清々しいほどド直球なポップ・ミュージックが、いま、おもしろい。2014年、Shiggy Jr.に注目!!

森は生きているあっぷるぱいと、OTOTOYにいつも良質な音楽を運んでくれた女の子がいる。次いで、その娘が「これがいますごくいいんです!!」と教えてくれたのは、もうびっくりするほど、まったく異なるタイプのアーティスト。これまではいわゆる、音楽的ルーツを感じさせるアーティストだったのに対して、今回はルーツ・ミュージックなんてなんのその、ただただど直球のギター・ポップ。だが確かに素直に「良い!」と言わせてしまう力がそこにあった。

2012年に結成、女の子のヴォーカルに、ギター、ベース、キーボード、ドラムからなる5人組。mona recordsレーベルオーディション2013のグランプリ受賞。元『snoozer』編集長で現『the sign magazine』の田中宗一郎をはじめ、tofubeats、フレネシをトリコにした、その名はShiggy Jr.!! 彼女たちはもしかしたら、全く違う角度でこの東京インディ・シーンを切り開く存在になるのかもしれない。どこまでもポップでポップな彼女たちにいまから注目していてほしい。

Shiggy Jr. / Shiggy Jr. is not a child.

【配信価格】
wav 単曲 250円 / まとめ購入 1,500円
mp3 単曲 200円 / まとめ購入 1,050円

【Track List】
01. Saturday night to Sunday morning / 02. サンキュー/ 03. oh yeah!! / 04. (awa) / 05. 今夜はパジャマ☆パーティー / 06. ばいばい

INTERVIEW : Shiggy Jr.

左からいけだ(Vo)、しげゆきはらだ(Gt、Cho)

「Shiggy Jr.」というポップ・バンドがいる。彼らは都内で活動する、全国流通盤を1枚出したばかりのとても若いバンドだ。このバンドが、いま最高におもしろい。「みんなに聴いてほしい」と語り、可愛らしい声と耳なじみのいいメロディでド直球なポップを鳴らす彼らは「音楽は音楽ファンだけのものじゃない、みんなのものだ」と言い切ってしまったように思えて、その真っ直ぐな姿勢に、どうしようもなく惹かれてしまった。

今回、ヴォーカルのいけだともこと作詞作曲、ギターのはらだしげゆきの2人にインタヴューをした。ただひたすらに「楽しさ」と「ポップ・ミュージック」を追求する彼らと話すと、情報過多のインターネットの渦に飲まれ、いつのまにかたくさんの音楽を漁ることに必死になっていた自分に気づく。

高級なスピーカーも豊富な音楽知識も、ノリ方や聴き方も、そんなの全部要らない。誰のものでもない、みんなのポップ・ミュージックを鳴らすShiggy Jr.。純粋に「楽しい」と思える気持ちを刺激する青く瑞々しいポップ・ミュージックが、いま、鳴りはじめる。

インタビュー&文 : 竹島絵奈

最終審査のライヴがShiggy Jr.にとって3回目のライヴだった

――まず最初にShiggy Jr.のバンドの経緯をお伺いしたいと思います。バンドはどうやってはじまったんですか?

いけだ : 私には大学を卒業してからしばらく路頭に迷っていた時期があって(笑)。将来どうしようってなって、悩んで悩んで。でも、やっぱりどう考えても歌が好きだし、そのときはなんのあてもなかったけど、音楽やろうって決めたんです。1人こっそりと。 (はらだ)しげゆきくんは卒業してからずっと1人で曲を作っていて、コンペに曲を出したりいろんなことをしてたんですよ。で、しげゆきくんが女の子ヴォーカルの曲を作ってたときに、仮歌を入れるために「誰か知り合いで歌やってる子いませんかー」ってTwitterかなにかに書いてたみたいで。そこで、唯一の共通の友人だったすねあ(key.)が「うちのサークルにいるよー」みたいな感じで私のことを紹介してくれてて。私からしたら、もうすごく運命的なタイミングだったんです。それで、歌入れてみたら声も合うし、せっかくやしバンド組もう! ってなって。しげゆき君にはじめて会ったのが2012年の10月で、12月にはバンドを組んでましたね。

――もともとメンバーは同じ大学で別のサークルだったんですか?

