏った丸みのある音像だ。中盤にはハマサキがヴォーカルを取る「you found me」も披露。こうしてバラエティに富んだステージをさらりとやってのけるあたりには、先の中国ツアーで身に付けたタフさが垣間見られた。
ハイライトは本編ラストの「keep drifting my heart」。穏やかな曲調から徐々にエモーションを増幅させるアンサンブルが見事で、特にクライマックスの奥行き豊かな轟音は圧巻だった。打ち込みと生演奏を合わせてどれだけダイナミックにできるか。『The day will come before long』の制作にあたって意識したというそのテーマは、ライヴでも十分に体現できているように思えた。今のmiaouは本当にいいテンションであるだけに、今後もコンスタントなライヴ活動を期待したいし、たくさんの人にそのステージを観てもらいたい。(text by 田山雄士)
>>>2011.11.03 miaou×Not Squares JAPAN TOURのレポートもチェック
3年振り4作目のオリジナル・アルバムを高音質で配信中!
miaou / The day will come before long
前作から3年。miaouの4thアルバムが完成。エレクトロニクスとポスト・ロックをかけあわせたダイナミックなサウンドは、ドリーミーな心地よさと緊張感が両立するmiaouだけのもの。今作にはともに日本ツアーをまわったepic45のBen HoltonやRadical Faceがゲスト参加し、アルバムのミックスもqueことCornel Wilczekが担当。この日本発信の世界基準のポップ・ミュージックをOTOTOYは高音質、HQD(24bit / 48kHzのWAV)で配信。
>>>miaouのインタビューはこちら
PROFILE
miaou
Tatsuki Hamasaki : Guitars、Programming、Vocals… etc.
Mayumi Hasegawa : Bass、Synth, Rhodes、Glockenspiel… etc.
Hiromi Hasegawa : Drums、Percussion
1999年神奈川にて浜崎、長谷川姉妹により結成。2002年よりmiaouとして本格的に活動を開始し、東京でのライヴもスタート。2003年ライヴ・メンバーとして近藤裕介(Gt)が参加し、4人編成でライヴ活動を始める。2003年、toeの美濃隆章氏をエンジニアに迎え、1stアルバム『happiness』をリリースし、オーストラリアのART OF FIGHTINGと共に東京、大阪、名古屋とレコ発ツアーを決行。2005年、近藤がmiaouを卒業。新たなライヴ・メンバーとして山代巧(Gt)、黒川成樹(Synth etc.)が参加し、5人編成へ。同年8月には2ndアルバム『make these things alright』をリリースし、9月に自らカナダよりbelow the seaを招聘し、東京、名古屋、京都、大阪とカップリング・ツアーを決行する。Thomason Soundsから、2006年にミニ・アルバム『painted e.p.』、さらに2008年に3rdアルバム『All Around Us』をリリースしepic45と共に東京、山形、新潟、富山、名古屋、京都、大阪、広島、福岡とカップリングツアーを決行。no.9のリミックス・アルバム『usual revolution and nine remix』に参加。黒川がmiaouを卒業。4人編成となって、2009年にはイギリス/アイルランド・ツアーを決行。その後も様々なアーティストのリミックス作品を手がけ、コンピレーション作品にも参加を続け、2011年9月にオリジナルでは4作目の『The day will come before long』をリリース。