今年はポップ・インストゥメンタルで最高に爽やかな夏を!
T-SQUARE、41枚目のニュー・アルバムをDSD配信&インタヴュー

デビューから37年、日本が世界に誇るポップ・インストゥルメンタル・バンド、T-SQUARE。通算41枚目となる『PARADISE』をOTOTOYでは2.8MHz DSDと24bit/44.1kHzのflacで配信。「夏」をテーマに、ストーリー性のあるアルバムに仕上がった。「ジャズ・フュージョン」というジャンルにとらわれない多彩な音色は、聴かず嫌いの人にこそ聴いてもらいたい1枚だ。じつは今年始めには完成していたというアルバム制作の話から、時代とともに変化していくリスニング環境や音楽配信に対する思いまで、リーダーの安藤正容にインタヴュー。

T-SQUARE / PARADISE

【配信形態】
(左)2.8MHz dsd+mp3 (右)FLAC(24bit/44.1kHz)
【配信価格】
(左)アルバム : 3,700円(税込) (右)アルバム : 3,200円(税込)

【Track List】
01. Mystic Island
02. Vivid
03. Paradise
04. Through The Thunderhead
05. 彼女と麦わら帽子
06. Eternal Glory
07. Knock Me Out
08. Night Cruise
09. 夏の終わり

INTERVIEW : 安藤正容

ロックやヒップホップ、クラブ・ミュージック等を好んで聴いているリスナーにとって、「ジャズ・フュージョン」というと、なんとなく楽器の演奏に特化している分、専門分野的なとっつきにくいイメージがあるかもしれない。T-SQUAREのニュー・アルバム『PARADISE』は、そんなイメージとは真逆ともいえるじつにポップで親しみやすい作品だ。そもそも、T-SQUAREはジャズ・フュージョンというジャンルに捉われない歌心のあるメロディを主体とした作品を発表し続けることで、長年多くのファンを獲得してきたバンド。1978年のデビュー以来、今年で活動37年目、毎年欠かさずことなく発表し続けたオリジナル・アルバムはなんと今作で41枚目(!)という大ベテランでありながら、とても瑞々しい印象を受ける今作について、ギタリストでありリーダーの安藤正容にインタヴューをおこなった。ユーモアを交えながらも音楽への尽きせぬ情熱を感じさせるその発言は、全ての音楽ファン、ミュージシャンにメッセージとして受け止めてもらいたい。

インタヴュー& 文 : 岡本貴之
写真 : 大橋祐希

技術じゃなくて自分の気持ちがプレイに表せたら良いなというのがすごくあって

ーーT-SQUAREはデビュー以来毎年欠かさず作品を発表していらっしゃいますが、『PARADISE』にはとても鮮烈で新鮮な印象を受けました。アルバムが完成した現在の率直な感想を教えて頂けますか?

安藤正容(Gt、以下安藤) : じつは『PARADISE』のレコーディングは1月に終わっていまして。例年だと、春先にリリースする予定でスケジュールが進んでいたんですけど、今年は色んな事情で今までのパターンと違うイレギュラーな形にしようということで、春先に企画ものを一枚出しているんですよ(『DOLPHIN THROUGH』)。そのレコーディングが3月くらいだったんで、今僕の中ではそっちの印象が強くて『PARADISE』がどんな感じだったか忘れてる状態だったんですけど(笑)。今日くるときに車の中で出来上がったものを聴いてみたら、やってたときの気分はもうちょっとヘヴィなごっつい感じ、音がそれぞれ尖っているようなイメージで作っていたような気がしていたんですけど、客観的に聴いてみたら爽やかで軽快な感じがあるなと思って、自分でもちょっと意外でした(笑)。例えば1曲目「Mystic Island」は坂東慧(Dr)の曲なんですけど、ドラマーなりの難しいセクションがあったりして、そのイメージがあったんです。それを演奏者から離れて聴いてみると、あんまりそういう感じはしなくて、スッと聴けるなと。

ーー「Mystic Island」は無機的なリズム・パターンに印象的なフレーズが乗った曲になっていますね。あれは何の楽器を使っているんですか?