いけだ : しげゆきくんだけ違う軽音サークルに入ってました。

しげゆきはらだ(以下、しげゆき) : 俺は自分で歌ってたバンドとかあって、そのときもすねあと一緒にバンドやってて。

いけだ : 私、しげゆきくん、すねあの3人は決まって。あとベースとドラム探そうってなって、サークルの先輩(フィジー、玄)を誘って、無事5人になりました。

――それで「Shiggy Jr.」というバンドが結成されたのが2012年12月。モナレコードのレーベルオーディションに受賞されたのが4月でしたよね。そもそもなんで応募しようと思ったんですか?

いけだ : 前に1回友達のライヴを観にモナレコードに行ったことがあって、素敵なとこやし自分がバンド組んだら絶対出たいなーと思ってて。2012年の年末に、なんかやり残したことないかなぁって考えてたとき、「あ、モナレコードにデモ送ってみよう!」と思って。音源とプロフィール送ったら「ぜひライヴしてください! 今オーディションも応募してるから、ついでに送りませんか?」みたいに言ってもらえて、それじゃあ応募しようってなって。

――それでグランプリになってからがShiggy Jr.の転換期になったわけですね。グランプリになって、心境的にどうでした?

しげゆき : 俺はそのとき、どういうオーディションだとか、どれだけの応募数があるだとか全然分かってなくて…。

いけだ : 確か214通だったよね。

しげゆき : だからあとでそれ聞いてびっくりしました。

いけだ : わたしは自分で応募したのもあったしTwitter投票を友達にお願いしたりてたから、しげゆきくんよりはいろいろ把握してたかも(笑)? でも、最終審査のライヴがShiggy Jr.にとって3回目のライヴだったから、賞を取りにいくというよりは楽しくライヴしようねって感じでした。だから、グランプリになってただただびっくりで。

しげゆき : しかもその日はエイプリルフールだったんだよね(笑)。

いけだ : そう、だからあんまり信じられんなくて… 騙されとる? って(笑)。

――本当でよかった(笑)。そこからアルバムの制作が始まったんですよね。曲のストックはあったんですか?

しげゆき : アルバム(『Shiggy Jr. is not a child.』)のなかに入ってて元々あったのは「Saturday night to Sunday morning」と「サンキュー」だけだよね。


最新のMV、「サンキュー」

――その2曲以外はグランプリ決まってから作ったと。ってことは短期間でたくさん曲作りをされたんですね。

いけだ : 1ヶ月で12曲くらいかなぁ。毎日しげゆきくんの家通って。出来上がったデモを全部選曲会議に持っていって、どれがいいかなーみたいな感じでした。

判断基準が「ポップだね」か「ポップじゃないね」のどっちかなんです

――怒涛の製作期間ですね。そして6月のレコーディング期間は無事終わって。Shiggy Jr.のブログにはレコーディング終わってからしげゆきさんが自転車の旅に出たと書いてあって…。

しげゆき : あれねー!

いけだ : あれだー!

――アルバムは関東に出回るってことだったんですよね。最初は。

しげゆき : 営業が首都圏中心ってことで。

いけだ : 無名のバンドの1枚目だから、それだけでもすごくありがたいんですけど、「その他の店舗がどうなるかはちょっと読めないなあ」ってレーベルには言われていて。「私、実家が地方なので実家とかに営業していいんだったら行ってきます!」って言ったら「いいよいいよー」って言われて。じゃあ大阪とか向こうの方も行きたいよねってなって。そんなときに誰かが冗談で「自転車で行ったら面白いよね〜」って言って、あははははって盛り上がってたら、「じゃあ俺行きます」って隣でしげゆきくんが宣言してて3日後くらいにはもう自転車買ってたよね (笑)。

いけだ(Vo)
――会議で笑いながら話していたようなことを、実行しちゃったんですね…。

しげゆき : そんな深く考えてなかったんですよね。自転車乗って行ったらわりとインパクトあるかなと思って。あと単純にたくさんの人に聴いて欲しいって思ったんです。せっかくいいものができたから、できるだけたくさんの人に聴いてもらいたいって思って。

いけだ : 全国盤リリースするのって、ホントはいっぱいライヴして、ファンが増えて… っていう段階を踏んでからすることなのかもしれないけど、私たちの状況はちょっと特殊だったから。せっかく大きなチャンスを貰えたから最大限活かしたくて。

――私、最初にShiggy Jr.聴いたときすごい真っ直ぐなJ-POPだなって思ったんです。13年ってルーツ音楽の話題が盛んだったと思うんですけど、そこにShiggy Jr.が急に出てきて、はっとしたんです。自分たちのそういう真正面のJ-POPという音楽性を、立ち位置としてどう捉えてるんですか?

