Homecomings福富、京都名物ライヴハウス店長と共に4年間のバンド活動を振り返る

左 : Homecomingsの福富優樹、右 : Live House nanoのオーガナイザー もぐら

5月11日にセカンド・フル・アルバム『SALE OF BROKEN DREAMS』をリリースしたHomecomings。京都という街にこだわって活動を続ける彼らが、バンド結成当初より通っていた〈Live House nano〉の店長・もぐらとバンドの歴史を振り返る対談を敢行。

京都で活動するあらゆるバンドたちとの関係性~土地と作品の繋がり~今後の活動についてなど、長年の親交によって築かれた2人だからこそ出てきた話もたっぷり収録しました(この対談をきっかけにして、Homecomingsの未発表デモ音源「BASEBALL」を期間限定でフリー配信させてもらうことになりました! ダウンロードは↓のリンクからどうぞ)。

お酒を飲みつつざっくばらんに行われた対談ではありますが、Homecomingsとnano、京都インディー界を牽引する2つの存在を、改めて感じることができる内容となっております。

>>Homecomings未発表のデモ音源「BASEBALL」をフリー配信中! 6月12日までの期間限定です!!

一つの街をテーマにした、バラエティに富んだセカンド・アルバム

Homecomings / SALE OF BROKEN DREAMS

【配信形態】
WAV / ALAC / FLAC / AAC / MP3
【価格】
単曲 257円(税込)、まとめ購入 1,851円(税込)

【トラック・リスト】
1. THEME FROM SALE OF BROKEN DREAMS
2. ALPHABET FLOATING IN THE BED
3. HURTS
4. DON'T WORRY BOYS
5. BLINDFOLD RIDE
6. MAYBE SOME OTHER TIME
7. ANOTHER NEW YEAR
8. MORE SONGS OF PAIN
9. PERFECT SOUNDS FOREVER
10. BUTTERSAND
11. CENTRAL PARK AUDIO TOUR
12. LIGHTS
13. BASEBALL SUNSET
※歌詞ブックレットがデータでついてきます。

Homecomingsのライヴを初めて観た時「すごいのきたぞ」って思った(もぐら)

もぐら : いつが初めての出会いだっけ?

福富 : バンドマンとしてじゃなくて普通にお客さんとしてnano(※Live House nano)には行ってましたよ。

もぐら : きてた? 福富がnanoにいた印象が… ない…

福富 : ないと思いますよ。本当に隅っこの方で、「あーー」ってしてただけなんで(笑)。Homecomingsをはじめてから、ちゃんと会いましたね。2012年の春かな。ぼくたち、はじめてのライヴが大学の新歓だったんですよね。そのあとにイベント〈いつまでも世界は…(※1)〉で、京都精華大学のフォークソング部から一バンド出てほしいって言われて出演したのが2回目のライヴなんです。

もぐら : えぇ!

福富 : そうそう。そこでもぐらさんと会った。

もぐら : そうかあ。〈いつまでも世界は…〉主催の(西島)衛くんがフォークソング部の出身やから、フォークソング部出身の枠を設けたいねんって言って(笑)。それでその枠のバンドが決まったよーってHomecomingsを聴かせてもらったのが、俺にとっての初聴き!

福富 : 実は、組んですぐの時だったんですよ。

もぐら : その年は会場の一つのウェラーズ(The Weller's Club)のタイムキーパーをやってて。そのときに初めてライヴを観て「おうおうおうおう、これはすごいのきたぞ」って思った。

福富 : 嬉しいなあ(笑)。そのときめっちゃ褒めてくれたのを覚えています。

もぐら : しかも「これは小山内(信介 / SECOND ROYAL RECORD)、やらなあかんで」ってエアリプライをした気がする。

福富 : えっ! そうなんや。

もぐら : そうそうそう(笑)。それが4年前。そこからnanoに出てもらうようになって。最初とか、どんなバンドと対バンしたっけ?


