「J Dillaの曲を演奏してた人たち、やばくなかった!? 」

2010/02/10 "PEACE"-A Tribute to J DILLA- @代官山UNIT

ヒップホップにおいて「やばい」っていう言葉の範囲は広い。病的なビートだけでなく、ソウルフルな曲にも「やばい」って言う。
死後もなお愛され続ける伝説的プロデューサー、J Dilla。先日の彼の追悼イベントを実弟Illa J、muroやDJ SARASAなどの豪華すぎる面子が盛り上げた。しかし、彼らが登場する前の24時。代官山UNITのフロアを観客が埋めていた。彼らが熱中していたのは、origami PRODUCTIONのアーティスト達。毎月laidbookという名義でCDをリリースしているクリエイター集団だ。そして特筆すべきは、CD不況となって久しい2010年において、laidbookの曲は配信をしない事である。時代の流れに乗らずとも、ここまで人を引きつけている。それは単純に、彼らの音楽が「やばい」からに決まってる。
そのorigami PRODUCTIONから、ベーシストのShingo Suzuki、ドラマーのmabanua、そしてジャズ・ギタリストである関口慎悟の3人によるOvallのファースト・アルバムが完成した。既にネットで、店頭で、ラジオでレコメンド枠が設けられている。しかも日本だけでなく、世界で。そんなホットな彼らが、どのように音楽と向き合っているのかを語ってくれた。

インタビュー&文 : 斎井直史

アルバム購入特典 :
『DON'T CARE WHO KNOWS THAT』をご購入いただいた方に、特典としてジャケット画像をプレゼントします。アルバム購入後、こちらのリンクからダウンロードしてください。

求めてるものがスタジオでの作業とは違う

——Ovallだけでなく、laidbookでも話題のorigami PRODUCTIONですが、二つの住み分けはどういったものですか?

Shingo Suzuki(B,Vo.以下、Suzuki) : Ovallはバンドですが、laidbookというのはバンドではないんですよ。origami PRODUCTIONには、mabanua、Shingo Suzuki、45 a.k.a. SWING-O、渥美幸裕(thirdiq)というアーティストがいて、その4人が集まって毎月パッケージを作るコンセプト・アルバムの名前です。毎回テーマを決めて、それに沿った音をつくる。そして手に取りやすい1000円という価格で、ペインターのDRAGON等がアート・カードをつけたパッケージ商品になってます。テーマは毎回変わっても、メンバーがドラム、鍵盤、ベース、ギターと揃っているので、各々がプロデューサーになり一曲ずつ作ります。

——毎月ミニ・アルバムをつくるって忙しくないですか?

Suzuki : 忙しいといえば忙しいけど(笑)、効率良くやっているからそれほどでもない。
mabanua(Dr,Vo) : レコーディング自体は一日で数曲、長くて3、4日で終わっちゃうんで。 というのも、求めてるものってのがスタジオでの作業とは違うんですよ。「サビの後の間奏をどうしようか?」っていう曲作りの過程じゃない。イメージのやり取りをしてる。例えば、「日本の農家がフランスで畑耕している」「オッケー」みたいな(笑)。
Suzuki : バンドとかソロとかって、自らのアイデンティティーを示す方法でもあると思うんですけど、laidbookはもっとラフに楽しんでる。テーマに沿って「今月はアコースティック・イシューだからアコギでやろっか」なんて制限してから始めたりする。

——Ovallの結成の経緯はどのようなものだったのですか?

Suzuki : Ovallは10年ほど前に僕が始めたバンド・プロジェクトです。メンバーの変遷があり、また僕が渡仏したりと一時は火が消えそうになりました。フランスから帰国した当時、今から3年ほど前ですが、東京では新しいグルーブの感覚をもったミュージシャンがクラブなどに集まっては夜な夜なセッションをしていました。Jamのムーブメントがあったんです。そんな中でmabanuaと関口君に出会いました。僕たちは次第にジャム・セッションのホスト・バンドをするようになって、それが現在のOvallの原型になったんです。二人はそれぞれが固有の、何か特別な音を持っていて、僕のOvallに対するモチベーションは高まりました。サウンドがイメージできたので二人をOvallに誘い、バンドを再開し現在に至ります。そこからこのアルバムまで一気に突き進んで来た感じですね。ちなみに、アルバムにフィーチャリングされているラッパーのOl' K(オーケー)はOvall始動時から一緒に音楽を創ってきた朋友です。

——メンバーそれぞれソロのイメージも強いですが、それ以前の経緯などを教えていただけますか?

