やさしい音楽による“マホウノ言葉”——音楽療法から生まれた、けふなろによる、約11年越しのファースト・アルバム

社会福祉施設で働く職員たちによって結成されたバンド、けふなろ。2003年に結成して以来、10年以上もの自主的な活動を積み重ね、2013年からリリースされてきたシングルの数々は、どれも大きな反響を呼んだ。そんな期待のなか、待望のファースト・アルバム『マホウノ言葉』がこのたびリリースされた。音楽療法という枠を超えて、様々なジャンル、アレンジにも取り組み、今までのシングル曲、「エルマレロハナ」、「二人の空」などを含んだ、けふなろの新たな顔となるようなアルバムである。メロディーと言葉で癒やしを作るという彼らのテーマ通り、そっと隣に寄り添って支えてくれるような楽曲たちは、目に見えない温かさを感じさせ、日常のふとした疲れも払拭される。そんな、けふなろによる魅力あふれる楽曲に、ぜひ触れていただきたい。

けふなろ / マホウノ言葉

【配信形態 / 価格】(各税込)
ALAC / FLAC / WAV / AAC / mp3 : 単曲 257円 / アルバム 1,620円

【Track List】
01. けふなろ定期便
02. Basement Party
03. エルマレロハナ
04. fairy tale
05. ナナイロ引き出し
06. 二人の空
07. sonia
08. はじまりはこの季節
09. 明日に着がえたら

INTERVIEW : けふなろ

初めてけふなろの音楽に触れる前に、音楽療法という言葉を聞いて僕はちょっとだけ身構えてしまった。一瞬そういった情報が、なんだか固苦しい音楽を想像させたから。けれども蓋を開けてみればそんなことはまったくの思い違いで、ついつい口ずさみたくなるメロディ、優しく楽しげなバンド・アレンジ、歌謡曲をベースにした懐かしさ溢れる楽曲など、あらゆる世代の人々に受け入れられるようなポップスが鳴っていた。初めは社会福祉施設の利用者に向けて結成されたものの、いまではライヴハウスでも演奏を行うなど、施設という枠を超えた活動を見せている、けふなろ。今回のインタヴューでは、結成の経緯や活動において大切にしていること、CDデビューした理由まで、じっくりと話を訊いた。ぜひこのインタヴューをきっかけに、リスナーと真摯に向き合うけふなろについて知っていただきたい。

インタヴュー&文 : 鶯巣大介

音楽療法とかっていう形にとらわれずに、普通の人と変わらないことを表現する

——けふなろは一般的なバンドとは成り立ちだったり、その活動のスタンスが違うのかなと思うので、まずはバンドの基本的なことからお聞きしたいと思います。みなさんが一緒に働いていらっしゃる社会福祉施設は主にどういったことをする場所なのでしょうか?

MAYU : 20代から60代の、心に病気を抱えた方や障がいをお持ちの方が就労の訓練をするところですね。まずは生活リズムを整えて、そこからお仕事のスキルを身につけて、希望によっては外部に一般就労を斡旋していくっていうような施設になります。

——そういった施設のなかで、なぜいきなりバンドを結成することになったんでしょう?

MAYU : 施設の利用者には、自分がストレスを感じてるっていうことに気がつかなくて体調が悪くなってしまう方ですとか、無趣味の方が多いんです。そんな方たちが息抜きでなにかできることはないかっていうことで、「この映画よかったよ」とか「この音楽聴いてみてください」って職員が勧めることがあって。そんななかで「昔バンドやってたんです」って話をしたら、「じゃあ聴いてみたいです」、「ライヴもやってください」みたいな声が利用者さんのなかから出たんです。そういう流れから、音楽療法の一環としてバンドを結成することになりました。

——ほかの社会福祉施設でも音楽療法ってやられてるものなんですか?

MAYU : はい。でも一般的な音楽療法だと、利用者の方自身が楽器を演奏して発表会をしたりとか、みんなでカラオケに行ってとかっていうところが多いんですけれども、私たちみたいに職員自ら、それもオリジナルの曲を演奏するっていう形はあまりないかもしれません。

——じゃあけふなろがやっていることは、その音楽療法のなかでもちょっと特殊なものなんですね。結成がいまから10年以上前の2003年になるのですが、結成されてからはどういった活動を?

