まさにDSDの真価を発揮する、そんな音源に仕上がりました。〈DSD SHOP 2013〉とのコラボの一貫として生まれた『湯川潮音 at 大倉山記念館』。最新アルバム『濡れない音符』から「にじみ」、2010年の3rdアルバム『クレッシェンド』から「ロンリー」、この2曲に加えて、なんと、ライヴ以外ではいまはここでしか聴けない、チャーミングな新曲「お客様故障サポートセンター」を演奏しています。豊潤なチェロの響き、ピアノはときに優しく語りかけ、ときにダイナミックにスウィングする、湯川のギターとヴォーカルは楽曲ごとに、いや楽曲のなかでも豊かに表情を変えていく――それらはすべてこの音源データのなかへと封じ込められているかのようだ。再生をすると、楽器の配置や、部屋の奥行き、空気の振動、アーティストの息遣いすらもそこに立ち現れる。この音源は、できればDSDで、そしてハイレゾ音源(24bit/48kHzのWAV)で、音と音の間、その余韻も含めてじっくりと楽しんで欲しい。そんな音楽となりました。

大倉山記念館

会場として選ばれたのは、神奈川県大倉山にある大倉山記念館。北海道銀行本店、横浜正金銀行東京支店など重厚で格調高い建築を数多く手がけ、日本建築史に大きな足跡を残した古典主義建築の第一人者、長野宇平治によって昭和7年に創建された、なんと79年の歴史を誇る建造物。東西文化が溶け合った、独特の様式美をもつ建物として横浜市指定有形文化財に指定されるも、地域のイベントも多数開催される親しみある建物となっています。

湯川潮音は、2013年より教会や講堂、洋館など、趣ある会場でライヴを行う「Tada,Imaコンサート」を開催しており、歴史あるホールの独特な響きを活かすのに、これほどふさわしいアーティストはいないのではないでしょうか。今回はチェロの徳澤青弦、ピアノの藤原マヒトとの3人編成。楽曲それぞれに毛色が異なった、ヴァラエティ豊かなパッケージとなっています。湯川潮音のまっすぐに澄んだ歌声は、歴史あるホールとあわさってどんな響きをみせるのか。

ぜひ、目を閉じて聴いてみてください。時には緊張の糸が張り詰め、時にはやさしい歌声につつまれる。湯川潮音が創りだす世界に、いとも簡単に引きずり込まれることでしょう。


湯川潮音 / 湯川潮音 at 大倉山記念館

【配信形態/価格】
DSD 5.6MHz+HQD(24bit/48kHzのwav) まとめ購入のみ 750円
※大倉山記念館での録音風景の写真をまとめた歌詞入りブックレット付き

【Track List】
01. にじみ / 02. お客様故障サポートセンター / 03. ロンリー

Songs & Lylics 湯川潮音(M-2, M-3)、おおはた雄一(M-1)

Recorded & Mixed by 高橋健太郎
Recorded at 横浜市 大倉山記念館
Photos by 有田昌弘、雨宮透貴
Produced by OTOTOY
OTOTOY 飯田仁一郎、長島大輔、浜公氣、岩瀬知菜美
Supported by KORG INC.

【DSDとは?】
DSDとはDirect Stream Digital(ダイレクト・ストリーム・デジタル)の略称。音声をデジタル化する方式の1つで、音の細かいニュアンスの忠実な再現を目指して開発されました。DSDは通常のCDのPCM方式とはまったく違う1bitのレコーディング形式。サンプリング周波数は主に現在2つのフォーマットが用いられており、CDの44.1kHzの64倍となる2.8224MHz、そしてさらなる高音質となる5.6448MHzにいたってはCDの128倍に及びます。この甚大な情報量によって記録された音源は、奏でられた音そのものはもとより、会場の空気をも甦らせ、アナログ・レコードのような滑らかさと、デジタルならではの透明度を合わせ持っています。ここ数年で、さまざまな主要オーディオ・メーカーも参入し、ハイスペック・デジタル・オーディオ機器のみならず、さまざまなクラスにおいても対応機種が続々とリリースされています。高音質のデジタル・オーディオ・ライフを楽しむ人々にとって、DSDは、もはやスタンダードな規格と言っても過言ではないでしょう。