関口慎悟(G,vo.以下、関口) : 14歳くらいでギターを始めました。中学で洋楽のロックに出会って、大学でジャズに出会うっていう流れがギターを演奏する人には多いと思うんですけど、僕も全くその通りで。大学からジャズを始めたんですけど、同時にR&Bやヒップホップを聴いたり演奏し始めたりしてました。大学卒業してからは、ギター・トリオから始まり、後にトランペットやピアノが加入したvusikっていうバンドをやって、去年はアルバムも出しました。その活動をコツコツ続けながらも、サポートやセッションの仕事もしていたり。もともとは卒業後就職するつもりが、学生の時に音楽活動が本格化してきて、こっち(音楽の世界)に気がついたら引きずり込まれていたって感じですね。
Suzuki : 僕も同じで学生の頃から音楽をやってて、大学ではジャズ研に。その当時はピアノ・トリオでウッド・ベースを弾いていました。曲は作っていたのですが、楽譜に書いて、ライブを録音する程度。大学卒業後にAKAIのDPS16というMTRとMPC2000XL、RodandのRD600などを購入して、デモ・テープを作り始めました。卒業後はフランスの工業ガスの会社に入り、音楽活動も続けていました。それなりに充実していたのですが、徐々にすべてが中途半端に思えてきて、次第に息が詰まってきたんです。自分自身で高い柵を作り、囲い込んでいくような、そんな感じでした。ある時、すべてをまっさらな状態にしたくなり、会社も音楽活動も辞めて、外国に移り住もうと思ったんです。自分の知らない場所で、ゼロからスタートしたかったんです。そして、どこに行こうかとなったとき、以前からフランスに興味があったので、パリに行く決心をしました。パリでの生活はしばらくはバカンスのような、気楽な放浪生活だったのですが、音楽が好きだったので、次第にパリのセッション・シーンにベースを持参して行くようになりました。そんな中、次第にミュージシャン、ビート・メイキングの仲間ができたりするとやっぱり「音楽がやりたいんだな」って事がわかり始めたんです。そして「どうせなら自分の国で」って思ったのが5年位前。帰国後、東京で音楽活動し始めた中で、Tsushimaさん(origami PRODUCTION)に出会いました。origamiに参加 することになって... ソロとして『The Abstract Truth』のリリースに至りました。
mabanua : 俺は高校の時にバンドにのめりこみましたね。だけど、学校が進学校だったんですよ。当然赤点とって。教頭に親が頭を下げてるのに「帰ってドラム叩きてぇ... 」とか考えてたり(笑)。それで高校も中退して、通信制の高校を卒業しました。学校に通いながらバイトして音楽をやる生活を16歳から20歳くらいまで続けてましたね。その間に技術を養ってはいたけれど自分のスタイルはまだ確立してなかったです。当時は、セッションがとても流行っていて、そこに遊びに行ったら誘われて、今のOvallになったんです。

——mabanuaさんは、一人で全てをこなすビート・メイキングの様子(左上)をYouTubeにアップして、多くの人を驚かせましたね。あの動画もその頃のものですか?

mabanua : いや!あの動画はもっと最近ですね。Ovallに入ったのは3、4年前なんですけど、ビートはまだ作ってなくて。その頃は簡単なデモを作ってて、それを聴いたTushimaさんと出会い、mabanuaとしてデビューが決まって、ファーストを出す前に、「ちょっとやってみれば?」ってTushimaさんに言われて撮ったんですよ。
Tushima(A&R 以下、t) : あれも「ハイ」ってヴィデオ渡して、自分でやってもらったもの。撮影も編集も自分。ウチは全部Do It Yourselfのレーベル(笑)。
Suzuki : 今回もマスタリング以外は全部自分達でやったしね。

——みなさん何に音楽的な影響を受けましたか?

