いまっぽい〈黒さ〉で都会を描く――新生bonobosが表現した東京という街

2011年の『Ultra』では管楽器やストリングスを大胆に取り入れ、続く2014年『Hyper Folk』ではさらにエレクトロニックな要素も取り込み壮大な表現を見せたbonobos。7枚目のオリジナル・アルバム『23区』は、それらの表現を引き継いだ… というよりは、過去作を咀嚼した上で新たな方向性をメンバー同士で探り合った結果作られた、バンド感の強い一枚だ。

演奏面では、ファンキーでソウルフルな表現がぐっと増え、作品を通して開放的な空気が流れている。〈黒い〉表現が特徴的ではあるが、アーシーというより都会的。風通しがよくて軽やか、これまで以上に洗練されており、かつ折衷的なアルバムと言っていい。

本作をOTOTOYでは、それぞれ音源形式に合わせてマスタリングされたというDSD、そしてPCM 24bit/48kHzにてハイレゾ配信を開始する。

結成して間もない時期より共に活動してきたドラマーの辻凡人が脱退し、オリジナル・メンバー2人に。さらにその後3人の新メンバーを追加し、5人体制での再スタートという大きなメンバーチェンジは、彼らがアウトプットする音楽にも確実に影響を与えている。活動15周年を迎え、変化受け入れつつ前に進もうとするバンドの活動について、中心メンバーの蔡忠浩に話を訊いた。

インタヴュー : 原田星
文 : 鶯巣大介

都会をテーマにした〈黒い〉bonobos。DSD / ハイレゾ配信も!

bonobos / 23区

【配信形態 / 価格】
【左パッケージ(24bit/48kHz)】 ALAC / FLAC / WAV / AAC
価格 まとめ購入 2,751円(税込)/ 単曲 308円(税込)

【右パッケージ(DSD 5.6MHz/1bit)】
価格 まとめ購入 3,240円(税込)/ 単曲 540円(税込)

【トラック・リスト】
1. 東京気象組曲
2. 葡萄の森
3. Cruisin' Cruisin'
4. Paper(jam)
5. Shag
6. メトロポリタン・ララバイ
7. グッドナイト
8. Hello innocence
9. Late Summer Dawn
10. うつくしいひとたち(Album session)
11. 23区

>>OTOTOYアプリ〈ハイレゾプレイバック〉ご購入でbonobos「Cruisin' Cruisin'」プレゼント実施中。9月27日(火)午後5時まで!<<

コンパクトなチームでパッと表現できるものを作りたかった

bonobos

――まずbonobosはメンバーの変更がありましたよね。昨年ドラマーの辻(凡人)さんが脱退されて。

蔡 : 3ピースで活動していた期間に、音作りのためにいろんな工夫をしてたんですね。でも僕がドラムに要求するものが大きいので、かなり大変だったように思います。もちろん理想のグルーヴを出すために頑張って応えてくれてたんですけど。でも辻くんが普通に叩くと出てくる少し重めのドラムというか、そういうものを演奏したいっていう欲求が本人にもあったし、あとは音楽的じゃない理由もあって。それでバンドを離れたいと。このまま続けててもバンドにとっても良くないし、脱退はお互いのためにいいだろうなと思ったんです。

――その直後3人のメンバー(小池龍平[Gt] 田中佑司[Key] 梅本浩亘[Dr])が加入していまに至るわけですが、初期から一緒に活動している辻さんの脱退は精神的にも影響があったんじゃないですか?

蔡 : 辞めるって話を辻くんから聞いたとき、これからどうするかっていろいろ考えて。でもその1年くらい前から、いまのギターの龍平と、キーボードの田中佑司はレギュラー・サポートをしてくれてて、その2人のおかげで新しいバンドの音のあり方、次に向かう方向性みたいなものが少し見え始めていたんですよ。だからその流れをいま止めるのはすごくもったいないなと思って。それで新しいドラムの梅本… 彼はスカポンタスっていうバンドでドラムを叩いていて10年以上付き合いがあるんですね。一度セッションをしたこともあってバンドと相性がいいことも知っていたんです。だから辻くんが辞めるって決定したとき、真っ先に梅に連絡してスタジオに入ったのかな。いやメンバーになってくれって頼んだのかもしれない。すぐ5人でやろうと決めていたんですよ。

