album jacket
 How To Buy
TitleDurationPrice
序曲(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 05:50
白色彗星(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 04:32
アンドロメダ(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 02:37
英雄の丘(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 03:35
テレサよ永遠に(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 03:31
想人(おもいで)(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 03:00
デスラー 襲撃(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 02:31
デスラー 孤独(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 04:13
デスラー 好敵手(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 03:04
都市帝国(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 02:39
大いなる愛(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 03:19
ヤマトより愛をこめて(24bit/96kHz)  alac,flac,wav,aac: 24bit/96kHz 04:14
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Album Info

『さらば宇宙戦艦ヤマト 音楽集』は、1978年8月5日から劇場公開され400万人の観客を動員し、アニメーション史上に残る一大傑作となった『さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち』の音楽集として発売されたアルバムである。最大の音楽的特徴は、地球に迫る新たな敵、彗星帝国の圧倒的な強大さを表現するためにパイプオルガンを用い、武蔵野音楽大学のベートーベンホールで丸2日間掛けて録音されたことである。また、ヤマトへの復讐に燃えるデスラー総統の戦いをテーマにした「デスラー 襲撃」や、最愛の恋人を失った古代の悲しみを表現した「想人」、ヤマトが宇宙の彼方に消えていく場面に用いられた「大いなる愛」等、数々の名曲が生み出された。トランペットに宮下明、ドラムスに村上“ポンタ”秀一、ピアノに羽田健太郎といった名プレイヤー達の演奏も秀逸である。さらに、ラストを飾る主題歌「ヤマトより愛をこめて」を沢田研二が歌っていたことも大きな話題を集めた。アルバムの演奏はレコード用として本編BGMとは別に録音されたもので、BGM用とレコード用で演奏を変えるという現在では到底考えられない贅沢な作りになっており、非常に完成度の高いアルバムである。BGMはドラマを盛り上げる為にあるので、音楽的に素晴らしいアレンジや展開が必ずしもBGMに適しているとは限らない。どちらかと言えば、比較的シンプルなアレンジや展開の方が、BGMとしては使いやすいのである。実際にこのアルバムから本編中で使用されたものは「白色彗星」と「都市帝国」の2曲だけである。

Discography

Classical/Soundtrack

『宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集』は、1983年3月19日から劇場公開され、約160万人の観客を動員した劇場映画『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽集として発売されたアルバムである。この作品は、『宇宙戦艦ヤマト』の企画がスタートした1973年から数えて10年目の節目にヤマトの最後を飾るべく企画され、ヤマトの初代艦長である沖田十三の復活、島大介の死、古代と雪の結婚式等、シリーズを締め括るべく様々なストーリー・アイデアが注ぎ込まれた。『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽的特徴は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以降、ピアニストとしてヤマトシリーズを長年支えてきた羽田健太郎が作曲家としても参加した事であり、ディンギル側の音楽を主として、9分を越える大作「SYMPHONY OF THE AQUARIUS」等を提供している。敵側ディンギル帝国の音楽にはガット・ギターを活かしたスパニッシュ・テイストが盛り込まれ、「SYMPHONY OF THE AQUARIUS」ではピアノ・コンチェルトと宮川・羽田の両名がヤマトの最期を飾るべく、実に8時間近くに及ぶ様々な楽曲を生み出した。また、指揮者には大友直人が迎えられ、翌年の『交響曲 宇宙戦艦ヤマト」へと結実する。さらに、主題歌・挿入歌も数多く作られ、ささきいさおの「古代とヤマト」、「ヤマトの賦―海神―」、「宇宙戦艦ヤマト'83」、桑江知子の「二つの愛」、トランザムと桑江知子の「明日に架ける虹」、八神純子の「ラヴ・シュープリーム」という6曲が3つのレコードメーカーから発売され、大きな話題を呼んだ。『宇宙戦艦ヤマト完結編』は当初、画面サイズが70㎜、音響も6チャンネル・ステレオを想定して制作されていたが、スケジュールの都合上35㎜、モノラルでの劇場公開となった。しかし劇場公開後も映像と音響の修正作業は続き、同年の11月5日から東京の渋谷パンテオンで70㎜、6チャンネル・ステレオ版の『宇宙戦艦ヤマト完結編』が公開されることになった。また、翌年の2月には大阪でも劇場公開されている。『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽集は、コロムビアと徳間音工から実に5枚のアルバムがリリースされた。『音楽集1』はテーマ音楽集、『音楽集2』はドラマに密接したサウンドトラック、『音楽集3』は比較的小編成の楽曲を集めたイージーリスニング集といった趣で構成されている。