Homecomings 『SALE OF BROKEN DREAMS』 trailer Vol.2

「DON'T WORRY BOYS」オフィシャルMV

福富 : メシアと人人(※2)とか、キヌゴシ(※3)がいた気がするなあ。

もぐら : あー、lllill(※4)もいた気がする。小山内くんから「Homecomingsの出番、何時からですか?」って電話きて、「○時からだよ~。その前のlllillも良いから観に来てよー!」って言った覚えがある。そのときに福富は、小山内くんと初めてちゃんと喋ったんよな?

福富 : そう! だからすごいんですよ。2回目のライヴでもぐらさんと会って、3回目に小山内さんに会って。僕はHotel MexicoとかHALFBYとかがめっちゃ好きだったから、小山内さんってすげー人だって思ってて。セカロイショップ(SECOND ROYAL SHOP)にもお客さんとしてめっちゃ行ってて、「Tシャツのサイズありますよ」って言われてもめっちゃ怖いみたいな(笑)。

もぐら : 紹介した時に小山内くんが「いつもショップに来ては、特に何もせずに帰っていくやつがいるんだけど、あいつらやったんか」って言ってた(笑)。

福富 : そうなんですよ。で、初めてちゃんと小山内さんと喋ったときにイベントの〈SECOND ROYAL(※5)〉に誘ってもらって。

もぐら : 誘ってた! あの日は若いやつらがいっぱい出てたよね?

福富 : 〈SECOND ROYAL〉ってそれまではそんなに若いバンドは出ていなくて、僕らのころから若手が出るようになっていったんですよ。あの日は、Teen Runnings(※6)やFandaze(※7)と出たんですよ。そのイベントに誘われた時は「これはすごいことになったな、大事にしなきゃいけないやつだ」って思いました。

※1 いつまでも世界は…
毎年5月に京都の街中で開催されるサーキット・フェス。2012年に第1回が開催、今年は5/29に第5回が開催予定。もぐら店長がHomecomingsと運命的な出会いをしたのが第1回。(もぐら)

※2 メシアと人人
京都の2ピースバンド。音もでかいが、メロもいい。UKバンド、オアシスのような大団円感が感じられることも。ギターボーカル北山の愛称は「ポケモン」。ドラムの夏子は普通に別嬪。(もぐら)

※3 キヌゴシ
当時、立命館大学軽音サークル、ロック・コミューンに在籍したバンド。所謂、札幌のパンクの匂いがプンプンで、もぐら店長のお気に入りだった。(もぐら)

※4 lllill
現在京都で活動中のバンド、kailiosの原型にあたるバンド。kailiosは、UK・USインディポップを基調にD.I.Y.な活動を展開中。最近のライブがとても良い。(もぐら)

※5 〈SECOND ROYAL〉
セカンドロイヤルが主催する、レーベル立ち上げのきっかけになった京都メトロのレギュラーパーティ。DJ・バンド問わず様々なアーティストが出演。今年で16周年を迎えた。(小山内)

※6 Teen Runnings
インディーズ・レーベルSAUNA COOLを主宰する金子尚太率いるバンド。SECOND ROYAL RECORDSからは1stアルバム『Let's Get Together Again』をリリース。(小山内)

※7 Fandaze
2012年にHomecomingsとスプリット缶バッジ(DLコード付)をリリースしたインディーポップバンド。(小山内)

セカロイはカクバリズムとかと並ぶやばいレーベルだと思っていた(福富)

もぐら : 福富って、出身ってどこだっけ?

福富 : 石川です。

もぐら : その時から、セカロイの存在を知っていたの?

福富 : HALFBYがちょうどメジャー・デビューしたタイミングだったんで、スペースシャワーTVを見てたらPVがめっちゃ流れてきたんですよ。HALFBYと一緒にHandsomeboy Techniqueも併売されていたり。で、BEAT CRUSADERSが石川県にツアーで来たときにRufus(※8)が対バンだったんです。だから僕的には、カクバリズムとかと並ぶやばいレーベルだと思ってたんですよ。

もぐら : へー、おもしろい。今やHomecomingsがその一角を担っているよ。セカロイで最初にHomecomingsがリリースしたのは、いつやったっけ?

