これまでのインスト・バンドの常識を覆す、カゲロウがOTOTOYに初登場

ジャズ・パンク・バンド「カゲロウ」が、サード・アルバム『KAGERO Ⅲ』をリリース! サックス、ベース、ピアノ、ドラムの編成で、アグレッシヴかつ抒情的なナンバーを弾き倒す4人組だ。自主イベント「club TEQUILA」の開催、VILLAGE VANGUARD限定シングルの発売、映画主題歌のカバー・アルバムのリリース、あまたのVAへの参加など、精力的に活動中。OTOTOY初登場となる今回、サックス、ベース、ピアノの3人に話を聞いた。

取材&文 : 福アニー
インタビュー写真 : 畑江彩美

タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)ゲスト参加の3rdアルバム

カゲロウ / KAGERO Ⅲ

JAZZ、PUNK、HARDCOREを消化した独自のサウンドでシーンにおいて唯一無二な存在感を放ってきたカゲロウが、前作から1年というスピードでオリジナル・アルバムとしては通算3作目となる『KAGERO Ⅲ』をリリース。2011年4月から6ヶ月連続でYouTube上で発表されたシングル曲、「GAS」、「PAINKILLER」、「FRISBY AND THE MAD DOG」、「YELLOW」、「a bird in the cage」、「sheepeless, but feel alright」の6曲と、ドラマチック度満点の「HYSTERIA」、タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)をフィーチャリングした「LIBERTINE SPECIAL feat. TABU ZOMBIE」を含む、全12曲を収録。

【Track List】
01.GAS / 02.LIBERTINE SPECIAL / 03.sheepless, but feel alright / 04.HYSTERIA / 05.YELLOW / 06.ONE DAY / 07.PAINKILLER / 08.MIST / 09.BLACK MIG / 10.a bird in the cage / 11.FRISBY AND THE MAD DOG / 12.DRILL LINER

INTERVIEW

——OTOTOY初登場ですね。まずは結成のきっかけを教えてください。

白水悠(Bass、以下白水) : もともと大学の軽音楽部で、ドラムの貴之とサックスのRUPPAさん、当時のピアノの奈緒が一緒だったんです。よく貴之と僕のふたりでセッションみたいのやってて、んでサックスとかピアノとかいるといいなと思ってRUPPAさんと奈緒を誘って。

——貴之さんとはどんな音楽をやっていたんですか。

白水 : ドラムとベースで成立することをやろうって言ってて。そこにサックスとピアノを入れたら渋くね? と思って。それが2005年…。
佐々木瑠(Sax、以下RUPPA) : 初ライヴの2、3ヶ月くらい前だから…。
白水 : 2005年の1月にはバンドになってたかもね。

——自分たちが影響を受けた音楽を、バンドに落とし込もうという感じだったんですか。

白水 : 僕はジャズとか聴いてなかったし、昔から好きだったのはリチャード・ヘルみたいなパンクとかハードコア、ガンズ・アンド・ローゼズ、たまとか、自分の血肉になった音楽をこの編成でやったらおもしろいんじゃないかと思ってたのかなぁ。別にこういうバンドにしようってイメージはなくて、とにかく刺激的なことをやりたかった。

——カゲロウは「ジャズ・パンク」って言われてますけど、あまりジャズは聴かない?

白水 : 相変わらず僕はあんま聴かないですね。ジャズって奥深いですからね。
RUPPA : どちらかといえば西海岸よりが好きですね。ジャズ以外だと、すかんちと椎名へきるを追ってました。
菊池智恵子(Piano、以下菊池) : 私はB’zとか聴いてました(笑)。もともとクラシックは聴いていたんですけど、それ以降はジャズ、ロック、クラブ・ミュージック、いいと思うものはジャンル問わずですね。
白水 : 好きなバンドで共通してるのは、KEMURIくらいかなあ。
RUPPA : でもスカ・パンクしようって話にはならなかったよね。
白水 : だってスカ・パンクやったらそのまんまになっちゃうじゃん。すでにある音楽の真似をしていい感じになれるほど、イケメンじゃないし。
RUPPA : まあねえ。そんだけ顔よけりゃ、こんだけ普通のことやってても売れるだろ、みたいな(笑)。
白水 : ありものじゃなくて、自分たちにしかできないことをやろうって。

——では自分たちのサウンドが確立されたという手ごたえは、いつ頃から感じていました?

