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藤本一馬ソロ・プロジェクトのデビュー・アルバムが配信開始
藤本一馬 / SUN DANCE
国籍やジャンルを越え、聴く人を魅了するギタリスト、コンポーザーである藤本一馬の初ソロ作品。日々の生活や自然からのインスピレーションをもとにした独創的なオリジナル曲と、ジャズ~ワールド・ミュージック~各種インスト系音楽のエッセンスを滲ませつつ、オープン・チューニング等を使用した型破りなパフォーマンスで、リリース前から話題になっていた一枚。
【Track List】
1. 海への祈り / 2. 空のように / 3. Harmony Ball / 4. 山の神様 / 5. やじろべえ 〜a balancing toy〜 / 6. こころの瞳 / 7. SUN DANCE / 8. Blue Light
フレッシュな音楽を探している人の耳へ
藤本一馬の『SUN DANCE』は、orange pekoeのギタリストのソロ・アルバムというよりは、新しい一人の音楽家の誕生を告げるアルバムと紹介した方が良さそうだ。藤本一馬は1998年にヴォーカリストのナカシマトモコと結成したorange pekoeで、これまで6枚のオリジナル・アルバムを発表している。ジャズやラテン、ブラジル音楽やソウル・ミュージックを自在に横断するコンポーザー、ギタリストとしての実力を示してきた藤本一馬だが、この2、3年はソロでも活動を開始。岡部洋一(ドラムス)、工藤精(ベース)とのトリオや、様々なミュージシャンとのセッションで、インストゥルメンタリストとしての方向性を模索してきた。
『SUN DANCE』はそのトリオでの録音となり、レコーディングはライヴ感溢れる一発録り。だが、同時に構成力に富んだサウンド・スケイプも感じさせるアルバムにも仕上がっている。弾いているギターはナイロン弦とスティール弦のアコースティック。変則チューニングも多く使われて、ドローンやハーモニクスの使い方に独自のスタイルを感じさせる。そして彼が今作で、orange pekoeのギタリストというイメージを裏切っているのは、ラテン的な要素が意外に少ないからかもしれない。ジャズ・ボッサ的なギター・インストゥルメンタルは最後まで出て来ない。もっとも、藤本一馬本人によると、歌もののリズムとしてボサノヴァ的な要素をorange pekoeでは使ってきたが、彼自身はそれほどボサノヴァからの影響は受けていないという。また、ブラジル音楽で強い影響を受けてきたのは、ミナス地方の音楽家であるミルトン・ナシメントやロー・ボルジェス、イヴァン・リンスやトニーニョ・オロタ。あるいはエリス・レジーナやエルベルト・ギスモンチといった人達だという。

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そう聞くと、『SUN DANCE』の持つ幻惑的なリズムやハーモニーの由来が、少し紐解けたような気がする。さらには、ラルフ・タウナーやパット・メセニーといったギタリストの音楽観も受け継ぎつつ、クラシック、ジャズ、様々なワールド・ミュージックなどの影響をスケールの大きい時空感覚の中に解き放ったのが、この『SUN DANCE』と言えるかもしれない。冒頭の「海への祈り」はハワイのスラック・キー・ギターのようにも響くし、4曲目の「山の神様」などは中近東や北アフリカの香りを感じさせたりもする。また、近年、日本で注目されているカルロス・アギーレなど、アルゼンチンのネオ・フォルクローレ派のミュージシャンの音楽と触れあう感覚もあるように思える。録音は生々しく、ギターのマイクが拾う藤本一馬の息づかいまで伝わってくる。トリオの演奏はライヴ同様、フリーな部分が多いようだが、抽象的になり過ぎない作品性を感じさせるのは、コンポーザーのアルバムでもあるからだろう。アルバムのレコーディングは昨年中に終了していたが、マスタリングでの最終的な音の質感調整を何度もやり直すことになり、完成したのが3月の初め。震災の起こる数日前だったという。そして、震災前に完成していたアルバムではあるものの、そこに込めた藤本一馬の想いは不思議なことに、震災後の世界と共振するものでもあった。