福富 : 2013年の春。僕らは4回生で、リズム隊(※9)は卒業をするタイミングでした。

もぐら : リズム隊は1個上やったんや!

福富 : 今更(笑)!? それで2人の卒業が見えた頃に「大学卒業してもバンドをやるか?」みたいな感じになったんですよ。フォークソング部の慣習からして、卒業したら終わるって感じが多かったので。

もぐら : 何がきっかけでリズム隊の2人はやっぱやろうかなってなったの。説得?

福富 : 最初、曖昧な感じで進んでたんですけど、12月にレコーディングをするのが決まったんですよね。そのタイミングで1回話そうってなって。2人はきっぱり「やめる」って言ってたんですよ。でもやめる理由もそれが慣習やしって感じで別に就活とかもしてなかったから隙があるなぁと思って(笑)。だから「そうは言わずに、2人のリズムがないと駄目なんです。4人じゃないと嫌です!」みたいな感じでめっちゃ説得して。「じゃあ、やります」ってなった瞬間に僕泣くっていう(笑)。

もぐら : 小山内くんから、福富が泣いて喜んだって聞いたよ(笑)。

福富 : それでレコーディングも進めて。

もぐら : なるほど。で、7インチをセカロイから出したんだ。セカロイからリリースするようになって環境は変わった?

福富 : 僕はあんまり実感できてないんですよ。スタートがレーベルからで、自主では音源もデモも出したことがなかったから。憧れてたレーベルからリリース出来ているのは、恵まれていると思いますね。

もぐら : でもそこは大きいと思うよ。実際に会う前からHALFBYの音源が好きで、Second Royal Recordsの存在を知ってたことが。普通はレーベルから「うちで出さない?」って声をかけられた時にまず「お前は誰だ」から始まるわけでさ。

福富 : 考えちゃいますよね。自主の方がいいのか、レーベルの方がいいのかとか。

もぐら : いざ一緒にやるってなってからのバンドとレーベルのコンビネーションがすごいスムーズにいったのは、そこもあるんじゃないかな。

福富 : やっぱりHotel Mexicoがでかかったっすね

もぐら : みんなにとってそうなんだろうなあ。Hotel Mexicoが休止前にうちでライヴをした時、セカロイ周辺の人間が1番前ですーっごい泣いてたもん。

福富 : (笑)。

※8 Rufus
SECOND ROYAL RECORDSから3枚のCDをリリース。HALFBY、Turntable Films、アナなどレーベル作品のサウンド・エンジニアリングを多数手がける。現在は上田五辻としてソロライブ/リリースも行う。(小山内)

※ 9 リズム隊
Homecomingsのベース・ほなみ、ドラム・なるみの2人。僕(もぐら)は、ライブを初めて見た時に、プレイの安定感とコーラスワークの美しさに驚きました。2人とも別嬪。(もぐら)

僕にとってnanoは出会いの場(福富)

もぐら : ミニ・アルバム(『Homecoming with me?』2013.06.12 RELEASE)を出して、その年のルーキー(〈フジロック’13 「ルーキー・ア・ゴーゴー」ステージ〉)に出たんだよね。

福富 : でもその間に、nanoに出狂ってましたけどね(笑)。

もぐら : いっぱい出てくれてるよ、ほんまに(笑)。

福富 : あれが1番覚えてるなぁ、原田くん(Hi,how are you?)の企画でビーサン(Alfred Beach Sandal)とロンリーとodd eyesが出たとき。(2013.7.15@nano Hi, how are you? presents 「Summer Never Friends」)

もぐら : あの日は、おもしろかったなぁ。Hi,how are you? の原田とはよくつるんでたよね。

福富 : もともとodd eyes(原田はHi,how are you? 結成前、1年ほどodd eyesに参加)がめっちゃ好きやったんですよ。odd eyes観て、またバンドやろうって思えたぐらい。それこそ僕は石川から京都にはバンドがやりたくて出てきたんですけど、そういう友達もなかなかできんくて。サークルの中でも異端児だったし。そもそもフォークソング部は、洋楽とかを好きな人がめっちゃ少なかったんですよね。

もぐら : それは意外!

