くだらなすぎて、むしろ欲しくなる特典も!——“くだらなかっこいい”レーベル〈MOtOLOiD〉特集第2弾は、ヒゲドライVANへのインタヴュー!

先週からご紹介している、インターネット・レーベル〈MOtOLOiD〉。2011年、コミケから生まれたこのレーベルは、ニコニコ動画などのインターネット上で活躍するトラックメイカーやDJが所属し、その音楽的内容は、EDM、チップチューン、ロック・バンドなど、まさにごちゃ混ぜ。そんな「今自分が好きなことをやってる!」という熱いエネルギーに満ちた、“くだらないけどかっこいい”このレーベルを、「〈MOtOLOiD〉月間」と銘打ってご紹介します。第2弾は前回に引き続き、チップチューン・アーティスト、ヒゲドライバーによるバンド・プロジェクト、ヒゲドライVANをご紹介。そして今回、ついにインタヴューを公開! 結成に至るまでのエピソードから、今後の企みまで、現時点での“彼らのすべて”を語ってもらいました。

今年の4月にバンドとしての初EP『Kiss me EP』をリリースしたヒゲドライVAN。今回、彼らの新曲「Oh Yeah!」のCD音質版を独占で配信!! さらに、OTOTOY限定の特典がついちゃいます!! しかも内容は、『Kiss me EP』にも収録された「東京ソーダ」にまつわる5本のオリジナル動画と、とんでもないヴォリューム! 内容は観てからのお楽しみですが、本気でくだらないさをアウトプットする彼らの様子から、〈MOtOLOiD〉の魅力がダイレクトに伝わってくることでしょう。インタヴューとともに、“くだらないけどかっこいい”彼らをお楽しみください!!

>>〈MOtOLOiD〉特集第1弾はこちら


ヒゲドライVAN / Oh Yeah!

【配信フォーマット / 価格】
ALAC / FLAC / WAV : 単曲 251円(税込)

【Track List】
01. Oh Yeah!




OTOTOY限定の“くだらな動画”が5本付属!!!


OTOTOY限定の特典として、ヒゲドライVANの「東京ソーダ」をタイアップした架空CMなどの5本の動画をお届け! 〈MOtOLOiD〉の魅力が詰まった内容となっております!!

特典内容
1. 「東京ソーダ」15秒CM ハードスタイルVer
2. 「東京ソーダ」15秒CM ヒゲドライバーVer
3. 「東京ソーダ」15秒CM プロVer
4. 「東京ソーダ」15秒CM 社長Ver
5. 「我々は東京ソーダを一気飲みして演奏出来ます」動画

INTERVIEW : ヒゲドライVAN

ピコピコサウンド、コミケ、クラウドファンディング、バンド結成…。いきなりキーワードを並べたら何が何やらさっぱりなのだが、『kiss me EP』を聴いてみると、その中身はストレートなビートと内省的な歌詞で綴られたシンプルなロック・サウンドで、非常に親しみやすい。演奏するバンドの名前はヒゲドライVAN。メンバーはヒゲドライバー、社長、プロ、ハードスタイルという、もはや「何がやりたいんだコラ!」と言わざるをえないネーミングだ。しかし、クラウドファンディング・サイト「CAMPFIRE」で資金を調達してまでやりたかったバンドへの意気込みは相当強いはず。それぞれが違う立場で活躍しながら、ヒゲドライVANとして集まればまるで初めて楽器を手にした中学生にように初々しい彼らの話は、なんだかこっちまで楽しくなってくるのだった。

インタビュー&文 : 岡本貴之

最初のリハのときに仰天しまして。「いけるのかこれは!?」(笑)

——ヒゲドライVANのみなさんはクラウドファンディング・サイト「CAMPFIRE」で資金を募ったプロジェクトで結成されたようですけど、元々の繋がりを教えてもらえますか?