11 tracks
Classical/Soundtrack

『宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集』は、1983年3月19日から劇場公開され、約160万人の観客を動員した劇場映画『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽集として発売されたアルバムである。この作品は、『宇宙戦艦ヤマト』の企画がスタートした1973年から数えて10年目の節目にヤマトの最後を飾るべく企画され、ヤマトの初代艦長である沖田十三の復活、島大介の死、古代と雪の結婚式等、シリーズを締め括るべく様々なストーリー・アイデアが注ぎ込まれた。『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽的特徴は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以降、ピアニストとしてヤマトシリーズを長年支えてきた羽田健太郎が作曲家としても参加した事であり、ディンギル側の音楽を主として、9分を越える大作「SYMPHONY OF THE AQUARIUS」等を提供している。敵側ディンギル帝国の音楽にはガット・ギターを活かしたスパニッシュ・テイストが盛り込まれ、「SYMPHONY OF THE AQUARIUS」ではピアノ・コンチェルトと宮川・羽田の両名がヤマトの最期を飾るべく、実に8時間近くに及ぶ様々な楽曲を生み出した。また、指揮者には大友直人が迎えられ、翌年の『交響曲 宇宙戦艦ヤマト」へと結実する。さらに、主題歌・挿入歌も数多く作られ、ささきいさおの「古代とヤマト」、「ヤマトの賦―海神―」、「宇宙戦艦ヤマト'83」、桑江知子の「二つの愛」、トランザムと桑江知子の「明日に架ける虹」、八神純子の「ラヴ・シュープリーム」という6曲が3つのレコードメーカーから発売され、大きな話題を呼んだ。『宇宙戦艦ヤマト完結編』は当初、画面サイズが70㎜、音響も6チャンネル・ステレオを想定して制作されていたが、スケジュールの都合上35㎜、モノラルでの劇場公開となった。しかし劇場公開後も映像と音響の修正作業は続き、同年の11月5日から東京の渋谷パンテオンで70㎜、6チャンネル・ステレオ版の『宇宙戦艦ヤマト完結編』が公開されることになった。また、翌年の2月には大阪でも劇場公開されている。『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽集は、コロムビアと徳間音工から実に5枚のアルバムがリリースされた。『音楽集1』はテーマ音楽集、『音楽集2』はドラマに密接したサウンドトラック、『音楽集3』は比較的小編成の楽曲を集めたイージーリスニング集といった趣で構成されている。