――なるほど。前2作と比べると今作『23区』は音楽性が異なるものだと思うんです。ここ最近は管楽器やストリングスを加えて、チェンバーポップがキーワードとなっていた『ULTRA』、さらにそこにエレクトロニックの要素を取り入れた『HYPER FOLK』という作品をリリースしていましたよね。

蔡 : まずソロの『たまものfromぬばたま』(2010年)のときに自分で管と弦でのアレンジを本格的に取り入れてみて、それがすごくうまくいったんですね。それでこの方向はまだ掘れると感じて、そのあとのbonobosにフィードバックしていったんです。ただねぇ、ライヴで表現するのがすごく難しくて。バイオリンとチェロ、サックスを入れて、9人くらいで全国回ったりするのはいろいろ大変じゃないですか。あと音楽のアレンジがどんどん複雑になっていっていたので、やっぱりバンドとしてもう一回ちゃんとやりたいっていう欲求もあったんです。ライヴもレコーディングもコンパクトなチームでパッと表現できるものを作りたいなと。

――では5人でできる表現、バンド感を出すみたいなところが今作のテーマのひとつだった?

蔡 : そうですね。本来は3部作のつもりで『ULTRA』『HYPER FOLK』の次に40分ワントラックのアルバム、オーケストラが入ったバンド・サウンドっていう作品を考えていたんですよ。それはデモも作っていて。でもいまの5人でまずとっかかりとして「THANK YOU FOR THE MUSIC」のリアレンジをやってみたんです。あの曲はここ数年ライヴでやってなかったんだけど、それがすごく良くて。そこからワントラック・アルバムのアイデアを寝かせて、プレイヤー5人それぞれの個性をちゃんと見せられるアルバムを作ろうと軌道修正しましたね。

――それはどんなアレンジだったんですか?

蔡 : ライヴでも演奏していて、その動画はYouTubeにも上がっているんですけど、結構いまっぽいソウル、R&B的なアレンジになったんですよ。いまのメンバーの出す音が自然とそっち方向に合っていたという発見があって、この手触りで新曲を作りたいって思ったんです。なのでサウンド先行でアルバム全体のイメージを構想し始めましたね。


bonobos「HANK YOU FOR THE MUSIC」リアレンジ・ヴァージョン

――確かに今作にはファンクやソウルの要素が大きいですよね。じゃあ「THANK YOU FOR THE MUSIC」のリアレンジが『23区』の作風に至るひとつのきっかけになったと。

蔡 : そうです。全体的にブラック・ミュージックですね。あと新しいドラムの梅がファンク・バンドをここ数年やってるんですよ。それでいまファンクに夢中になっていて。そういうのも全体のサウンドに相当影響してると思います。龍平もブラジル音楽とかレゲエが好きだし、かなりジャズ的なアプローチもできるギタリストだし。でキーボードの田中佑司は一時期くるりでドラムを叩いていたことがあったように元々はドラマーなので、クエストラヴやクリス・デイヴのドラミング、さらに言うとケンドリック・ラマーとか、ロバート・グラスパー、あのへんの新しい…

――「Jazz The New Chapter」に取り上げられているような。

蔡 : はい。そういう音楽がすごく好きで。僕もわりと興味を持って聴いてたんだけど、リハーサル以外のところでも、ご飯を食べながらバンドでそういう話をいろいろしたりして。(ベースの)森本さんもレゲエが大好きだしね。だからいまのサウンドになったのは自然な流れです。それを受けて俺もそういう方向の曲を書いていくようになりましたね。本当になんとなく「この感じだよね」っていう共通認識が、メンバー5人のなかで生まれた瞬間があったんです。

〈東京に住んでいるひとりの外国人〉という視点で描いた東京という街

――バンドのメンバーの出す音といまのムードがマッチして『23区』のサウンドが生まれていったと。

蔡 : 例えば4曲目のインストは、これは次の「Shag」がいきなり始まるより、イントロを付けたいよねことで、スタジオでなんとなく龍平が弾き始めたものに合わせてセッションして生まれたものだったり。これは俺は完全に何にもしてないんですよ。あと「グッドナイト」と「23区」も基本のフレーズをスタジオに持っていって、みんなであーだこーだいいながら作った曲ですね。

――それはここ最近のbonobosの楽曲の作り方とは違うものなんじゃないですか?