ヒゲドライバー(Vo.&Gt、以下ヒゲ) : 僕と社長は会社の社長と作家という繋がりがあったんですけど、プロと社長は高校の先輩後輩なんです。
プロ(Ba) : 軽音楽部があって、社長はそこの1つ上の先輩です。
ヒゲ : バンドを組むとか以前に、僕が「東京ソーダ」っていう曲の漫画版を作ったんですよ。そのときにバンド編成で録音したいって話をしてたら(社長が)「ベース上手いのがいるよ」って言ってきて。ドラムはまだ別の人だったんですけど、以前に今の4人で1回やったことがあって、改めてバンド活動をしていきたいねっていう話になり、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げることになったんです。
プロ : そのときに社長とすごく久しぶりに会って「バンドやる?」って言われて。
社長(Gt) : 元々は社員でスカウトしてたんですけどね(笑)。バンドのメンバーとしてもう1回スカウトしました。

ヒゲドライバー(Vo,Gt)

——お名前は、それぞれバンド・ネームを付けようということで?

社長 : ボーカル・ギターの「ヒゲドライバー」という名前が強すぎるんですよね。
ハードスタイル(Dr、以下ハード) : だからそれに対抗できる、それぞれの立ち位置的なものを表す名前を付けました(笑)。

——その結果ハードスタイルさんに(笑)。 そう名乗っている以上ドラムもハード・スタイルと思われますよね。

ハード : 自分は普段〈Massive New Krew〉というユニットで曲を作ってるんですけど、そのクラブ・ミュージックのジャンルの名前がハードスタイルというので、それの普及も兼ねてということです(笑)。

——MOtOLOiDレーベルは元々社長さんがやっていたLOiDから派生したレーベルなんですよね。社長さんとヒゲさんはその頃からの繋がりなんでしょうか。

社長 : 自分がLOiDレーベルでいろいろなクリエイターとやっていた中の1人がヒゲドライバーだったんです。そこが大人の事情で親会社に吸収されまして。そのタイミングで会社を辞めて、自分の会社を立ち上げて、そこに残ったのがヒゲドライバーで。それで一番最初にイベントをやった場所が、新宿にある「8bit cafe」っていうゲームをテーマにしたカフェだったんです。そこで「なんかLOiDに関連したゲーム・タイトル無いかな」って見てたらドリンク・メニューの中に「メトロイド」っていうゲームの名前があったのでそれと“元LOiD”と重ねて「MOtOLOiD」という名前を作りました。最初はイベント名をだったんですよ。それでコミケのときに初めて「そろそろ人も集まってきたし、レーベルで名前出すか」と言ったのがレーベルとしての〈MOtOLOiD〉の始まりですね。

——そのコミケで漫画版の『東京ソーダ』を発売したことが現在のバンドに至るきっかけなんですね。

ヒゲ : ヒゲドライVANではないんですけどね。僕のソロで個人でやってた活動なんですけど。
社長 : ヒゲドライVANが出来たきっかけは「CAMPFIRE」に遊びに行って「ヒゲドライバーさんで何かしたいんです!」って言われて。何をしたいか聞いたら「バンドやりたい」って。
ヒゲ : 以前からバンドをやりたかったんで、「これはこの流れでバンドいけるんじゃないか?」って思ったんですよ。だからチャンスが巡ってきたなと思いまして。シンプルにCDとMVを作りたいって言ったら意外と評判が良くて、結構お金が集まったんですよね。

——結果、119人が出資して1,492,500円でサクセスしたという。想像以上でした?

ヒゲ : 想像以上でしたね。目標を100万で設定していて、それも結構厳しいかなと思っていたんで。

——それぞれプレイヤーとしてバンドをやっていたんですか?

