2018/05/11 20:00

2018年後半に向け、注目すべき才能たちを紹介! ──岡村詩野音楽ライター講座生レヴュー

OTOTOYが主催するオトトイの学校にて、音楽評論家として活躍する岡村詩野のもと、音楽への造詣を深め、「表現」の方法を学ぶ場として開講している「岡村詩野音楽ライター講座」。

2018年の1月期では「新人を発掘し、紹介する方法を学ぶ」をテーマとし、CDのリリースもまだ1枚、さらに言うとCDリリースもまだしていないような新人アーティストを選出し、その魅力を伝える原稿を執筆してきました。今回は、講座生によって選定された、2018年注目アーティストについてのレヴューを掲載します。2018年後半に向け、ぜひ新たな才能と出会うきっかけにしてみてください。

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『ルーキー・ブック2018』

>>> 『スマートな女の子はお好き? 』(Text by ホウシンヤイチロウ)
OOHYO / SZA / DAOKO

>>> 『あなたに問いかける音楽』(Text by 田中友樹)
CHAILD / Taiko Super Kicks / THE NOVEMBERS

>>> 『ヴィジュアル系が「自己プロデュース」する時代』(Text by 辻瞼)
ユメリープ / SILENT SIREN / SuG

>>> 『数値化された今を貫く、ファレル・ウィリアムスの系譜』 (Text by 高久大輝)
Buddy / KAYTRANADA / Pharrell Williams

>>> 『フィンランドのヒップホップに見る、“Black Lives Matter”の先』(Text by 久野麻衣)
Gracias / Kendrick Lamar / J Hus

スマートな女の子はお好き? (Text by ホウシンヤイチロウ)

2018年話題の映画作品『ブラックパンサー』を観た。2017年のヒット作品『ワンダーウーマン』『スターウォーズ』と同じように強い女戦士、その名をオコエが主人公のボディーガード役として登場する。アクロバティックな槍捌きで敵を蹴散らし画面狭しと暴れ回る姿に、誰もが目を奪われるのは疑いのないところであろう。

しかし、ここで取り上げたいのは、そんな女戦士ではなく主人公の妹役で登場するシュリのような女の子たちである。シュリはクールな天才科学者の設定であるが、同時に相反するような無邪気で奔放な立ち居振る舞いが彼女の魅力を倍増させ観客を虜にしている。

私がこのことから感じたのは、今の時代が求めているのは知的な意味でのスマートさではないかということ。その理由としては、バカみたいに信じられないような酷い出来事や事件が身近に多いから。せめて、自分が求める趣味嗜好に関してはスマートさに触れていたいということではないか。また、よりポピュラリティを得るにはスマートさとかけ離れたパーソナリティを併せ持っていることだと考える。人は時に、異質なパーソナリティが共存していることに惹かれたりするもの。とりわけシュリの場合、それはスマートさと無邪気という組み合わせであり、その人気は最たるものであろう。 そして現在、ミュージックシーンを見渡してもスマートさとプラスαの魅力を兼ね備えた女性アーティストが人気だ。

アメリカでは昨年、アルバム『Ctrl』を発表し2017年ディーバの代表格となったSZA(シザ)が当てはまる。飾り気なくユーモラスにまた赤裸々に言葉を紡ぐ楽曲群はティーンを中心とした女の子を夢中にさせた。大学では海洋生物学を専攻していたという事実、過激な歌詞にも関わらず不快さを感じさせず共感を生むというバランス感覚が天才肌であろう。

SZA - Love Galore (Official Video) ft. Travis Scott
SZA - Love Galore (Official Video) ft. Travis Scott

日本では、こちらも昨年マスレベルでブレイクを果たしたDAOKOを挙げたい。10代でのミステリアスなデビューからキャリアを積み、2017年末にメジャーでの2ndアルバムを発表した。自身のアンテナを頼りに複数のアーティストとの自由奔放なコラボは、現代に生きる女の子の孤軍奮闘ぶりをポップに還元するのに抜群で、オリジナリティーを獲得している点が天才的であると言えよう。

