News

2014/02/20 18:00

 

世界初? 長谷川健一、雪のかまくらで弾き語ったDSD音源をリリース

 

OTOTOYが満を持して取り組んできた「Special Place DSD Recording」シリーズ。これまでに『KICELL EP in みなと湯』、『大森靖子 at 富士見丘教会』、『湯川潮音 at 大倉山記念館』といった作品をリリースし、好評を得てきたこのシリーズに、新たなラインナップが加わる。

今回レコーディングを行ったのは、京都のシンガー・ソングライター、長谷川健一。昨年3月にリリースされたアルバム『423』で高い評価を受け、最新作『my favorite things』も話題を呼んでいる注目のシンガーだ。そんな彼が、KORGの名機「MR-2000S」を使い、極寒のかまくらでDSD録音に挑戦した。

会場となったのは、東京から電車とバスを乗り継ぐこと3時間、栃木県日光市の山間部にある湯西川温泉。平家の落武者たちが暮らした集落と言われており、いわゆる秘湯的な趣もある場所だ。レコーディングが行われた2月6日は、雪こそ降っていなかったものの、会場周辺はまさに凍えるような寒さ。手袋を一瞬外すだけでも辛いなか、長谷川はアコースティック・ギターで6曲を弾き語ってくれた。

かまくら内部は、雪がほとんどの音を吸収してしまうため、残響がまったくない、いわゆる"デッド"状態。その独特な空間に初めこそ長谷川も戸惑っていたようだが、豊かな低音を備えた歌声、細かく声を震わせる独特の歌唱法、伸びやかなファルセットといった魅力を存分に発揮してくれた。余計なリヴァーブの一切ないかまくらの音場は、かえってその魅力を引き立てる役割を果たしている。

おそらく世界初の試みとなる今回のレコーディング。はたして長谷川健一×かまくらはどんな響きを奏でたのか、ぜひあなたの耳で確かめてほしい。

OTOTOY Special Place DSD Recording

長谷川健一 / 長谷川健一 in かまくら
2014年3月4日リリース
1. 五月のように
2. 春夏秋冬
3. にほんのひと
4. 子どものくに
5. 白い旗
6. 震える牙、震える水

DSD(1bit/5.6MHz) + WAV(24bit/48kHz)
まとめ購入のみ 1,200円

-----
All Songs & Lylics 長谷川健一

Recorded & Mixed & Mastered by 奥田泰次(studio MSR)、森田良紀(studio foresta)、米田聖(studio MSR)
Recorded at 湯西川温泉 かまくら祭
Photos by 土屋宏
Produced by OTOTOY
OTOTOY 飯田仁一郎、長島大輔
Supported by KORG INC.

■過去のSpecial Place DSD Recording
http://ototoy.jp/feature/20131227

あわせて読みたい


TOP