ジャケット・デザインやインナー・スリーヴのポートレートからも窺えるが、このアルバムの楽曲の多くは、ネイティヴ・アメリカンやオーストラリアのアボリジニ、あるいは日本のアイヌといった先住民族の文化や儀式、そこにある教えに触発されて出来たものだという。彼の中では、ギターという弦楽器に触れる、という行為そのものが自然を壊すことなく、その一部として、調和して生きようとする先住民族の考え方と強く結びついているのかもしれない。ギタリストのソロ・アルバムではあるけれども、演奏を中心に聞かせるというよりは、言葉のない詩集のような、そんなニュアンスもあって、それはどこかラルフ・タウナーの作品に似た肌あいでもある。
今回のアルバムでは、アコースティック・ギターだけをプレイ。現在パーマネント・メンバーであるトリオでの録音だけだったが、演奏形態はシンプルでも、そこから広がるイマジネーションは豊か。音楽的にも、彼のソロ活動がこれから大きく枝を伸ばしていく可能性を感じさせる。『SUN DANCE』はそんなアルバムだ。ジャンルを問わず、何か、今の時代にフレッシュに響くインストゥルメンタル音楽を探している人の耳にとまったらいいなと思う。(text by 高橋健太郎)
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Turn On The Sunlight (Carlos Nino & Jesse Peterson) / TURN ON THE SUNLIGHTダヴィデ・バルラや中村としまるら様々なアーティストとの演奏経験を持つNY在住のギタリスト、インプロヴァイザー、ジェシー・ピーターソンと一緒に作り上げられた、フォーキーで、そして最近のビルド・アン・アークにも感じられるアコースティックなアンビエントの空気にも包まれた素晴らしい音楽空間を作り上げた!
ヘナート・モタ & パトリシア・ロバート / In Mantraデュオ通算6作目となる本作は、自身初のライヴ・レコーディング作品。インドの聖句マントラにオリジナルのメロディをのせ、演奏した内容で、新曲も5曲収録。共演にショーロクラブの沢田穣治(contrabass)、UAのプロデュースで知られるヨシダダイキチ(sitar)を迎え、既発曲も全く新たに生まれ変わった
CHOCOLATE GENIUS INCORPORATED / SWANSONGS個々の歌は、明瞭かつ痛みを伴った知性をもって彩られているが、その奥底には、人生は喪失と欠如、そして失ったものの幻影によって作り上げられているとする認識が横たわったいる。マンハッタンを遠く離れ、これまでのパートナーであったマーク・リボーでさえわずか1曲「Enough For/Of You」にしか参加していない本作で、トンプソンは、近年気脈を通じてきたパートナーたちと共演をしている。
INFORMATION
プロジェクトFUKUSHIMA! in 鎌倉 「FOR 座 REST trip」
2011/06/19(日)@鎌倉 浄土宗大本山 光明寺
open : 12:00
ソロ・ギター・ライヴ
2011/06/19(日)@渋谷BAR MUSIC
open : 17:30
SOUND OF WAVE'11
2011/06/25(土)@cafe fish
open : 14:00
NRT presents『[[』
2011/07/03(日)@逗子 CINEMA AMIGO
open : 17:00
PROFILE
藤本一馬
ギタリスト、作曲家、サウンド・クリエイター。1979年7月13日産まれ。兵庫県出身。フォーク、ブルース・ギタリスト&シンガー・ソング・ライターの父親の影響でギターを弾き始める。その後ジャズ・ピアニストであった叔父の影響でジャズに傾倒する。ギター演奏は独学で習得。1998年ヴォーカルのナガシマトモコとorange pekoeを結成。ジャズ、ラテン、ブラジル、ソウルなど、様々な音楽を独自に昇華した自作自演のスタイルで、現在までに6枚のオリジナル・アルバムを発表。韓国やニューヨークでのライヴなど海外にも活動の幅を広げ、日本のオーガニック・ミュージック・シーンを常にリードする存在として注目を集めている。2010年より並行して、ギタリストとしてのソロ活動を開始。日々の生活や自然からのインスピレーションをもとにした独創的なオリジナル曲を、アコースティックギターからエレクトリックギターまで様々な彩りで演奏する。またライヴ活動も定期的に行なう中、野外フェスやイベントへの参加等、精力的に活動し、その他様々なアーティストとのライヴやレコーディングへの参加、さらに作曲家としての楽曲提供など活動の幅を広げている。