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Classical/Soundtrack

『宇宙戦艦ヤマト完結編 音楽集』は、1983年3月19日から劇場公開され、約160万人の観客を動員した劇場映画『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽集として発売されたアルバムである。この作品は、『宇宙戦艦ヤマト』の企画がスタートした1973年から数えて10年目の節目にヤマトの最後を飾るべく企画され、ヤマトの初代艦長である沖田十三の復活、島大介の死、古代と雪の結婚式等、シリーズを締め括るべく様々なストーリー・アイデアが注ぎ込まれた。『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽的特徴は、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』以降、ピアニストとしてヤマトシリーズを長年支えてきた羽田健太郎が作曲家としても参加した事であり、ディンギル側の音楽を主として、9分を越える大作「SYMPHONY OF THE AQUARIUS」等を提供している。敵側ディンギル帝国の音楽にはガット・ギターを活かしたスパニッシュ・テイストが盛り込まれ、「SYMPHONY OF THE AQUARIUS」ではピアノ・コンチェルトと宮川・羽田の両名がヤマトの最期を飾るべく、実に8時間近くに及ぶ様々な楽曲を生み出した。また、指揮者には大友直人が迎えられ、翌年の『交響曲 宇宙戦艦ヤマト」へと結実する。さらに、主題歌・挿入歌も数多く作られ、ささきいさおの「古代とヤマト」、「ヤマトの賦―海神―」、「宇宙戦艦ヤマト'83」、桑江知子の「二つの愛」、トランザムと桑江知子の「明日に架ける虹」、八神純子の「ラヴ・シュープリーム」という6曲が3つのレコードメーカーから発売され、大きな話題を呼んだ。『宇宙戦艦ヤマト完結編』は当初、画面サイズが70㎜、音響も6チャンネル・ステレオを想定して制作されていたが、スケジュールの都合上35㎜、モノラルでの劇場公開となった。しかし劇場公開後も映像と音響の修正作業は続き、同年の11月5日から東京の渋谷パンテオンで70㎜、6チャンネル・ステレオ版の『宇宙戦艦ヤマト完結編』が公開されることになった。また、翌年の2月には大阪でも劇場公開されている。『宇宙戦艦ヤマト完結編』の音楽集は、コロムビアと徳間音工から実に5枚のアルバムがリリースされた。『音楽集1』はテーマ音楽集、『音楽集2』はドラマに密接したサウンドトラック、『音楽集3』は比較的小編成の楽曲を集めたイージーリスニング集といった趣で構成されている。

10 tracks
Classical/Soundtrack

宇宙戦艦ヤマトの音楽の歴史を紐解く「YAMATO SOUND ALMANAC」シリーズ第八弾! !1983年3月に公開された劇場用アニメ「宇宙戦艦ヤマト完結編」。こちらの作品は、当時、宇宙戦艦ヤマトシリーズの最終作品として公開されたこの劇場版に先立って1982年に発売された「宇宙戦艦ヤマト~ファイナルへ向けての序曲」の復刻版です。音楽とナレーションによる予告編といった内容に仕上がっており、これから公開される劇場版への期待感を煽るような、当時の勢いを感じ取ることの出来る1枚です。現在放送中である「宇宙戦艦ヤマト2199」の平均視聴率は4%を超えており、オールドファンのみならず新規のファンも獲得しています!!

7 tracks
Classical/Soundtrack

『交響組曲 宇宙戦艦ヤマトⅢ』は、1980年10月11日から放映されたテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマトⅢ』(全25話)の音楽集として発売されたアルバムである。星間戦争の流れ弾が太陽に命中して核融合の異常増進が起こり、太陽が次第に膨張を始める所から物語は始まる。太陽の消滅まであと3年、地球に人類が生存可能な期間はあと1年、そしてヤマトは第二の地球を探して旅に出る。単純に敵が攻めてくるという物語から脱却し、ヤマトは第二の地球を探す過程でガルマンガミラスとボラー連邦との星間戦争に巻き込まれていくという重厚な物語が展開する。また、ヤマトの新しい乗組員達の活躍も描かれており、新鮮な魅力の詰まった作品である。当初は一年間で全52話の放送を予定していたのだが、残念ながら諸般の事情により全25話に短縮されてしまった。『宇宙戦艦ヤマトⅢ』の音楽的特徴は、様々な音楽ジャンルの楽曲から構成されている事である。太陽の壮大さを表現した一大シンフォニー組曲「THE SUN 太陽のシンフォニー」や、チェンバロを用いてスラブ民謡風のアレンジを施した「ボラー連邦」等、これまでと違ったテイストの楽曲が数多く収録されている。また、比較的小編成の曲も多く、ギター、ピアノ、ヴァイオリン、ビブラフォンやラテンパーカッションが生かされた心情曲も聞き所。スキャットも随所に多用されており、美しい名曲が多数作られた。また、作曲家の宮川泰の御子息である宮川彬良が「第18機甲師団」の作曲に参加していることも注目に値する。

