マムフォード・アンド・サンズやアーケイド・ファイアなどの台頭が指し示す様に、過去の芳醇な音楽的遺産からダイレクトな影響を受けた新たな世代が作り出す音楽が、全世界的に一つの大きな潮流になっている。過去の素材を新しい感性を用いて再構築していく音楽…時に“〜リヴァィヴァル”などという呼称で揶揄されることもあったこのプロセスだが、これは寧ろ、今の“あたらしい音楽”を創り出していると言えるだろう。そして、この動きは留まること無く、またさらなる潮流を生もうとしている。

ceroシャムキャッツなどに代表される“トーキョー・インディ”と呼ばれる日本版ネオ・フォーク・ムーヴメントの勃興を期にして、ここ日本でも、今、新たに豊かな音楽の流れが胎動を始めた。アメリカーナやスワンプ、モンドなどの長らく好事家の玩具と化していた音楽を、様々なメディアやツールを通してよりフラットでダイレクトな形で音楽に触れてきた、瑞々しい感性をもつ若者達が拾い上げ、はっぴいえんどやムーンライダーズなどの日本語ロックの先人達が耕してきた土壌の上で、音楽の“今”を開花させようとしている。

そして、そんなワクワクするような時代の本格的な幕開けを告げるのは、この、森は生きているのファースト・アルバムだと言ってもそう的外れでは無いはず。OTOTOYでは、彼らに早くから注目し、デモ音源の配信時にはリーダー・岡田拓郎に、”森は生きている”とはそもそもなんなのか、バンドの成り立ちからそのたぐいまれな音楽の源泉にいたるまで、つぶさに明らかにするインタヴューを行った。今回、ファースト・アルバムのリリースというタイミングにおいて、我々が彼らに訊きたかったことはただひとつ。今や日本の音楽シーンの台風の目として広く認知されることになった、森は生きているのラディカルに変化し続ける“現在”と“未来”についてだ。

… と、まぁ、ここまで散々大仰なことを述べてきたが、結局のところそんな戯言、本当はどうでもよくて、まわりの勝手な思惑とは無関係に、どこに向かおうが、きっと音楽だけは彼らを裏切らない… そう納得してしまうだけの、音楽へのイノセントな愛情がこのアルバムにはたっぷり詰まっている。あまりにも生(Raw)で、あまりにも瑞々しいエヴァー・グリーンなファースト・アルバムを見事作り上げた、森は生きている。古いも、新しいも、妙なレッテル貼りも関係ない。音楽は、いつだって「いま、ここ」で鳴り響く… 彼らは、そんなシンプルで明快な音楽の在り方を思い出させてくれるのだ。

インタヴュー&文 : 小田部仁


これからの邦楽インディ・シーンを牽引し、拡大する、1stフル・アルバム

森は生きている『森は生きている』

【配信価格】
mp3、wavともに 単曲 200円 / まとめ購入 1,800円

【Track List】
1. 昼下がりの夢 / 2. 雨上がりの通り / 3. 回想電車 / 4. 光の蠱惑 / 5. 断片 / 6. ロンド / 7. 日傘の蔭 / 8. 帰り道 / 9. 日々の泡沫

※まとめ購入の方には歌詞ブックレットをプレゼント!!
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現在廃盤のデモ音源を独占配信中!

森は生きている『日々の泡沫』

【配信価格】
mp3、wavともに 単曲 150円 / まとめ購入 400円

【Track List】
1. Intro / 2. 日々の泡沫 / 3. 帰り道

>> 森は生きている『日々の泡沫』配信開始 & 岡田拓郎インタヴュー

誤解を恐れずに言うと「青臭い」内容のものが多くて…

ーーOTOTOYでも配信されているデモ音源『日々の泡沫』では、リーダーの岡田くんの音楽マニアっぷり、放っておくとすぐに音楽・曼荼羅を描き始めてしまう様な、そんな迸る才能が発揮されていたと思うんですけど、今回、ファースト・アルバムを聴いて、まず感じたのは「生っぽいな」っていう質感でした。

岡田拓郎 (Gt、Cho、etc / 以下、岡田) : それは、そもそも録り方がデモとアルバムでは全く違うからかな。デモ音源は宅録で1パートずつ細かく微調整しながら録音したものだったんです。一気にバンドで演奏して録音するっていうことがあまりできなかったから、殆どプリ・プロダクション(*1)で作り上げていって。でも、今回はベーシック(*2)の部分なんかは歌まで含めて全部一発でまとめて録っているし。それが「生っぽい」っていう感想に繋がっているのかも。

