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2015年05月15日20時00分

 

アイドル!? J-POPな2人組、ONIGAWARAのパフォーマンスに迫る ——OTOTOYライヴ・レポート

 

ONIGAWARAが、シングル『Let's Dance!!』のレコ発イベントを5月9日(土)に下北沢THREEにて行った。元竹内電気の竹内サティフォ(Vo, Gt, Prog)と斉藤伸也(Vo, GAYA, Prog)からなる2人組ユニット、ONIGAWARA。2013年より活動が本格始動し、翌年には自主制作盤2作を発表。そして今年4月にOTOTOY限定配信シングル『Let's Dance!!』をリリース、今回のイベントはそれを記念して行われたものだ。

2人はバンド時代からは一転、キャップに蝶ネクタイ、そして色違いの衣装を身に纏っており、斉藤に至っては楽器を手放し、しっかりと振り付けが定まったダンスをステージ上で披露。ONIGAWARAは、まさに独自の路線を歩んでいる。この日は共演者にPANORAMA FAMILY、Orlandを招き、自身のステージでは多くのファン、通称ガワラーたちを前に、その独特なスタンスを貫いたパフォーマンスをみせてくれた。

この日、まず始めにステージに立ったのはラップ・ユニットPANORAMA FAMILY。ラッパー兼トラックメイカーのゴメスがひとりで活動を行っているが、ライヴではDJ ZUKADAI、metrofieldのMCバクラバをサポートに迎えた3人編成で登場する。「みんなが優しすぎて調子狂う!」と語っていたように、促すまでもなく自然と観客から手が挙がるなど、ライヴが始まったばかりの会場を大きく盛り上げた。

続くOrlandはシンセを駆使したバンド・サウンドで大きく観客の体を揺らす。また彼らは今回のONIGAWARAのシングルでも、楽曲リミックスとして参加しており、ライヴ終盤にONIGAWARAの2人をステージに呼びこむ。そして「この2組でやると言ったらあの曲しかない」というMCから、「CHRISTMAS~Orlandの場合~」を披露しファンを喜ばせた。

そして、ついにONIGAWARAの出番となると、フロア前方に詰めかけたファンが青色やピンク色のサイリウムを灯し、彼らの登場を迎えた。まず1曲目は、シングルのタイトル・トラックである「Let’s Dance!!」。ギターを肩から下げている竹内も含め2人で振り付けを交えながら、インタヴューで「EXILEを意識した部分がある」と語っていたダンス・ナンバーを披露した。サビでは、ファンも2人と同じ振り付けをしながら楽しんでいたのが印象的だった。

ここからはメドレー形式で次から次へと5曲を続けて投下。「手挙げる準備できてますか?」という掛け声から始まった「ピーマン」では、〈夏の星座にぶらさがって〉〈四六時中も好きと言って〉とポップス・ファンには馴染みの深いフレーズが散りばめられており、条件反射でリアクション。続いて、のっけから〈パスタ〉〈家庭的な女〉など耳に覚えのある歌詞が飛び出したサマー・チューン「西三乃風」では、ファンもタオルを頭の上で振り回すなど、彼らのパフォーマンスに全力で応える。分かりやすい“J-POPらしさ”をふんだんに取り込んだ楽曲やパフォーマンスは、そういった音楽に対する偏見や嫌味を感じさせるものではなく、むしろJ-POPに対する愛情や、2人がONIGAWARというユニットでやろうとしていることを存分に感じさせるものだった。

メドレーを終え、その後の「夏フェスなんて大嫌い!!なんちゃって」では、ゲストとして現れたPANORAMA FAMILYがラップを披露。続いて、斉藤の口から「ONIGAWARAが下北沢THREEに降臨だ!」と何かのキャラになりきったかのようなイケメン風MC。そしてゲストとしておかもとえみを呼び込み、彼女とのフューチャリング曲「U.F.O」を歌い始める。ここまでは明るくポップな楽曲が続けて披露されてきたが、ここではアダルトな雰囲気を漂わせた。

終盤に差し掛かり、渋谷系風の「恋のメリーゴーランド」ではフロアからPPPHやケチャが打たれ、続くディスコ・サウンドと竹内のギター・リフが印象的な「Eじゃん」では曲に合わせてファンが大きく飛び跳ね、「下北沢」のコール&レスポンスや曲間の合いの手も決まり、盛り上がりもピークに。ステージ上の竹内と斉藤はセンターに寄り、音に合わせて2人でポーズを決め、本編をバッチリと締めた。

アンコールでは2人がグッズであるタオルを手にして登場すると、そのまま撮影会に突入。ファンがそれぞれスマホを取り出し、2人の写真を撮り始めると、物販ではチェキの撮影会があることもアナウンスされ、アイドルさながらの姿をのぞかせた。斉藤がこの日出演してくれた2組に感謝を告げ、拍手を促すと「俺達への拍手はもう1曲やってからにしてもらおうかな」と、そのまま「Bye,Bye Baby」を披露。ライヴは幕を閉じたのだった。

アイドル路線を歩んでいる彼らだが、ここで言う“アイドル”とは、現在シーンを賑わせている地下アイドルとは若干ニュアンスが異なるという印象を受けた。この日のライヴでの彼らの佇まいや楽曲の雰囲気を総合して考えると、ジャニーズなどを想像してもらったほうがONIGAWARAの実態に近いだろうか。

また面白いなと思ったのが、サイリウムを持ったお客さんの大半が女性であり、男性客が中心になりがちな現在の地下アイドル・シーンでは、なかなか見られない光景だと感じた。また筆者が目にしたのは1人だけだったが、なかにはうちわを持っていたファンの姿も。もちろん男性客の姿も充分に見受けられたし、いわゆるドルオタ的な人もちらほらと混在。フロアを見ても様々な要素が入り混じった様相は、ONIGAWARAがアイドル、メジャーなJ-POPのフィールド、そしてバンドと、どの領域にも属しているようではみ出している、まさにミュータントな存在であるという事実を裏付けているように思えた。

改めてONIGAWARAは楽曲のクオリティーが高いことはもちろんその存在も面白い。今後もすでに〈YATSUI FESTIVAL!2015〉〈下北沢SOUND CRUISING 2015〉〈SAKAE SPRING 2015〉など大型サーキット・イベントへの出演や、また6月にはlyrical school、せのしすたぁといったアイドルとの3マン・ライヴも決定している。とにかく、彼らのパフォーマンスをいち早く目撃することを全力でオススメしたい。(鶯巣大介)

・ONIGAWARA インタヴュー記事(OTOTOY)
http://ototoy.jp/feature/2015040110

・ONIGAWARA オフィシャルサイト
http://onigawara2013.tumblr.com

・ONIGAWARAの作品はOTOTOYから配信中
http://ototoy.jp/_/default/a/115617

〈ONIGAWARA セットリスト〉

1. Let’s Dance!!

2.メドレー

シークレット・コード
ピーマン
西三乃風
remember
感情~Sensation~

3.夏フェスなんて大嫌い!!なんちゃって
4.U.F.O feat. おかもとえみ
5.ポップミュージックは僕のもの
6.恋のメリーゴーランド
7.Eじゃん
(EN)Bye,Bye Baby


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