12 tracks
Classical/Soundtrack

『ヤマトよ永遠に 音楽集』は、1980年8月2日から劇場公開され、220万人の観客を動員した『ヤマトよ永遠に』の音楽集として発売されたアルバムである。占領された地球、離ればなれになる古代と雪等、物語的にこれまでの作品パターンを打ち破る工夫が随所に見られる。また、この作品には、劇中にワープ・ディメンションと名付けられた技術的な仕掛けが用意されており、映画の前半部はスクリーン・サイズがビスタビジョンサイズ(1:1.85)で、音響がモノラルの1チャンネルなのだが、映画後半部の暗黒星雲を抜けた所でスクリーン・サイズがスコープサイズ(1:2.35)になり、音響が4チャンネルステレオになるというもので、画面のワイド化、音響の立体化が物語のターニング・ポイントに仕掛けてあり、素晴らしい効果を上げている。『ヤマトよ永遠に』の音楽的特徴は、前作の『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』と同一の敵である暗黒星団帝国が登場するため、敵側のテーマにはシンセサイザーを引き続きフィーチャーし、暗黒星雲、黒色銀河、二重銀河、新銀河誕生といったスケールの大きい舞台背景のBGMにはコーラスを多用して壮大さを表現していることである。また、本編中に敵側母星の古典音楽として、チャイコフスキーの「白鳥の湖」から第3幕No.17(アレグロとワルツ)が使用されている。さらに数多くの主題歌・挿入歌が作られ、ささきいさおの「星のペンダント」、堀江美都子の「おもかげ星」、岩崎宏美の「銀河伝説」と「愛の生命」、布施明の「愛よその日まで」と「銀河伝説」、以上の6曲が3つのレコードメーカーから発売され、大きな話題を呼んだ。また、この作品からヴァイオリニストの徳永二男がヤマトに参加した事も注目に値する。音楽集は劇場公開の前後にそれぞれ2枚がリリースされ、『音楽集1』は物語の前半を彩る各種テーマ曲を収録したアルバムで、『音楽集2』は映画後半に使用された4チャンネル録音の素材を使った楽曲と新録音の楽曲を織り交ぜた構成になっている。

9 tracks
Classical/Soundtrack

『ヤマトよ永遠に 音楽集』は、1980年8月2日から劇場公開され、220万人の観客を動員した『ヤマトよ永遠に』の音楽集として発売されたアルバムである。占領された地球、離ればなれになる古代と雪等、物語的にこれまでの作品パターンを打ち破る工夫が随所に見られる。また、この作品には、劇中にワープ・ディメンションと名付けられた技術的な仕掛けが用意されており、映画の前半部はスクリーン・サイズがビスタビジョンサイズ(1:1.85)で、音響がモノラルの1チャンネルなのだが、映画後半部の暗黒星雲を抜けた所でスクリーン・サイズがスコープサイズ(1:2.35)になり、音響が4チャンネルステレオになるというもので、画面のワイド化、音響の立体化が物語のターニング・ポイントに仕掛けてあり、素晴らしい効果を上げている。『ヤマトよ永遠に』の音楽的特徴は、前作の『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』と同一の敵である暗黒星団帝国が登場するため、敵側のテーマにはシンセサイザーを引き続きフィーチャーし、暗黒星雲、黒色銀河、二重銀河、新銀河誕生といったスケールの大きい舞台背景のBGMにはコーラスを多用して壮大さを表現していることである。また、本編中に敵側母星の古典音楽として、チャイコフスキーの「白鳥の湖」から第3幕No.17(アレグロとワルツ)が使用されている。さらに数多くの主題歌・挿入歌が作られ、ささきいさおの「星のペンダント」、堀江美都子の「おもかげ星」、岩崎宏美の「銀河伝説」と「愛の生命」、布施明の「愛よその日まで」と「銀河伝説」、以上の6曲が3つのレコードメーカーから発売され、大きな話題を呼んだ。また、この作品からヴァイオリニストの徳永二男がヤマトに参加した事も注目に値する。音楽集は劇場公開の前後にそれぞれ2枚がリリースされ、『音楽集1』は物語の前半を彩る各種テーマ曲を収録したアルバムで、『音楽集2』は映画後半に使用された4チャンネル録音の素材を使った楽曲と新録音の楽曲を織り交ぜた構成になっている。