福富 : そうなんですよ。関西アンダーグラウンドの塊なんだと思ってたら「えっ!」てなって。点々とそういう人たちはいるんですけど…。で、色々あって1回サークルをやめたりもしてるんですけど、そのときに〈感染LIVE(※10)〉を観に行ったら「すごい!!!」って。だからodd eyesを観てHomecomingsを始めたようなもんなんですよ。

もぐら : おおお!

福富 : そのあとHomecomingsを始めてから、イベントでHi,how are you? と一緒にブッキングされてて、すぐ「odd eyesの人や!」って。1日ですごい仲良くなったんですよね。しかもその翌々週くらいには、もうnanoでHi,how are you? と僕らがブッキングされてたんですよ。

もぐら : 活動が軌道に乗って、どんどん仲間が増えていった?

福富 : でもその時は、京都で仲が良いのってHi,how are you? とoddeyesだけやって。Seuss(※11)とかTHE FULL TEENZ(※12)も名前は知ってるけどって感じ。

もぐら : 今でこそレーベルメイトやけど、SeussもTHE FULL TEENZもHomecomingsのこと好きって言いながらちょっと目の敵にしてるところなかった(笑)?

福富 : (笑)。でもそういうのあったのかもなぁ。


Homecomings 『SALE OF BROKEN DREAMS』 trailer

もぐら : 自分らよりもちょっと上の世代がおもしろいことやってるんやから、そこに混ざりに行くんじゃなくて、違うおもろいことをしたいなっていう感じだったのかもね。

福富 : だから全然、SeussやTHE FULL TEENZとは対バンとかもなくて。最初の2年間くらいは、ほとんど友達がいなかったですね。

もぐら : でもツアーでヨギー(Yogee New Waves)と一緒にまわったり、CAR10とつるんだりっていうのはあったでしょ。

福富 : それはありますね。ヨギーも1番最初はnanoで観たな。〈mogran'BAR(※13)〉のとき。

もぐら : そうなんだ! やばいやん、nanoから始まりまくってるやん。

福富 : そうなんですよ。あの時のヨギーは、やばかったですよね。

もぐら : いや、本当にすごかった。

福富 : そのあとSeussとかTHE FULL TEENZとかと仲良くなったのも〈ナノボロフェスタ(※14)〉だし。僕にとってnanoって出会いの場ですから。

もぐら : やばい。nanoの存在感やばくね。

福富 : やばいっすよ。

もぐら : 出会い系サイトみたいな(笑)。

福富 : 相席屋みたいな(笑)。

※10 感染LIVE
京都メトロで開催されているパーティ。ドリンクチャージがなかったり、一度出演した出演者が、その後はずっとチャージフリーで入場できたり、と革新的。スタートした当時、同業者としては少し嫉妬してました。その存在に(笑)。(もぐら)

※11 Seuss
Homecomingsとレーベルメイトの4Pバンド。ポップに奏でられるサイケデリアに中毒者が続出中。夜の深い時間、メトロでのライブは現在の京都の鉄板の一つ。(もぐら)

※12 THE FULL TEENZ
Homecomingsとレーベルメイトの3Pバンド。メロディック・パンクやハードコアをルーツに、青春ど真ん中の言葉をソー・キャッチーなメロディに乗せる。2015年度には10度はnanoに出演(笑)。(もぐら)