(*1)プリ・プロダクション : 実際のレコーディングに入る前に、録音の打ち合わせやデモ音源を作成する事。ここでは、スタジオでの本格的なレコーディングではなく、個々の楽器を細かく分けて地道に自力で録音していく行程を指している。

(*2)ベーシック : 曲の骨組みや土台となる部分の演奏を指す。バンドの場合、ライヴで演奏されている部分のことを指す場合が多い。

ーーライヴでの森は生きているの生き生きした様子が素直に記録されているような印象を受けたんですが、最初からそういう瑞々しいアルバムにしたいって考えがあったんですか?

岡田 : よくある言葉なんだけど、「若いバンドらしい“初期衝動”を1枚目に収めたい」、「今までライヴでやってきたような演奏をそのままCDにしたいな」っていうのは前提にありました。逆に言うと、細かい所までにはあんまり手が回っていない音源だとは正直思いますけどね。でも、それはそれでファースト・アルバムらしくて、僕は気に入ってるし、狙った通りだなって思う。

ーーアルバム全体の雰囲気が非常に調和のとれたものになっていると思いますけど、録音開始当初から明確なコンセプトをもって録音に臨まれたんですか? それとも、でき上がったら自然とこういう形になっていた?

岡田 : そんなに持ち曲が無かったから、まず曲を作るのを第一に優先してどんどこ進めていったんだよね。だから、コンセプトとして明確にあったのは「日本語でロックを作る」っていう、森は生きているが最初から掲げているものぐらいで、他には大して何も無かったなぁ。メロディや歌詞が出そろって、それを並べてみたところで、ようやくアルバム全体の姿が見えてきたような気がします。

竹川悟史 (Vo、Gt、Ba、etc / 以下、竹川) : 最終的には、歌詞としても全体で物語の流れがみえるような、まとまった作品になったとは思いますね。

中央手前から時計回りに 岡田拓郎、大久保淳也、増村和彦、谷口雄、竹川悟史、久山直道

ーーサウンドだけじゃなく歌詞に関しても、モラトリアムの煩悶が見え隠れする様な、誤解を恐れずに言うと「青臭い」内容のものが多くて。今、20歳そこそこのメンバーの等身大の在り方が反映されているのかなぁ、なんて勘ぐっちゃったんですけど(笑)。

増村和彦 (Dr、Per / 以下、増村) : う~ん、今回の歌詞に関しては、私小説的だとは思っていないです。もちろん、そういう要素はあるんでしょうけど、あんまり意識した事はない。ただ、高校生の時、まさにモラトリアムまっただ中の時期に、日本語ロックに大きな影響を受けたから、それをやろうとすると、その時の気持ちが蘇ってきてしまうのかもしれないですね。でも、こういう表現は高校生の頃からずっとやりたかったんですよ。

「あぁ、あの人、楽しそうだなぁ」って思われたい

ーー森は生きているの歌詞のひとつの大きな特徴として「ふたつの異なるモチーフを対比させ、その境界をぼやかしながら物語が綴られていく」という点が挙げられると思います。例えば、冒頭の2曲「昼下がりの夢」「雨上がりの通り」は曲名がシンメトリーになっているだけでなく、夢と現・死と生・過去と現在・女と男・大人と子供というような対立する概念を歌詞のナレーター(語り手)が自在に行き来します。この点、テクニックとしてかなり高度だと思うんですけど。

増村 : 何か歌詞のテーマを考えなければならないって思った時に、対比したモチーフを使うと単純に楽なんですよね。歌詞っぽい体裁になる(笑)。だけど、意図して実際にそういう技法を試みてみると元々、そんなにテクニックが無いから、自然とそのふたつの対立するものの境界がはっきりとせずに揺らいでしまう。そういうことが無意識の内に起きていたのかもしれないですね。

岡田 : 楽曲はそういうことは全く意識せずに作っているんですけどね。でも、大人と子供の境目がみえていない自分こそが、むしろ夢と現(うつつ)の狭間にいるんじゃないかな… とは思う(笑)。単純に増村の歌詞はおもしろいなぁと思います。楽曲も歌詞も1人で完結できた方が大抵の場合は良いと思うんだけど、増村は僕が思っている以上のもの、自分じゃ書けないレベルのものを書いてきてくれるので。全然曲を作った時には意図していない内容で書いてくるから「はは、こんなん書いてきたわ」って思うときもあるんだけど(笑)。

ーー竹川くんは、強い作家性をもった増村さんと岡田くんの詞曲の世界を立ち上げる為にヴォーカリストとしてどのようなことを意識して歌っていましたか?