社長 : それが(笑)、こっち(ヒゲドライバー&プロ)はずっと活動していて、こっち(社長&ハードスタイル)は元バンドマンでブランクがありまして(笑)。
ハード : 結構ブランク長くて4年ぐらいあって。その間ほとんど触らなかったんで大変だったんですけど、最近ようやくっていう感じですね。
プロ : 最初のリハのときに仰天しまして。「いけるのかこれは!?」(笑)。
一同 : ははははは!
社長 : でもそれはRECの後だよね?
プロ : そうです。まあRECに関しては1曲に対してやることが決まってて、それだけ練習してきて集まるので、まだなんとかなったんですけど。
ハード : 全員一発で合わせるとなると、リハはRECと違ってちょっと…。
プロ : バンドとして「ドンッ」て音を出したときに「高校生か!?」みたいな。

(左から)プロ(Ba)、ヒゲドライバー(Vo,Gt)

一同 : (笑)。
社長 : RECが先で、バンド練習が後だったという(笑)。
プロ : 初回のライヴがワンマンだったので、それに対して僕は不安しかなかったですね。
ヒゲ : そう、スタートがそもそもバンドが出来てないのに、「CDとMV作ります」っていうところから始まってるのでおかしいんですよ。RECブースで初めてドラムを聴く、みたいな(笑)。

——(笑)。その前に集まって練習しなかったんですか?

ヒゲ : なかったんですよ。お互いわりと忙しかったりして。そのプランも伸び伸びになって遅れ気味の中、スケジュールを縫ってやっている状態だったんで。しっかり集まったのは結構後だったんです。
ハード : 先にリハ入ってたら、俺たぶんここにいないですね。
一同 : (爆笑)。
ハード : 最初断ってたんですよ、ブランクありすぎるから。結構シビアな楽器だし、(社長に)無理ですって言ってたんです。でもいろいろ話をしているうちに面白そうだなって。
社長 : 「俺も10年ブランクあるから大丈夫」っていう話から始めて最終的に「一緒にROCK IN JAPAN FES.に出よう!」っていう口説き文句で落としました(笑)。

この歳でこういう感じで出来てるバンドってないんじゃないですかね

——ヒゲさんがバンドにこだわったのはどうしてなんですか?

ヒゲ : 元々ロックで育ってきた人間で。バンドを組みたいと言いながら組めずに始めたのがピコピコ音楽だったんです。

——最初からチップチューンをやりたかったわけじゃないんですね。

ヒゲ : そうなんです。バンドを組めずに1人でやりたいことを模索した結果がピコピコだったんですよ(笑)。大学の軽音サークルとかも行ったりネットで募集したりもしたんですけど、なんか熱が違ったんですよね。僕は「本当に音楽で食って行きたいんだ」ぐらいのテンションでいたんですけど、サークル行ってもチャラチャラしてる奴ばっかで、音楽に対する真剣さが無いというか。ネットで集めた仲間にも逃げられるし。
一同 : (笑)。
ヒゲ : ネットで簡単に集めた人なんで、やっぱり簡単に連絡切れちゃったり。「組もうぜ」ってなってから逃げられたり。まあ僕も逃げたり…。
社長 : 自分も逃げてんじゃん!
一同 : ははははは!

——だったら1人でやった方が良いかな、ということで。

ヒゲ : そう、それで模索した結果、これなら1人で出来そうだなと思いまして。

——それを続けていった結果、やっぱりバンドもやりたいなと思うようになったんでしょうか。

ヒゲ : 急にバンドやりたくなってきたという欲求ではなかったんですけど、 数年前に東京に出てきて、ミュージシャン仲間も増えてきたから「今ならバンド組めるのかな」っていう状態でポンポンポンって進んでいったんですよね。

——最初はどんな音楽が好きだったんですか?

ヒゲ : ミスチル、スピッツなんですよ。メロディが良いのが大好きで。次にゆずを聴いて、「ああ、こんな兄ちゃんたちでもミュージシャン出来るんだ」と思って(笑)。
一同 : (笑)。
ヒゲ : いや、当時はめっちゃ簡単にやってるように見えたんですよ。今思えば歌もすごくうまいしすごい人たちなんですけど。そこで憧れちゃってフォークを目指してたんです。その次にGOING STEADYとか聴くようになって。いろんなジャンルを聴いてるんですけど、メロディが良いものが好きというのはブレてないかなと思います。

ハードスタイル(Dr)

——ヒゲさん以外のメンバーの方はどんな音楽が好きなんですか?