関口 : Keith Jarrettかなぁ。ギタリストっていうよりピアニストが好きで。彼はケルン・コンサートとかのソロが有名なんですよ。でも僕はトリオの方が好きです。3人で眼で会話して、楽しんで演奏してて。あと、キースは演奏中にピアノの下にもぐりこみそうになる。初めて見るとちょっとびっくりするかもしれないですよ(笑)。
Suzuki : Sadeはとても好きです。バンドとしてもすごい好きだし、貫いてる感じがする。僕にとって、滋養の音楽です。あと、Meshell Ndegeocelloも好きですね。そのサウンドは体の芯までしみ込む中毒性があり、唯一無二。常に進化していて圧倒されます。そしてその世界観に圧倒され、いつも新しい発見があります。ベーシストはPaul Jacksonとか、ファンクネスをもったプレイヤーが好きです。
mabanua : やっぱ音楽のほんとの根本はThe Beatlesとか、Led Zeppelinとか。黒いほうになるとArrested Developmentが入り口で、16歳くらいですね。

——今回のアルバムでも様々なアーティストをフィーチャリングしていますね。彼らはどのような経緯で参加が決定したのですか?

Suzuki : Hocus Pocusは僕のソロ・アルバムでのフィーチャリング以来です。ソロ・アルバムの制作をし始めた時に、フランスにいた頃、彼らの音源を聴いたらすごい良かったことを思い出しました。そこで、Hocus Pocusの ラッパー、20syl(ヴァンシール)にラップをしてもらおうと、Myspace経由でメールを送ったところ、5分後に返信が(笑)。即OKしてくれたんです。そこから繋がって、2008年に彼らの来日ツアーの際に、Ovall も同じステージでパフォーマンスが出来ることになったんです。そこで初めて直接会うことができました。音楽性も共有できるものを持ってますし、僕らと同じ空気を感じる。今回歌ってるのはギターのDavid(ダヴィッド)なんですが、ライヴで歌ってるところを見て絶対ハマるなって思い、ラッパーの20sylと一緒にフィーチャーしました。Hanahと類家心平はライブやジャム・セッションなどで顔をあわせるミュージシャン仲間です。

——あまりにも人選がフィットしていたので、それぞれの作品を聴いて声をかけたのかと思いました。

Suzuki : もちろん、こちらから声をかけたのもあります。waynaとかはMyspace聴いて声かけて。Ken StarrはmabanuaがKev Brownと共演したことがあって、繋がりが生まれたんです。
関口 : あのメールは激速でしたね。
Suzuki : たぶんそうなったのは、お互いに同じものを共有しているから、変な説明をしなくても出来るんですよ。それと、皆D.I.Y(Do It Yourself)精神でやっているから、別に特別な事をしてる感じがしないんです。
mabanua : ジョー(Jo'Leon Davenue)や俺のファーストから参加してくれている Nicholas Ray Gantと出会ったキッカケも、自分のMyspaceさえ持ってない頃に、簡単な曲をネットに上げているのをどっからか見つけてくれて知り合ったんですよね。だけど、一回も会ったこともないっていう(笑)。
Suzuki : ジョーとニコラスはずっとオン・ラインにいるよね。TwitterのOvallアカウントで「あと三日でリリース! 」ってつぶやいたら、即Re Tweetしてくれて。彼らは常に準備万端。あと最後にRemixをやってもらっているa.zは、MPCだけでビートを作るトラック・メイカー。Ovallのイベントの際に出演して貰ったり。
mabanua : 変態ですね(笑)。女の子なんですけど、変態なんです。なんでこんなドープなのを作れるん?って感じで。Suzuki : 基本的にリスペクトできるミュージシャンに声かけて、一緒にやる。基本的には曲を作って、ファイルのやり取りを行います。あと最後に入っているOl'K(オーケー)。
mabanua : origami唯一のラッパー。今、シンガポールに住んでいます。
Suzuki : 「La Flamme」では、僕が日本語で書いたOvallの意味を彼が英訳して、ポエトリー・リーディングをしています。シンガポールで彼が録音したmp3のファイルをメール送ってもらい、エディットしています。もう一曲の「We Been」で は帰国した時に捕まえて、スタジオで一緒に録音しました。

俺は一例を示すマインドでいます

——今回ジャケットもOTOTOYで配信させていただく事になりましたが、このジャケットには、何かテーマなどはありますか?