安藤 : あれはシンセ・ベースを使っているんです。T-SQUAREにはあまりないファンクっぽいパターンですね。坂東は昔から手弾きのシンセ・ベースがすごく上手で。ファンキーな感じ、ちょっとビートを重くするようなベースが上手いんです。こういうファンキーな曲が1曲目にくることもなかったので、新鮮でしたね。

ーー前半の割と淡々としたパターンから、後半になるとセッション的に各パートがソロを取って盛り上がっていく感じですね。

安藤 : 特にドラム・ソロのセクションのパターンがすごく難しくて。坂東が自由にソロをやっていて、僕は歪んだ音で“ガーン” ってやってますから、そこがすごくヘヴィに感じていたんです。ただ聴いてみると、演奏しているときのイメージとは違うって割とすんなり聴けるなと思いました。

ーー今回は「Mystic Island」をはじめ、坂東さんが半数以上の5曲を書いていますが、これには理由があるんですか?

安藤 : まあ、たまたま選んでいったらこうなった感じだったんですけど、坂東はいつも1回のアルバムに20曲くらい書いてくるんですよ。それと他のメンバーが書いてくる曲を合せて、今回はたまたまこういう選曲になっています。

ーー坂東さんが書いてくる曲は安藤さんの発想とはだいぶ違うところがありますか?

安藤 : かなり違うんじゃないですかね? ただ、坂東も河野(啓三・Key)君もそうですけど、T-SQUAREらしさ、メロディを大切にするような楽曲作りというのは必ず踏襲してくるので、そこはT-SQUAREの良さを失わずに、なおかつ彼らの新しいセンスが入ってきているところですね。僕と発想は違っても“メロディを大切にしましょう” というところだけは共通していると思います。

安藤正容

ーー安藤さん作曲の表題曲「Paradise」が最もT-SQUAREらしさのある曲だと感じたんですが、こういったメロディアスな曲が安藤さんの持ち味ですね。

安藤 : なんというか、僕の場合は… ダサいんですかね? 古臭いというか(笑)。

ーー(笑)いやいや、そんなことないと思います。すごく親しみやすい曲調というか。

安藤 : 僕は最近、ハーモニーも頓にシンプル化してまして。どんどんハーモニーのテンション(7th以上の9th 11th 13thが付加されたコード構成)が少なくなってきていて。本当に「F」とか「B♭」とかで、「B♭7なんとか11th~」とかそういうのはあんまり出てこなくなっているんです。

ーーなるほど、それはギター・プレイにも言えることですか?

安藤 : そうですね。ギターも昔は“俺はこういうことが出来るぞ!” みたいなものを突っ込もうとしていたんです。今はそれよりも引っ掛かりのあるような、みんなに“おっ! ここ渋いね!” って言われるような、技術じゃなくて自分の気持ちがプレイに表せたら良いなというのがすごくあって。そこは昔と変わってきているところですね。

ーー確かに、今作で安藤さんが書いているもう1曲の「Knock Me Out」ではかなり熱くソロを弾きまくっていますが、テクニカルなものを聴かせるというよりはどちらかというとブルージーなフレーズを聴かせています。

安藤 : 音を詰め込むんではなくて、どこかが引っ掛かる演奏をしたいなといつも思うんですけど、ついついこう、焦ってワ~っと弾いちゃったりとか、手グセのフレーズを羅列しちゃったりとかいうことがよくあるんです。そこから抜け出したい、というのが目標ですね。

ーー引き算というか、そぎ落とす作業の方を意識しているということでしょうか。

安藤 : そうですね、そういう風にできたら。それで熱くできたら一番良いなと思います。

ーー「Paradise」のソロでもバイオリン奏法で“引っ掛かり”を作っている印象を受けます。

安藤 : ああ、あんまりないパターンで、中間部に“す”が入るようなところがあって、漂うようなムードを出したいなと思って。ギターで浮遊する感じを出そうとしたんです。

今何か聴きたいんだ、というときにパッとDLできるのはすごいなと思います

ーー今回はコンセプトとして夏らしいアルバムを作ろうということだったんですか?