ハード : 僕はずっとメタルが好きで、大学もメタル・サークルでした。

——メタル・サークルってあるんですか(笑)。

ハード : あるんですよ。メタルばっかりやってて。社長もプロもメタルが好きで、高校時代にSEX MACHINEGUNSとかやってたんで。
社長 : ああ、そうだね。
プロ : 僕は同じバンドではやってなかったんですけど。社長はSEX MACHINEGUNSの振りからすべてコピーするっていう、完全コピー・バンドをやってました。
社長 : はい、客席にみかんとか投げてました(笑)。

——じゃあ、お互いの音楽志向はあまり関係ないんですね。

ヒゲ : そうです。メタラーは3人だけで僕は通っていないんで(笑)。ただ 元々ヒゲドライバーの曲をやる前提で組んだので、僕の曲を聴いてくれてはいて、爽やかなロックになるなというのは始めからわかってたと思います。
ハード : 僕、本業はトラックメイクとDJをやっていて、忙しいから無理そうだなと思ってたんですけど、社長から送られたヒゲさんのデモを聴いたらめっちゃ良くて。これバンドで出来たら楽しいなと思い、「やりたい!」って火が点いたんです。

——『kiss me EP』は以前からあったヒゲドライバーさんの曲をバンド・アレンジにしたものなんですか?

ヒゲ : そうです、6曲中5曲が元々あった曲です。まずはヒゲドライバーとして人気のあった曲をバンドでやるのがキャッチーでやるのがわかりやすいなと。さっき言ったように 僕自身ロックが好きでやってきたというのもあって、ロックっぽい曲も多かったり、ロックにしたら面白いだろうなっていう雰囲気の曲が多いと思い、それもあってみんな出資してくれたというのもあると思うんですよ。だから素直にロック・バージョンに出来てるんじゃないかと思います。

——チップチューンVerも配信されていますけど、これは新たに録りなおしたものなんでしょうか。

ヒゲ : そうですね、録りなおしてます。チップチューンVerはバンドの音を基にしていて、素直にそこから楽器を入れ替えた状態になってます。

——あ、チップチューンVerが先にあったわけじゃないんですか?

ヒゲ : そうなんです。これ、ちょっとややこしいんですけど(笑)、ヒゲドライバーのちょっとピコピコしたバージョンがあって、それをバンドにしてさらにチップチューンにしているんです。だから3パターンの音源があるということです。

——演奏する上で苦労した部分ってありましたか?

ハード : 早い曲が多くて、BPMが190くらいの曲を8分で刻み続けなくちゃいけなくて。そうするともう、腕が(笑)。乳酸のたまりをすごい実感して、「おかしいな、現役時代もっと早いのやってたのにな」って。
ヒゲ : 初めの頃(ドラムが)だんだん遅くなるんですよ(笑)。それを考えると今は安定しましたね。
ハード : もう全然乳酸はたまらないんですけど(笑)。 根本的なドラムのビートの部分はずっと練習していかないとカッチリいかないなと思うんで、そこはプロのアドバイスも受けてます。
プロ : 全体のバランスというか、ストレートな曲をどれだけ良く聴かせるか、バンド・サウンドとして良いものを聴かせられるかという意味で各々のパートの音質とかグルーヴを気にしてやってますね。ブランクがある人たちが集まってるので、日を追うごとにやればやるほど良くなって行ってるんで。まだ良くなるなと思っています。
ヒゲ : 元々、どういうバンドにしたいとか理想はなかったんですけど、今ようやく 「ああ、こうなっていくんだな」っていう過程を見ている感じですね。

——なんかめちゃくちゃ初々しいですね(笑)。

社長 : この歳でこういう感じで出来てるバンドってないんじゃないですかね、本当に。

——社長さんもギターを久々に練習しているんですね。

社長 : もう、大変でした。通常業務があるので、バンドを始めてから仕事を相当な速さで回さなきゃならなくなって(笑)。でも練習結構してるよね? 俺たち。週に一回は絶対やってるんで。