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【DSDネイティヴ再生を体験するには?】
手頃な価格とコンパクトなボディで人気を博したDSD対応USB DAC「DS-DAC-10」。そのノウハウを生かし、さらなる洗練を遂げた「DS-DAC-100」、そしてモバイル性を増した「DS-DAC-100m」の2機種が登場。高級オーディオ機器でおなじみの金属製スパイクと曲線を主体とした流麗なボディも美しい「DS-DAC-100」は、ヘッドフォン・ジャックやRCAピン・ジャック(アンバランス)に加えて、オーディオ愛好家やスタジオ従事者などのヘヴィー・ユーザーのリクエストに答え、XLR(バランス)を装備し、より完成度を増している。そして「DS-DAC-100m」は、幅92mm x 長さ129mm x 高さ19.5 mmという外付けポータブル・ハードディスクと同等のサイズながら、上位機種「DS-DAC-100」と同等の回路を凝縮している。どちらも、電源はUSBバス・パワー対応、5.6448MHzのDSDファイルまでのネイティヴ再生に対応している。


DS-DAC-100(上) / DS-DAC-100m(下)



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【DSDの再生環境がない場合】
DSD音源と同時にダウンロードできる、HQD(24bit/48kHzのwav)でお聴きいただけます。
・HQDとは?
・自分が持っているオーディオ・プレーヤー(iPodやWalkmanなど)で再生できるのか?
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【ダウンロードに関して】
Windowsをご利用のお客さまは、標準の解凍設定、もしくは解凍ソフトによっては正常にファイルを解凍できない可能性がございます。その場合、お手数ですが別の解凍ツールを使用し、再度解凍をお試しくださるようお願い致します。

作品によって異なりますが、DSDやHQDの高音質音源は、1GB~2GBとファイル・サイズが大きいため、ダウンロード完了までに時間がかかることがございます。通信環境、お使いのPCの空き容量を確認の上、ダウンロードいただきますようお願いいたします。

※ダウンロードしたファイルに不備や不明点がありましたら、info(at)ototoy.jpまでお問い合わせください。

レコーディング当日の模様をレポートでお届け

全員が、録音ということも忘れて湯川潮音というミュージシャンに感動していた

12月3日(火)、SSWである湯川潮音のDSDレコーディングが行われた。会場は神奈川県、大倉山にある大倉山記念館。急な坂道を上った先にある会場は、昭和7年に建てられた建造物であり、外装はもちろん、館内の木の光沢、石畳の美しさからもその歴史の深さを知ることができる。録音が行われた館内のホールは天井が高く、渋みのある色に統一されており、まるで教会にいるような厳粛さすら感じる。ここであたらしい音楽が生まれると思うと、感情の高まりを感じずにはいられなかった。

西日が落ちかけた16時頃、録音環境とアーティストの準備が整い、軽い音出しを兼ねたリハーサルが行われる。今回のDSDレコーディングでは、KORGの「MR-2000S」を5台同期させ、複数のチャンネルを同時に録音するという手法がとられた。舞台左から徳澤青弦(cello)、湯川潮音(vo, gt)、藤原マヒト(pf)という順番で並んだ3人は、美しいホールの雰囲気にも馴染んでおり、見事に絵になっている。3人が放つ音や、湯川の声がまとうオーラに、思わず背筋がピンッ! と伸びた。

MR-2000S

そして16時45分、日がすっかり落ちた頃に録音が始まる。極めて些細な音まで記録されてしまうため、レコーディング中は暖房器具もすべてオフにされた。衣擦れの音なども厳禁なので、スタッフや関係者のあいだにも緊張が走る。

1曲目は新曲「お客様サポートセンター」。電話の着信音を模したアコーディオンの音から始まるこの曲は、リズムのポップ性と歌詞の率直さ、比喩のおもしろさが混ざり合った曲だ。1回目、2回目のテイクから、3人はリラックスした演奏を披露。湯川の歌に徳澤、藤原の自由な演奏が絡み合い、まるでライヴを楽しんでいるような感覚を味わわせてくれた。

2曲目は、先月発売された新譜『濡れない音譜』から「にじみ」。1曲目とは打って変わって、プレイヤー同士が目を合わる緊張感のなか、美しく揺れるスローな曲が紡がれていく。この演奏からは、湯川潮音のミュージシャンとしての“力強さ”を多いに感じることができた。曲中盤からのダイナミクスと、終わりに向けての丁寧な収斂。その際に湯川の声から滲み出る“推進力”には、会場にいる全員が、録音ということも忘れて湯川潮音というミュージシャンに感動していた。一人一人がその場に立ち会えた充足感を静かに、強く感じているのが分かる。