蔡 : そこは随分違います。前の2つはほとんどひとりで作ってたので、今回は風通しがいいというか。『ULTRA』『HYPER FOLK』も基本的には僕が作るデモで完全に完結してしてたんですよ。演奏する人のキャラを考えずに、音楽の構造上絶対必要なリズム、フレーズをなんとかして叩いてもらう、弾いてもらっていて。音楽に演者を無理やり寄せていた感じでしたね。でも今作は「龍平のギターはこういうキャラで、佑司の鍵盤はこうで」っていうふうに、本人たちをイメージしながら音色を考えたり、逆に手癖があんまり入る余地のないように難しいフレーズを混ぜたり。そうやって考えながら作りましたね。もちろん100%全部打ち込みでデモを作って、みんなに聴かせてからレコーディングしてもらった「東京気象組曲」みたいな曲もあるんですけど。

――なるほど。あとこれはタイトルに引っ張られているのかもしれませんが、音の質感はもちろん、言葉選びにも都会っぽさを感じるんですよね。それは意図的なものですか?

蔡 : それはどうだったかなぁ…。歌詞を書いていて、前2作のことは頭にあったんです。僕のなかでは、そこと完全に分離してるわけではなくて。『ULTRA』は完全にお伽話というか、架空の世界に近い歌詞の世界観。『HYPER FOLK』はもう少し現実に近いんですけど、舞台は東京じゃないどこかなんですよね。実際「3月のプリズム」とかは、福島の小名浜について書いてるし。わりと前2作は震災以降に、やっぱり音楽に対する僕の向き合い方の変化があって、それが如実に表れたものだったんです。でも今回はバンドが新しくなったということもあるし、それまでに描かれた空間というか風景が徐々に自分の手元に近づいてきた感じがあって。なので自分の住んでる東京郊外というか、とにかく自分が住んでる都市の生活のなかで見たり、聞いたりしたもの、そういうものを普通に描こうと思ったんですね。

――その過去2作は言葉に関してもかなり特徴的であったと思うんですよね。自然や日々の営みへの感謝を表現していたり、それにどことなく死への意識があったと思っていて。

蔡 : うん。『HYPER FOLK』は特にそうかもしれないですね。

――そういう視点と今回の『23区』はどこかで繋がってはいるんでしょうか。

蔡 : 最初はみんなが聴いて楽しめるポップ・ミュージックを作ろうって感じだったんですけどね。でもいずれにせよ、人間の営みについてはどのアルバムでも書き続けていたんで、そういう意味ではずっと変わらないんですよね。生活をずっと歌い続けるというか。ただ今年はわりと東京は揺れ動いたじゃないですか。参院選だ、都知事選だ、その前からLGBTへの差別だったり、在日、日本に住んでる外国人への寛容性のなさがあったり。そのきな臭い感じっていうのはずっと(今も)感じているので、今回の歌詞は東京に住んでいるひとりの外国人としての視点、それはすごく愛おしい眼差しでもあるんですが、そこから見た東京というものがありますね。

〈録ってるときの音〉を若い人にも体験してもらいたい

bonobos 左から 田中佑司(key)、森本夏子(B)、蔡忠浩(Vo, G)、梅本浩亘(Dr)、小池龍平(Gt)

――ではレコーディングについても伺いたいです。今作はどういう工程で作業を進めていったんでしょう。

蔡 : 札幌に芸森スタジオっていう泊まれる施設も付いているところがあるんですよ。そこでProToolsを使って32bit/ 96kHzで録音しました。そのあと東京に戻ってきて、渋谷にあるスタジオでミックスして、最終的にトラック・ダウンするときにDSDでマスターを作ったんですよ。

――DSDでトラック・ダウンしたのにはどんな理由があったんですか?