社長(Gt)

プロ : メインでやってる事が他であって、なんとかバンドの日を作るという面では今のところ上手くやってますね。
ハード : 練習出来ないとさみしいですもんね。
社長 : 「今日部活ないのか…」みたいな感じ(笑)。
プロ : まあ各々そういう気持ちでやってもらって、クオリティは僕がしっかり見てという(笑)。
ハード : バランスが良いですよね。ちゃんと監督役がいるから。
社長 : (プロ以外の)ここらへんはみんな高校生みたいな感じなんで(笑)。

いろんな寄り道をしながらやりたいことをやっていきたい

——今回、MOtOLOiDレーベルを特集する上でのテーマは“くだらないけど、かっこいい”ということですけれど。

社長 : レーベルにいるミュージシャンの名前とか、作品名とか決めるときに本当に適当なノリでみんな決めてしまうので、それがとてもくだらない名前だったり商品名だったり… 中身はガチなんですけどね。

——でも今回の『kiss me EP』自体は歌詞も内省的だったり、くだらなさは見当たらないですよね。バンドの成り立ちには良い意味でくだらなさはありますけど(笑)。

社長 : そもそもヒゲドライバーっていう名前が出オチですからね(笑)。

——ヒゲドライバーという名前の由来ってなんですか?

ヒゲ : ヒゲは、マリオから取ってて。ファミコンを象徴していて面白い言葉ってなんだろうって考えて。最初は友達と2人でユニットだったんですけど。
ハード : へぇ~!
ヒゲ : あ、知らなかった(笑)? 地元の友達なんですけど、その相方から「ヒゲ」って単語が出てきて、その後に続ける言葉をいろいろあてはめていった中で一番しっくりきたのが「ヒゲドライバー」だったんです。それで「俺らヒゲドライバーとしてやっていこう!」って言った1ヶ 月後くらいに相方が「俺、公務員になる」って。
一同 : (爆笑)。

——それで1人になったんですね(笑)。ではバンド名「ヒゲドライVAN」になった理由は?

ヒゲ : それがなかなか諸説あって…。
社長 : これも結構くだらない話ですよ(笑)。
ヒゲ : RECしているときに、僕がブースにいてエンジニアさんとやりとりしている間にみんなが話してて、そっちの方に僕が行ったら「ヒゲさん、ヒゲドライVANになったけど良い?」みたいな(笑)。
社長 : いや、何個か候補を出したんです。「ヒゲドラマン」とか。
一同 : (笑)。
社長 : ヒゲドライバーがやってるバンドというのがわかりやすい名前が良いよね、とは言ってましたね。
ヒゲ : ヒゲドライバーっていうのを運転手とすれば、車みたいな名前が良いなとは思って。そこで車のバンをくっつけて「ヒゲドライVANは どう?」ってなってて、僕もそんなにこだわりもなかったんで、「ああ、いいんじゃないですか?」って。

ヒゲドライバー(Vo,Gt)

——曲も歌詞もヒゲドライバーさんが作っているんですよね。「Kiss me」だけ英詞なのは何か理由があるんでしょうか?

ヒゲ : いや、特になくて、僕もなんで英語で書いたのか覚えてないんですけど(笑)。結構前に書いた曲がたまたま代表曲みたいになって。あとは社長がこれ良いからという理由で選んだんです。選曲は僕と社長で決めました。

——結構、内に籠ってる感じの歌詞が多いですよね。

ヒゲ : そうですね、自分のもやもやしたものをいかに美しくその欲望を書き出せるだろうというところから始まってるんで。ただ、最近そういう曲を書いていないんでまた書きたいなと思うんですけどね。『kiss me EP』に入ってる曲は昔書いた曲が多いんで。

——バンド仲間が出来て、今書くとまた違った歌詞が書けそうですか?