そして今回、そんなSZAとDAOKOの同一線上で聴いてもらいたいイチ押しのルーキーが韓国のOOHYO(ウヒョ)である。作詞・作曲・アレンジ・トラックメイク・アートワークまでを自身でこなし、本国では既に神童と言われている存在。経歴もユニークで韓国生まれのアメリカ育ち、最近まではロンドンに留学していた。卒業後はソウルに帰り、拠点を構えている。地元では既にティーンを中心としたファン層があり、また、同国の人気アーティストからもコラボを切望される人気ぶりである。

OOHYO(우효) _ PIZZA
OOHYO(우효) _ PIZZA

そんなOOHYOの魅力はシンセポップで奏でる悲しげなメロディセンスにあると言いたい。胸が苦しくなる郷愁感たっぷりな楽曲群は、ホーム(韓国)になかなか居をおけずに親しい人たちとも離れ離れになった実体験などから生まれているのであろう。最新の既発3曲(『DANDELION』『PIZZA』『HONEY TEA』)では歌詞もストレートに孤独感・寂しさをテーマに歌っている。プロフィールから想像するに華やかな生活を送っていると思いきや、決してそうではなく自身の孤独感を隠すことなく歌い上げるアンバランスなパーソナリティが今のところチャームポイントであろう。しかし、今後はホームに帰り音楽活動を勤しむ舞台が整った彼女が陽的な要素もモチーフと選び、よりチャーミングとなってアルバムを発表してくれるに違いないと大いに期待している。(Text by ホウシンヤイチロウ)

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あなたに問いかける音楽 (Text by 田中友樹)

CHAILD(ちゃいるど)というバンドがいる。2016年に国際基督教大学で結成された男女混合6人編成バンドであり、まだ数えるほどしかライブを行っていない、正真正銘の新人バンドだ。そんな彼らが2017年にリリースした1st EP『Summer Fading』は、今の時代にこそ多くのリスナーに勧めたいアルバムである。それは「自分自身と向き合う体験をリスナーにもたらすアルバム」だからだ。 彼らの音楽的魅力は「没入感」である。RhyeやBonoboに通ずるような静けさとミニマル感を持ちながらも、Red Hot Chili PeppersやMUSEなどのオルタナティヴ・ロック由来のグルーヴやダイナミクスを兼ね備えたサウンドが特徴だ。ひとつひとつのフレーズが気品を放ち、それらが微かな変化をつけながら展開していくさまに、聴き手は次第に楽曲への意識を研ぎ澄まされていくだろう。7、8分という比較的長尺の彼らの楽曲をライブで聴いていると、まるで自分自身に問いかけ真理へと近づいていく「瞑想」のような体験を味わえる。

CHAILD - Feel 5
CHAILD - Feel 5

しかし、サウンドが持つ没入感以上に私が彼らの楽曲に引き込まれるきっかけとなったのが、歌詞である。CHAILDの歌詞は「自己や他者の中に潜む固定観念への疑問」を提示しているのだ。彼らの代表曲"Feel 5"は、年を経るとともに次第に失われてしまう初期衝動を忘れたくないと訴える曲だ。社会に適合するうちに自分らしい感動の仕方を忘れていってしまうことに日々強く抗おうとする私にとって、この曲は自分が大切にする価値観に対して一層思いを強くするきっかけとなった。それはまさに「音楽を通して自分自身と向き合う体験」だったのである。

CHAILD - Dark is Right (Live)
CHAILD - Dark is Right (Live)

CHAILDを通してそのような体験をする中で、私は2つのバンドを思い出した。Taiko Super KicksとTHE NOVEMBERSである。彼らもまた私にとって、没入感のあるサウンドを奏で、固定観念への疑問を投げかける詞を歌うバンドだからだ。ひんやりとした質感ながらも聴く者の高揚感を静かに煽っていくサウンドが特徴のTaiko Super Kicks。彼らは”無縁”という曲で、あらゆる物事に壁を作らずに向き合うべきだと投げかけている。ごく誠実に美しいサウンドを追究し続けるTHE NOVEMBERSは”今日も生きたね”で、本来優劣などない動植物に対する人間の思い上がった価値観に、一石を投じている。常に物事の本質を捉えようと意識していたつもりだった私は、この2曲にハッとさせられてしまった。自分の浅はかさを痛感し、気持ちを新たにするきっかけとなったこれら2曲も、私に「音楽を通して自分自身と向き合う体験」を与えてくれたのである。