SUMI : 最初は自主制作盤を利用者さんに聴かせてっていうところから始まったんです。それで一応私たちがいる施設の大元の企業は全国に事業展開しているので、そこから徐々に話が広がっていって、地方の施設から声をかけていただいたりと、最初は施設での演奏が軸としてありました。
MAYU : 最近は代々木のZher the ZOOでの自主企画ライヴが多いので、施設で演奏をするのは行事で呼ばれたときくらいなので少なくはなりましたね。
SUMI : 1年に1回とか2回とか。

(左から)KINYA、SUMI、MAYU

——でもいまも施設での演奏はしっかりと続けていっていらっしゃるんですね。音楽療法という点から、やはり歌詞なども意識して書かれている部分もあるんでしょうか?

SUMI : 最初は施設のなかで利用者さんに向けてということだったので、暗いイメージだったり、死を連想させる言葉とか、乱暴な言葉とかは使わないよう意識はしたかもしれないです。でも、だんだん気にしすぎないようになって、利用者以外の一般の人も聴きやすい歌詞っていうのも心がけるようになりました。みんながわかる言葉というか、あんまり難しい言葉じゃなくて、あとは小さいお子さんから高齢者の方まで、みんなが聴けるっていうのを大事に。
KINYA : 曲調にあわせてといいますか、もちろん明るいような歌でしたら、それを崩さないように歌詞を付けるとか当たり前のことはしますね。でもあとはそんなに…。利用者さんが普段聞いてる歌なんかも、普通の歌謡曲とかですし、そういうところはあんまり気にせず、恋愛ソングみたいな曲も作ったりしてます。

——なるほど。じゃあ音楽療法をテーマに掲げているからといって、なにか普通の音楽と特別違うというわけではないんですね。最初僕は“療法”という固い言葉のイメージから入って、けふなろを聴かせていただいたので少し身構えてしまった部分があったんです。

MAYU : そうですよね(笑)。すごいゆったりしてて、“癒やし”みたいな(笑)。

——そうです(笑)。でもたしかに聴いてみると、そんなことはなくて。あらゆる世代に届く素敵なポップスだと思いました。ではライヴ演奏のなかで大切にしていることはありますか?

SUMI : 意識してるのは、まず自分たちが楽しんでるところを見せたほうがいいんだろうなということです。私たちが楽しみながら演奏している姿を利用者さんが観るっていうだけでも効果があるのかなと結成1年くらいで感じるようになってきてたので、それを念頭に。それこそ、そこまで音楽療法とかっていう形にとらわれずに、普通の人と変わらないことを表現するってことですね。

——ライヴを観た利用者さんからはどういう反応が返ってきました?

SUMI : やっぱり普段仕事で関わってる人間なので、その人たちが演奏してるっていうだけでもすごく新鮮だったみたいです。なので普段音楽を聴かない人でも興味を持ってくれました。あと我々が出演するライヴハウスに利用者さんが来てくれることが、一般の方と関わる機会になります。そうすると利用者さんにも刺激があって、施設で演奏するだけでは得られなかったことがあったりしますね。

「エルマレロハナ」は、みんなで唱えたら楽しくなるような魔法の呪文

——施設の利用者さんにとって、けふなろのライヴを見に行くことが一歩外に出て行くってことにも繋がるんですね。ヴォーカルのお二人はライヴで歌うときなにを重視しているんでしょう?