白水 : ファースト・アルバム「KAGERO」の1曲目、「SCORPIO」って曲ができたときに、「これがカゲロウだわ、この編成でいいんだ」って思いましたね。自分の聞いたもののなかにはなかった、はじめての感覚だなって。

左からRUPPA(Sax)、白水(Bass)、菊池(Piano)

——ところでカゲロウというバンド名の由来は?

白水 : ライヴ・ハウスにバンド名を決めろって言われたから、つけなきゃと思ったくらいで…。当時はたいして意味はなくて、インスピレーションでかっこいいかなって。他のメンバーは苦い顔で。
RUPPA : 2、3カ月で名前が変わる予定だったんで、「カゲロウ(仮)」だったんですよ。でもライヴもありCDも作りと続いていって、いまにいたる(笑)。

——今回、1年ぶりにサード・アルバム『KAGERO Ⅲ』が出ますね。コンセプトはありましたか。

白水 : 「もや」がないものにしたかった。セカンド・アルバムまでは、メンバー同士の音楽性のぶつかり合いが醍醐味としてあったと思うんですよ。僕のやりたいことを出して、それをみんながあーだこーだいう感覚というか。

——白水さんのやりたいことっていうのは?

白水 : 最初に自分の頭のなかに、パーンと出てくるものがあるじゃないですか。それがメンバーの感性と解釈で変わってきて、違うものが生まれるっていう。ぐちゃぐちゃになったものをそのまま出すみたいな… セカンド・アルバムはそれが特化してる気がしますね。
RUPPA : セカンド・アルバムまでは、それぞれの個性につながると思って話が合っていないまま録音していったんです。未完成な状態をキープしようとしてた。今回は原案に近い段階から、ある程度そろえてやってみようって。
白水 : 「ライヴ感」をおさめるのはセカンド・アルバムで振り切ったところがあったから、次は「音源を作ろう」って。

——メロディアスな曲も散りばめられてて、流れもバランスもいいですよね。

白水 : 12曲中11曲の原案は僕で、あとの1曲はRUPPAさんの「DRILL LINER」。僕はもともと単純なメロディがあるものって好きなんです。それをそのままやらないよさがセカンド・アルバムまではあったと思うんだけど、今回はそれを出そうと。あと僕が作ったメロディーも、いままでだったらそこのAメロは適当にお願いしますってことが多かったけど、今回は決めてくれって。
RUPPA : そうそう、白水、曲書いてきてもとりあえずAメロ・アドリブみたいなさ(笑)。
白水 : そうね、サビだけありますみたいな。作り込んでからというよりは、できたらすぐ持っていっちゃうんで。
RUPPA : お前は一体どこを書いてきたんだと。

——白水さん、結構感覚派なんですね。

白水 : 感覚派ていうか… 変にカッチリしたくないっていうか。
RUPPA : あたしも決めるのあんまり好きじゃないです。
白水 : みんなO型なんですよ。あんまりモノゴト緻密に考えないし大雑把だし。いいのが浮かんだら、「それを譜面に起こそう! 」じゃなくて「おっけー、じゃあ寝るかー! 」ってなっちゃう。

(一同笑)

——バンドをコントロールしているのは白水さん?