続いて、アコースティック・ギターをパーカッションのように使った演奏が印象的な「ロンリー」を録音。集団即興的なイントロに始まり、リズムをフィーチャーした中盤を経て、最後は力強く舞うようなピアノ・ソロへと流れていく。パーカッシブなギターの木の鳴り、暖かさなどは、DSDというフォーマットが鮮明に記録してくれているはずだ。

以上の全3曲を録り終え、21時頃にレコーディングは終了。今作には、DSDで聴きたい音がたくさん詰まっている。なかでもいちばん感じていただきたいのは、ミュージシャンが音を紡ぎ、リアルタイムに演奏を作り出している、その場所の“空気”である。“空気”を聴くとはあまりにも奇妙な言い回しであるが、この言い方がとてもフィットしていると思う。そんなDSDの音源を通して、湯川潮音がただならぬアーティストであることを再認識していただければ、これに勝る喜びはない。(text by 浜公氣)

左から、徳澤青弦、湯川潮音、藤原マヒト

OTOTOY DSDネイティヴ・レコーディング・シリーズ

平賀さち枝 / 平賀さち枝と天命反転住宅(5.6MHz DSD+HQD ver.)

今年2013年、『ギフト/いつもふたりで』を発表し、より“みんなの歌”になるために自分の可能性を広げようとしているまっただなかの平賀さち枝。天命反転住宅は、2005年に芸術家、建築家の荒川修作+マドリン・ギンズにより建てられた「死なないための住宅」。「In Memory of Helen Keller ~ヘレン・ケラーのために~」とも謳われている。鮮やかな黄色の球体に反響した歌声は、あなたにどんなあたたかさを灯すのか。収録されたのは、ライヴで何度も歌われ深みの増した「江の島」、「恋は朝に」をはじめ、これまで音源化されていなかった「Loving you」を含めた全6曲。細部まで伝わるDSDの音質で、その歌をぜひ体感してほしい。

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バンバンバザール / バンガロー・セッション(DSD 5.6MHz+HQD ver.)

愛車ハイエースでグット・ミュージックを全国に届けるバンバンバザール。録音場所は、2002年に彼らがはじめた屋外フェス「勝手にウッドストック」の開催地でもある、神奈川県相模湖畔のみの石滝キャンプ場。都内から約1時間で到着したとは思えない、見渡す限り湖と森に囲まれた大自然の中。うるさいぐらいに鳴く蝉の声や小川のせせらぎの中で、バンバンバザールの音楽が広がっていくあの心地よさは、きっとこのロケーションでしかあり得なかっただろう。ぜひ、この音源は目を閉じて聴いてほしい! まるで森の中でバンバンバザールの音楽に包まれているような不思議な感覚を味わうことができるはずだ。

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大森靖子 / 大森靖子 at 富士見丘教会(DSD 5.6MHz+HQD ver.)

ギター一本で、あらゆるライヴ・ハウスに行き、時にはアイドル・シーンにも切り込んで、やわらかな歌声で歌ったかと思えば、突き飛ばすようにギターをかきむしる。激情的なようで非常に冷静にも見える。簡単に理解できないからこそ心奪われるシンガー・ソング・ライター、大森靖子。そんな彼女と下北沢、富士見丘教会にてDSDネイティヴ・レコーディングを行った。蝉の声が鳴り止まない夏の日、教会のやわらかな反響。収録されたのは、まだ音源化されていない曲を含めた全8曲。そのなかには、この日、この場所にて即興でつくられた曲も入っている。ライヴとはまたちがう彼女の生々しさと溢れ出る才能。あなたの耳でたったひとり、じっくりと彼女と直面してほしい。

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キセル / KICELL EP in みなと湯(5.6MHz DSD+HQD ver.)