日々膨大な量の音楽がストリーミング・サービスで配信される現代。我々は吟味しきれない選択肢を前に、右から左に大量に音楽を”消費”し、顕在化した最先端のアーティストに”群がる”ことを余儀なくされている。しかし、そんな時代だからこそ「他の誰かではなく、自分自身が心から好きな音楽に出会うこと」は最も大切にすべきだ。そのような音楽になりえるのは、「自分事だと思わせてくれる音楽」である。あなたにとって、それはどんな音楽なのか。まずはCHAILDを聴いて「音楽を通して自分自身と向き合う体験」にいざなわれてはどうだろうか。 (Text by 田中友樹)

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ヴィジュアル系が「自己プロデュース」する時代 (Text by 辻瞼)

もし「表現する」ということが、最も純粋な意味で成り立つのなら、音楽も絵画も映画もファッションも料理ですら、手段が違うだけで、全て同じものだと捉えられないだろうか。だとしたら、それに気づいたミュージシャンがその表現方法を音楽だけに留めておけるはずがない。自己プロデュースという手段をとるミュージシャンは、ロックとポップの現場には星の数ほどいるけれど、ヴィジュアル系にも存在する。ヴィジュアル系を「様式美」と一蹴するのは簡単だ。でも「様式美」である前に、彼らは「表現者」だということを忘れないでほしい。その中でも「表現する」ことを自己プロデュースという手段に結実させたユメリープは、突出している存在だ。

ユメリープ †あかめのおひつじ† MV
ユメリープ †あかめのおひつじ† MV

ユメリープは2017年結成のインディーズで活動するヴィジュアル系バンド。《ユメの世界》をコンセプトに活動している。SNSで発信される「けぷけぷ」「おひつじ」「ネムリヒメ」など、スラングのような独自の言葉遣いも特徴的だ。自らをプロデュースすることにバンドの命運を賭けているのだろう。美しいメロディに重たいギター、時にデスボイスを交えながらも、鼻の詰まった子供のような独特の不思議な歌声が重なる。その確かな音像をより決定的なものにするために、自己プロデュースという手段を選ぶことを、ユメリープはヴィジュアル系の中でも徹底している。「表現する」ことに対してハングリー精神旺盛に虎視眈々としていることは、生き残る手段としてメジャーなやり方だ。

そんな彼らのSNSを覗くと、SILENT SIREN、2017年に解散したSuGのメンバーとも交流があるようだ。そのいずれも自己プロデュースを徹底していて、一見すると可愛いかったり中性的な印象があるのだが、やはり侮れず、時にスクリームを交え重たい音を奏でている。ユメリープは、その両方のニュアンスを取り込んで、より性の曖昧な部分を強く見せているように、私には見える。表現することに対する姿勢も、似通っていると思えるのだ。

ユメリープ †かげくいまくら† MV
ユメリープ †かげくいまくら† MV

SILENT SIRENはグッズデザインをベース・あいにゃんが行なっている。虎や宇宙人をモチーフにした、ポップで毒があるのに女の子らしさも残っているデザインだ。SuGもボーカル・武瑠がファッションブランドを立ち上げるなど、デザイン面でも活動している。こちらは「串刺しベリー」などがモチーフの代表例で、3つ並んだ苺が釘に貫かれているデザイン。可愛さの中に毒がたっぷり詰まっている。ユメリープも、今まで発売されたCDのアートワークは全てボーカル・まくらネムが筆をとっている。羊のような見た目で鳥のようなくちばしをした、つぶらな瞳のキャラクターが、寂しそうに暗い部屋で枕を抱えているデザインだ。それだけでなく、先ほどの「けぷけぷ」などの言葉遣いを、SNSでは徹底しており、まくらネム以外のメンバーは全員白いツノを付けている。これはまくらネムと他のメンバーのユメリープ内での「設定」を徹底した結果だ。またCDも自主レーベルから出すほどの本気ぶり。ヴィジュアル系のインディーズシーンで、ここまで徹底的に自己プロデュースしているバンドは珍しいと思われる。