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The Flickers『WAVEMENT』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月12日・
The Flickers INTERVIEW
ロックンロール〜ポストパンク・リヴァイヴァルから、その発展形としてのニュー・レイヴ、さらにはエレクトロ、そしてよりメロディを重視した80年代エレクトロ・ポップへの回帰。そんな2000年代をリアルタイムで経験し、その先で何を鳴らすか? The Flickersというバンドは、そんな音楽的な地平に立っているバンドである。そこで彼らが選んだのは、ガレージ・ロックのテンションで、焦燥と狂騒のダンス・ビートを鳴らすこと。特に、バンドの中心である安島裕輔にとっては、それこそが世界とつながる手段であり、その極端な性格が、そのままバンドの個性となっている。こういうバンドは、強い。昨年末に発表された1stミニ『WONDERGROUND』に続く、2ndミニにして初の全国流通盤『WAVEMENT』で本格的なスタートを切る3人に、これまでの活動と現在地を語ってもらった。
インタビュー&文 : 金子厚武
The Flickers / WAVEMENT「ガレージ・ロック・リヴァイバル×エレクトロ・ポップ」…期待の3ピース・ロック・バンドの2ndミニ・アルバム『WAVEMENT』が完成
きのこ帝国 デビュー・アルバム『渦になる』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月11日・
個人的に、サイケデリックなバンドは大好きなのだが、近年のシューゲイザー・リバイバルと呼ばれるようなバンドでいいと思えるものは少なかった。では、その差が何なのかと考えてみると、それは音に必然性があるかどうかの違いなのだと思う。つまり、スタイルとしてではなく、思想が音になっているかどうか、そこがポイントなのだ。そして、きのこ帝国というバンドは、間違いなく思想が音になっているバンドである。現代の若者のほとんどがどこかに抱えているであろうある種の諦念が感じられる一方で、生きることに対する情念にも近い固執があり、その二つが摩擦を起こすことによって生まれるノイズこそが、きのこ帝国が生み出す音の正体なのだろう。だからこそ、きのこ帝国というバンドはスペシャルであり、こういうバンドこそが、誰かにとってのかけがえのない存在になる資格を持っている。デビュー・アルバム『渦になる』、ぜひ聴いてみてほしい。
インタビュー&文 : 金子厚武
待望のデビュー・アルバムが登場きのこ帝国 / 渦になる'【価格】''単曲200円 / アルバム1200円きのこ帝国が結成されたのは、2007年。同じ大学に通っていた、佐藤(Gt,Vo)、あーちゃ
オワリカラ『Q&A』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月09日・
タカハシヒョウリ INTERVIEW
「まだ成長しているぞ」とは、画家のルノワールが亡くなる直前に言ったことばらしい。いやー、オワリカラも、確実に成長しているぞ。3月にライヴ会場限定販売の「さよなら女王陛下e.p.」を出してはや2カ月、3枚目のアルバム『Q&A』をリリース!『ドアたち』『イギー・ポップと讃美歌』よりもポジティブで、キャッチーで、「うた」と「ダンス」が際立ったアルバムとなっている。前回に続き、ボーカル&ギターのタカハシヒョウリにアルバムのキモ、彼にとっての「うた」とは、こころの奥底などを聞いた。見えてきたのは勇気と男気と器!?
インタビュー&文 : 福アニー
オワリカラ / Q&Aオワリカラのニュー・アルバムが完成! 歌とダンスが前面に押し出され、さらにスケールアップしたバンド・サウンドが展開されている。また共同プロデュースには、東京事変やフジファブリックなどを手掛けたレコーディング・エンジニアの井上うにが参加。より開かれたオワリカラが用意した解答編的マスターピース全11曲。1. GO / 2. ちぎってはなげる / 3. サバビアパンクロックパーティー / 4. さよなら女王陛下 / 5.
Tam Tam『meteorite』
[CLOSEUP]・2012年05月03日・
ダブ、レゲエの歴史的系譜に続く本格派バンド、Tam Tamがデビュー!!