安藤 : そうですね。毎回ではないですけど、“T-SQUAREといえば夏”ということが多かったんです。『夏の惑星』(1994年)というアルバムがあったりとか。

ーーデビュー・アルバムも『LUCKY SUMMER LADY』(1978)というタイトルですし。

安藤 : そうなんです。最近はそういうコンセプトとかお題が無いことが多かったんですけど、今回はチーフ・プロデューサーが「改めて夏を意識してやりましょうよ」とみんなにメールをくれて。みんなそれを考えつつ曲を書いたということです。

ーー曲の並びは、1曲目から最後まで夏の1日を時系列で並べているんでしょうか?

安藤 : いや、そこまでは意識していなかったですね。そんな感じに聴こえますか?

ーーそうですね。後半になると夕暮れてきたようなメロウな曲もありますし、「Night Cruise」という曲も入っていますので。1日を過ごしたような気持になります。

安藤 : じつはこのシークエンスは坂東が考えたものなんで、もしかしたら坂東はそう考えていたかもしれないですね。でもレコードの時代からそうですけど、曲順はいつも気にしていて。頭から聞き始めて終わりまで聴いて、そこに1つの物語があれば良いなと思っているんです。だからCDになって曲を飛ばしちゃったりとか、好きな曲だけiPodに入れたりとかされちゃうと、僕らとしてはね(笑)。僕らの世代は、アルバムを通して表現したいという気持がありますし、そこは大事にしているんですけどね。段々時代が変わって、曲順にどれだけの意味があるんだという感じも出てきていますけど。

ーー音楽配信についてはどのようにお考えですか?

安藤 : 僕は最近、ほとんどiTunesでダウンロードしちゃうんですよ。Amazonでもポチっとすれば次の日くらいには来ますけど、試聴できて“あ、これ良いな。今聴きたい”と思ったときに買えるというのは、配信って素晴らしいなと思っていて。よくiTunesで「なんか良いのないかなあ」って色々探しています。ちょっと前だとダイアナ・クラールのカヴァー・アルバム(『Wallflower』)を発見して試聴したときには、これはすごいと思ってすぐDLして買いました。今何か聴きたいんだ、というときにパッとDLできるのはすごいなと思いますし、良いですよね。


Diana Krall - Wallflower

ーーそれは音楽を発信する側からしても良いことですよね。

安藤 : ただ、色んなことが今起きていて。音楽ビジネス自体が危うい、みたいな。その辺がどうなっていくのか不安な部分もありますね。

ーーT-SQUAREは今年でデビュー37年目で、その間音楽を取り巻く状況は相当変化していますが、現在の音楽業界自体への危機感も感じていらっしゃるんでしょうか?

安藤 : それはすごくありますね。自分が育ってきたのはレコード盤で、もちろん中身が大事なわけですけど、同時にその中身が入っているものとしてのレコード盤であったりジャケットであったりを、ものすごく大切にしてたんですよ。宝物を扱うようにプレイヤーに乗せて針を乗せて、という風に聴いてましたから。その行為も音楽に繋がっているような気がして。レコードの時代ならA面を聴いて、裏返して、じゃあB面はどんな感じだろう? っていうワクワク感がありましたから。今の人がそういうワクワク感とか音楽を芸術として聴いてくれるのかな? っていう。そういうところは僕らの時代よりは減ってきているような気がして。ありふれた状態ですぐに聴けるし、YouTubeで映像も観れるし、それこそ音が悪くてもタダでゲットできればいいや、とか。もちろんその曲に対する思い入れや感動はあるんでしょうけど、僕らの時代にはもっともっとその1曲だったりアルバムが大切なもので、大事にしていたと思いますし、今はどんどん消費されていって捨てられているような気がしてそこが寂しいですね。アルバムが1つの芸術作品で、1枚で1つのアーティストの言いたいことなんだというのが作品だったのが、今はあんまりそういう気がしないし。

ーー今おっしゃった気持ちがある反面、先程のお話のように『PARADISE』にも手軽に試聴してすぐにDLして聴けるというメリットがあるわけで。

安藤 : もちろん、そうですね。

ーー正直、T-SQUAREの「ジャズ・フュージョン」というイメージだけで聴くのを遠ざけているリスナーの人もいると思うんです。ただ、今回の『PARADISE』はすごくポップなアルバムですし、流れてきたときに「これ誰の曲だろう!?」って思ったときにすぐに配信で聴いてもらえるという意味で今まで聴かず嫌いだった人たちにも届くのではないでしょうか。

安藤 : まあ、長いことそういう気持ちはありましたからね。

ーーかつての安藤さんの発言で“ポップ・インストゥメンタル・バンド”という言葉がありますが、あまりジャズ・フュージョンという枠組みに捉われたくないというお気持ちが以前からありますか?