しげゆき : ポップなものが単純に好きで、だからポップやってるってだけなんです。ただホントそれだけっていうか。ああいうルーツのある音楽っていうのをやろうと思わなかったんです。ぼくは元々YUIがすごく好きで、ただただポップなものを作りたかっただけなんです。

――しげゆきさんは、YUIを聴いてアコギ始められたんですよね。そういうポップなものを最初から好んで聞いてたんですか?

しげゆき : YUIを聴いたのが、音楽やろっかなーって思ったきっかけだったんです。それより前はちゃんと音楽を聴いてなくて。そういう意味ではYUIがルーツになるんじゃないかな。

――そういえば、お2人は岡村ちゃんが好きなんですよね?

いけだ : 好きです! 大好きです!

――どういったところが?

しげゆき : あのファンクの感じ。リズムがカッコいいやつが好きなんです。あと気持ち悪いところ。

――ちょっとエロかったりもしますもんね。

いけだ : 岡村ちゃんのカッコよさって、岡村ちゃんにしかないものな気がして。動きにしろ歌い方にしろ、発音とか歌詞とかも普通の人がやったら、もしかしたら「ハマってないじゃん」ってなるのかもしれないけど、岡村ちゃんがやるとはぎゅってハマる。自分の思うかっこよさをずっと貫き通して、結果大勢の人が岡村ちゃんのかっこよさをわかって。だから、ライヴとか見るとすごい感動するんです。岡村ちゃんが自分を貫き通した結果こんなにたくさんの人が岡村ちゃんを必要としている! って。この前しげゆきくんとライヴ観に行ったんですけど、涙が出ました…。

しげゆき : 泣いてたの?(笑)

いけだ : うん、泣いてた…(笑)。すごいカッコいいなって。

――音楽性は違えど、例えばShiggy Jr.にしても振り切ってポップを貫き続けることで、もしかしたら岡村ちゃんのようにみんながついてくるかもっていう。

いけだ : はい! それは思います。しげゆきくんの作る曲はメロディーも歌詞もアレンジも全部潔くどポップだから、そこを貫こうって。

しげゆき : なんかねぇ、カッコつけたくないんです。

――「カッコつけてる感」っていうのはちょっとわかりにくい歌詞だったり、ちょっとオシャレなメロディだったりするんですか?

しげゆき : あぁ~そうですね。なんか… そんな感じありません? カッコつけてる曲聴くと「おいおい、カッコつけるなよぉ」って思っちゃう(笑)。

――あはははは(笑)。

しげゆき : 「俺、ちょっと音楽分かってるよ」みたいなのが滲み出てるものにはしたくなかったんですよ。

いけだ : しげゆきくんはすごいシンプルな人なんですよ。私は色んな人のインタヴューとか読むのが好きで「こういう音楽聴いてたからこういう音なんだ」とか知るのが好きなんですけど、しげゆきくんにそういう話しても「ふ~ん?」みたいな感じで。難しいことはこの人には一切要らないんだなって思いましたね。…… ちゃんと褒めてるよ?(笑)

しげゆき : えー、ほんとに褒めてる(笑)?

いけだ : シンプルだなぁ、こういう人もいるんだなぁって思って。そういう私もあんまり難しいことはわからないんですけど。

――すごいそういう性格・スタンスがこのアルバムでピュアに表れたんですね。それじゃあ周りの同世代のバンドの音楽とかは?

しげゆき : あんま関係ないような気がしますね。

いけだ : しげゆきくんは、どんな曲を聴いても、判断基準が「ポップだね」か「ポップじゃないね」のどっちかなんです。周りに流されず、ちゃんと自分でいいものを決められる。そこがすごいなって思います。

どうやったらなるべくたくさんの人が楽しくなれるか、それが私たちの使命だし

――アルバムのタイトル『Shiggy Jr. is not a child.』のことお訊きしたいんですけど。このタイトルの訳は「Shiggy Jr.は子どもじゃない」で合ってますか?