ヒゲ : いや(笑)、変わってないと思います。本当に女にモテたいという気持ちが中2のときにギター持ったときから変わってなくて。歌詞を書くときに絶対そこが基になってるんですよね。

——“触りたい触りたい”(「透明少女」)とか?

ハード : でもあれって意外と切ない“触りたい”ですよね。
ヒゲ : そう、切ない曲とか、色んなタイプはあるにせよ、基にあるものはやっぱり “モテたい”かな(笑)。
社長 : この人面倒臭いんですよ。モテたいモテたいって、実際音楽やってるからモテてるんですけど、「それはファンなんで違います」って。
ハード : 間違いなくモテてるんですけど、絶対手を出したりしないんですよね。バンドマンらしからぬというか。
一同 : ははははは!
ヒゲ : いや、もっとモテたいですね。
ハード : モテてなんかするんじゃなくて、ただモテたいんですか?
ヒゲ : そうです、モテを極めたいんです。
社長 : もう気持ちわりいわ~(笑)。

——今回同時に配信されているヒゲドライバーさんのソロ『HIGE DANCE』はEDMに特化した感じのアルバムですが、これはモテ要素を出したかったんでしょうか。

ヒゲ : いや、これはなんですかね…。社長から「EDMが流行ってるからEDMやれば」っていう(笑)。
社長 : チップチューンとダンス・ミュージックを合せてるのをやってる人が少ないからやってみたら良いかもしてないというその場の発想です。

——「I Wanna feel Your Love」にはゲストに女性ボーカルの方が参加していらっしゃいますね。

社長 : これはプロ推薦で。
プロ : これは、僕がやっているfilly shullyというバンドのヴォーカリストなんです。

——今回は新曲も配信になるということですが、どんな内容ですか?

ヒゲ : 今まで真面目な路線で来てたんですけど、新曲は明るく「わ~盛り上がろうぜ~!」っていう感じの曲になってまして。掛け合いもあったりしてフェスで盛り上がりたい曲になっています。まあまだ世に出していないんで反応がわからないですけど、楽しみですね。
社長 : 聴いてもらって予習してライヴで盛り上がってほしいですね。
ヒゲ : 音源だと真面目な感じなんですけど、ライヴではちょっとふざけた曲っていうか、「回レ! 雪月花」っていうアニメの曲を僕がやっていて、そのカバーをよくやってるんですよ。そういうふざけて「わ~盛り上がろうぜ!」みたいなのが一番盛り上がったりするんで。そういう意味では受け入れられるんじゃないかと思います。そんなに色が染まってないバンドだと思うんで、いろんな寄り道をしながらやりたいことをやっていきたいですね。

——みなさんは今後ヒゲドライVANをどうしていきたいですか?

プロ : ヒゲさんの曲にすごく可能性を感じているんです。それにみんなとやっているのもすごく楽しいんで。やってる畑が違うし思ってることも違ったりするのに、みんながそれぞれの意見を吸収できるものを持っているので、今後クオリティが上がっていけば勝負できると思っていますし、デカい所でやりたいなと思います。

プロ(Ba)

ハード : それぞれバックグランドがまったく違うし、やってることも全然違うので、それぞれの意見がポンポン出てくるんですよね。それが良いなって。
プロ : 音楽的なことや戦略的なことだったり。本当にこれしようとかあれしようとか出てくるんで、可能性がすごくあると思いますね。
社長 : 今、一般店では下北沢のヴィレヴァンでしかCDが売ってないんですけど、そのヴィレヴァンで一番ロングテールで売れているCDだよ! とお店の担当さんから聞きまして。ありがたいことにず~っとコーナー展開してくれてて。なのでこの勢いのまま、どんどん膨らんでいってくれたらいいな、と思います。もちろんOTOTOYでも気に入ってもらえたら嬉しいですね!
ヒゲ : 11月15日には鳩ヶ谷FINDで主催イベントがあるので是非来て下さい。それと年末にはアイドルとの対バンも予定していますので、そちらもお楽しみに。