安藤 : あんまりいないんですよね、こういう風にメロディが歌モノみたいに長くあるバンドって。もちろんインプロビゼーションもあるんだけど、ジャズ・フュージョンってもっとそっちに重きを置いているものだから。世界で見てもこういうバンドってあまりないと思うので。まあフュージョンって言っちゃうとちょっとおこがましいなというのもあって。ポップ・インストゥメンタル・バンドという言い方が僕らには合っていると思うんです。

ーーこのアルバムでも、そのまま歌っても良いようなメロディが中心にあるなと思ったんですが、そこは意識しているところなんですか?

安藤 : そうですね。でも歌うと、結構歌えないんですよ(笑)。音域が広かったりとか音の飛び方が難しかったりとか。

ーーこれまでもヴォーカルの方を入れて曲を発表していますが、歌を乗せるのが難しかった時も結構あったんですか?

安藤 : ああ、ありますよ。ヴォーカル曲ばかりで作ったアルバムもありましたし。一聴すると歌えそうな感じなんですけど、最初から歌うと音域が広すぎて歌えなかったりとか。でも器楽曲だけど、例えば昔のクラシック、「運命」だと“ジャジャジャジャーン” とか、そのフレーズがすごく印象に残るじゃないですか? そういうのは目指していて。リフレインがどこか引っかかるとか。そういう瞬間を常に求めるようにしていますね。

いかにライヴの時間をドラマティックにみんなに楽しんでもらえるかを考えた選曲をします

ーー昨年はデビュー35周年、昨年は40枚目のアルバムという区切りに年になりましたが、今年41枚目のアルバムを出す上では新たな挑戦をして行こうというお気持ちもあったんでしょうか?

安藤 : 特に35周年とかあんまり意識しているわけでないんですけど、僕らがどんなことをやっているのか、節目節目で伝えていくことは大事だなと思ってます。ただ、僕らの場合ずっと継続しているので、“じゃあ次はこうだから新しくこういうことをやろう” みたいなものは僕個人としてはあまり考えていなくて。常に毎回、新しい気持ちでやってますから。常に上を見ていて、自分の理想を求めてずっと生きている感じで。“これは完璧だ” と思ったら終わっちゃうじゃないですか? だから“ここがダメだったな” とか常に思うんですよね(笑)。

ーーそれはギタリストとしてまだまだ追及しているということですか?

安藤 : もう、全然。毎回“ああ、今日はダメだ~” とかの連続ですよ。10回やって9回ダメでも1回良かったりすると、“俺ってもしかしてイケるんじゃないか?” って思って(笑)、次へのステップになるんですよね。やっぱり自分が目指しているギタリストがいて、この人みたいにこういう風に弾けたらなというのは常に思ってやってますから。

ーー最近の若いミュージシャンから刺激を受けたりすることもありますか?

安藤 : 若い人にはあんまり好きな人は出てきていないんですよね。それなりに聴いていますけど。YouTubeを見たりすると、“なにコイツ!?” みたいなめちゃくちゃ上手い奴が沢山出てきますから。それを見てるとね、段々落ちこんでくるんですよ。“もう辞めようかなあ~” って。

ーー:(笑)。安藤さんにそう言われたら、他のギタリストはもっと落ち込んじゃいますよ。

安藤 : いや、でもどんどん技術的なレベルは上がってきてますからね。海外の人もそうだけど、日本人も。やっぱり情報が多いからですかね、どうやったらそれが弾けるかというのは今は簡単にわかるから。後は小さい頃から始める人が多いですよね。それこそ錦織圭も5歳でテニスをやっていたっていうし、ギターも小さい頃からやっている子が多いから。坂東なんかもアメリカに行ってちょっとやろうよって言ったら全然できるというか。僕らの時代はアメリカのミュージシャンとやるなんて、畏れ多かったですから。今の若い子は技術レベルで言えば同レベルというか、日本人の方が上手い場合もあるんじゃないですかね。

ーーカジュアルな感じで海外で活動する若いミュージシャンが増えましたよね。

安藤 : そうそう、普通に。それが凄く良いと思うんですよね。たださっきのレコードの話に繋がるかもしれないんですけど、音楽に対するディープな思い込みというのは失ってほしくないですよね。

ーー今後、チャレンジしていきたいこと、昔から念願に思っていることはありますか?