※ 13 mogran'BAR
livehouse nanoのレギュラーDJパーティ。DJのセレクトの幅、プレイスキルの高さは全国のパーティから一目おかれている(はず)。ゲストアクトで出演するアーティストも多彩。今までに約270回開催。(もぐら)

※14 ナノボロフェスタ
京都の秋のD.I.Y.フェス、ボロフェスタの恒例プレイベント。毎年夏の終わりに、クラウドの夏を終わらせないためにlivehouse nanoにて開催。ここ数年は連続でソールドアウト。今年は8/27、28の土日に開催予定。(もぐら)

こんなかっこいいバンドが京都にいることが頼もしい(もぐら)

もぐら : でもセカロイ所属になって、メトロ(京都メトロ)でやることも多くなってきてるやん。

福富 : そうですね。メトロは本当に憧れが強かった。〈SECONDROYAL〉も〈感染LIVE〉もずっとメトロでやってたし、毎月2回は絶対に行ってたから…。今出てるのもすごい嬉しいし。

もぐら : PAの荻野(真也)(※15)に会ったのもメトロでしょ?

福富 : そうです。メトロでPAをやってて。僕らがメトロでやるときは毎回荻野さんだった。

もぐら : それで今ではレコーディングもやってもらってるんだもんね。そうやって仲間もだんだん増えてきて、フル・アルバム(『Somehow, Somewhere』2014.12.24 RELEASE)が出て。仲間でいうと平賀さち枝ちゃんもだ。

福富 : そうそうそう。さっちゃんとアルバムの前にコラボ(平賀さち枝とホームカミングス『白い光の朝に』2014.09.10 RELEASE)を出して。

もぐら : そうそう。で、今度出るアルバムの前にシングル『HURTS』(2015.07.22 RELEASE)をリリースするんだよね。『HURTS』でHomecomingsの存在が一気に広まった感じするね。

福富 : 僕もそのつもりなんですけど。本当はもっと… もっと売れてほしかった(笑)。

もぐら : あーなるほど。だって「HURTS」をレコーディングした次の日、「やばい曲が上がってきました!」ってメールを送ってきたもんね。で、今回リリースするアルバム『SALE OF BROKEN DREAMS』は… めちゃくちゃいいよ!

福富 : いやいやいや。そんな話やめましょうよー(笑)。

もぐら : いやいや! 言いたい言いたい。アルバムすげえよかったなぁ。最初の掴みってあるじゃないですか。最初にね、ガッって掴まれて、それがずっと持続するんよ。特に後半の粒の揃い方はやばい。

福富 : まじっすか。後半褒めてもらったら嬉しい。

もぐら : あれまだいく!? まだいく!? って。で、最後にシュッって終わる。いやぁ良いですねー。

福富 : ははは(笑)。もぐらさんらしい。あざっす!

もぐら : 今日もね、nanoへの道中聴いてたらね。こんなかっこいいバンドが京都にいるってなんて頼もしいんやろうってnanoの近所の押小路通でちょっと泣いてもうて。

福富 : えーーー(笑)!

もぐら : アルバムのリリース情報と同時に〈FUJI ROCK FESTIVAL '16〉の出演も決まったでしょ。もちろんルーキー・ステージじゃないし。

福富 : そうなんですよ。

もぐら : ほんとに嬉しくって。ずっと付き合いのあるバンドが日本を代表するロック・フェスのステージでやるってのは、めちゃくちゃテンションが上がったなぁ。

福富 : 純粋に喜んでくれるのは、やっぱり嬉しいですね。


Homecomings 「ANOTHER NEW YEAR」オフィシャルMV

もぐら : Homecomingsは、今後どこを目指してるの?

福富 : それはちょっとむずかしくて、考えてる途中なんですよ。僕は、京都にいながらフジロックにもう1回出るのを目標にしてたので。

もぐら : 海外とかは?