白水 : 主導権はあるけど決定権はないですね。みんなそんな従順に言うこと聞いてくれないから、「決定です」といっても決定にならない(笑)。それはRUPPAさんとやり取りするときが一番多いかな。
RUPPA : 私が好きなミスと白水が好きなミスが全然違うから。
白水 : あーそうっすね、許容できるミスのポイントがなんか違うんですよ。
RUPPA : どこがチャーミングかってこと。
白水 : でも付き合い長いし違うこともわかっているから。ぐちゃぐちゃ言ってもしょうがないし、いままでは放任だったけど、今回は「いや、お互い納得できるところまで落としましょう」って感じはあったよね。
RUPPA : セカンド・アルバムのときはほんと喧嘩になって終わるから、そういう話をしなかったんだけど…。
白水 : いまなら喧嘩しないんじゃないかって、ちゃんと思ったことを言うようになりました。
RUPPA : できあがりのイメージが近い状態で録ったからだろうね。

——菊池さんはそういうふたりをどう見てるんですか。

菊池 : おもしろいなあって思って見てます(笑)。
白水 : ちえちゃんは後ろでパリパリパリパリなんか食ってる。「うるせー! 」って。こっちが超必死でやってる後ろで、ジャガリコだかなんだかパリパリパリパリ食ってるんすよ。貴之は寝てるし、「お前ら帰れ! 」みたいな。

(一同笑)

——とくに思い入れのある曲はありますか。

菊池 : ピアノをはじめて重ねた「HYSTERIA」かな。
白水 : ピアノを重ねたのは、さっき言った「音源を作る」ってところにつながるんですけど。いままでクリックなんて鳴らさなかったけど、鳴らした曲もあるしね。僕は「HYSTERIA」を1曲目にしようと思って創ってたんですけど、みんなが1曲目は「GAS」がいいっていうから、そうならなかったっていうのがほろ苦い。
RUPPA : 実は「BLACK MIG」だけ古い曲なんですよね。久しぶりにやってみようってことで、それだけライヴっぽい録音になってるかな。

——アー写でガスマスクをつけていたから、「GAS」は震災に対する思いも込めていたのかと思ったんですが。

白水 : ただライヴで曲始める前に、「ガス! 」って言いたかっただけです。
菊池 : スタジオでも言ってたよね。

——2曲目の「LIBERTINE SPECIAL」は、SOIL & ”PIMP” SESSIONSのタブゾンビさんがゲストで参加していますね。

白水 : そうっすね、ゲストを入れること前提に曲を作ったかな。一緒にライヴをやったりゲストで吹いたりしてもらってたんで、タブさんがいいなと。
RUPPA : カゲロウは遊ばないって思われてるかもしれないけど、一緒に演奏できる曲もありますよっていう明確な提示ですよね。そんなにストイックで一匹狼じゃないですよっていう。

——やっぱりカゲロウは、まわりから孤高の存在だと思われてる節があるんですか?

RUPPA : (白水を指して)なんか誘いづらくないですか、このひと。
白水 : 全然そんなことないですよ! まあ遊びたいから遊ぼうぜってスタンスですけど。
RUPPA : いままでは「カゲロウは4人の個性がぶつかりあう! 」みたいなイメージだったから、ライヴでいきなりゲストを呼んでも、若干気持ち悪かったと思うんですよね。でも誰とでも、何人でもいけるよって。
白水 : それをわかりやすく「LIBERTINE SPECIAL」で体現できてよかったです。

——歌がないので、感情を音だけで表現していくわけですよね。そのときにどういう人たちに向けて、どんなふうな感情を伝えていきたいっていうのはありますか。

白水 : もちろん自分が創ったり弾いたりするときの感情ってのはあるけど、聴く人の感情のブレるベクトルはなんでもいい。たとえば「GAS」を聴いてアッパーになるひともいればダウナーになるひともいるわけで。聴くタイミングにもよると思うし、こういうメッセージを伝えたいって思って曲を書いているってゆーよりも、そのひとの感情に少しでもブレが出てくれるんならばその種類はなんでもいいんです。創ったときの自分の気持ちとして楽曲のタイトルはあるけど、「HYSTERIA」を聴いてヒステリーを起こさなくてもいいし、限定したくないんです。本当は曲のタイトルだってつけたくないくらい。なんでもいいからブレてくれれば幸せだなあって。
RUPPA : 今回は楽曲のタイトルとそのなかに入れようとしている音のイメージ、演奏しているときの気持ちのようなものが、前作までよりは近い感じだよね。
白水 : 先にタイトル言ったもんね、今回。
菊池 : タイトルの意味も質問したし。
白水 : あ、でもRUPPAさんの曲だけはマスタリングの直前にタイトル決まってたわ(笑)。