新鋭現る。これこそミュート・ビートを出発点として30年に亘る変遷を辿っていった日本のダブ・バンドにおける最新形態だろう。ジャマイカでルーツを育み、クラブ・ミュージックを通過しながらダブ・ステップなどに派生していったのが現在のダブだとしたら、このTam Tamが鳴らすのはそうした最新のビート・メイカーからの反響をバンド・アンサンブルに加えつつ、オーセンティックなソング・ライティングを基調とさせたサウンド・コラージュであり、その最もポップな形を提示したのが、彼らのファースト・フル・アルバム『meteorite』だ。そう、なによりもこの『meteorite』というタイトルこそ、このバンドがダブ/レゲエの歴史的系譜に続く本格派であることを物語っている。すなわちそれはサイエンス・フィクション。詳しくはぜひ以下の鼎談に最後まで目を通していただきたい。
今回はバンドからフロント・マンの黒田さとみとベースの小林樹音に加え、本作のプロデュースを手がけたHAKASE-SUN(リトルテンポ、ex フィッシュマンズ)をお招きし、『meteorite』の制作
REVIVE JAPAN WITH MUSIC
[CLOSEUP]・2012年05月02日・
2011年3月11日以降、OTOTOYでは『REVIVE JAPAN WITH MUSIC』と題し、音楽やカルチャーに関わるもの達が、原発に対してどのような考えを持ち、どうやって復興を目指しているのかをインタビューで紹介してきた。
そして今回、自身のバンド、ASIAN KUNG-FU GENERATIONだけでなく、音楽フェス「NANO-MUGEN FES.」を主催、レーベル&音楽ウェブ・サイト「only in dreams」を運営、そして新聞「FUTURE TIMES」を敢行し、震災後、最も発言が注目されるミュージシャン後藤正文に遂にインタビューをすることができた。
僕自身も、バンドLimited Express (has gone?)や音楽フェス「BOROFESTA」、レーベル「JUNK Lab Records」、そしてwebメディア「OTOTOY」を行っていることもあって、彼は同志であり、彼の活動は、指標であった。特にTheFutureTimesは、2011年夏に創刊準備号、そして冬に創刊号が発行され、切り口が未来のエネルギー施策や未来への生活の提案等、批評や否定だけになっておらず、それこそ本企画『
Drakskip『それでも舵を取る –Steering Through The Storm-』配信開始&メンバー・インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月01日・
京都発インスト・バンドDrakskipの、3rd Albumが登場!北欧の民俗音楽を軸に、独自のアレンジを凝らした伝統曲やオリジナル・ソングを奏でるインストゥルメンタル・バンド、Drakskip(ドレイクスキップ)。この取材の話を受けて彼らのことを調べる中、2011年4月に表参道の路地裏で突如始まったストリート・ライヴのことを思い出していた。と思ったら、まさかの本人たちだった。なぜ1年前に一度見たきりの彼らのことを鮮明に憶えていたかというと、まずは鍵盤とバイオリンが合体したような謎の楽器だったり、12弦のギターだったり、ドラム・セットに見たことのない打楽器がたくさん付いていたりと、とにかく楽器が変わっていたから。また、老若男女問わず多くの人が路上で鳴る音楽に足を止める光景を、それまであまり見たことがなかったから。そして、人が多く忙しない表参道を、異国情緒ある街並みへと瞬く間に変えたから。
そんなDrakskipだが海外での演奏経験はまだなく、来たる7月にスウェーデンで行われる音楽フェス「Eileens Folkfest 2012」への出演が初となる。「ターニング・ポイントになる可能性が高い」と早くも予想す
JUN SKY WALKER(S)『LOST&FOUND』配信開始&インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月28日・
宮田和弥、森純太、寺岡呼人、小林雅之の4人が戻ってきた。そう書くと語弊があるかもしれない。なぜなら彼らは4人とも音楽を続けており、だからこそ今回の完全復活があったのだ。JUN SKY WALKER(S)は1997年に解散し、バンドに一度幕をおろしている。そして、2007年に期間限定の再結成を果たし、今回完全復活を遂げた。その裏には、東日本大震災という大きな天災と、それに伴う東北/北関東のツアーの影響があったという。
4人が集まり、JUN SKY WALKER(S)として各地のリスナーの前で演奏をした2011年。どれだけ自分たちが必要とされているのかを実感し、その役割を引き受けることを彼らは選んだ。そうした覚悟を持って、復活後に初めて作り上げられたオリジナル・アルバム、それが『LOST&FOUND』である。テーマになっているのは、原点回帰とも言えるロック。それは解散を経て、年齢を重ねたことによってしか出来ないロックだった。2012年のJUN SKY WALKER(S)が鳴らすロックについて、宮田和弥と森純太に話を伺った。
インタビュー & 文 : 西澤 裕郎
ジュンスカ完全復活! 待望のオリジナルアルバ
MAYA『Bluesy Maya in Hi-Fi』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月25日・
期待のシンガーMAYA、ついにOTOTOYに現る!