Suzuki : アート・ワークはシュール・レアリズムをコンセプトに、東京をテーマにしました。今、ここに住んでいるリアルな音をアート・ワークの中で表現したかった。あとは、ネガティヴな気持ちが蔓延してる時代だから、陰鬱な空気をすっ飛ばす、パリッ! とした雰囲気にしたかったんです。そのアイディアをもとに、実際に手がけたのはorigamiクルーのGLOWZというデザイン・チームです。ラフ・スケッチを僕が描いてから、GLOWZに依頼しました。六本木ヒルズ展望台から東京の景色を撮影して、全部ごちゃまぜにしたんですよ。だから実在しない風景になってるんです。

——ヒップホップ黄金期のようなソウルフルな音楽のファンは、日本は多いと思います。彼らや日本の音楽シーンに響く作品をつくる意気込みなどありましたか?

Suzuki : いや、思うままの音楽をやってるだけです。ただ、日本らしいとかって意識してなくて、ユニヴァーサルなものを作りたいと思ってます。
mabanua : うちらとしては世界とか、日本だけとか考えてないですね。でも、例えば国内だけに響かせる事を考えて作るのと、隔たり無く人に聴いてもらいたい気持ちで音楽をつくるのでは、広がりが違ってくる可能性はあると思う。俺はその一例を示すマインドでいます。日本に、世界に、という考えは無いんで。
Suzuki : ここ数年でMyspace、Last.fm、YouTubeなどの爆発的な普及で、世界中のメジャー・インディー関係無しに好きな雰囲気を持つ音楽を見つけることが出来る。僕らにとってその環境は自然なんですよ。そう考えると、国内だけに考えるのは不自然というか。
mabanua : 「最近アレが流行ってるから、これを日本でやってみるか!」とかってのも無いですね。
Suzuki : 色々な曲を好きになる時点で、音楽に洋邦ないんですよね。その感じをそのまま音楽にすると、こうなる。同じように音楽をしても売れるかどうかの判断に敵わずに日の目を見なかったアーティストは沢山いると思う。だけど、origamiの場合はアーティスト本位のレーベルですので、売れるかどうかより音楽性先行。また世界中、様々な地域がある中で、2010年の東京に住んでる僕たちが作れる音楽がコレだから、そこに何らかの民族性から来る要素は絶対混じると思ってます。ジャケットも、今の東京のサウンドのひとつである事を表現したかったという理由もあります。しかし、それは国籍のアピールでは無く、あくまでユニヴァーサルなもの。CDの下に「オープン・マインドで聴いて欲しい」って書いたんですけど、それは日本の音楽っていう視点を持って聴かないで「感じるままでいい」という意味ですね。
mabanua : 世の中の流行りもあるし、「ああいうのいいな」って思う事もあるんですけど、実際に作ってみても、頭が空の状態で作ったほうがいいものが出来るんですよね。
関口 : それ名言。

——今後の活動を教えてください。

Suzuki : 全国ツアーと4月29日にリリース・パーティーが渋谷JZ Bratにてありまして、ライヴもします。また、それぞれソロ活動もありますし、各々で発展させていくと思います。

origami PRODUCTIONの配信が決定!

origami PRODUCTIONのアーティストのソロ・アルバムを、3月下旬より販売開始します。また、Ovall関口慎悟のジャズ・バンド、vusikの音源も、同時配信開始。どうぞお楽しみに!

origami PRODUCTION
thirdiq 『monologue』『who may find love in the imaginary axis』
45 a.k.a. SWING-O 『HELLO FRIENDS』『The REVENGE OF SOUL』
Shingo Suzuki『The ABSTRACT TRUTH』
mabanua『done already』

vusik
vusik『vusik』

Profile

スピリチュアル・ジャズ・ヒップホップ・バンドOvall(オーバル)。トラック・メーカーとしてのアルバムが世界中でヒットし話題のShingo Suzuki (B/Key)と mabanua (Dr)、そしてジャズ・ギタリストとしてアルバムもリリースしている関口慎悟によるスピリチュアル・ジャズ・ヒップホップ・バンド。それぞれのソロ・アルバムではホーカス・ポーカス、ジュラシック5(AKIL THE MC)、アレステッド・デヴェロップメント(Eshe)、モカ・オンリーやBluなどと共演。 サンプリングと生演奏のシームレスな融合で織り成すアーシーで野太いグルーヴ、カラフルなサウンド・スパイスがブレンドされ浮かび上がるユニークな音像で聴く者を別次元へと誘う “進化するアブソリュート・ミクスチャー・ミュージック”。