——ライヴ、テンションの持続具合がすごいですよね。体鍛えているんですか?

RUPPA : 一回ライヴ後に、楽屋来ていただけるとわかると思いますよ(笑)。
白水 : ちゃんと体力作りしてればこうならなかったのに… みたいな(笑)。

——それでは最後に。今後、やってみたいことはありますか。

白水 : CDに関してはカバー・アルバムも好きだし、「30分ジャムってていいよ」って企画盤とかあるならほんとにやりたいし。ライヴも国内外問わず、フットワーク軽くやりたい。いままでは先の予定が決まっててそこに照準あわせることが多かったけど、その場その場にあるおもしろそうなものに飛びついていけるバンドでいたいし。車一台でぶんぶん行きたいよね。人前でやることで、いいことも悪いことも波紋が広がっていくから。

昨年12月4日のライヴを収録した高音質音源をOTOTOY独占で近日リリース!

2011年12月4日に新宿レッドクロスで行われたカゲロウのLIVEを収録した高音質LIVE音源を、このたびOTOTOYが独占配信することが決定! ライヴ当日、会場に入りきれないほどたくさんのオーディエンスに向かって、冒頭から全速力で疾走するド迫力の演奏をみせつけたカゲロウ。そのエネルギーほとばしるステージはまさに圧巻の一言。DSDとHQDの2バージョンでお届けします。ご期待ください。

Photo by Kana Tarumi

LIVE INFORMATION

KAGERO Ⅲ Release Tour "HYSTERIC GAS"
2012年01月28日(土) @渋谷PLUG
2012年02月04日(土) @名古屋CLUB UPSET
2012年02月18日(土) @仙台JUNK BOX
2012年02月25日(土) @恵比寿BATICA(TOWER RECORDS購入者対象特典アウトストアLIVE)

KAGERO Ⅲ Release Tour "HYSTERIC GAS" FINAL
2012年04月15日(日) @下北沢SHELTER

追加公演情報は、オフィシャルHPをチェック
http://www.kagero.jp/

PROFILE

カゲロウ / KAGERO

<member>
白水悠 / YU SHIROMIZU : Bass
佐々木瑠 / RYU "RUPPA" SASAKI : Sax
菊池智恵子 / CHIEKO KIKUCHI : Piano
鈴木貴之 / TAKAYUKI SUZUKI : Drums

野中隼人 / HAYATO NONAKA : Drums
松下マサナオ / MASANAO MATSUSHITA : Drums

2009年7月、VILLAGE VANGUARD限定シングル『official bootleg』でデビューを果たした、JAZZ PUNKバンド。同年11月、PE'Zの結成10周年トリビュート作品『Not Jazz!! But PE'Z!!!』にも参加を果たし、更なる知名度を獲得すると、12月にリリースした1stアルバム『KAGERO』が、インストバンドながらInter FM主催のレーベル、76Recordsの第一弾アーティストに抜擢され、一躍注目の的に。2010年4月にサポート・メンバーであった菊池智恵子を正式メンバーに迎えると、同年9月には映画主題歌のカヴァー・アルバム『SCREEN』、さらに12月には2ndアルバム『KAGERO Ⅱ』を立て続けにリリースし、よりいっそう洗練され凄みを増したサウンドで全国に中毒者を増殖させていった。INDEPENDENCE-DAY、MEGA★ROCKS、MINAMI WHEEL等のフェスにも出演を果たし、タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)、rega、JABBERLOOP、unkie、八十八カ所巡礼らとも続々と共演。2012年1月に待望の3rdオリジナル・アルバム『KAGERO Ⅲ』をリリース。

