ウミネコサウンズ×シャムキャッツ ありそうでなかったコラボが実現!


あたらしい時間 / ウミネコサウンズ×シャムキャッツ
ウミネコサウンズこと古里おさむとシャムキャッツの、スペシャル・セッション音源がドロップ! 今年2月に開催されたウミネコサウンズのイベント「ウタイホーダイ」で共演することになった両者が、ウミネコサウンズの「あたらしい時間 」を大胆にリ・アレンジ。それぞれの持ち味が最大限に生かされ、全く新しいサウンドに変貌を遂げました。原曲の陽気でポップなサウンドから一転、シャムキャッツならではの、たよりなくも味のあるローファイ・サウンドに、古里おさむの温かなうたが響きます。ここでしか聴けません! あたらしいポップ・ミュージックをどうぞ。

LIVE REPORT 2010.2.11 ウタイホーダイ@下北沢440

トップ・バッターのSuiseiNoboAzが終了し、次のシャムキャッツが始まろうとするときに、スパッと客電が消えた。その瞬間に、オーディエンスはステージに目を向ける。「本日はご来場ありがとうございます! 。」ウミネコサウンズこと古里おさむがステージに登場。シャムキャッツのメンバーは全員楽器を持ち、ステージ上にスタンバイしている。何が起こるんだろうと期待していると、シャムキャッツの演奏で、ウミネコサウンズの「あたらしい時間」がはじまった。シャムキャッツ特有のゆるりと脱力とした演奏に乗りながら、古里は叫んだり、ステージ上を歩き回って歌ったりと、意外な一面を見せる。シャムキャッツとウミネコサウンズの相性の良さが垣間みれるステージでもあった。

シャムキャッツのゆるくて独特な雰囲気のライブ後に、主催者でもあるウミネコサウンズのステージが始まった。1月に発売されたセカンド・アルバム『宇宙旅行』リリース後、初のライブとなる。私はこの日初めて彼らのステージを観るので、人一倍楽しみにしていた。この日は雨だった。ウミネコサウンズのライブでは滅多に降らないという、雨が降ったのだ。

「今日は雨が降ってますね。じゃあこの曲から」と、「傘をさして」からライブがスタート。古里のライブをサポートするのは、ミニ・アルバム『宇宙旅行』を一緒に制作した信頼する仲間たち。終始息はぴったりで演奏もしっかりしている。「春がくるまで」や「海岸線グルーヴィー」で一足早く春気分(外はとても寒かったけれども)にさせて会場の熱をぽかぽかにしたところで、ミドル・テンポの「顔」でしっとりとさせる流れを作った。

MCで古里は「僕はあまり笑わない」と言った。けれど、ライブ中は終始笑顔で良い顔をしていた。ライブをすることの楽しさが、演奏で表現されている。前方のお客さんも、とても幸せそうな顔でライブを観ている。そして私も、ウミネコサウンズの温かい歌と雰囲気に包まれて幸せになる。終盤の「夕焼け」や「宇宙旅行」等の名曲が続き本編は終了。アンコールでは、この日会場に来ていた人へ贈った「手紙」で、祝日の楽しい夜が締めくくられた。温かくて人懐っこい古里の歌はずっとループして聞いていたい。彼の歌をどこまでも追いかけられたら良いなと改めて思った。(text by 小林美香子)

ウミネコサウンズ

くるりが主催するNOISE McCARTNEY RECORDSより04年3月にソロ・アルバムをリリースしている古里おさむが新たに始動したソロ・ユニット。06〜08年はウミネコサンライズ名義で活動を行い、公式リリース前にも関わらずロック・フェス『ロックの学園』に出演(校長に忌野清志郎、共演に斉藤和義など)。心ゆさぶるメロディーと歌声、サイケやUSインディーを通過したロック・サウンドは高く評価されている。
ウミネコサウンズ インタビュー

左 : ファースト・アルバム『夕焼け』
右 : セカンド・アルバム『宇宙旅行』
ウミネコサウンズ名義では初のリリースとなった『夕焼け』は、タイトル通りどこかほっとする、温かいうたが詰まった作品。「渋谷で観た夕焼けが綺麗で作った」と自身が語る、表題曲の「夕焼け」は必聴です。『宇宙旅行』には、もはやライヴでの定番とも言える、とっておきのキラー・チューン「宇宙旅行」をはじめ、古里おさむの原点とも言うべきUSインディやオルタナティブ・ロック色が押し出された「顔」や「ゆっくりと」、ウッド・ベースをフューチャーした「傘をさして」、故郷への想いを歌った「手紙」の全5曲を収録。

シャムキャッツ

泪と笑いのズッコケROCK4人組(全員長男)。ココロにするりと入り込むポケット・サイズのポップ・ミュージック。くるり / はっぴいえんど / サニーデイ・サービス / ユニコーンなど、邦楽史に名を刻むポップ・ミュージックを背景にした秀逸なメロディー・センスと、トーキング・ヘッズやXTC、近年ならばクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーをも匂わすひねくれたサウンドとのコンビネーションは、聴く者の記憶にストーカーのようにまとわりついて離れない。たよりないのに愛しい、クセもの過ぎるヤング・ジェネレーション。
シャムキャッツ インタビュー

『はしけ』
シャムキャッツ、初の全国流通版。くるり / はっぴいえんど / サニーデイ・サービス / ユニコーンなどのポップ・ミュージックの要素を感じ取れる、素朴ながらも豊かなメロディーと、ひねくれたサウンドは、どこか懐かしさを感じます。気づけば心にメロディと言葉が染み込んでくる、魔法のポップ・ミュージックです。

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筆者について
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