安藤 : ずっと思っていて出来ないんですけど、ワールド・ツアーをやりたいんですよね。なかなか事情が許さないので出来ていないんですけど(笑)。昔アメリカでツアーをしたりとか、最近ではアジア圏でライヴをやることはたまにありますけど。よその土地に行って、アウェイになるとすごくバンドが固まるんですよ(笑)。“俺たちって良いバンドだな!?” みたいな。知らない土地に来てみんなが盛り上がってくれると“やったね!” って結束が強まるので。もちろん国内ツアーもいっぱいやりたいですけど、知らない土地に行って“T-SQUARE? なにそれ?” っていう人の前でやってみたい気持ちがすごくあります。

ーーアルバムが出た後はライヴ・ハウス・ツアーとホール・ツアーがありますね。今回の配信で初めてT-SQUAREの作品を聴いてライヴに行ってみようという人もいると思いますが、ライヴではどんな楽しみ方をしたら良いか教えてもらえますか?

安藤 : “歌がないですよ” ということを取りあえず言っておかないといけないですね(笑)。

ーーそれは大丈夫だと思うんですが(笑)。

安藤 : いや、前に“なかなか歌が始まらないな” と思って観ていた人がいたみたいだから(笑)。“なんかイントロ長いな~” って。そしたら最後まで歌が出てこないじゃん、みたいな。

ーーなるほどそういうこともあるんですね(笑)。この記事をご覧のみなさんはT-SQUAREはインスト・バンドだということを覚えておいて下さい。

安藤 : でも、やっぱり音源だけ聴くとどうやってライヴで聴けば良いのかわからないという人も結構多いんだと思うんですけど、例えばサックスを吹いているのを目の当たりにするとか、ドラマーが叩いているのを間近で観るとか、ライヴにあまり行ったことがない人だったら惹きこまれると思うんですよ。同じ空気感のあるところでメロディを聴くことって、方法じゃなくて体感できると思うので、聴いてみてちょっとでも面白いなと思ってもらえたらライヴに来てもらうと、“あ、こういうことか!” と思ってもらえると思います。

ーーT-SQUAREの特徴の一つであるウィンドシンセという楽器もなかなか演奏を観る機会もないかもしれないですし。T-SQUAREといえばF1グランプリ中継のテーマ曲「TRUTH」というイメージを持っている人も多いと思いますが、ライヴではそうしたヒット曲も含めて演奏を期待して良いですか?

安藤 : 必ず新曲と旧曲を織り交ぜて演奏していますので。昔からのコアなファンの方は“あれが聴きたいこれが聴きたい” ってみんな勝手なことを言うんで(笑)。その中から、じゃあ今回はこれだ、というのを選りすぐって。

ーーこれだけ作品があると、全ての要望に応えるのは無理ですよね(笑)。

安藤 : そうですね。41枚やったらどうなっちゃうんだろうって(笑)。

ーー夏をテーマにしたアルバムで夏にライヴがありますから、選曲も夏を意識したものになりそうですか?

安藤 : 夏というよりは、ライヴもアルバムと同じで一つのストーリーになりますから、いかにライヴの時間をドラマティックにみんなに楽しんでもらえるかを考えた選曲をします。

ーーOTOTOYをご覧になっている方に中には、インディーズで自分たちでバンドをやっている方もいるのですが、T-SQUAREがここまで毎年アルバムを出し続けて長く活動できている理由を教えて頂けますか?