三者三様でありながらも、根本の部分には、表現欲求が音楽だけに留まれないという共通点が見えてくる。それがグッズであったり服であったりイラストであったりするのは、音楽も物も服も絵も同じものだという視点があるからに他ならない。自己プロデュースと括るのは簡単だし、珍しいことではないが、やはり聴き手を惹きつける手段として有効なのは明白のようだ。これからも絶え間無く現れるであろう「表現する」ことへの飽くなき欲求を抱えたミュージシャン達を、私は歓迎したい。特にヴィジュアル系の現場で。(Text by 辻瞼)

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値化された今を貫く、ファレル・ウィリアムスの系譜 (Text by 高久大輝)

「あの人はどういう人?」そう問われたとき、人種、性別、国籍、経歴、イイネの数、リツイート数まで、全てを脳内で数値化し、演算し「君はこうだ」という回答を導く。その瞬間、僕らはどうしようもなく虚しい。 i am OTHERからデビューしたBuddyはファレル・ウィリアムスの正統後継者だ。彼が3月9日にリリースした「Black (feat.A$AP Ferg)」は、彼が今まで発表してきた陽性なラップミュージックとは正反対の、自らの肌の色について荒々しくスピットされたものだった。それはBlack Lives Matterを支持するためだけでも、ただ人種をレペゼンするためだけでもない。"Black on black"と繰り返される通り、黒の上に黒を塗ったときに浮かび上がる僅かなコントラストに目を向けさせるためだ。森を遠くから見ればわからないがが近づけば葉の形や幹の太さがそれぞれ違うように、黒人という枠の中でも様々な個性を持つ人々が存在するのだと。

Buddy - Black (Vertical Video) ft. A$AP Ferg
Buddy - Black (Vertical Video) ft. A$AP Ferg

またファレル・ウィリアムスのリミックスを経てトッププロデューサーとなったカナダのケイトラナダは多様なジャンルを跨ぐ世界で最も自由な男だ。カーステから流れてきてもノレるようなポップさとピーキーでいなたさのあるビートは、ラッパー、シンガーなどとコラボレートしても"これが俺の音だ"と言わんばかりに特徴的。ジャンルを跨ぐことで自らの音の共通項にフォーカスさせるのだ。ファースト・アルバムのタイトル『99.9%』には彼がゲイである故に人として完全でないというコンプレックスから解放されたことで100%に近づいていることを意味するという。枠組みから解き放たれた彼はどこまでも自由に個性的な音を作っている。

KAYTRANADA - YOU'RE THE ONE (feat. SYD)
KAYTRANADA - YOU'RE THE ONE (feat. SYD)

思い返せば、かつてファレル・ウィリアムスが「Happy」の陽気なメロディに込めたのは「あなたの幸せはあなたが決めるんだ」という力強いメッセージだった。そのメッセージは前述した2人のアーティストに、世代を超え、国境を超え、受け継がれている。近年のBlack Lives MatterやTimesUpという流れが、逆説的に人種や性別という枠組みをより強固なものにしてしまった今だからこそ、彼らの音楽は輝く。数値化された全てはただの枠組みに過ぎず、あの人は何者なのか、自分とは何者なのか、答えを決めるのは自分以外にいないのだ、と。ファレル率いるN.E.R.Dのフジロックでの来日は、そんな想いがここ日本にも届いていることを証明するステージになるはずだ。なぜなら、僕らは他者を決めつけるとき、既にその虚しさを感じているのだから。 (Text by 高久大輝)

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フィンランドのヒップホップに見る、“Black Lives Matter”の先 (Text by 川口麻衣)

現在フィンランドのヒットチャートはラップを中心としたポップミュージックが中心。世界的に広がるヒップホップの波はフィンランドにまで伝わっている。その中でもGraciasというラッパーはこの国におけるKendrick Lamarとして存在感を放っている。