o

はてブに追加
 
この記事へのツイート
 
@tomoka729カゲロウ リリース特集!! http://t.co/LMCxisSG
2012/01/19 00:47:10
@YuShiromizuすんませんこのインタビューんときベロベロでした RT @kagero_official: 【KAGEROⅢ追加MEDIAインフォ①】「OTOTOY」にメンバーインタビュー掲載!http://t.co/1LGPZ46z #KAGERO
2012/01/13 18:42:23
@taruuumi私が撮った 写真も載っておりますです( ̄^ ̄)ゞRT @kagero_official「OTOTOY」にメンバーインタビュー掲載!そして2011年12月4日に新宿レッドクロスで行われたカゲロウのLIVEを収録した高音質LIVE音源発売決定!http://t.co/X9SJ0Rbw
2012/01/13 16:03:19
@kagero_official【KAGEROⅢ追加MEDIAインフォ①】「OTOTOY」にメンバーインタビュー掲載!そして2011年12月4日に新宿レッドクロスで行われたカゲロウのLIVEを収録した高音質LIVE音源発売決定!!http://t.co/4A9j79zb #KAGERO
2012/01/13 15:54:45
@C8H8I8E8K8Oはっ!!(◎_◎;)おかしぽりぽりのやつだぁ… RT @MOthebastard: オトトイのインタビュー→KAGERO 3rdアルバム『KAGEROⅢ』リリース #ototoy http://t.co/VWuDgE9d via @ototoy_jp
2012/01/13 01:44:37
@AnnieFukuチェック①! @ototoy_info KAGERO 3rdアルバム『KAGEROⅢ』リリース!! タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)ゲスト参加の3rdアルバム! #ototoy http://t.co/zSIbIowK
2012/01/13 01:01:54
@ayamihataeカゲロウのインタビュー写真を撮りました。アニーさんとは初です。RT KAGERO 3rdアルバム『KAGEROⅢ』リリース!! タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)ゲスト参加の3rdアルバム! http://t.co/ZKWEQFX1
2012/01/12 23:26:41
@MOthebastardオトトイのインタビュー→KAGERO 3rdアルバム『KAGEROⅢ』リリース #ototoy http://t.co/rdqIzFZd via @ototoy_jp
2012/01/12 21:27:59
"Close Up"の最新アーカイヴ
『dip tribute ~9faces~』ヤマジカズヒデインタビュー
[CLOSEUP]・2012年06月01日・ dip 孤高のバンドの歩む道90年代から現在まで、オルタナティブ・バンドとして圧倒的な支持を得るdip。私事になってしまうが、dipのヤマジ氏にインタビューするのはこれが3度目。以前、インタビューしたのは『love to sleep』(95年)の前後に1度ずつで、今回は約17年ぶりのインタビューになる。そしてdipの前身であるDIP THE FLAG からライヴは観ていたし、ヤマジ氏がギターで参加しているバンド、After The Sludgeには、昨年、自分が企画したライヴに出演してもらった。別に自慢しているわけじゃなく、つまり私はdipの、ヤマジ氏の活動を同時代的に接してきたのだ。しかし、dipとはどんなバンドなのか考えるとコレがなかなか難しい。「孤高のギターロック・バンド」、私はdipにそういった印象を持っていたのだが、勿論、そんな言葉じゃ全然足りない。そこに4月にリリースされた『love to sleep』、『13 TOWERS / 13 FLOWERS』、『TIME ACID NO CRY』、『WEEKENDER』のRe-issue盤と6月にリリースのV.A.『dip tribute~9face