安藤 : これという1つには絞れないですけど、まずは自分が常に前向きな気持ちで音楽をクリエイトする情熱があるかということ。それと、T-SQUAREの場合は今まで色んなミュージシャンが入ってきて辞めて次のミュージシャンが入ってきていましたけど、どのミュージシャンもT-SQUAREが持っている音楽性を最大限引き出そうと一生懸命やってくれたことですね。だから在籍したミュージシャンによるところが大きいということと、後はスタッフにすごく恵まれているということですね。自分が情熱を持っているだけではどうにもならないこともありましたから、同じようにバンドを続けさせたい、と思ってくれるスタッフがいてくれたこと。ミュージシャンにしろスタッフにしろ、周りの人に恵まれていたこと、自分が持っている音楽を、“やっていこうよ” って言ってくれる仲間がいたということ、それが一番大きいです。

RECOMMEND

Especia / GUSTO

A variety of SPICE…! Girl's DISCO / AOR / FUNK / NJS / FUSION SOUND! Especiaが整えた最上の 「味=Gusto」 結成活動歴2年。独自のサウンド、ファッションで突き進むEspeciaのオリジナル・フル・アルバム。

>>特集ページはこちらから

STAR GUiTAR / Schrodinger's Scale(24bit/48kHz)

ダンス・ミュージックの歴史を塗り替え続ける時代の寵児 、★STAR GUiTARの新作のテーマは、「ピアノ」×「ダンス・ミュージック」! コラボレーション・アルバムとは思えない、過去最高級に豪華な面々が参加!

>>特集ページはこちらから

JABBERLOOP / 魂

2004年、京都で結成されたクラブ・ジャズ・バンド、JABBERLOOP。ファンクやレゲエなど様々なジャンルを飲み込んだ熱気溢れるメロディと確かな技術に裏打ちされたライヴ・パフォーマンスで、その音楽は聴く者の体を否応なしに動かす2014年元旦にリリースされたアルバム。

>>特集ページはこちらから

LIVE INFORMATION

T-SQUAREライブハウスツアー2015
2015年7月10日(金)@大分ブリックブロック
2015年7月11日(土)@LIVEHOUSE 熊本B.9
2015年7月12日(日)@鹿児島キャパルボホール
2015年7月13日(月)@長崎DRUM Be-7
2015年7月15日(水)@広島ナミキジャンクション
2015年7月16日(木)@岡山MO:GLA
2015年7月17日(金)@KYOTO MUSE

T-SQUAREホールツアー2015
2015年8月30日(日)@Zepp名古屋
2015年9月5日(土)@なんばハッチ
2015年9月12日(土)@中野サンプラザ
2015年9月19日(土)@福岡イムズホール

軽井沢大賀ホール主催公演 T-SQUAREちょっと大人なT-SQUARE @軽井沢
2015年9月27日(日)@軽井沢大賀ホール

PROFILE

左から坂東慧(Drums)、安藤正容(Guitar)、河野啓三(Keyboards)、伊東たけし(Sax,EWI & Flute)

T-SQUARE

デビュー37年目を迎えた、日本が世界に誇るポップ・インストゥルメンタル・バンド。1976年、安藤正容を中心に“THE SQUARE”結成。1978年、アルバム『LUCKY SUMMER LADY』でCBSソニーより鮮烈デビュー。今年の新作で通算41枚目のオリジナル・アルバムをリリース。世界でも類を見ない多くの作品群、その全てが未だに聴かれ続けている。海外でも精力的に活動しており、全米でのアルバム・リリース(1988,89年)やプレイボーイジャズフェスティバル(1994年)への出演、ライヴツアーの他、アジア圏、特に韓国では1994年の初公演以降、これまでに4度にわたって公演を敢行し、現地で絶大な人気を得ている。

T-SQUARE official HP

o

 
 