彼はコンゴとフィンランドのハーフであり、4歳の頃に難民としてヘルシンキに移ってきた。フィンランドは近年移民が増えつつあるとは言っても諸外国に比べるとその割合は少なく、ロシアなどの隣国がほとんど。現地のヒップホップ・シーンも白人で占められており、黒人の彼はマイノリティーな存在である。   フィンランドのラップは始まりこそ英語のリリックであったが、次第にフィンランド語へとそのスタイルを発展させてきた歴史を持つ。そんなシーンの中で彼はあえて英語でリリックを書いてきた。アメリカ、イギリスといった英語圏のR&B、ヒップホップシーンに影響を受けた彼の音作りに英語のリリックはフィットしている。しかし、だからといって彼は今暮らすこの国を否定しているわけではない。彼のリリックは生い立ちや生活の苦悩を綴りながらも、育った国への愛情を垣間見せてくれる。彼はフィンランドで暮らす自分を受け入れているのだ。

Gracias - Toleka
Gracias - Toleka

そんな彼は2017年初めてフィンランド語でのソロ・シングルをリリースした。彼のルーツであるアフロビートにフューチャーし、トラップ、グライムを融合したトラック。そこへ乗るのは多様性を受け入れ前へ進んでいこうと鼓舞するリリック。故郷、育った環境といった今の彼を形成するものを音楽でシームレスにつないでいる。それは現代において彼のような移民だけでなく、“違い”に悩む人たちすべてを肯定しているようだ。「Toleka」とは“進む、ステップアップする”の意味。彼のような多様性を持ち合わせた存在こそがシーンを次へと進めてくれる。

彼のルーツとなるリズムへと目を向けさせた一因は近くイギリスでのJ Husを筆頭としたアフロビートシーンの盛り上がりがあるだろう。Gracias自身、難民ではあったが現在はヘルシンキを拠点としていることから、アフリカン・ディアスポラたちと境遇も似ている。彼らも自らのルーツとイギリスで培われた音楽的感覚を繋ぎ、新しいムーブメントを起こしているところだ。

Kendrick Lamarが2015年に「Momma」という曲で発した“アフリカへ帰ろう”という号令は今まさに世界中へと広まっている。“Black Lives Matter”によって改めて自らを見つめ直し、多面的にその存在を捉えて行くこととなった彼らのアイデンティティーが今音楽に映し出されているのだ。 (Text by 川口麻衣)

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【受講生募集中】音楽ライター講座、夏期短期集中編、受講者募集中!

音楽評論家として活躍する岡村詩野のもと、音楽への造詣を深めライティングを通じて「表現」の方法を学ぶ場、それが「岡村詩野音楽ライター講座」です。ここにはプロのライターを目指す人から、ライティングの経験はないけれど音楽が好きで、表現の幅を広げたい! という人まで幅広いバックグラウンドを持った参加者が集い、学び合っています。

この講座では、講師の岡村詩野による添削・指導によりライティングの力を高めるだけでなく、ライターとして大切な音楽の聴き方や接し方を学び、作品やアーティストへの理解を深めていくことが、この講座での大きなポイントとなっています。

2016年、2017年と2年連続で開催し、ご好評をいただいた『夏期短期集中編』を今年も開催します。短期集中講座ならではの、より丁寧で濃度の高い授業を行い、音楽を表現するための基本的な部分から応用までを、2日間でみっちり学びます。今回の講座では1曲にじっくり向き合っていただき、その上で丁寧にレビューを行っていただきます。

ひとつのアーティストに寄り添い、その音楽を深く解釈をし、あなただけにしか生み出せない原稿が執筆できるようになることを目指します。その結果、講座を通して「ライターとして1番大切なもの」を学んでいただきたいと考えています。

また9日(土)の夜には、講師を務める岡村詩野も参加する交流会を行いますので、この機会にぜひ様々な質問をぶつけてみてください。

ライティング経験者はもちろん、初心者の方も大歓迎! 自分が聴いている音楽への造詣を深めたい方もぜひ! さまざまなメディアやアーティストから信頼される音楽ライターを目指しませんか?

>>岡村詩野音楽ライター講座 夏期短期集中編 詳細・お申し込みはこちら!

[コラム] SaToA

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