GLEAM GARDEN『Brilliant Nightmare』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月31日・ まずは黙ってこれを聴け!! GLEAM GARDEN「This」PV & フリーダウンロード >>「This」のフリー・ダウンロードはこちら(期間 : 5/31〜6/6) 熊谷を拠点に活動する3ピース・バンド、14年目の1stフル・アルバムを先行販売 埼玉・熊谷を拠点に活動する3ピース・バンドGLEAM GARDENの1stフル・アルバムが完成! これまでにHi-STANDARD、HUSKING BEEなどを輩出した名門パンク・レーベルSnuffy Smilesや、ニューヨークのレーベルDead Broke Rekerdsなどから7インチをリリースしてきた彼ら。初のフル・アルバムとなる本作では、熱情と哀愁が入り混じる「SAD PUNK」を繰り広げています。OTOTOYでは1週間先行で販売、さらに1曲フリー・ダウンロードでお届けします! GLEAM GARDEN / Brilliant Nightmare1. The Wreck Of A Dreamer / 2. Digging / 3. This / 4. Everyone Goes Back / 5. Internet Addiction Dis
毎月SONG BOOKが届く! Rie fu Monthly project『fu diary』スタート
[CLOSEUP]・2012年05月29日・ 毎月SONG BOOKが届く! Rie fu Monthly project『fu diary』予約開始 新企画「fu diary」がはじまります! 日本でのCDデビューと同時期に渡英、ロンドン芸術大学でファインアートを学び、画家としても活動するシンガー・ソングライターのRie fu。カンヌの音楽祭への出演やヨーロッパでのライヴ活動のほか、帰国してからは井上陽水のデビュー40周年ツアーへの参加、ORANGE RANGE NAOTOのプロジェクト、delofamiliaへ加入するなど、多方面で精力的な活動を続けてきた彼女が、生活の流れの中にある「絵を描くこと、歌を作ること」の模様を、音楽だけでなくアートワークやテキストなど、様々な方法で表現していく本企画。 この企画は、2012年6月から11月までの6ヶ月間、毎月新曲を3曲ずつ販売していきます。さらに、音源発表と同時に書き下ろしのアートワークもお届け。アート/エッセイ・ブックとして電子書籍サイトBCCKSにて毎月更新していき、最終回を迎える頃には、1冊の文庫にするべく、実際に製本を行います。アートブックは、プロジェクト全回終了後に郵送にてご自宅にお届けしま
7月11日@渋谷WWWにて、虚弱。ワンマン・ライヴ開催!
[CLOSEUP]・2012年05月28日・ 渋谷WWWに向けて、虚弱。が動き出す! 音響や楽曲構成で競うのではなく、インストにポップスとしての新たなアプローチを提示したという点で、“虚弱。”のデビュー作『孤高の画壇』が2012年に与えたインパクトは小さくない。なかでも初音ミクを取り上げた最終曲「affection」は、このバンドの楽曲が"ソング"に根ざした発想から生まれていることを如実に語っている。コラボレーションから生まれた楽曲ということで、あくまでも作品の一側面としては捉えつつ、少なくともこの曲がバンドの可能性に更なる広がりを与えたことは間違いないだろう。 そこで今回はギターの壷内佳奈とドラムのまにょに加えて、「affection」の作詞作曲を手がけた気鋭のサウンド・クリエイター"やしきん"をお招きし、この現代的な楽曲がどんな感性から生まれたものかを両者の発言から探っていくことにした。 インタビュー&文 : 渡辺裕也写真 : 畑江彩美 7月11日@渋谷WWWにて、ワンマン・ライヴを開催!2012年7月11日(水)@渋谷WWWOPEN : 19:00 / START : 19:30【チケット】前売り : 2,500円(+1D) / 当日 : 3