福富 : 行ってみたい気持ちはあるんですけど、別に行こうと思えば、お金を出せば行けるじゃないですか。そうじゃなくて、なるべくして行けたらいいなと思ってて。例えばペインズ(THE PAINS OF BEING PURE AT HEART)とツアーするとか、すごい目標になるしいいなぁって。でも新しいアルバムは京都にいるからできたアルバムだとも思ってるし、次、例えば東京に行くかどうかはアルバムに託そうかなって思ってる。

もぐら : 東京に行くのも視野に入れてるんか!?

福富 : 4人ともなくはないって感じです。状況に合わせて、行くことになったら行くっていう。でも僕は僕でめっちゃ京都に愛着があってさみしいみたいな(笑)。京都でバンドをやってて、京都で働いてるっていうフィルターがあるのは自分の中ではいいなって思ってて。

もぐら : 確かにな、そのフィルターがおもしろいもんな。それはすごい思う。ローカルにいるからこその視点で詞を書けるとかじゃなくて、曲のアレンジからして、そのローカルのアレンジっていうのがある。そういうのが箱でやってて観てておもしろいなって思うもん。

福富 : 京都の音楽は、なんかグッときますよね。

もぐら : SNSの発達によってローカルの良い音楽が、本当にみんなの目と耳に届くようになってきてるしな。

福富 : 今度はそれを形にして出したいなってなんとなく思っていて。自分ら主催のでっかいイベントとかフェスみたいなんをやるとかも一個の形やと思うし。

もぐら : いいね。いやあ、もっとでかくなっていってほしいなぁ。地元のライヴハウスの店長で、地元でフェスをやる人間としては、みんながどんどんかっこよくなってどんどん知名度が上がっていって、でもボロフェスタ(※16)で「え、フジロックでトリをやったバンドがシークレットで出んの!?」みたいなことができたりしたら最高やな。

福富 : ライヴハウスでずっと観てきた立場からすると、やっぱ嬉しいですよね?

もぐら : 俺と福富の関係って、そういうのをね、追い求めていく箱の人間と、そういう存在になろうとするバンドの人間のお話なんだと思う。

福富 : はい! 引き続きよろしくお願いします!

※15 荻野真也
京都のレコーディングスタジオ、SIMPOのエンジニア。セカンドロイヤル所属バンドのレコーディングをほぼ手掛ける。Homecomingsのライブでは専属のオペレーターとしてツアーにも同行する。彼も元ミュージシャン、過去には頻繁にnanoに出演していた。(もぐら)

※16 ボロフェスタ
2002年に始まり、今年で15周年を迎える、京都の秋のD.I.Y.ロック・フェスティバル。もぐら店長も主催チームの1人。今年は10/28、29、30に開催予定。ヤバいメンツが揃いつつある(と思う)。(もぐら)

>>Homecomings未発表のデモ音源「BASEBALL」をフリー配信中! 6月12日までの期間限定です!!

本文に登場したアーティストの作品

Homecomingsの過去作品と参加作品


Homecomings / HURTS(24bit/48kHz)


【配信形態】ALAC, FLAC, WAV, AAC,
【配信価格】まとめ購入 771円(税込) / 単曲 257円(税込)

【Track List】
1. HURTS
2. I CAN'T TELL YOU WHAT I'M GOING TO DO
3. GOOD NIGHT



Homecomings 「HURTS」オフィシャルMV


Homecomings / Somehow, Somewhere

【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV、AAC、MP3

【配信価格】 単曲 205円(税込) / まとめ価格 1,697円(税込)

【Track List】
1. SETTLE DOWN
2. DANCING IN THE MOONLIGHT
3. GREAT ESCAPE
4. MALL
5. WINTER BARGAIN
6. SOMEWHERE
7. LEMON SOUNDS
8. I WANT YOU BACK
9. PAPER TOWN
10. GHOST WORLD


平賀さち枝とホームカミングス / 白い光の朝に

【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV、AAC、MP3

【配信価格】 単曲 270円(税込) / まとめ価格 810円(税込) AAC、MP3のまとめ購入 648円(税込)