蔡 : ProToolsのなかだけでトラック・ダウンすると、やっぱりToolsの音にしかならないんですよ。スタジオで32bit/ 96kHzで録った原音はかなり広がりのあるものだし、それを損ねないようにっていう意味でDSDでマスタリングしたところもあったんですね。実際DSD、Toolsでそれぞれトラックダウンしたものを聴き比べると相当違って。なんかね、DSDのほうはあんまり聴いたことない音像になるんですよ。変な立体感が出ていて。

―― 実際に聴くときにリスナーは様々なフォーマットを選択するわけですが、DSD音源で聴いてもらいたいっていう欲求はあります?

蔡 : あります、あります。瞬間的には映画とかと競るくらいのなんじゃこりゃっていう空間がありますからね。音楽ってものとして存在するものではなくて。鳴らしたら時間とともに消えちゃうものではあるけど、その体験を再現性のあるものとして作れるのはすごくいいなぁと思っていて。音楽を聴くっていうことを、記号的に捉えるならYouTubeでもいいかもしれないけど、一個の体験、経験として音楽を聴くなら、いい音で聴くっていうのは最高に楽しいと思います。例えばデイリーモーションみたいなところで海賊版の映画を観て、それを観たって言うのか。それは映画館で観るのとはやっぱり全然違う体験じゃないですか。観たっていう事実は一緒かもしれないですけど。

――なるほど。今回ハイレゾ音源の再生に対応したOTOTOYアプリのリリースに際して、楽曲「Cruisin' Cruisin'」を提供してもらったじゃないですか。これはできる限り敷居を低くして、一番簡単な方法でハイレゾ音源を聴いてもらおうというものなんですね。

蔡 : 僕らがOTOTOYで毎回ハイレゾを配信しているのは、データ量が多ければ多いほど、スタジオで実際に聴いている音にどんどん近づいていくからなんですよ。「録ってるときはこういう音なんだよ」みたいな。これはまた違う感動があるから、ぜひ若い人にも体験してもらいたいなぁ。


bonobos「Cruisin' Cruisin'」MV

――違う体験があるってことが伝わればいいですよね。データ配信がある一方で、いまはレコードやカセットも流行っていますが、そういう状況をどう見ているんでしょう。

蔡 : いくら世の中が不景気になろうが、好きな人からしたら所有したい欲求はあると思うんですよね。配信だと結局はデータだけというか、パッケージがあると作る側がいろいろ遊べたりもするじゃないですか。だからそれも一個拡張した音楽体験だと思いますね。やっぱりみんな音楽を楽しみたいんだと思いますよ。

――CDより情報量が多い音楽を気軽に楽しんで欲しいですよね。

蔡 : 今回のレコーディングに入る前にtoeの美濃さんのところに機材を借りに行って、そのとき一緒にレコードを結構聴いたんですよ。そのときコーネリアスの『SENSUOUS』アナログ盤とCDの聴き比べして。『SENSUOUS』ってCDでもかなり音がクリアだと思っていたんですけど、比べるともう段違いでアナログが素晴らしくて(笑)。音のレイヤーに立体感があって空間を作っていたんですよ。あぁたまげたなって。

――レコードで音楽を楽しむように、選択肢のひとつとしてハイレゾも普及していけばいいなと思っていて。例えばIOSだと24bit/48kHzまでしか再生できないという制限はあるんですが、このアプリは超入門機なんですよ。

蔡 : でも特にCDと比べると24bit/48kHzでも随分違うと思いますよ。あとリッピングするときってMP3やAACに変換してデータを軽くしたりもするので。さっき言ったように、情報として音楽を聴くのか、体験として音楽聴くのかってことじゃないですか。もちろんフォーマットがどうであれ音楽の内容には変わりはないんだけど、でも「こっちには知らないことがあるよ」ってことですよね(笑)。

――今回のbonobosの音源が多くの人にとってハイレゾ体験のきっかけになればとても嬉しいです。ありがとうございました。

RECOMMEND

bonobos 『HYPER FOLK (24bit/48kHz)』2014年

管弦楽のシンフォニックな響きと元々ボノボが得意とするレゲエ、ダブ等のサウンドが融合した、bonobosの新境地。ソングライター、蔡忠浩の音楽的探究心が爆発した唯一無二のサウンドに仕上がった。

bonobos『ULTRA』2011年

結成10年目にリリースされた5枚目。ロック史上かつてない程のスケールで奏でられる凄まじくシンフォニックな音響と、壮大なテーマが交じり合ったスケールの大きなアルバム。