LIVE INFORMATION

2014年11月9日@静岡ETTI(MOtOLOiDによるクラブ・イベント)
2014年11月15日@鳩ヶ谷FIND ヒゲドライVAN主催3マン・ライヴ(ヒゲドライVANとして出演)
2014年11月22日@インドネシアジャカルタ開催イベントITGCC内にて(MOtOLOiDとして出演)
2014年11月30日@水戸ソニック(MOtOLOiDによるクラブ・イベント)
2014年12月27日@初台DOORS(ヒゲドライVANとして出演)

ヒゲドライVANの過去作、関連作はこちら

ヒゲドライVANによるファーストEPをハイレゾで配信
ヒゲドライVAN / Kiss me EP(24bit/48kHz)

【配信フォーマット / 価格】
ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz) : 単曲 250円(税込) / まとめ購入 1,500円(税込)

【Track List】
01. Kiss me
02. 透明少女
03. 春・夏・秋・了
04. ホログラフ
05. 東京ソーダ
06. マイティボンジャック


ヒゲドライVAN - Kiss me



『Kiss me EP』をチップチューンにリアレンジ
ヒゲドライVAN / Kiss me EP(Chiptune Remix)(24bit/48kHz)

【配信フォーマット / 価格】
ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz) : 単曲 300円(税込) / まとめ購入 1,800円(税込)

【Track List】
01. Kiss me
02. 透明少女
03. 春・夏・秋・了
04. ホログラフ
05. 東京ソーダ
06. マイティボンジャック

“チップチューンとダンスミュージックの融合”をテーマにした、ピコピコ系オリジナル・アルバム
ヒゲドライバー / HIGE DANCE(24bit/48kHz)

【配信フォーマット / 価格】
ALAC / FLAC / WAV(24bit/48kHz) : 単曲 250円(税込) / まとめ購入 2,000円(税込)

【Track List】
01. A-Jump / 02. Call My Cell (feat.Φ串Φ) / 03. Chip Dance Addict / 04. Fat Bass / 05. LIAR GAME (feat.ハシシ from 電波少女) / 06. Super Mushroom / 07. Huge Dance / 08. I Wanna Feel Your Love (feat. shully) / 09. キュート・ポップ (U-ji Remix) / 10. マイティボンジャック (SEXY-SYNTHESIZER Remix) / 11. Anamanaguchi - Prom Night (Hige Driver Remix)

PROFILE

MOtOLOiD

2011年2月より始まったイベントであり、たまり場。

2度目の開催からは現在渋谷PARCOにある2.5D(当時は池尻大橋)をホームとして活動。1年半の活動の中で、Ustream同時視聴者数ランキング第一位も獲得した。

出身のDJとしてはヒゲドライバー、DJ'TEKINA//SOMETHING、DJ Powerless等。ヒゲドライバーはニコファーレにおける初出演のDJとして、DJ'TEKINA//SOMETHINGはボカニコナイト第一回目において、実力で出演を勝ち取ったDJとしても活躍。

2012年12月には冬のコミックマーケットにてレーベルMOtOLOiD発足。2013年からはネットレーベルの始動も含め、新人の開発にも乗り出す。

母体は2008年より活動を開始し、2011年1月に活動を終了した、LOiDレーベル。(Wikipedia)

現在、第一線でも活躍中のクリエイターを数多く輩出した。

>>MOtOLOiD official HP

ヒゲドライバー

主にインターネット上で活動している、ピコピコ系ミュージシャン。速いテンポでキャッチーなメロディーを得意とし、インスト曲から、ピコピコ+ロックの歌ものも作る。自身で作詞・歌唱も行い、冴えないオトコの妄想歌詞が特徴。