LIVE SCHEDULE

  • 2010/03/21 (日) Bao Bab@桐生 club BLOCK
Open 17:00

Door 1,500 yen (No Drink)

  • 2010/04/29(木) O2(オーツー)Act.2 『Ovall Release Party』@渋谷 JZ Brat SOUND OF TOKYO
Open 18:00 / Start 19:00 / Close 23:00

Adv. 2,000 yen / Door 3,000 yen (No Drink)

  • 隔月の第4木曜日 My Favorite Soul@中目黒Solfa
Open 21:00(All night)

Door 2,000yen(w /1drink)

origami PRODUCTION主催のセッション・イベントです。

少し大人になってしまったストリート系へ、次の「やばい」を

Jamiroquai、Maroon 5など、小洒落てて「黒」くて「ファンキー」で「Grooveの効いた」サウンドがお好きな方に強力にお勧めのバンド、Excellent Gentlemenのデビュー・アルバム。しっかりグルーヴしてて、全然踊れる曲あり。グルーヴのあるドラムに、哀愁あるメロディーあり。アダルト・ブラック・ミュージック。静かな衝動が続く。

ノリノリなラップは飽きた? それなら、ゆるいイギリス訛りのフィメール・ラッパーをどうぞ。ジャズとヒップホップのバランスを心得てるPat Dのトラックと、刺々しくないラップのLady Paradoxのフローが重なる。「ヒップホップ好きなの? こわ〜い。」なんて言う文化系女子も、振り向いて君と共鳴しはじめる(かもしれない)一枚。

新居昭乃、Cocco、木村カエラ、BONNIE PINK、Chara、LOVE PSYCHEDELICO、安藤裕子や平岡恵子をゲストに迎え、制作されたカーリージラフのセルフ・カバー・アルバム。Ovall『Don't Care Who Knows That』にも絶賛のコメントを寄せていたCharaも参加しているカーリー・ジラフのアルバム。優しく、とけてしまうようなサウンドをゆっくりと聴いて、酔いしれて欲しい。彼もまた、世界に響くユニヴァーサル(普遍)なサウンド・クリエイター。「国を意識させないものにしたい」というインタビューはこちら

o

 
 