蔡忠浩『たまもの from ぬばたま』2010年

bonobosのフロントマン、蔡忠浩の初ソロ・アルバム。多数のゲスト・アーティストが参加し、ホーンやスティール・パンといった楽器を取り入れた、音数豊富な作品となった。

LIVE INFORMATION

〈bonobosワンマンツアー2016〉
2016年10月2日(日)札幌Sound Lab mole
開場 17:30/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

2016年10月8日(土)仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
開場 17:30/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

2016年10月15日(土)岡山 YEBISU YA PRO
会場 : 札幌Sound Lab mole
開場 17:30/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

2016年10月16日(日)福岡ROOMS
会場 : 札幌Sound Lab mole
開場 17:30/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

2016年10月22日(土)梅田Shangri-La
会場 : 札幌Sound Lab mole
開場 17:15/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

2016年10月23日(日)名古屋CLUB QUATTRO
会場 : 札幌Sound Lab mole
開場 17:15/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

2016年10月30日(日)恵比寿LIQUIDROOM
会場 : 札幌Sound Lab mole
開場 17:15/開演 18:00
料金 : 3,900円(ドリンク代別)

〈空中キャンプ presents すばらしくてNICE CHOICE vol.19 - bonobos〉
2016年11月5日(土)、6日(日)@空中キャンプ(韓国)
出演 : bonobos and 2more
料金 : 先行予約 25,000won / 予約 30,000won / 当日 40,000won (with 1 free drink / 1人4枚限定 / 150枚)

PROFILE

レゲェ・ダブ、エレクトロニカ、サンバにカリプソと様々なリズムを呑み込みながらフォークへと向かう、多彩なアレンジと卓越した演奏能力にボーカル蔡の心に触れる歌声が混ざりあう、天下無双のハイブリッド未来音楽集団! 蔡忠浩(V,G)森本夏子(B)小池龍平(G)田中佑司(Key)梅本浩亘(D)の4メンズ&ウーメンでお届けします。
>>bonobos オフィシャルサイト

o

 
 

