2016/09/28 12:16

これが今のわたしたちーーcallme、最強の2ndアルバムをハイレゾ配信開始&リリース記念ライヴ・レポート

左から、RUUNA、MIMORI、KOUMI

セルフ・プロデュース・ガールズユニット、callme。2015年10月にリリースされた1stアルバム『Who is callme?』から約1年で早くも2ndアルバム『This is callme』が到着。1stではアグレッシブさが全面に出ていたが、2ndでは強めな曲はもちろん、等身大でポップな楽曲やバラードまで幅広く「これぞcallme」と言えるアルバムに仕上がった。今回はリリース前の9月16日にヤマハ銀座スタジオにておこなわれた”最新アルバム楽曲ほぼ披露”と銘打ったワンマン・ライヴの模様をレポート。リミックスとあわせ、ぜひハイレゾ音源を聴きながら読んでいただきたい。

callme / This is callme(24bit/48kHz)
【配信形態】
24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC

【価格】
単曲 540円(税込) アルバム 2,700円(税込)

【Track List】
01. Sing along / 02. Run Run Run / 03. In my dream / 04. Life / 05. Interlude1 / 06. Can not change nothing / 07. I like you / 08. Awaking / 09. Interlude2 / 10. Confession / 11. Hello new world / 12. Real love / 13. So beautifully / 14. Interlude3 / 15. Take my time / 16. Cosmic walk

リミックスも同時配信

callme / This is callme (Remix)(24bit/48kHz)
【配信形態】
24bit/48kHz ALAC / FLAC / WAV / AAC

【価格】
単曲 540円(税込) アルバム 1,500円(税込)

【Track List】
01. My Style (Remix) / 02. just trust (Remix) / 03. To shine (Remix) / 04. game is mine (Remix) / 05. change my life (Remix) / 06. Like a breeze (Remix) / 07. Falling for you (Remix)

callme / Sing along -Music Video-
callme / Sing along -Music Video-

LIVE REPORT : Ultra callme@2016年9月16日ヤマハ銀座スタジオ

3人組ガールズ・ユニットのcallmeが、9月28日に約1年ぶりのセカンド・アルバム『This is callme』をリリースし、それに先立って9月16日にワンマン・ライヴ“Ultra callme”をヤマハ銀座スタジオで開催した。そのアルバム収録曲のほぼ全曲をいち早く披露するというライヴだった。

RUUNA

彼女たちはメンバーのRUUNA、MIMORI、KOUMIの3人が、自らソングライティングやダンスの振付を手がけるセルフ・プロデュース・ユニット。これまでも昨年4月の初ワンマンで新曲を一気に10曲制作して初披露するということがあり、今回もそれを思わせるような、新曲大挙初披露のライヴとなった。ライヴ中のMCでもメンバーが楽曲制作について「寝る間を惜しんで作っていた」などと語っていたが、おそらくはソングライティングも振付も相当に大変だったのではないだろうか。

そのアルバム『This is callme』は、これまでよりも明るく躍動的なメロディーの曲が増え、派手なEDM的サウンドもいっそう際立った、ひと言でいえばアッパーで攻撃的な仕上がりだ。攻めるだけではなく、「So beautifully」ではKOUMIによる英語のラップをフィーチャーしていたり、ラストの「Cosmic Walk」では暴れまくるシンセサイザーを軸に宇宙的な音像を聴かせていたりと、よりディープになりスケール感も大きくなった。3人の成長ぶりと今の勢いをはっきりと感じさせるアルバム、といえるだろう。

MIMORI

ライヴの方はというと、メンバーは白を基調としたモノトーンの衣装で登場し、アルバムでも冒頭を飾る新曲「Sing along」からスタート。callmeの楽曲は概してダークでクールな曲が目立つのだが、この曲はメンバーが「私たちらしくない曲」と言っていたように、明るく爽やかなメロディーと軽快なピアノ・サウンドが印象的なダンス・チューンだ。続く定番曲「step by step」もブライトなポップ・ナンバーで、これらを皮切りにいきなりノンストップで5曲をたたみかけ、前半からパワー全開に攻めていく。

彼女たちのライヴは、メンバーのKOUMIが振付を担当するダンス・パフォーマンスが大きな魅力。シンプルでダンサブルで変化に富み、時にハードでもあり、なによりも3人の呼吸がぴったりと合ったダンスの迫力は、楽曲の世界観を最大限に伝えている。たとえば「Confession」の幾何学的でスピーディーなキレ抜群のダンスなどは、平たく言ってめちゃくちゃかっこいい。しかしその一方で、MCになると3人が自然体でわちゃわちゃと語り合い、素顔っぽい一面も見せていたりして、そのギャップがおもしろかったりするのだ。そこもcallmeの魅力のひとつと思える。

KOUMI

中盤ではアルバム収録の新曲を次々に見せていく。開放感あふれるR&Bナンバーの「I like you」、ちょっとストレンジなEDMに乗せてハードなダンスが展開される「Awaking」、さらにはKOUMIがメインになって流暢なラップを繰り出していく「So beautifully」と、ダンサブルで新味たっぷりな曲を続けざまに連発。3人の、笑顔を見せつつ懸命にパフォーマンスする姿も見もの。

終盤になるとアゲ曲の連続で突っ走る。爽快なメロディーのパーティー・チューン的な「Run Run Run」は満員の観客がタオルを振り回す“タオル曲”と化し、この日一番の盛り上がりを見せる。そして本編ラストの「Cosmic walk」は、前述したように宇宙的なサウンドスケープの壮大な楽曲を、複雑なフォーメーションの斬新なダンスで表現していたのが圧巻だった。個人的には、新曲の中でもこれが最も“新しいcallme”を示す曲だと思う。

アンコールでは再び「Sing along」を歌って、ライヴは終了。アルバム『This is callme』から、まったくの新曲9曲を含む全曲(インタールードを除く)を披露するという、エポック的なライヴだった。メンバーはMCで「いろんな挑戦をしたアルバム」「すごくいいものができたと思っています。自信作です」と言っており、その表情が清々しかった。この日のライヴで彼女たちはまた次の段階に突入した、といえるのではないだろうか。(text by 小山 守)

DISCOGRAPHY

LIVE SCHEDULE

THE LIVE SPECIAL Vol.3 × アイドル魂 なだれ坂ロック!
016年9月28日(水) @WWW X

lyrical school 6th Anniversary live event
2016年10月7日(金)@CLUB CITTA'

PROFILE

KOUMI、RUUNA、MIMORIの3人によるガールズユニット。
2014年12月30日に結成。それぞれの得意分野を活かし楽曲やパフォーマンスをセルフプロデュースする新しいスタイルのガールズユニットとして活動をスタート。
リーダーのRUUNA、ダンスを得意とするKOUMI、作曲を得意とするMIMORIの3人が一体となったクオリティーの高いダンスと楽曲の創造性溢れるパフォーマンスが魅力。

>>オフィシャル HP

[ライヴレポート] kolme

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