6月1日(土)、東京・日比谷野外大音楽堂にてワンマン・ライヴ「野音でキセル」を開催する兄弟ユニット キセルの楽曲を、世界に数台しかないDSD レコーダー「Clarity」を使用し、エンジニアに奥田泰次を迎えて銭湯でDSDネイティヴ録音、ネイティヴ・ミックスを行った。録音した音源は野音ワンマン・ライヴでもCDが会場限定販売されるが、CDと同内容の「春」「庭の木」のほか、OTOTOYのみの独占音源となるフォーク・シンガー高田渡の楽曲を使用した「夕焼け」が収録されている。さらに、銭湯での録音風景の写真をまとめた歌詞入りブックレット付き。もちろん5.6MHzのDSDとHQD(24bit/48kHzのwav)音源で聴けるのも配信のみ。

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世武裕子 / 世武裕子 DSD recording sessions vol.1 やもり、vol.2 JOY

シンガー・ソングライター、映像音楽作家として活躍する世武裕子が、DSDのネイティヴ録音、ネイティヴ・ミックスを初体験。2012年の『アデュー世界戦争』から積極的に高音質配信を行い、高音質対応ポータブル・プレイヤーの試聴も体験してきた彼女が、ついにDSDでのレコーディングに挑んだ。配信はもちろん、OTOTOYが2月に解禁した5.6MHzのDSDで行い、24bit/48kHzのHQD版の全トラックと歌詞ブックレットを同梱。世武裕子の力強く、優しく、そしてあまりにも生々しい歌声と共に、それぞれのピアノの音色を聴き比べてみませんか?

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「ロンリー」が収録されている過去のアルバムはこちら

湯川潮音 / 濡れない音符

湯川潮音、3年ぶりとなる待望のニュー・アルバム! アコースティック楽器を主体とした温もりあふれるアンサンブルに映える、えもいわれぬカタルシスに満ちた歌声のなんという美しさよ。喜び、哀しみ、癒し、ときめき、叙情… 人が音楽に求めるおよそすべての要素が詰まった至福の50分間。なにもかもがすばらしい最高傑作! 「音が鳴り止んでもまだしばらく音の余韻の中にいるような数年でした濡れた髪を服を乾かしてくれたのはことばであり音符でした」-湯川潮音

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LIVE INFORMATION

湯川潮音『クリスマスプラネタリウム・ライヴ chime』
2013年12月25日(水)@北とぴあ プラネタリウム“スペースゆう”

プラネタリウム・ライヴにて、クリスマス・アルバムの発売が決定!
Christmas album 『chime』
¥2,300 [tax incl.]
〔収録曲〕
1. Joy To The World
2. The First Noel
3. Ding Dong Merrily On High
4. Little Drummer Boy
5. We Three Kings
6. This Little Babe
7. Jingle Bells
8. Il Est Ne, Le Divin Enfant
9. 魔法がとけたら
10. きよしこの夜
参加ミュージシャン 徳澤青弦、ticomoon、菅沼雄太他

『濡れない音符 発売記念演奏会』
2013年1月9日(木)@横浜開港記念会館
2013年1月11日(土)@岡山禁酒会館
2013年1月12日(日)@高知蛸蔵
2013年1月17日(金)@佐賀浪漫座
2013年1月18日(土)@福岡ルーテル博多教会
2013年1月25日(土)@大阪島之内教会
2013年1月26日(日)@神戸旧グッゲンハイム邸
2013年2月9日(日)@名古屋陶磁器会館
2013年2月21日(金)@山形県郷土館「文翔館」
2013年2月22日(土)@宮城松華堂菓子店
2013年2月28日(金)@金沢21世紀美術館 シアター21

PROFILE

湯川潮音

1983年東京出身。小学校時代より東京少年少女合唱隊に在籍、多くの海外公演などを経験。2001年ポップ・フィールドではじめて披露された歌声が多くの話題を呼ぶ。翌年のアイルランド短期留学から帰国後、自作の曲も発表し本格的な音楽活動をスタート。以降、美しいことばの響きを大切にした歌詞、クラシックやトラディショナルを起点に置いた独自の世界観で音楽を紡ぎ続けている。2011年からのNYでの生活を経て帰国後、2013年初頭より、教会や講堂、洋館など、独特の趣ある会場で開催する「Tada,Imaコンサート」を継続して開催、好評を得ている。オリジナル曲での音楽活動をスタートして10年目をなる今秋、3年ぶり、10枚目の作品となるフル・アルバムを発売。

>>湯川潮音 Official HP

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レヴュー

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