しげゆき : これはともち(いけだ)がすごい考えてたやつだよね。

いけだ : 曲持ってったとき、若いのに渋いねって言われることが多くて。最初わたし何が渋いのか分かんなかったんですけど、でも確かにしげゆきくんが山下達郎好きだったり、変に奇をてらってないところは渋いのかもって思って。あとは、よく、「楽しそうだね」って言われるんですけど、楽しくやることはもちろん大前提としてあって。だけど、楽しいだけじゃなくて、その楽しさを伝えていくための、どうやったらたくさんの人に届くのかなとか、聴いてほしいなっていう気持ちもあって。

――一見子どもみたいにただ楽しくやってるだけに見えるかもしれないけど、それだけじゃないんだよってことですよね

いけだ : あ、だから偉いでしょって意味では全然なくて(笑)! どうやったらなるべくたくさんの人に、なるべくたくさん楽しくなってもらえるかなって。それが私たちの使命だし、やりたいことだから。楽しそうにやってる人たちってどこかで信念がちゃんとあったり、実現したいことがあると思うんですね。それを忘れずにいたいなと思います。だから、そういう気持ちを込めました。… 伝わりますか?

――うん、伝わりました。音とスタンス両方の面で気持ちをこめたと。最近ルーツの話が盛んじゃないですか。でも、Shiggy Jr.はそういうのからは断絶されてるよ! って意味だと私は思ってたんです。「ルーツを汲んだ先人の子どもでもなんでもなくて、Shiggy Jr.はShiggy Jr.なんだ」っていう解釈だと思っていて。

いけだ : わぁ、すごいいい解釈!

しげゆき : それ、いいですね!

――いろいろポップなものを聴いてきたのに音にでないのが不思議なんですよ。どこから影響を受けてるか全く分からなくて。そういう意味ですごく素敵なアルバム・タイトルだなと思いました。

いけだ : ありがとうございます! それがっつり太字で書いておいてくださいっ。

しげゆきはらだ(Gt、Cho)
――しげゆきさんは作詞作曲されてますが、歌詞はどうやって書いてますか? 全体的に自分の身の回りの、半径5メートル以内を書かれている感じがしました。

しげゆき : 大体サビから書くんですけど、結構単純に気持ちいい言葉をはめこみたいっていう気持ちがあって、そこから広げていきますね。だから、本当に何も考えていないというか。

――ひとつの単語からどんどん広がっていく感じですか?

しげゆき : そうですね。

いけだ : 声張りたいのに歌詞的に張れないっていうのが一切ないんですよね。すごい歌いやすくなった状態でくるんです。

しげゆき : 途中でメロディとかも変えたりするんです。歌詞はまんねぇなって時があって、そん時はもうメロディを変えちゃって、歌いたい歌詞でとりあえず歌ってみるとか、いろんなことをやって最終的に形になりますね。

いけだ : … 半径5メートルの話は?(笑)

しげゆき : あ(笑)! そういうのが書きやすいんです。すごく。身近だからっていうのもあるし、リアルな言葉で伝えたい。あのね、壮大なことって世の中にそうないです(笑)! それこそ山下達郎さんの「ポケット・ミュージック」もそうだけど、普段普通に聴ける音楽がいい。生活に馴染むものというか。

――なるほど。Shiggy Jr.では今後いけださんが歌詞を書く可能性とかはありますか?

しげゆき : 全然ある気がしますね。

いけだ : 私は普段曲聴くときも歌詞を大事にして聴くので、歌詞書きたいんですけど、歌詞への思い入れが強すぎて全然書けず、なかなかしげゆきくんに渡せなくて。でも歌詞書きたいなって気持ちはすごいあるし、しげゆきくんも「書けば?」って言ってくれるので、今後は全然あると思います。

――タイプの違う2人だから、歌詞も変わってくるかもですね。

いけだ : 壮大なの書くかもしれん、宇宙の法則とか(笑)。でもタイプは変わる気がしますね。

――息合ってるけど、性格が反対ですよね。

しげゆき : そうなんですよ、正反対!