KINYA : 彼女(SUMI)が大体メインで歌うので、自分の役割を気にして、そのときどきによって波長を合わせるとか、そういうことは意識してやりますけどね。ひとりで汗かいてるような感じが続いたようなことがあったんで(笑)、温度差が違うと良くないなと思っています。
SUMI : この1年くらい、私は、利用者さんだけじゃなく一般の方にも届けるような歌ってなんだろうって毎回考えながらやっています。施設の延長じゃないですけど、聴いてくれる人、一対一でその人に語りかけるっていうスタンスは忘れないでいたいなと思っています。全然まだ出来てないんですけど、少しずつ私たちも成長できたらいいなって。で、その私たちが成長する過程を見ながら利用者の方もなにか思うことがあればいいのかなと思います。

——なるほど。いまのSUMIさんの発言が印象的だったんですが、最初は施設の利用者のためだけだったバンドがCDをリリースしたり、ライヴハウスで演奏するようになったりと、徐々に施設という枠を超えて外へ向かうことになったのには、どんなきっかけが?

SUMI : どちらかというと、私たちは自分から「やりたいんです!」って感じを出すような性格じゃないんです(笑)。でも作曲してくれる方だったり、いま一緒にやってくれてる坂本さん(坂本陽一、〈ワイキキレコード〉代表)が「新しい世界が見えて成長できるかもしれないし、活動を広げていったらどうだい?」って言ってくれて。じゃあやってみようかみたいな(笑)。

——周りの人からの後押しがあったんですね。そもそも〈ワイキキレコード〉との繋がりってどこから生まれたんでしょう。

MAYU : OverTheDogsのヴォーカルの恒吉(恒吉豊)さんが同じ職場で働いていたことがきっかけで、坂本さんとの繋がりができました。今回のアルバムに入っている「エルマレロハナ」って曲は恒吉さんが歌詞を書いて、アレンジもOverTheDogsさんがしてくださって。私たちのこともよく理解してくれているのでありがたかったです。
SUMI : いまのけふなろのサポート・メンバーも元々OverTheDogsのサポートで弾いてた方や、坂本さんのELEKIBASSで参加されてた方がやってくれたりとか、人の繋がりだけで成り立っているようなバンドです(笑)。

——すごい偶然(笑)。恒吉さんはどんな歌詞を書いてくれたんですか?

SUMI : 「エルマレロハナ」って言葉は、恒吉さんが作った意味のない造語なんですけど、みんなで唱えたら楽しくなるような魔法の呪文ってイメージで歌詞を書いてくれたんです。環境も全然違う、年代も違うような人たちでも、同じひとつの言葉を共有して、みんなで唱える。けふなろは“みんなで一緒に”をテーマに活動してきたので、恒吉さんはバンドの趣旨にすごくあわせて歌詞を書いてくれましたね。

利用者さんと同じような形で喜んでくれる人が増えていくのが嬉しい

——そういった活動のテーマは初めからあったもの?

SUMI : そうですね。元々が施設で活動をしながら、みんなが歌える曲だったり、演奏できる曲だったりを目指してやってきたので、そこはやっぱり最初からあるものです。その「エルマレロハナ」って曲から、みんなで一緒にやることでなにか素敵なことが始まるんじゃないかなっ、ていう意味のアルバム・タイトル『マホウノ言葉』っていうキーワードが出てきました。この言葉、すごくしっくり来るなぁという気持ちがあります。あとライヴをやるにあたって毎回表題というかテーマを付けてるんですけど、坂本さんが〈けふなろのみんなでできるかな〉っていうタイトルを考えてくれたんです。ほんとに周りの人全員が私たちのことを理解してやってくれてます。

——ライヴのときのサポート・メンバーの方々とは、どのように関わっているんですか?

SUMI : 私たちだけでやっていたときは、打ち込みで音楽を流して私たちが歌うっていうだけでしたし、音楽の細かいこととかがわからないので、知ってることだけをやってたんです。でも坂本さんと関わるようになって、バック・バンドが入って、アレンジも専門的な人がやってくれるようになったので「ここは変えたほうが伝わりやすいんじゃないか」とか、「アレンジもこっちのほうがメロディーが引き立つんじゃないか」とか、メンバーと同じくらいの視線で考えてくれます。
KINYA : みなさん生演奏の楽しみ方をよく知ってらっしゃるんで「それはカントリー調でこうやったほうがよくなるんじゃない?」ってアレンジをしてくれたり。自分たちは打ち込まれた音に慣れちゃってましたから、アレンジでこんなにライヴが楽しくなるんだっていうのを教わっているようなところがありますね。

——なるほど。やっぱりけふなろのライヴは楽しくみせることだったり、みんなで一緒にっていうのが重要なキーワードになってくるんですね。

MAYU : わたしたちが楽しんでるのを見て、つられて楽しくなるようなライヴだったらいいなぁと思います。

——みなさんはどういうときにバンドをやっててよかったと感じますか?