インタヴュー

松本誠治と巡る「おふろcafé」ーー音楽フェス〈おふろ café MUSIC SHOWER〉が8月26、27日開催!!
[CLOSEUP]・2017年08月19日・松本誠治と巡る「おふろcafé」ーー音楽フェス〈おふろ café MUSIC SHOWER〉が8月26、27日開催!! 埼玉県でおふろcaféを運営する株式会社温泉道場と、同じく埼玉で運営されているkilk reocordsによるライヴハウス「ヒソミネ」。その両者がタッグを組み、8月26日におふろcafé utatane、翌27日におふろcafé bivouacにて音楽フェス〈おふろcafé MUSIC SHOWER〉を開催する。「地域コミュニティでハブ機能を担う温浴施設・ライヴハウスをもっと知ってもらい、地域をもりあげたい」という気持ちから、埼玉出身アーティストをはじめ、ヒソミネが厳選した6組以上のアーティストが出演。料金は各店舗の入館料のみ!! お風呂に入って、マンガを読んで、ライヴを見て、と複合的な楽しみ方も可能だ!! イベント開催を前に、出演者でもある松本誠治(the telephones、FINAL FRASH、Migimimi sleep tight)とともにおふろcafé utataneを体験。その様子を写真とともにお届けする! 8月26日(土)、27日(日)の2日間、大宮と熊谷のおふろca
by 西澤 裕郎
その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信
[CLOSEUP]・2017年08月10日・その男、天才につき──折坂悠太、この世と別世界を繋ぐ歌声、ライヴ音源をハイレゾ独占配信 新しい才能が世の中に羽ばたく。折坂悠太のことだ。独特の歌唱法にして、ブルーズ、民族音楽、ジャズなどにも通じたセンスを持ち合わせ、それをポップスとして消化した稀有なシンガー。そんな彼が、彫刻家・平櫛田中の旧邸にて収録したライヴ・レコーディング音源『なつのべ live recording H29.07.02』をリリース。OTOTOYでは本作のハイレゾ版を8月23日より独占配信、発売日に先駆けて予約スタートする。そして折坂悠太へ初めてとなるロング・インタヴューを敢行した。その歌い方、歌詞の描き方、折坂の歌への向かい合い方とともに、ぜひその才能の片鱗を目の当たりにしてほしい。 平櫛田中の旧邸にて収録の音源、ハイレゾ独占配信折坂悠太 / なつのべ live recording H29.07.02'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/48kHz) / AAC単曲 250円(税込) / まとめ 1,000円(税込) 2017年8月23日(水)より配信スタートになります。配信日に先駆けて予約販売もスタート。>>ハイレ
by ?
callme、挑戦的なパフォーマンスが冴えわたる6曲入りEPをリリース
[POWERPUSH]・2017年08月13日・挑戦的なパフォーマンスで「今」を感じる2017年夏ーーcallme、最新シングルをリリース 3人組ガールズ・ユニットのcallmeが今年2作目のシングル『One time』をリリースした。ポップに振り切った前作『Bring you happiness』のカラーは踏襲し、歌唱少なめ& ダンスが映える表題曲「One time」、この夏のアイドルイベントやフェスでも話題となった、超攻めの1曲「Way I am」、そして3人それぞれが制作を担当した楽曲も含め、全部で6曲も新曲がうまれた。CDは各盤ごとに収録曲が異なるが、配信ではすべての曲が収録されたEPタイプでのリリース、OTOTOYではもちろんハイレゾ・通常と配信中。 新陳代謝のごとく次々に新曲を作り出す意味、そして、制作の裏話から気になる共同生活のこと(!)まで南波一海がインタビュー。 【まとめ購入者対象】抽選でポスタープレゼント!callme / One time -EP-'【配信形態】24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC【価格】単曲 540円(税込) アルバム 1,800円(税込)【Track List】01. One t
いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作の2ndアルバム
[CLOSEUP]・2017年08月09日・いまはもの作りが楽しくてしょうがないーー鈴木茂や伊賀航らも参加、南壽あさ子が作り上げた最高傑作 2017年に活動5周年を迎えたシンガー・ソングライター南壽あさ子が、ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバム『forget me not』を完成させた。絵本作家・酒井駒子による描き下ろしジャケットも印象的な本作は、南壽自身が初めてセルフ・プロデュースした作品性の高いアルバムに。リード・トラックとなる「勿忘草の待つ丘」、「八月のモス・グリーン」はロサンゼルスでヴォーカル・レコーディングとミックスを敢行、エンジニア / プロデューサーとしてグラミー賞を12回獲得しているラファ・サーディナがレコーディング&ミックスを担当するなど、サウンド面においてもこだわり抜いた作品となっている。プレイヤーには、鈴木茂や伊賀航など名うてのミュージシャンたちが参加。南壽あさ子史上最高傑作と言っても過言ではない本作をハイレゾ配信とともに、南壽へのロング・インタヴューを掲載する。 ヤマハ移籍第1弾となる2ndアルバムをハイレゾ配信南壽あさ子 / forget me not【通常盤】'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(24bit/96k