竹川 : 僕と増村さんでは、やっぱり歌詞の理解の仕方が違うんですね。お互いに全然違う風景を想定していると思うんですけど、それを自分なりにどう表現するかっていうことは考えていました。演奏している時はまず、自分がやっていて楽しいっていうことを重視しています。「あぁ、あの人、楽しそうだなぁ」って思われたいんですよね。

ファースト・アルバム『森は生きている』
デモ音源『日々の飛沫』

ーー先ほど、デモ音源『日々の泡沫』に比べると、シンプルで生っぽいのが今回のアルバムの特徴だっていうお話をしましたけど、そうは言っても岡田くんは相当なオーヴァー・ダビング(*3)をしていると伺いました。実際に冒頭から弦楽器はエレキ・ギターだけでなくバンジョーやスティール・ギターなど相当な数が重ねられていますし、ノイズやらビープみたいな効果音もそこかしこに散りばめられていますね。作曲者として、どのような意図をもって楽曲のディレクションをしていたんですか?

岡田 : オーヴァー・ダビングしたノイズに関しては、完全に面白半分で入れているのが多いかなぁ(笑)。っていうのも僕は、バンドの演奏をそのままCDに収めるだけじゃあ、やっぱり物足りない人間なんです。サウンド的な遊びや変な違和感になるような要素を入れたいなとは、いつも思っていて。後は、僕は自分のソロとか發展っていうプロジェクトでも色々ポップスとは違う音楽をやっているんだけど、そこで奏でた“ノイズ”が飛び火して、森は生きているに入ってきたっていうのもあるかもしれない。僕はポップスと同じくらいアヴァンギャルドな音楽も凄く好きなんで。ポップス一本だけでは甘くなり過ぎてしまう部分を、そういうノイズみたいなものを要素として織り込むことによって、うまくカヴァーできないかなって考えはあります。

(*3)オーヴァー・ダビング : 曲の土台となる演奏=ベーシックの上に、新たに音を重ねる事。

ーーそういうポップスを愛しながらアヴァンギャルドな要素も追求していた音楽って、90年代のオルタナティヴ・ロックのセンスにも通じる所があると思うんですけど、今回レコーディング中にジム・オルーク(*4)の『ユリイカ』をよく聴いていたと伺いました。岡田くんがジム・オルーク・フリークなのは有名な話ですが、今回も相当影響は受けたんでしょうか?

岡田 : 残念ながら… されていますね(笑)。今回、スタジオにはターンテーブルとジムのアルバムを6~7枚持っていって、録音するときもミックスする時もずっと聴いていたんです。ある意味で、僕が作りたいサウンドのお手本にしているものっていうのはジム・オルークそのものだし。それこそアヴァンギャルドとポップスのうまい所を、ユーモアをもってやっている彼の存在は凄く大きいですね。

(*4)ジム・オルーク : オルタナティヴ・ロックだけでなくポップス、ジャズ、前衛音楽に到るまでジャンルに囚われることのないアメリカ人音楽家。仙人と呼ばれることも。日本在住。00年代の一時期、ソニック・ユースに在籍していた。

普段の生活の中で抑圧されていることが、音楽の中で解放されている

ーーライヴを何回か観させて頂いてるんですが、その度にキーボードの谷口さんの激しいプレイに圧倒されます。でも、実は谷口さんって熱狂的な演奏の最中にも、オルガンのドローバーを細かく調節していたりと、かなりサウンドの細部に気を使ってプレイもしていますよね。アルバムでは、プレイヤーとしてのそんな繊細な部分も垣間みれた様な気がします。特に歌とのハーモニーが素晴らしかったです。

谷口 : 元々、歌伴の鍵盤っていうものが凄く好きなんです。シンガー・ソング・ライターものばっかり聴いていて、ジャズには一切触れていなかったりする(笑)。影響されたキーボーディストも、スプーナー・オールダム(*5)とかリトル・フィートのビル・ペイン(*6)、ザ・バンドのガース・ハドソン(*7)やリチャード・マニュエル(*8)だったし。もしかしたら、意識して構築した部分もあったのかもしれませんが、もう、僕はこういう風にしか弾けないんです。歌のメロディを大事にする様なピアノは、自分そのものだと思うんで。