キツネの嫁入り『俯瞰せよ、月曜日』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月25日・ キツネの嫁入り、待望のセカンド・アルバム完成! 「どこにも属してないんです、キツネは。」2006年より京都で活動するバンド、キツネの嫁入り。その中心人物であるマドナシと初めて話した時、彼はそんなことを言っていた。私が彼らの音楽を誰かに伝える時、童話作家の宮沢賢治の名を引用する。全篇通して懐かしく温かで、時にゾッと背筋を凍らせる瞬間がある。そんなところがよく似ている。ミュージシャンで例えるなら? 途端に名前は出て来ない。ポップでありながらプログレッシヴ、幻想的でありつつも辛辣。一つの言葉では括れない、確かにどこかに属しがたい音楽だ。 昨年2011年には大規模な自主企画イベント「スキマアワー」を成功させ、今年2012年にはその2回目を開催し、大成功させた。昨年の開催の際に再び彼と話す機会があり、当時制作中の作品について「パンクな作品ができると思います」と嬉々として語ってくれた。で、完成した訳だ。それが本作『俯瞰せよ、月曜日』という訳だ。まずはバンドの成り立ちから。そして、いわゆる「パンク」の音からはかけ離れたこの音と言葉が語るパンクとは? 京都にあるマドナシの家でメンバー全員に話を伺った。 インタビュー&文
by bobbiiiiie
acari『陽がよく当たる』先行配信&フリー・ダウンロード
[CLOSEUP]・2012年05月23日・ 三浦コウジ(Vo/G)、伊藤 祐介(B)、斉藤 正樹(Dr)からなるスリー・ピース・バンドacariの2年ぶりの新作『陽がよく当たる』が完成! ライヴ・ハウス・シーンを中心に着実に認知と支持を拡大する彼ら。しなやかでありながら芯の太い良質なメロディー・センスは今作でも健在で、深沼元昭(PLAGUES、GHEEE、mellowhead)プロデュースの元、研ぎすまされたサウンドをつくり上げました。OTOTOYではCDの発売から2週間先駆けて販売開始。さらに、「点と線」を期間限定でフリー・ダウンロードでお届けします! >>「点と線」のフリー・ダウンロードはこちら(期間 : 5/24〜5/31) CDの発売に先駆けて販売開始!acari / 陽がよく当たるVocal三浦コウジの独特で繊細な歌声と甘く切ないメロディ、60'sソフト・ロックからオルタナティヴ・ロックまで様々な音楽要素を消化したサウンドは、センチメンタルでありながらも激しく包み込まれる独自の世界。プロデューサーに深沼元昭(PLAGUES、Mellowhead)を迎えて制作された全11曲。 acari 三浦コウジINTERVIEW 新メンバーを加えて臨
by 渡辺 裕也
ショピン『花の下の人々』『マロのさんぽ』2作同時配信!!
[CLOSEUP]・2012年05月23日・ 日常とファンタジーを繋ぐショピンの最新作が2作同時リリース!! 田中馨(ex SAKEROCK)、タカハシ ペチカ(ヒネモス)、野々歩(コケストラ)、内田武瑠(ex GoodDogHappyMen)の4人から成るバンド、ショピンの新作が2作同時にリリース!! アコースティックの楽器を中心に、がらくたや玩具の音も一体になった、子どもの頃の自由な気持ちを思い出させてくれる楽曲に、やさしくも力強いヴォーカル。まるで、おもちゃもぬいぐるみも一緒になって歌い出してしまうような、ファンタジーと日常が混じり合ったような彼らの最新作2枚を同時にお届けいたします!! やさしくも力強い、ショピンの新作を2作同時リリース!!ショピン / 花の下の人々1.春はあけぼの / 2.グリーンピース / 3.花の下の人々【価格】mp3 単曲200円 / まとめ購入 450円wav 単曲250円 / まとめ購入 750円ショピン / マロのさんぽ1.マロのさんぽ / 2.マロのさんぽ (テレビバージョン) / 3.マロのさんぽ (おじゃる丸バージョン) / 4.マロのさんぽ (カラオケバージョン)【価格】mp3 単曲200円 / まとめ