自身の作品のほかにも、リミックス・ワーク、 歌手・アイドル・ゲーム・アニメへの楽曲提供など、幅広く活動中。

近年はチップチューン以外の曲を作る機会が多くなったため、チップチューンに特化する場合は、名義を「ヒゲドライバー(chip-style)」として活動することに。

>>ヒゲドライバー official HP

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内装や音響システムまでこだわり抜かれた神楽坂の新音楽スペース「神楽音(カグラネ)」「KGR(n)」オープン
[CLOSEUP]・2017年05月17日・2つの顔をもったミュージックスペースーー神楽坂に誕生した「神楽音(カグラネ) / KGR(n)」の全貌に迫る 自らの音楽活動のみならず、インディーズ・レーベル「kilk records」、ライヴハウス「ヒソミネ」、カフェ「bekkan」を立ち上げ、次々と新たなチャレンジを行っている森大地。昨年秋にAureoleを解散して新バンド「Temple of Kahn」を結成した彼が、時を同じくしてオープンさせるのが音楽スペース「神楽音」/「KGR(n)」だ。神楽坂という街、駅から徒歩1分という好アクセス、クオリティを追求した音響システム、洒落た内装と、既存のライヴハウスやクラブとは一線を画すこのライヴスペースは、“新たな音楽シーンを生み出したい”という強い意志を持った仲間たちによって誕生したようだ。今回、立上げに参画した4人ーー森大地、音響システムを担当し株式会社キルクと共同経営であるアソルハーモニクス株式会社代表・森堅一、「神楽音」/「KGR(n)」の店長を務める田中一臣、「KGR(n)」のブランディングを手掛けるmergrimの光森貴久(※ベルリン在住のためSkypeで参加)にお集まり頂き、妥協を一切にしなか
by 岡本 貴之
GANG PARADE、ソロ・インタヴューvol.1 アヤ・エイトプリンス&新連載「GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Ramen」スタート!!
[CLOSEUP]・2017年05月19日・GANG PARADE 連続インタヴュー、アヤ・エイトプリンス編「今までで1番のギャンパレを絶対に作る」 POPから改名し活動中の7人組アイドル・グループ、GANG PARADE。2017年3月28日より5泊6日にわたって開催されたBiS、BiSH、GANG PARADEの合同オーディションにはユメノユアとテラシマユウカが参加しグループとしての存在感を示した。しかし最終日に開催されたフリー・イベント〈WACK EXHiBiTiON〉にて、カミヤサキとBiSのアヤ・エイトプリンスの期間限定レンタルトレードが発表、現在アヤを入れた7人で活動をスタートさせている。そんな彼女たちに迫るべく、7回に渡り個人インタヴューを掲載する。第1回は、アヤ・エイトプリンス編。また、ユイ・ガ・ドクソンによる初連載「GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Ramen」がスタート!! ドクソンが真剣にラーメンを食レポをし、ミッションをクリアできないと即打ち切りに!? こちらも合わせて要チェックだ!! >>新連載!! GANG PARADE ユイ・ガ・ドクソンのFueled by Ramen vol.1 はこち
by 西澤 裕郎
エレクトロ〜R&Bを行き来する、この国のメロウなポップ・マエストロ
[CLOSEUP]・2017年05月10日・【独占ハイレゾ】ポスト・インディR&B時代の、この国のメロウなポップ・マエストロ、City Your City ベース・ミュージック〜インディR&Bのポップへの侵食は、海外のみならず、ここ日本にもさまざまなレベルで行われている。〈術ノ穴〉からアルバム『N/S』をリリースする、このCity Your Cityもそんな存在とも言えるだろう。TPSOUNDによるクールなエレクトロ・トラックと、メロウなk-overのヴォーカルが渾然一体となったソフトなポップ・サウンドを奏でる。その実力は、まずは話題となったデジタル・シングル「choice」「neon」「share」「shy」を含む全10曲を収録したアルバム『N/S』を聴いてたしかめていただきたい。OTOTOYでは本作を独占のハイレゾ配信を行うとともにインタヴューを行なった。 ハイレゾ版を独占配信City Your City / N/S(24bit/48kHz)'【Track List】01. choice02. insomnia03. shy04. night05. share06. □△○07. card 08. neon【配信形態 / 価格】''24bit/4
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