Title | Duration | Price | |
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UREI alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz | 04:14 | |
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DOKUSHO alac,flac,wav,aac: 24bit/48kHz | 04:16 |
INDEEAは、日本で言えばYMOやEP-4に象徴されるニューウェイヴ期特有の歪んだファンクネスや、ナイアガラから1990年代のJポップへと脈々と連なるガラパゴス的ポップ感を完全に内包したバンドだ。ヴェイパーウェイヴにも近似するインターネット以降の匿名性やニューエイジ感も持ち合わせている。依ってAORフュージョン/シティポップ/ニューミュージックのリヴァイヴァル系譜に位置付けることは容易だろう。ただし、数多のリヴァイヴァリストには“迷い”がない。INDEEAは、迷っている。今、新しい音楽とは何かを模索するが故の“迷い”だ。かつてのYMOがそうであったように、その“迷い”を迷いなくアウトプットするという矛盾した能力、卓越した演奏力も有している。その点、LA基点の新たなジャズの潮流とリンクする側面も多々あるかもしれない。比類なきヴィルトゥオーソのTHUNDERCATが、歌を歌い出しちゃったりするような。なんでもある時代に、どこにもないポップスを求める真にオルタネイティヴな意志が、INDEEAの輝きを特別なものにしている。 文:久保田千史(CD Journal)
Discography
INDEEAは、日本で言えばYMOやEP-4に象徴されるニューウェイヴ期特有の歪んだファンクネスや、ナイアガラから1990年代のJポップへと脈々と連なるガラパゴス的ポップ感を完全に内包したバンドだ。ヴェイパーウェイヴにも近似するインターネット以降の匿名性やニューエイジ感も持ち合わせている。依ってAORフュージョン/シティポップ/ニューミュージックのリヴァイヴァル系譜に位置付けることは容易だろう。ただし、数多のリヴァイヴァリストには“迷い”がない。INDEEAは、迷っている。今、新しい音楽とは何かを模索するが故の“迷い”だ。かつてのYMOがそうであったように、その“迷い”を迷いなくアウトプットするという矛盾した能力、卓越した演奏力も有している。その点、LA基点の新たなジャズの潮流とリンクする側面も多々あるかもしれない。比類なきヴィルトゥオーソのTHUNDERCATが、歌を歌い出しちゃったりするような。なんでもある時代に、どこにもないポップスを求める真にオルタネイティヴな意志が、INDEEAの輝きを特別なものにしている。 文:久保田千史(CD Journal)