2011/02/23 00:00

トレモロイドの新曲は、24bit/48kHzのHQD!!!

トレモロイド / スローモーション(24bit/48kHz Ver.)

ギター・バンドトレモロイドが、新曲「スローモーション」と「No.13」を、HQDで配信します。メンバーの脱退などを経験し辿り着いた渾身のトレモロイド・サウンドを、どこよりも早く配信スタートです。

【ニュース!!!】
3月23日には、京都の盟友、空中ループとのスプリット・シングル『トレモロループ』がリリース。オトトイでは、各サイトよりも1週間早い3月16日に配信スタートです!!

【配信音源に関するお詫び】
トレモロイド「スローモーション」「No.13」の音源に関しまして、2月23日(水)より2月25日(金)16時頃まで、編集部の作業間違えにより、異なるマスタリング・ヴァージョンの音源を販売しておりました。ご購入頂いたお客様、アーティスト・関係者の皆様にご迷惑をお掛けしました事を深くお詫びいたします。なお、ご購入頂いたお客様には、正式な音源をお送りさせていただきます。本件に関するお問い合わせはinfo(at)ototoy.jpまでご連絡頂きますようお願いいたします。

長い長い夜が明ける

3月に空中ループとのスプリット・シングル『トレモロループ』を発表するトレモロイドの新曲スローモーションNo.13は夏に次作のリリースを予定しており、今回配信される2曲はスプリットおよび、次作への期待を高まらせるに十分な仕上がりとなっている。

スローモーションは一昨年より共同企画「Pokka Pokka」(もちろん、Fishmansの曲名からつけられたタイトルだろう)を開催しているもう一組の盟友birds melt skyにも通じるグルーヴィーなダンス・チューンで、現在のトレモロイドのモードの一端を明確に提示する1曲。特筆すべきはやはりそのサウンドの立体感で、ギター、ベース、ドラムやキーボードという基本的な編成でありながら、奥行きを感じさせると同時に、各楽器の個性がちゃんと引き立っているというそのバランスは、バンドと柏原の相性の良さを感じさせるもの。また、これまでは音も言葉も淡いイメージが先行していたのだが、"風が肌を包む 目をつむる さあ、踊ろうぜ/今だって永遠を信じてるんだ 馬鹿げてる"(*聴き取り)という強い意志を感じさせる歌詞に顕著なように、その淡い色彩の中にヴィヴィッドな色彩が加わることで、より楽曲の表情が豊かになったように思う。一方、少しBPMを落とし、美しいハーモニーによるコーラスとエレピの音色が印象的なNo.13をさらに発展させたような1曲で、この2曲を合わせて聴くことで、現在のトレモロイドの輪郭がはっきりと見えてくるのではないだろうか。

今回配信されるスローモーションは、元々彼らが発表しているシリーズ音源『pink shark & blue sky project』の第4弾に収録され、昨年の4月に行われた自主企画「夜明け前」で発表されていた楽曲。気づけば、2007年の『5 meters high and swimming』以来、メンバーの脱退なども経験し、単独の正式音源のリリースがなかったわけだが、いよいよ2011年トレモロイドの長い長い夜が明けるのだ。(Text by 金子 厚武)

立体感を感じる...


キセル / 凪

キセルが踏み出した新しい1歩。僕らの未来に必ず必要な1枚。待った甲斐ありました! 溢れ出すメロディの素晴らしさと、朧げな雰囲気の中にひそむ静かな意志のある歌詞。キセルにしか出せない浮遊感。ファンタジックでアメージングな世界だけど、地に足をつけて生きる人の歌であり、僕らの未来を明るく照らす作品。キセルの音楽はやっぱり凄い。キセルが新たに始まっている。この世界には音楽が溢れているけど、キセルの音楽はやはり特別だ。


FilFla / Sound Fiction

楽曲そのものの良さを引き出す様なより繊細かつ多彩なアレンジが施され、ソング・ライター、アレンジャーとしての魅力や実力が存分に発揮された作品となっている。近年のライヴで固定されたバンド・メンバーがそのままレコーディングにも参加したこともあり、FilFla流バンド・サウンドが確立されている。

Live information

  • 2011/03/04(金) @ 大阪Knave
  • 2011/03/23(水) @ 青山月見ル君想フ
  • 2011/04/16(土) @ 新宿タワーレコード
  • 2011/04/17(日) @ 新代田LIVE HOUSE FEVER
  • 2011/04/30(土) @ 梅田タワーレコードNU茶屋町店
  • 2011/05/01(日) @ 京都VOXhall

PROFILE

2005年春、部屋にひきこもって音楽を作っていた小林兄弟がインターネットでメンバー募集したことをきっかけに、高垣空斗が加わり活動を始める。別のバンドで活動中だった山口実苗、村上寛を誘い、サポートを経て正式なメンバーとなる。2007年10月24日にファースト・アルバム「5meters high and swimming」をリリース。アルバムのミックスは高山純(speedometer.)。2008年7月ギターの山口実苗が脱退し、現在の4人編成となる。2009、2010年をひたすら4人でのサウンド構築に費やし、ロックを基軸にダンス・ミュージックやフォーク・ミュージックなどを織り交ぜたミニマルなサウンドへとシフトしてゆく。同様にトレモロイドの世界の中心である歌詞もまた「空想の中の日常」というテーマ性がより強まってくる。2011年リリースからはプロデューサーにフィッシュマンズ、Polarisの柏原譲を迎え、再び音源制作に取り掛かる。

トレモロイド official HP

[レヴュー] Inoue Tsuneyasu

TOP