まずは彼女の声に耳を傾けるところから始めてみてはいかがだろうか。詳しくは以下に掲載した本人の発言に譲るとして、このMAYAというアーティスト、ジャズ・シンガーとしての経歴も異色なら、その人となりからも実に濃厚なものを感じさせるのだ。この度リリースされる彼女の新作『Bluesy MAYA in Hi-Fi』もまた、そのタイトルの通りのブルースをテーマにして、彼女の内に秘めたキャラクターのひとつを少しずつ炙り出していくような生々しさを持った作品だ。ジャズという世界にどことなくアカデミックなイメージを抱いている方にこそ、ぜひ彼女のうたに触れていただきたい。
インタビュー&文 : 渡辺裕也
MAYA / Bluesy Maya in Hi-FiJAZZを基本にジャンル、言語スタイルにとらわれないオリジナリティーあふれる世界観が各方面で高く評価されているヴォーカリスト、MAYAの新作。女性の複雑な内面性をテーマに、ブルージーな曲を主体にノリのよいニューオリンズ・サウンドまでを収録した内容。オーディオ・プロデュースを評論家の林正儀氏が担当。収録は定評のあるランド
Anrietta『Memoraphonica』1曲先行フリー・ダウンロード開始&インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月24日・
Anrietta from Novel Sounds INTERVIEW荘厳なアンサンブルの中にフレッシュな感性を持ち込む新世代がまたひとつ登場した。彼らの名はアンリエッタ。エレクトロニクスも取り入れたアンサンブルによる、シガー・ロスの『Takk…』あたりを思わせる重厚な音作りと、女性ヴォーカルがじっくりと歌い上げていく様は、ヨーロッパ及び日本のポスト・ロックからの素直な反響を感じさせるものだが、それをたとえばアニメなどの視覚的なメディアを意識して鳴らそうとする感覚は、まさに今の世代ならではのものだろうし、実際に彼らのデビュー作『Memoraphonica』は明確な情景描写を備えた作品に仕上がっている。今回はこの気鋭のバンドからリーダーの板谷元気とヴォーカルのkokkoをお招きし、話を聞いてみた。
インタビュー&文 : 渡辺裕也
>>>「Grassky」のフリー・ダウンロードはこちらから(4/26〜5/2迄)
デビュー・アルバムの発売に先駆けて1曲先行フリー・ダウンロード!Anrietta / Memoraphonica透き通った歌声と幾重にも重なる音ので、美しい光景を浮かび上がらせる楽曲が特徴のAnr
SA.RI.NA『光-HIKARI-』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年04月24日・
SA.RI.NA INTERVIEW
母親への想いを綴った「シングルマザー」が、2010年の有線放送でJ-POP年間リクエストの1位を獲得した女性シンガー、SA.RI.NA。自身も一児の母親である彼女は、地元横浜で自然と音楽に目覚め、レゲエをベースにしつつも、R&B、ソウル、ジャズなどを織り交ぜた楽曲で、様々な心の結びつきを歌い続けてきた。新作『光 –HIKARI-』からのリード・トラック「赤い糸 feat.ハジ→」も、すでにレコチョクの「クラブうたチャート」で1位を獲得し、女性を中心とした高い人気を実証している。
とはいえ、着うたや有線などとの接点が少ないリスナーにとって、まだまだ彼女の認知度は十分とは言えないかもしれない。僕自身、彼女のようなタイプのアーティストの取材をするのは初めてで、その内容は非常に新鮮なものだった。印象的だったのは、母親であるためライヴの回数が少なく、アーティスト写真を全面に出すタイプでもない彼女は、だからこそ自分自身に偽りのない音楽を作ることで、リスナーとの絆を作り上げてきたということ。また、取材中に“勉強”という言葉を何度も繰り返し、自身がプロの作家であるという意識が非常に高