【Track List】
1. 白い光の朝に -- 平賀さち枝とホームカミングス
2. Telly -- Homecomings
3. 青い車 -- 平賀さち枝
4. 白い光の朝に(やけのはら REMIX) -- 平賀さち枝とホームカミングス


Homecomings / I Want You Back EP

【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV、AAC、MP3

【配信価格】 単曲 249円(税込) AAC、MP3は単曲 209円 / まとめ価格 1,000円(税込) AAC、MP3のまとめ購入 900円(税込)

【Track List】
1. I Want You Back
2. LAKE
3. The Saddest Story Ever Told (The Magnetic Fields COVER)
4. Thinking of You
5. Winter Bargain


Homecomings / Homecoming with me?

【配信形態】 FLAC、ALAC、WAV、AAC、MP3

【配信価格】 単曲 249円(税込) / AAC、MP3のみ単曲 199円(税込) / まとめ価格 1,500円(税込) AAC,MP3のまとめ価格 1,300円(税込)

【Track List】
1. You Never Kiss
2. Sunday
3. In Between Summer
4. A-ha
5. Special Today
6. Home
7. Videotapes


PROFILE

■Homecomings

京都在住、女の子3人+ 男の子1人の4ピース・バンド。「FUJI ROCK FESTIVAL」「下北沢インディーファンクラブ」「ボロフェスタ」等への出演、The Pains of Being Pure at Heart / Mac DeMarco / Veronica Falls / LITERATURE / Computer Magic / Norman Blake(Teenage Fanclub)といった海外アーティストとの共演、東京・大阪での自主企画イベントの開催など、2012年の結成から飛躍的に活動を展開中。これまでに『Homecoming with me?』(2013年 CD/10")、『I Want You back』(2014年 CD/7”)、平賀さち枝とのコラボシングル『白い光の朝に』(2014年 CD/7”)、1stフルアルバム『Somehow, Somewhere』(2014年 CD/LP)をリリース。2015年7月初のシングル『HURTS』(CD/7”)をリリースした。

>>Homecomings オフィシャルサイト

■もぐら

京都最小ライヴハウス、〈Live House nano〉のパーティ・オーガナイザー。毎年10月には京都の秋の風物詩であるロック・フェスティバル「ボロフェスタ」を仲間とともに主催、メイン司会も務める。自身もアルト・サックス奏者として様々なバンドのライヴやレコーディングにも参加。派手好きの単純志向、自他とも認める関西屈指のパーティピープル。