12 tracks
Classical/Soundtrack

『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 音楽集』は、1979年7月31日にフジテレビ系でテレビスペシャルとして放映された『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の音楽集として発売されたアルバムである。『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』は、TVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2』(全26話)の物語を引き継いで舞台を第1作目の惑星イスカンダルに戻し、ヤマトとデスラーが協力して敵に立ち向かうというストーリーで、これまでの原点を再確認しつつも新しい魅力を生み出している。また、翌年の夏から劇場公開された『ヤマトよ永遠に』の前哨戦にあたるストーリーでもあり、放送当日は30%を超す高視聴率を記録し、ヤマトブームが依然健在であることを証明した。『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の音楽的特徴は、これまでのシンフォニックな楽曲群に加え、新たな敵暗黒星団帝国側の音楽にシンセサイザーをフィーチャーしている事で、特に「自動惑星ゴルバ」ではシンセサイザーを曲中の効果音としても使用している。シンセサイザーの奏者には、YMOのアルバム等に参加し、日本のシンセサイザーの第一人者である松武秀樹が担当した。また、デスラーやスターシャの心情曲には、木村好夫によるガット・ギターの演奏を中心に情緒的な部分を表現し、演歌歌手の島倉千代子がエンディング曲「サーシャ わが愛」を歌ったことも大きな話題を呼んだ。さらに、ヤマトシリーズには欠くことの出来ない、ささきいさおによる主題歌「ヤマト!!新たなる旅立ち」も本編中に挿入歌として使用されている。この作品からBGM自体の演奏時間が長くなり、レコード用とBGM用の区別が徐々に少なくなっていく。

12 tracks
Classical/Soundtrack

『さらば宇宙戦艦ヤマト 音楽集』は、1978年8月5日から劇場公開され400万人の観客を動員し、アニメーション史上に残る一大傑作となった『さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち』の音楽集として発売されたアルバムである。最大の音楽的特徴は、地球に迫る新たな敵、彗星帝国の圧倒的な強大さを表現するためにパイプオルガンを用い、武蔵野音楽大学のベートーベンホールで丸2日間掛けて録音されたことである。また、ヤマトへの復讐に燃えるデスラー総統の戦いをテーマにした「デスラー 襲撃」や、最愛の恋人を失った古代の悲しみを表現した「想人」、ヤマトが宇宙の彼方に消えていく場面に用いられた「大いなる愛」等、数々の名曲が生み出された。トランペットに宮下明、ドラムスに村上“ポンタ”秀一、ピアノに羽田健太郎といった名プレイヤー達の演奏も秀逸である。さらに、ラストを飾る主題歌「ヤマトより愛をこめて」を沢田研二が歌っていたことも大きな話題を集めた。アルバムの演奏はレコード用として本編BGMとは別に録音されたもので、BGM用とレコード用で演奏を変えるという現在では到底考えられない贅沢な作りになっており、非常に完成度の高いアルバムである。BGMはドラマを盛り上げる為にあるので、音楽的に素晴らしいアレンジや展開が必ずしもBGMに適しているとは限らない。どちらかと言えば、比較的シンプルなアレンジや展開の方が、BGMとしては使いやすいのである。実際にこのアルバムから本編中で使用されたものは「白色彗星」と「都市帝国」の2曲だけである。

12 tracks
Classical/Soundtrack

『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』は、1977年8月6日から公開された劇場版『宇宙戦艦ヤマト』の大ヒットを受けて、モノラル録音だった第1作テレビシリーズのBGMを組曲として再構成、新しいアレンジを織り交ぜつつステレオで新録音した企画アルバムである。LP発売直前の同年12月1日にニッポン放送「オールナイトニッポン」特別番組の4時間ラジオドラマでBGMとして先行使用され話題となった。ソロ・ヴァイオリンに外山滋、ガット・ギターに木村好夫といった超一流のプレイヤーが名を連ねており、「追憶」や「回想」でその力が存分に発揮されている。川島和子による透明感のあるスキャットが美しく響く「序曲」、低弦から静かに始まりヤマトのテーマで最上のクライマックスに到達する「誕生」等、数多くの名演奏が生まれた。本作は全曲インストゥルメンタルながら驚異的なヒットを記録し、その後続くアニメ音楽の同種企画の先駆けとなったアニメ音楽の金字塔と言える。

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レヴュー

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