――だからこそハマってる部分があるんでしょうね。

いけだ : それはほんとあると思います。しげゆきくんは余計なこと考えないタイプなんです。さっぱりしてる。私は色んなこと考えながら進むタイプで。でも夢見がちで、“夢は大きく!"みたいなところは共通してる。だから上手くいっているんだと思います。

「いいものはいい」の「いいもの」を作りたいんです

――先ほどいけださんがしげゆきさんのこと紹介してくださったので、しげゆきさんからみたいけださんってどういう人なのか教えてくれませんか?

いけだ : わ! いつもこういうこと言ってくれないんです。期待…(笑)!

しげゆき : … こういう人です(笑)。うーん、なんだろう…。

――やっぱり夢見がちだと思いますか?

しげゆき : 夢見がち… でも夢だと思ってないでしょ。ホントに叶うと思ってる。ともちは、優しい人です。みんなと仲良くなれちゃう。

――音楽に対してはどういう姿勢ですか? 例えば録音の時すごいストイックだったりとか。

しげゆき : そうですね。気になるところがあったら自分から「もう1回歌う!」って言うタイプ。

いけだ : 録音は自分ができる唯一のことだから、必死にやります。やっぱりすごく楽しいんです、歌ってるとき。「(awa)」って曲を録る日、私寝違えて腰を痛めてしまって。鎮痛剤とか飲んで泣きながら録ったっていうぐらい歌に関しては頑張ってます。… あれ、これは例えがよくないかも!(笑)

しげゆき : 曲に対しては「どういう人の歌?」って訊くよね。

いけだ : 「これは女の子男の子?」「服とかどんなんが好きなの?」「電車は何線つかってる?」とか。「普段どこ行くひと? 」「アイドル好き?」とかめっちゃ訊く。「どんくらいの規模の曲?」とか。「ばいばい」は隣にいて喋りかけるぐらいの近さで、「Saturday night to Sunday morning」はパーティ会場ぐらいの大きさかなーとか。

――それをいけださんが聞いて、想像しながら歌うんですね。

いけだ : もっと明るめがいいんじゃない? とか声張りすぎない方がいいよとか、アドバイスもらったりもします。録ってるうちにそういうのが共有しやすくなった気がしますね。イメージが伝わりやすくなった。

――HPのプロフィールに「2015年にホールライヴツアー(予定)」って書いてあるんですけど、やっぱり広いところでたくさんの人に届けたいという思いが強いんですね。

いけだ : ポップ・ミュージックって、普段どういう音楽聴いてる人でもきっと好きだし、年齢、性別、もしかしたら国境も超えるかもしれないものだと思っていて。例えばAさんとBさんがいて、2人は年齢も性別も好きな音楽も全然違う。でもポップ・ミュージックなら、もしかしたらその2人の共通項になるかもしれないなって思うんです。そういうものを作りたいなって。それで、その2人が共通していいねって思う確率っていうか、可能性を広げたいなって思っていて。それはつまり、たくさんの人がいいって思うものってことになるじゃないですか。ということは、大きい会場でライブできるはずだし、大きい会場でライブしたらそれだけたくさんの人のこと楽しく、幸せに出来るかもしれんって思うんですよね。

――だから、ホールライヴツアーが目標なんですね。

いけだ : 音楽詳しい人も音楽詳しくない人も、両方ともいいものはいい! って思うはずなんです。だから「いいものはいい」の「いいもの」を作りたいんです。

しげゆき : ジャンルなんて関係なくいいものはいいからね。でも、いつまでやってもきっと満足しないんだと思います。

――これからもライヴは精力的にやっていくんですね。

いけだ : はい、やっぱりまだまだだなぁって思うところがたくさんあるから、もっともっといいライヴができるバンドになりたいなぁって。

――いいライヴってどんなライヴだと思いますか?

いけだ : やっぱり、普段生活してたらいろんなことがあるじゃないですか。上手くいかんこととかも。もちろん私にもあるし、みんなにもあるけど、いいライヴ観てる間ってそういうの全部忘れられたりするから。非日常にいけるっていうか、それくらいのことをできたらいいなぁって思います。それぞれが日常のなかで、自分ができることや得意なことを精一杯やっていて。私たちにとってはそれが音楽であり、バンドのはずだから。その力をみんなにあげられるのがライヴだと思うので、それが100パーセント… 私たちのできることを全部したいというか、出来る限りたのしくなってほしいっていうか。そういうライヴができたらいいなぁって思っています。

――しげゆきさんはどうですか?