>>livehouse nano オフィシャルサイト

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インタヴュー

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[CLOSEUP]・2017年07月27日・【祝! カクバリズム15周年企画第1弾】角張渉×谷ぐち順レーベル・オーナー対談&カクバリズム作品レヴュー カクバリズム設立15周年記念! 2002年の3月にYOUR SONG IS GOODの1st7inch single『BIG STOMACH, BIG MOUTH』をリリースし、それ以降もシーンの最前線に立ち続けている“メジャーなインディ・レーベル”カクバリズム。15周年を迎えるにあたり、OTOTOYでは4つの企画とともにお祝いします! まず第1弾企画として設立15周年を迎えるカクバリズム代表である角張渉と、今年25周年を迎えるLess Than TV主宰の谷ぐち順のアニバーサリー対談を敢行! 長年シーンを支え、共闘してきたふたりが思う“インディ・レーベル”とは…… を語ってくれています。そしてさらに、さらに〈オトトイの学校 村詩野音楽ライター講座〉より、これまでにカクバリズムからリリースされた楽曲のレヴューをお届け! 8月には第2弾インタヴューも掲載予定! カクバリズムを昔から知っている方、最近知った方、そしてカクバリズムを知らなかった方もこのページを見ればカクバリズム通に?! >>15周年をたど
diskunionからの刺客〈第3弾〉──発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?
[CLOSEUP]・2017年08月02日・発酵業界に名乗りをあげる人力ミニマル楽団“東京塩麹”とは?──ディスクユニオンからの刺客〈第3弾〉 人力サラウンド楽曲や、ミニマル × ジャズなどで新たな音楽の可能性を追求する、人力ミニマル楽団“東京塩麹”。まず目につくのが“東京塩麹”という、そのバンド名! さらに塩麹を然した食品サンプルを入れたビンに音源のダウンロードコードを入れた“ビン詰め音源”『21世紀の塩麹』の発売や人力 Remix ライヴなどなど、なにやらよくわからない活動もしているという。この東京塩麹ってバンドは一体何者なんだ?! 実はこの東京塩麹、2016年に開催されたディスクユニオン主催による初の本格的オーディション〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉の合格者なんです。これまでunizzz…、ペドラザとインタヴューを行ってきた〈DIVE INTO MUSIC.オーディション2016〉特集も今回で第3回目、そして最終回です。オーディション合格者として8月9日(水)に1stフル・アルバム『FACTORY』をリリース、OTOTOYでは今作を1週間の先行ハイレゾ配信! さらにリード曲「Tokio」を8月10日(木)までの1週間
by 岡本 貴之
ローレル・ヘイロー、『DUST』を語る
・2017年07月17日・ホコリには特定の場所や原点がない──ローレル・ヘイロー『Dust』を語る 〈Hyperdub〉からリリースされたローレル・ヘイローのニュー・アルバム『Dust』。新たな境地へと達した感のある作品で、キュートなエレクトロ・ポップ、電子音響、さらにはフリー・ジャズやアフロ・パーカッションなどがゆるやかに結びつき、アルバムを構成している。穏やかな表情でいながら、その背景に広がるイメージはよくよく見てみると奇怪、さまざまな要素のプリコラージュで構築されている。そんな濃密でいながら、軽やかなポップさも持っている質感のアルバム。まぁ、とにかくいい塩梅のアルバムなのだ。これがあまり日本で話題になっていないのは正直どうかと思うぞ! ということでOTOTOYではローレル・ヘイローの貴重なインタヴューをここで公開。ハイレゾ配信中の『Dust』、いまからでも遅くはないのでぜひとも聴くべきではないかと思いますぞ。いや、とにかくその音響の世界観は気持ち良いのです。 ハイレゾ版はCDと同様のライナーノーツ付きで配信Laurel Halo / Dust(24bit/44.1kHz)'【Track List】01. Sun To Sola
by 河村 祐介
KUNIYUKI TAKAHASHI──インダストリアルの新たな響き
・2017年07月26日・KUNIYUKI TAKAHASHIのルーツにして、新たな側面をプレゼンする冒険的な新作──ハイレゾ独占配信 海外のハウス〜テクノ・シーンでも高い評価を受けるレーベル〈mule musiq〉。そのアーティスト・ラインナップは、現在でこそ海外シーンともシームレスなメンツが並ぶが、そのその設立当初から本レーベルを象徴するこの国のアーティストといえばこの人だろう。札幌のマエストロ、KUNIYUKI TAKAHASHI、その人だ。ジャズやソウルが豊かに溶け込んだディープ・ハウスを中心にしたこれまでの作品は、国内外で高い評価を受け続けている。そんな彼が、今回新作を発表するわけだが、そのサウンドはこれまでと趣向の違う質感を宿したものとなった。彼のルーツのひとつであるニューウェイヴやエレクトロニック・ボディ・ミュージック、インダストリアルといったサウンドを前面に出したプロジェクトとなっている。その名も「NEWWAVE PROJECT」。OTOTOYではこちらのハイレゾ独占配信をスタートする。サウンド・エンジニアとしての側面も持つ彼のそのサウンドの冒険をぜひともハイレゾで楽しんでいただきたい。 ハイレゾ独占配信KUNIYU
by 河村 祐介