(*5)スプーナー・オールダム : アメリカのセッション・ミュージシャンでソング・ライター。ニール・ヤングやボブ・ディランなどのバックを務めた。

(*6)ビル・ペイン : リトル・フィートのキーボーディスト。セッション・ミュージシャンとしても活躍。

(*7)ガース・ハドソン : ザ・バンドのキーボーディスト。13年には夫人と来日、フジロックにも出演した。印象的なオルガン・サウンドが特徴。

(*8)リチャード・マニュエル : ザ・バンドのキーボーディスト。作曲家・ヴォーカリストとしてもバンドに貢献。


Little Feat「Dixie Chicken」

The Band「The Weight」

ーーなるほど。単純な質問なんですが、あのライヴでのエモーショナルなエネルギーってどこからくるんでしょうね?

谷口 : 昨日、ライヴ映像をみながらそれについて考えていたんですけど、自然と出ちゃってるんだと思います。普段の生活の中で抑圧されているようなことが音楽の中で解放されているのかもしれない。というか、そういうカタルシスが無いと、音楽やってて意味ないじゃんって思うんです。

ーー増村さんのドラミングって所謂、ロック・マナーな8ビートをそのまま叩くというような演奏ではなくて、どこかエキゾチックな香りのする独特なものだと思います。パーカッショニストとしても活動されているとのことですが、どのようなバック・グラウンドが森は生きているでのプレイには反映されているのでしょうか?

増村 : 日本語ロックやソフト・ロックに影響を受けて、森は生きているみたいなバンドをいつかやってみたいと思っていたのとは別のところで、もともと、リズムそのものに凄く興味をもっていたんですね。で、アフリカの音楽やブラジルのアンサンブルだったりキューバの儀式的なリズムみたいなものをずっと勉強していたんです。そういう色んなところから得たリズム感覚と、音楽的蓄積から生まれたユーモアを両方とも、森は生きているではあらわせたらいいなぁと思っているんです。

ーー具体的には、アルバムの中ではどのようなプレイにそれが目立ってみられますかね?

増村 : 「ここにラテンの要素があらわれている!」っていうようなプレイは、森は生きているではほとんどやっていなくて、ブラジルっぽいけどなんか違うな… みたいなものが多い。例えば、「ロンド」や「断片」でドラムスだけが抜けて聴こえてくるような瞬間があると思うんだけど、これは、アフリカの音楽とかでは一番大事な考え方である「隙間産業」的なプレイです。音と音がぶつからないようにして、違う音域にあるものが組合わさった時に気持ち良くなるっていう。例えば「ロンド」で、谷口のソロになった瞬間にバンド全体としてはすっと下がるんだけど、ドラムだけは少しはみ出して叩きまくっている… こういう部分は特にパーカッションからの影響が大きいです。そういうプレイが好きやね(笑)。

ーー今までのお話を伺っていると、やはり森は生きているのメンバーの皆さんには、いろいろな音楽的なチャンネルがポップス以外にもある気がするんですが、森は生きているというバンドでは、みなさんのやりたいことがストレートに出せていますか? それとも、数あるプロジェクトの中のひとつなんでしょうか?

岡田 : 僕は自分が主導でやっているバンドだから素直に出せていると思うけどね。もともと、音楽的な限界への挑戦って言う意味では、このバンドの前身バンドがそういうジャム・バンドだったんだけど、やっぱり行き詰まっちゃったし。森は生きているでは「日本語でロックをやる」っていう前提があるわけですけど、ある程度の枠組みを作った上でそういう自分の音楽的なバックグラウンドを盛り込みたいって考えると「森は生きている」という形で挑戦してみようっていう単純な考えにいきつくんです。

増村 : いろんな音楽が好きだから、やりたいことは一杯あるんだけど、そういう複数の音楽的な欲求をひとつのバンドに盛り込めて、かつその要素が混じり合った音楽を作ることができるっていう意味で、このバンドで演奏することにはよろこびがありますね。そういういろんな音楽を盛り込めるジャンルっていうのは、ポップスしか無いんじゃないかなと自分は思っています。他の形態ではできないと思う。

谷口 : 森は生きているは、自分の限界を引き出してくれる場だと僕は思っています。みんながやっぱり凄いから、やらなきゃいけないって思う瞬間があるんです。増村のリズムに対するこだわりとか岡田のソロを聴いていると、そこに追いつこう、というか、バンドではやっぱり鍵盤は歌伴だから、曲に相応しい鍵盤を弾かなきゃいけないと思うんです。自分の限界のその先を実感させてくれる場だと思いますね。

竹川 : 僕はやりたいことはできています。谷口さんの話じゃないけど、このメンバーと一緒にやっていると、またやりたいことができてくる。もともと、僕は歌を歌うっていうこと自体、このバンドが初めてなんですよ。まだまだ伸び白はあると自分で思っているので、もっと成長したいです。

ーー昨年の12月頃に、僕は一度、森は生きているの皆さんとお酒を呑んでるんですけど(笑)、その場で岡田くんは「広く聴かれたい」とか「アメリカに行きたい」みたいなことを言っていたんだけど、ファースト・アルバムをこうして無事作り終えた今、心境の変化っていうのはありましたか?