しげゆき : 楽しくみえるのが1番いいですよね。僕が個人的に思うのが、山下達郎さんとか角松敏生とか、あそこらへんのミュージシャン・ライヴがやばいんですよ。上手いのが当たり前。だから、そこも大事だと思いますね。

――演奏がちゃんとしていて、その先に楽しさがあるっていうイメージですね。

いけだ : だから、もっと進化していかないとだね。

しげゆき : そう、まだまだ全然!

いけだ : でも何をするにしろ、楽しいのが1番だと思います。楽しくないと、楽しくないから!

――Shiggy Jr.なりに、「楽しさ」という部分を貫き通していくということですね。

しげゆき : 楽しくやってないと聴いてる人も楽しくないですからね。

いけだ : その、シンプルなことをずっと大切にしたいと思います。

Shiggy Jr.の参加作品はこちら

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LIVE INFORMATION

Shiggy Jr.自主企画ライヴ
2014年3月29日(土) @下北沢mona records
詳細未定

PROFILE

Shiggy Jr.

都内で活動中のポップでポップなバンドです。

手前から、
いけだ / tomoko ikeda(Vo)
しげゆきはらだ / shigeyuki harada(Gt、Cho)
フィジー / ryota fujii(Dr)
すねありか / rika suneya(Key、Cho)
玄 / gen negishi(Ba、Cho)

1987〜90 相次いで生まれる
1991.01 歩いたり走ったりしはじめる
2012.12 結成
2013.01 はじめてのライヴ
2015.03 全国ホール・ライヴ・ツアー(予定)

>>Shiggy Jr. Official HP

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[CLOSEUP]・2016年05月19日・平均22歳の5人組、odolが表現する"鮮やかな"モラトリアム──新たな章の始まりとなる2ndアルバム完成 現在、平均22歳──つまり〈FUJI ROCK FESTIVAL'14〉に出演の際は平均20歳という驚異のキャリアを持つ5人組、odol(オドル)。1stアルバム『odol』から1年を経て、2ndアルバム『YEARS』をリリースした。アルバムはオルタナティヴなアプローチはそのままに、音と溶け合うなかにも芯を感じさせるようになったミゾベリョウの歌声と、より客観性を持って突き詰めたサウンドの進化によって、バンドの革新を感じさせる内容。この1年の驚くべき成長スピードの裏には何があったのか。バンドにとっても初だという、メンバー5人揃ってのインタヴューから読み明かす。 odol / YEARS'【Track List】01. years02. グッド・バイ03. 綺麗な人04. 逃げてしまおう05. 1706. 退屈07. ベッドと天井08. 夜を抜ければ【配信形態 / 価格】''16bit/44.1kHz(WAV / ALAC / FLAC) / AAC / MP3単曲 205円(税込) / アルバム 1
BAND-MAID、最新アルバムを配信スタート&メンバー・インタヴュー掲載
[CLOSEUP]・2016年05月18日・メイド姿のハード・ロックな5人組ーーBAND-MAID、ギャップ萌えで目指すは“世界征服”!? 2016年大注目のニュー・カマー登場です!! 「Thrill(スリル)」のMV再生回数が200万回を超えるなど、日本のみならず海外からも視線を浴びているメイド服を纏った5人組ガールズ・バンド、BAND-MAID。ファンを「ご主人様」「お嬢様」、ライヴを「お給仕」と呼び、メイド文化をバンドで再現しながらも、サウンドを聴けば可愛い姿から一変。ハード・ロックを基調とした楽曲、あてぶりなしの激しいライヴ・パフォーマンスでギャップ萌え間違いなし。そんな彼女たちが制作からアレンジまで担当した楽曲も収録した3rdミニ・アルバム『Brand New MAID』を配信スタート。世界征服に向け、進化を続けるBAND-MAIDのインタヴューを掲載します。イロモノだと思っている人こそ、まずはご一聴を!! 世界征服に向けて踏み出す3rdミニ・アルバムBAND-MAID / Brand New MAID【配信形態】WAV、ALAC、FLAC / AAC【配信価格】単曲 324円 / まとめ購入 2,000円(税込)【Track List】
by 西澤 裕郎