The Flickers『WAVEMENT』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月12日・ The Flickers INTERVIEW ロックンロール〜ポストパンク・リヴァイヴァルから、その発展形としてのニュー・レイヴ、さらにはエレクトロ、そしてよりメロディを重視した80年代エレクトロ・ポップへの回帰。そんな2000年代をリアルタイムで経験し、その先で何を鳴らすか? The Flickersというバンドは、そんな音楽的な地平に立っているバンドである。そこで彼らが選んだのは、ガレージ・ロックのテンションで、焦燥と狂騒のダンス・ビートを鳴らすこと。特に、バンドの中心である安島裕輔にとっては、それこそが世界とつながる手段であり、その極端な性格が、そのままバンドの個性となっている。こういうバンドは、強い。昨年末に発表された1stミニ『WONDERGROUND』に続く、2ndミニにして初の全国流通盤『WAVEMENT』で本格的なスタートを切る3人に、これまでの活動と現在地を語ってもらった。 インタビュー&文 : 金子厚武 The Flickers / WAVEMENT「ガレージ・ロック・リヴァイバル×エレクトロ・ポップ」…期待の3ピース・ロック・バンドの2ndミニ・アルバム『WAVEMENT』が完成
by 金子 厚武
きのこ帝国 デビュー・アルバム『渦になる』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月11日・ 個人的に、サイケデリックなバンドは大好きなのだが、近年のシューゲイザー・リバイバルと呼ばれるようなバンドでいいと思えるものは少なかった。では、その差が何なのかと考えてみると、それは音に必然性があるかどうかの違いなのだと思う。つまり、スタイルとしてではなく、思想が音になっているかどうか、そこがポイントなのだ。そして、きのこ帝国というバンドは、間違いなく思想が音になっているバンドである。現代の若者のほとんどがどこかに抱えているであろうある種の諦念が感じられる一方で、生きることに対する情念にも近い固執があり、その二つが摩擦を起こすことによって生まれるノイズこそが、きのこ帝国が生み出す音の正体なのだろう。だからこそ、きのこ帝国というバンドはスペシャルであり、こういうバンドこそが、誰かにとってのかけがえのない存在になる資格を持っている。デビュー・アルバム『渦になる』、ぜひ聴いてみてほしい。 インタビュー&文 : 金子厚武 待望のデビュー・アルバムが登場きのこ帝国 / 渦になる'【価格】''単曲200円 / アルバム1200円きのこ帝国が結成されたのは、2007年。同じ大学に通っていた、佐藤(Gt,Vo)、あーちゃ
by 金子 厚武
オワリカラ『Q&A』インタビュー
[CLOSEUP]・2012年05月09日・ タカハシヒョウリ INTERVIEW 「まだ成長しているぞ」とは、画家のルノワールが亡くなる直前に言ったことばらしい。いやー、オワリカラも、確実に成長しているぞ。3月にライヴ会場限定販売の「さよなら女王陛下e.p.」を出してはや2カ月、3枚目のアルバム『Q&A』をリリース!『ドアたち』『イギー・ポップと讃美歌』よりもポジティブで、キャッチーで、「うた」と「ダンス」が際立ったアルバムとなっている。前回に続き、ボーカル&ギターのタカハシヒョウリにアルバムのキモ、彼にとっての「うた」とは、こころの奥底などを聞いた。見えてきたのは勇気と男気と器!? インタビュー&文 : 福アニー オワリカラ / Q&Aオワリカラのニュー・アルバムが完成! 歌とダンスが前面に押し出され、さらにスケールアップしたバンド・サウンドが展開されている。また共同プロデュースには、東京事変やフジファブリックなどを手掛けたレコーディング・エンジニアの井上うにが参加。より開かれたオワリカラが用意した解答編的マスターピース全11曲。1. GO / 2. ちぎってはなげる / 3. サバビアパンクロックパーティー / 4. さよなら女王陛下 / 5.
by 福 アニー