by 西澤 裕郎
あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子の最新作配信開始
[CLOSEUP]・2017年08月08日・ゆっくり、しかし着実に船を漕ぎ出す──あらゆる周りの環境にビビットに感化された、竹上久美子 このインタヴューのなかで「幼少より音楽に囲まれた環境で育ち、職業としての“音楽家"を意識する前に、呼吸や排泄と同じように作曲を開始した」と語ってくれた竹上久美子。自然と音楽をつくり続けていた彼女が6年ぶりとなるフル・アルバムを完成させた。京都の片隅で粛々と制作された今作『Slow boat』は、オーヴァーグラウンドとアンダーグラウンドの垣根を自由に飛び越え、ルーツ・ミュージックを主軸に、USインディ / オルタナ / プログレ / チルウェイヴなどの絶妙なフレイヴァーを散りばめた渾身のアルバム。今回はOTOTOYでの配信とともに、竹上久美子へのインタヴューを掲載する。 様々なジャンルのフレーヴァーを散りばめたアルバム竹上久美子 / slow boat'【配信形態】WAV、ALAC、FLAC(16bit/44.1kHz) / AAC単曲 230円(税込) / まとめ 2,300円(税込) 【収録曲】''1. Good bye, girl2. many many many3. roundabout4. FESTIVAL
【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー
[CLOSEUP]・2017年07月27日・【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?! >>15周年をたど
diskunionからの刺客〈第3弾〉──発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?
[CLOSEUP]・2017年08月02日・発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?──ディスクユニオンからの刺客〈第3弾〉 人力サラウンド楽曲や、ミニマル × ジャズなどで新たな音楽の可能性を追求する、人力ミニマル楽団“東京塩麹”。まず目につくのが“東京塩麹”という、そのバンド名! さらに塩麹を然した食品サンプルを入れたビンに音源のダウンロードコードを入れた“ビン詰め音源”『21世紀の塩麹』の発売や人力 Remix ライヴなどなど、なにやらよくわからない活動もしているという。この東京塩麹ってバンドは一体何者なんだ?! 実はこの東京塩麹、2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉の合格者なんです。これまでunizzz…、ペドラザとインタヴューを行ってきた〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉特集も今回で第3回目、そして最終回です。オーディション合格者として8月9日(水)に1stフル・アルバム『FACTORY』をリリース、OTOTOYでは今作を1週間の先行ハイレゾ配信! さらにリード曲「Tokio」を8月10日(木)までの1週間
by 岡本 貴之
Yun*chi、ミニ・アルバム『Canvas*』リリース記念リミックス・コンテスト開催!
[INTERVIEW]・2017年08月02日・未来を自由な色で描こう! Yun*chi、『Canvas*』リリース記念リミックス・コンテスト開催 2年ぶりのミニ・アルバム「Canvas*」をリリースしたYun*chi。ナチュラルな雰囲気を身にまとった新ビジュアルにも注目です。OTOTOYでは本作のリリースを記念してリード曲「今僕のいる場所が理想と違っても」のリミックス・コンテストを開催! 本日から8月30日(水)まで作品を募集します。グランプリはOTOTOYで期間限定フリーDLをおこないます。詳しくは応募要項をチェック! 2年ぶりのミニ・アルバム!Yun*chi / Canvas*'【配信形態】WAV / ALAC / FLAC / AAC【配信価格】(税込) 単曲 257円 まとめ購入 1500円【Track List】 ''01. 今僕のいる場所が理想と違っても / 02. HIMAWARI* / 03. Trendy Night* / 04. Kare Kano* / 05. Again* / 06. Seaside In Dream* / 07. Thank U* 「Canvas*」リリース記念リミックス・コンテスト応募要項応募用素材はこちらY