"Close Up"の最新アーカイヴ

成熟した憂いを感じさせる歌声。SSWタグチハナの愛をテーマとした最新作配信&インタヴュー
[CLOSEUP]・2017年03月20日・成熟した憂いを感じさせる歌声。SSWタグチハナの愛をテーマとした最新作配信&インタヴュー 昨年2016年に20歳を迎えたタグチハナは、同年3月29日に渋谷クラブクアトロという自身最大規模でのワンマン・ライヴを敢行。そのライヴは素晴らしいものだったが、それ以降、ライヴの回数は以前より目に見えて減ってしまっていた。実はあの大きなステージに立つ少し前から、彼女はあるわだかまりを感じ、結果として歌うことも楽しめなくなってしまっていたという。 あのクアトロ公演から約1年。当時所属していたレーベルを離れ、3rdミニ・アルバム『Vividness & The Naked』を完成させた。さらにあの日以来となるワンマン・ライヴも実施。アルバムはタイトル通り、生まれ変わったように鮮やかで、まっすぐに愛を歌ったラヴ・ソングが詰まっていた。タグチはいかにして"壁"を乗り越えたのか。その間、どのような心境の変化があったのか。インタビューで紐解いた。 またタグチは、叔父の布袋寅泰をはじめ、両親がともに過去にメジャーを経験しているなど、ミュージシャンに囲まれた環境で育っている。そんな身近にいる"先輩"たちが、彼女の音楽活動をどう見ている
冨田勲:ドクター・コッペリウス、ハイレゾ配信スタート
[CLOSEUP]・2017年03月22日・冨田勲の遺言ともいえる舞台作品ーードクター・コッペリウスをハイレゾ配信 2016年11月11日、12日、渋谷のBunkamuraオーチャードホールで冨田勲の追悼特別公演として開催された「ドクター・コッペリウス」は、冨田が他界前に上演を夢見て、亡くなる1時間前まで創作を続けてきたまさに遺言ともいえる舞台作品。冨田が長年追い求めてきた「宇宙への夢と希望」に満ち溢れた壮大なストーリーが、オーケストラとシンセサイザー、そして冨田の遺したオリジナルのエレクトロニックサウンド、さらにバレエと3DCGを伴いながら展開。終演後は大きな歓声と鳴り止まない拍手で幕を閉じた公演のライヴ・レコーディング。冨田の遺した電子音とオーケストラ・サウンド、そして初音ミクの歌が三位一体となった、これまでにない音楽の全貌がハイレゾ音源にて世に解き放たれる。 待望のライヴ音源をハイレゾ配信V.A. / 冨田勲:ドクター・コッペリウス (96kHz/24bit)【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム 3,000円(税込)【収録曲】1. 第0楽章 飛翔する生命体 (96kHz/24bit
*祝! 高校卒業! KOTOが新シングルをリリース&インタヴュー
[CLOSEUP]・2017年03月17日・祝! 高校卒業! KOTOの新シングル&シャオチャイポン1stシングルをハイレゾ配信開始 この3月に無事高校を卒業したKOTOが3曲入りシングル『JK卒業PACK』をリリース。さらに、”ゆり丸”の愛称で親しまれる平野友里とのユニット、シャオチャイポンの1stシングルもリリース。OTOTOYでは、この記念すべきタイミングでKOTOへのインタヴューを敢行。これまでの芸能生活を振り返ってもらうとともに、今後の活動についても語ってくれた。 KTOTO高校卒業記念シングルがハイレゾで登場! KOTO / JK卒業PACK(24bit/48kHz)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 270円(税込) / アルバム 540円(税込)【収録曲】1. PoisonGirl2. るっぱっぱ3. 甘い果実の物語 シャオチャイポン初となるシングル シャオチャイポン / URAHARAろまんちっく'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 270円(税込) / アルバム 500円
ZOMBIE-CHANGの中毒性高しなシンセ・ポップ『GANG!』
[CLOSEUP]・2017年03月09日・ニヤつくほど中毒性高しなシンセポップ——もう、あなたはZOMBIE-CHANGの音から逃れられない! モデルとしても活躍しているメイリンのプロジェクト、ZOMBIE-CHANG。80年代のニューウェイヴ・シンセ・ポップを彷彿とさせるローファイ・エレクトロ・サウンドと、脱力ラップ、歌謡曲などなど、声色の表現もゆたかな彼女の歌声がのる……、いやはやなんだかこれではその音楽のおもしろさをちょっとも語っていない。とにかく、これがなんだか、とてもとても中毒性のあるメロディと言葉のセンス、そして音色も含めてそのサウンドが頭をぐるぐると駆け回っていくのだ。1年ぶりにリリースした彼女の新作『GANG!』もまた、そんな彼女の音楽の魅力がしっかりとつまった作品となっている。OTOTOYは『GANG!』を配信するとともに、インタヴューを行った。 ZOMBIE-CHANG / GANG!'【Track List】01. I CAN’T GET TO SLEEP02. TARINAI03. TOKIDOKI04. KOURAKUEN05. KABENOMUKOU06. WEEKEND07. KAWAII BABY【配信形態 / 価格
by 河村 祐介
浅見北斗が語るハバナイ、そして音楽シーンの現状とは──新シングル『Fallin Down』をリリース