MAYU : 施設の利用者の方が1ヶ月くらい前からライヴに行く準備をしてくれてて、一生懸命体調管理してるとか、そういう話を聞くと頑張らなきゃと思いますし、当日来てくれて楽しかったって話を聞くと嬉しいですね。
KINYA : この時期すごく寒いのに、ライヴが始まる前にお客さんが並んでいる姿を見ると、ほんとに来てくれたんだなって思うんですよね、当たり前ですけど(笑)。温まって帰ってくれたらじゃないですけど、普通に楽しませて、歌うことができたらなと、すごくシンプルに思います。それで楽しかったとか、曲がよかったという話を聞くと嬉しいなと思いますね。

——いままでのお話聞いてると、みなさんの音楽には明確な対象がいて、そしてその方たちがいるから頑張ろうと思える。しかも、その人たちがけふなろの音楽をいいって言ってくれる。すごくいい循環、環境ですね。このアルバムをリリースすることで、どんどんその輪が大きくなっていったらいいですよね。

MAYU : 広がっていったら嬉しいと思いますね。

——いまライヴをするときは都内が中心ですか?

SUMI : そうですね。でも今年の6月に1回地方でやってみようということで京都に行ってライヴをしました。みなさん知らない方なので、旅の恥はじゃないですけど、逆に自由に出来たところもありました。すごく新鮮で、行って意味があったなと思うんですけど、どうしても仕事をしながらなので、やっぱり都内に限られちゃいますね。

——施設でのライヴも都内が中心?

SUMI : そうですね。いまのところ。
MAYU : 一応事業所は全国にあるので、いろんなところから来てほしいとは言われているんですけど。スケジュール調整がなかなか。
SUMI : でも施設での演奏は止めたくないなと思っています。なので、うまく仕事と両立していけるようにしたいです。

——みなさん、仕事がもちろんベースにあるのでそれと活動の兼ね合いが大変ですよね。では、けふなろとして、これからはどのような動きを考えているか教えてください。

SUMI : そうですね。やっぱりバンドとして、みんなでなにかひとつのことをやって一緒に成長したりとか、同じことを共有したりってことを目指してやってきたので、そこはやっぱり崩しちゃいけないと思うし、それがやってる意味でもあります。いままでシングルを3枚出してきて、次はアルバムを出せたらいいね、なんていってたのがほんとに現実になったことがいまは感慨深いので、その先というと、次じゃあこれっていうのは明確にあるわけではないです。いまやってる2ヶ月に1回のペースのライヴをしっかりこなして、いまいるお客さんを楽しませて、新しく来てくれるお客さんもまた楽しませてあげれたらそれでいい、じゃないですけど(笑)、いいかなとは思います。
MAYU : SUMIちゃんが言うとおりです。本当にいま来てくださっているお客さんに喜んでもらえるような形態で進めていけたら。
KINYA : せっかく多くの方に聴いてもらえるようなアルバムという形になってますので、利用者さんと同じような形で喜んでくれる人が増えていくのが嬉しいなと思います。

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LIVE INFORMATION

アルバムCD発売記念けふなろのみんなでできるかな特別編
2015年2月17日 (火) @代々木Zher the ZOO
open / start : 19:00 / 19:30

PROFILE

けふなろ

メンバー : Vo. SUMI、Vo. KINYA、key. MAYU

2003年、社会福祉施設で働く職員達の中から仕事の一環として音楽療法を取り入れる話があがりました。

バンド経験のあるメンバーがその声に賛同して集まり『けふなろ』の誕生となりました。

>>けふなろ Official HP

>>WAIKIKI RECORD Official HP

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インタヴュー

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筆者について
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