"Close Up"の最新アーカイヴ

成熟した憂いを感じさせる歌声。SSWタグチハナの愛をテーマとした最新作配信&インタヴュー
[CLOSEUP]・2017年03月20日・成熟した憂いを感じさせる歌声。SSWタグチハナの愛をテーマとした最新作配信&インタヴュー 昨年2016年に20歳を迎えたタグチハナは、同年3月29日に渋谷クラブクアトロという自身最大規模でのワンマン・ライヴを敢行。そのライヴは素晴らしいものだったが、それ以降、ライヴの回数は以前より目に見えて減ってしまっていた。実はあの大きなステージに立つ少し前から、彼女はあるわだかまりを感じ、結果として歌うことも楽しめなくなってしまっていたという。 あのクアトロ公演から約1年。当時所属していたレーベルを離れ、3rdミニ・アルバム『Vividness & The Naked』を完成させた。さらにあの日以来となるワンマン・ライヴも実施。アルバムはタイトル通り、生まれ変わったように鮮やかで、まっすぐに愛を歌ったラヴ・ソングが詰まっていた。タグチはいかにして"壁"を乗り越えたのか。その間、どのような心境の変化があったのか。インタビューで紐解いた。 またタグチは、叔父の布袋寅泰をはじめ、両親がともに過去にメジャーを経験しているなど、ミュージシャンに囲まれた環境で育っている。そんな身近にいる"先輩"たちが、彼女の音楽活動をどう見ている
冨田勲:ドクター・コッペリウス、ハイレゾ配信スタート
[CLOSEUP]・2017年03月22日・冨田勲の遺言ともいえる舞台作品ーードクター・コッペリウスをハイレゾ配信 2016年11月11日、12日、渋谷のBunkamuraオーチャードホールで冨田勲の追悼特別公演として開催された「ドクター・コッペリウス」は、冨田が他界前に上演を夢見て、亡くなる1時間前まで創作を続けてきたまさに遺言ともいえる舞台作品。冨田が長年追い求めてきた「宇宙への夢と希望」に満ち溢れた壮大なストーリーが、オーケストラとシンセサイザー、そして冨田の遺したオリジナルのエレクトロニックサウンド、さらにバレエと3DCGを伴いながら展開。終演後は大きな歓声と鳴り止まない拍手で幕を閉じた公演のライヴ・レコーディング。冨田の遺した電子音とオーケストラ・サウンド、そして初音ミクの歌が三位一体となった、これまでにない音楽の全貌がハイレゾ音源にて世に解き放たれる。 待望のライヴ音源をハイレゾ配信V.A. / 冨田勲:ドクター・コッペリウス (96kHz/24bit)【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム 3,000円(税込)【収録曲】1. 第0楽章 飛翔する生命体 (96kHz/24bit
*祝! 高校卒業! KOTOが新シングルをリリース&インタヴュー
[CLOSEUP]・2017年03月17日・祝! 高校卒業! KOTOの新シングル&シャオチャイポン1stシングルをハイレゾ配信開始 この3月に無事高校を卒業したKOTOが3曲入りシングル『JK卒業PACK』をリリース。さらに、”ゆり丸”の愛称で親しまれる平野友里とのユニット、シャオチャイポンの1stシングルもリリース。OTOTOYでは、この記念すべきタイミングでKOTOへのインタヴューを敢行。これまでの芸能生活を振り返ってもらうとともに、今後の活動についても語ってくれた。 KTOTO高校卒業記念シングルがハイレゾで登場! KOTO / JK卒業PACK(24bit/48kHz)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 270円(税込) / アルバム 540円(税込)【収録曲】1. PoisonGirl2. るっぱっぱ3. 甘い果実の物語 シャオチャイポン初となるシングル シャオチャイポン / URAHARAろまんちっく'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 270円(税込) / アルバム 500円
ZOMBIE-CHANGの中毒性高しなシンセ・ポップ『GANG!』
[CLOSEUP]・2017年03月09日・ニヤつくほど中毒性高しなシンセポップ——もう、あなたはZOMBIE-CHANGの音から逃れられない! モデルとしても活躍しているメイリンのプロジェクト、ZOMBIE-CHANG。80年代のニューウェイヴ・シンセ・ポップを彷彿とさせるローファイ・エレクトロ・サウンドと、脱力ラップ、歌謡曲などなど、声色の表現もゆたかな彼女の歌声がのる……、いやはやなんだかこれではその音楽のおもしろさをちょっとも語っていない。とにかく、これがなんだか、とてもとても中毒性のあるメロディと言葉のセンス、そして音色も含めてそのサウンドが頭をぐるぐると駆け回っていくのだ。1年ぶりにリリースした彼女の新作『GANG!』もまた、そんな彼女の音楽の魅力がしっかりとつまった作品となっている。OTOTOYは『GANG!』を配信するとともに、インタヴューを行った。 ZOMBIE-CHANG / GANG!'【Track List】01. I CAN’T GET TO SLEEP02. TARINAI03. TOKIDOKI04. KOURAKUEN05. KABENOMUKOU06. WEEKEND07. KAWAII BABY【配信形態 / 価格
by 河村 祐介
浅見北斗が語るハバナイ、そして音楽シーンの現状とは──新シングル『Fallin Down』をリリース