[CLOSEUP]・2017年03月16日・浅見北斗が語るハバナイ、そして音楽シーンの現状とは──新シングル『Fallin Down』をリリース 昨年11月に『The Manual (How to Sell My Shit)』をリリースしたHave a Nice Day! 。その勢いを止めることなく新作『Fallin Down』がリリースされる。今作は新曲「Fallin Down」に加え、「スカーフェイス」と「巨大なパーティー」の新録音、さらにリミックス・ヴァージョンという6曲収録。さらに今回は、 安孫子真哉(ex.銀杏BOYZ)がチーフ・プロデューサーを務めるレーベル〈KiliKiliVilla〉からのリリースとなる。なぜ〈KiliKiliVilla〉からのリリースに至ったのか、そしてHave a Nice Day! 、さらに言えば音楽シーンの現状ついて、浅見北斗の考えを訊いた。 勢いが止まらないハバナイ、新シングルを予約受付中! Have a Nice Day! / Fallin Down(24bit/48kHz)'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC>>>ハイレゾとは?'【配信価格】アルバム 1,080円
京都発ギリシャラブ、初のフル・アルバム・リリース&インタビュー
[CLOSEUP]・2017年03月15日・より一層多様に花開いた音楽性──ギリシャラブが初のフル・アルバムをリリース 多くのアーティスト、クリエイターたちが活躍する京都の音楽シーン。そんな京都インディー・シーンの新星「ギリシャラブ」が1stフル・アルバムをリリース。本作にはプロデューサーとして、同じく京都の音楽シーンで活躍をしている、本日休演の岩出拓十郎を迎えた。今回はリリースにあたって峯大貴による、天川悠雅(ヴォーカル、パーカッション)へのメール・インタビューを敢行。バンド結成から現在までの活動、彼らが活躍する京都という街について語ってくれた。 ギリシャラブの1stフル・アルバム ギリシャラブ / イッツ・オンリー・ア・ジョーク'【配信形態】ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC、MP3>>>ハイレゾとは?'【配信価格】単曲 162円(税込) / アルバム 1782円(税込)【収録曲】1. 竜骨の上で2. つつじの蜜 3. 夜の太陽4. セックス5. 機械 6. ヒモ7. パリ、フランス8. よろこびのうた9. パリ、兵庫 10. イッツ・オンリー・ア・ジョーク11. ギリシャより愛をこめて INTERVIEW : ギリ
【2ヶ月連続特集】越川和磨&ハジメタルと語るロックンロール・バンド、THE 夏の魔物とは
[CLOSEUP]・2017年03月15日・【2ヶ月連続特集】越川和磨&ハジメタルと語るロックンロール・バンド、THE 夏の魔物とは ロック・フェス〈夏の魔物〉の主催者・成田大致によって結成された7人組ロックンロール・バンド、THE 夏の魔物が、1stシングル『僕と君のロックンロール』を完成させた。浅野尚志作曲、只野菜摘作詞による「僕と君のロックンロール」、浅野尚志と成田大致による共作の作曲、アントーニオ本多による作詞による「over the hill」の2曲をOTOTOYで配信開始。先月のスタジオ潜入レポートに続き、今回は初期衝動に溢れた本作について、担当ギターで参加した越川和磨、キーボードで参加したハジメタルを迎え、成田大致と泉茉里との座談会を行った。 THE 夏の魔物、1stシングルを配信スタートTHE 夏の魔物 / 僕と君のロックンロール'【配信価格】WAV / ALAC / FLAC : 単曲 257円 まとめ価格 500円(税込)【Track List】''1. 僕と君のロックンロール2. over the hill INTERVIEW : 成田大致 × 泉茉里 × ハジメタル × 越川和磨 THE 夏の魔物1stシングル「僕と君のロ
ONIGAWARA、集大成となる1stフル・アルバムを1週間先行配信&インタヴュー
[CLOSEUP]・2017年03月15日・ノスタルジックのその先へーーSUPER J-POPユニット・ONIGAWARA、集大成となる1stフル・アルバム SUPER J-POPユニット・ONIGAWARAが、初のフル・アルバムを完成させた。1stペンライト・シングル「タンクトップは似合わない」、1stインスタントカメラ・シングル「シャッターチャンス’93」、1st写真集シングル「GATTEN承知之助~We can do it!!~」といったシングル曲を含む全10曲を収録。フィリーソウル風アレンジで洗練された表題曲「ヒットチャートをねらえ!」は、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、マシータ、コイチ(Sawagi)、柴由佳子(チーナ)、西岡ヒデローら豪華アーティストが参加した力作となっている。OTOTOYでは、どこを切っても聞き応え溢れる本作を1週間先行で配信するとともに、竹内サティフォと斉藤伸也に話を訊いた。取材中食べているパフェへのコメントもあるぞ! すべてを出し切った1st“フル”アルバムを1週間先行配信ONIGAWARA / ヒットチャートをねらえ!'【Track List】1. ヒットチャートをねらえ!2. ダバダバ3. タンクトップは
by 岡本 貴之