岡田 : う~ん、正直に言うと、今の気分では広く聴かれたいとかそういう欲求はゼロです。ファースト・アルバムが完成した後に気付いたんだけど、僕は、自分の内にあるものを、ただ、形にしたいだけなんですよ。外野になにか言われることもあって、広く聴かれるっていうことはそういうことなんだと思うんだけど、人間にはそれぞれ違う脳みそがついていて、感性も違うわけだから… 僕は「これが、僕の音楽だ」って外に出すだけだと、今は思っています。アメリカに行きたいっていうのは多分、レコードの買い付けに行きたかったんだと思う(笑)。

増村 : でも、岡田も今言っていたけど、いろんな人に聴かれたら、いろんな感想があるわけで。それを単純に興味として「知りたいな」っていう想いは普通にありますよ。まぁ、聞いちゃったら結局どうでも良いかもしれないんだけど(笑)。そこから気付けることもやっぱりあるだろうし。ただ、各県の高校に1人か2人ぐらい、今の音楽に満足できないなって思っている様な高校生がいるかもしれないから、そういう人に聴いてもらえたらめちゃうれしいと思うな(笑)。

ーー最も望ましいかたちで、最高のファースト・アルバムを完成させたわけですけど、森は生きているの今後ってどうなっていくんでしょうか?

岡田 : 次作はもっとコンセプチュアルな物にしたいです。このファースト・アルバムの制作は、スタジオワークの良い勉強になった。反省すべき点もひと段落してようやく見えてきた。そして新しい景色も。ともあれまずは森の活動が忙しくて手をつけられずにいた自分のソロ作を作ろうと思っています。間違いなく森の次作に繋がると思うし。

増村 : 考え中です。セカンドではコンセプト・アルバム的なものをやりたいっていうのはなんとなく考えているんですけど、そうなってくると歌詞が重要になってくるんで、どういう風にしようかなって。ファーストを超えるっていう視点だと、バンド全体の実力がグッとあがらなきゃいけないんじゃないかなと思っています。やっぱり今回のアルバムは岡田くんの色が強い。それはすごく良いことだし、これからもそうあるべきだと思うんだけど、メンバー全員の色を出していく様なそれぐらいの気持ちじゃないと、このアルバムは超えられないかなっていうのはあります。

竹川 : 明確なヴィジョンは、僕にもまだ見えてないんですけど、見えてきたときに、すぐに対応できるようなスキルを身につけなければならないと思うので、今はただただ成長していきたいっていう気持ちです。

谷口 : 本当にこれからだと思っているんですよ。多分、音楽的に「やりたいこと」がメンバーひとりひとりに無いと今後良いものができないのは、目に見えているし、そういうものが重なった所に森は生きているのオリジナリティーが生まれると思うので、まずは、そこかなと思っています。

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LIVE INFORMATION

2013年8月25日(日)@渋谷LAST WALTZ
2013年8月29日(木)@吉祥寺スターパインズカフェ
2013年10月5日(土)@名古屋KDハポン
2013年10月6日(日)@京都メトロ
2013年10月27日(日)@渋谷O-nest

PROFILE

森は生きている

岡田拓郎 (Gt、Cho、etc) / 竹川悟史 (Vo、Gt、Ba、etc) / 谷口雄 (Pf、Org、Cho、etc) / 久山直道 (Ba、Gt、Cho、etc) / 増村和彦 (Dr、Per) / 大久保淳也 (Sax、Flute、Tr、Cl、Cho、etc)

東京で活動する6人組バンド。カントリー、ソフトロック、スワンプ、アンビエント、モンド、エキゾチカ、トロピカル、ジャズ、ブルース、クラシック、アフロなど… メンバーの雑多な音楽嗜好により、バンドは唯一無二のチャンポン・ミュージックを奏でる。

>>森は生きている Official HP

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インタヴュー

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