[CLOSEUP]・2017年03月16日・浅見北斗が語るハバナイ、そして音楽シーンの現状とは──新シングル『Fallin Down』をリリース 昨年11月に『The Manual (How to Sell My Shit)』をリリースしたHave a Nice Day! 。その勢いを止めることなく新作『Fallin Down』がリリースされる。今作は新曲「Fallin Down」に加え、「スカーフェイス」と「巨大なパーティー」の新録音、さらにリミックス・ヴァージョンという6曲収録。さらに今回は、 安孫子真哉(ex.銀杏BOYZ)がチーフ・プロデューサーを務めるレーベル〈KiliKiliVilla〉からのリリースとなる。なぜ〈KiliKiliVilla〉からのリリースに至ったのか、そしてHave a Nice Day! 、さらに言えば音楽シーンの現状ついて、浅見北斗の考えを訊いた。 勢いが止まらないハバナイ、新シングルを予約受付中! Have a Nice Day! / Fallin Down(24bit/48kHz)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】アルバム 1,080円
京都発ギリシャラブ、初のフル・アルバム・リリース&インタビュー
[CLOSEUP]・2017年03月15日・より一層多様に花開いた音楽性──ギリシャラブが初のフル・アルバムをリリース 多くのアーティスト、クリエイターたちが活躍する京都の音楽シーン。そんな京都インディー・シーンの新星「ギリシャラブ」が1stフル・アルバムをリリース。本作にはプロデューサーとして、同じく京都の音楽シーンで活躍をしている、本日休演の岩出拓十郎を迎えた。今回はリリースにあたって峯大貴による、天川悠雅(ヴォーカル、パーカッション)へのメール・インタビューを敢行。バンド結成から現在までの活動、彼らが活躍する京都という街について語ってくれた。 ギリシャラブの1stフル・アルバム ギリシャラブ / イッツ・オンリー・ア・ジョーク'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC、MP3>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 162円(税込) / アルバム 1782円(税込)【収録曲】1. 竜骨の上で2. つつじの蜜 3. 夜の太陽4. セックス5. 機械 6. ヒモ7. パリ、フランス8. よろこびのうた9. パリ、兵庫 10. イッツ・オンリー・ア・ジョーク11. ギリシャより愛をこめて INTERVIEW : ギリ
【2ヶ月連続特集】越川和磨&ハジメタルと語るロックンロール・バンド、THE 夏の魔物とは
[CLOSEUP]・2017年03月15日・【2ヶ月連続特集】越川和磨&ハジメタルと語るロックンロール・バンド、THE 夏の魔物とは ロック・フェス〈夏の魔物〉の主催者・成田大致によって結成された7人組ロックンロール・バンド、THE 夏の魔物が、1stシングル『僕と君のロックンロール』を完成させた。浅野尚志作曲、只野菜摘作詞による「僕と君のロックンロール」、浅野尚志と成田大致による共作の作曲、アントーニオ本多による作詞による「over the hill」の2曲をOTOTOYで配信開始。先月のスタジオ潜入レポートに続き、今回は初期衝動に溢れた本作について、担当ギターで参加した越川和磨、キーボードで参加したハジメタルを迎え、成田大致と泉茉里との座談会を行った。 THE 夏の魔物、1stシングルを配信スタートTHE 夏の魔物 / 僕と君のロックンロール'【配信価格】WAV / ALAC / FLAC : 単曲 257円 まとめ価格 500円(税込)【Track List】''1. 僕と君のロックンロール2. over the hill INTERVIEW : 成田大致 × 泉茉里 × ハジメタル × 越川和磨 THE 夏の魔物1stシングル「僕と君のロ
ONIGAWARA、集大成となる1stフル・アルバムを1週間先行配信&インタヴュー
[CLOSEUP]・2017年03月15日・ノスタルジックのその先へーーSUPER J-POPユニット・ONIGAWARA、集大成となる1stフル・アルバム SUPER J-POPユニット・ONIGAWARAが、初のフル・アルバムを完成させた。1stペンライト・シングル「タンクトップは似合わない」、1stインスタントカメラ・シングル「シャッターチャンス’93」、1st写真集シングル「GATTEN承知之助~We can do it!!~」といったシングル曲を含む全10曲を収録。フィリーソウル風アレンジで洗練された表題曲「ヒットチャートをねらえ!」は、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、マシータ、コイチ(Sawagi)、柴由佳子(チーナ)、西岡ヒデローら豪華アーティストが参加した力作となっている。OTOTOYでは、どこを切っても聞き応え溢れる本作を1週間先行で配信するとともに、竹内サティフォと斉藤伸也に話を訊いた。取材中食べているパフェへのコメントもあるぞ! すべてを出し切った1st“フル”アルバムを1週間先行配信ONIGAWARA / ヒットチャートをねらえ!'【Track List】1. ヒットチャートをねらえ!2. ダバダバ3. タンクトップは
by 岡本 貴之
筆者について
斎井 直史 (斎井 直史)

音楽業界をおもしろくしようとOTOTOYに詰め寄ったところ、今では色々調教されて悦んでいる。大学生活をキック・ボクシングに投げ打った反動で、今、文科系男子への衝動がと・ま・ら・な・い!ヒップホップが好きです。ニュートラルに音楽を捉えて、「一般ピープル視点を失いたくない!」と思ってる一般ピープル。

同じ筆者による他の記事