<講座紹介>
本年1月より開講の新講座が好評を受け、全6回の本格講座として装いも新たに登場です!
歌を上手くする、上手に朗読する、といった専門的なテクニックのノウハウは巷に沢山溢れていますが、声の基礎力をあげる事を目的としたボイス・トレーニングはあまりありません。
歌手、声優等、声のお仕事をされている方、したいと思われている方で、今やっているトレーニングに行き詰まりを感じてる方はもちろん、声を良くしたい、上手く喋りたい、という方から、単に声に興味のある方まで、どなたでも参加可能です。
講師は、世界中の様々な特殊な声に精通し、人間の声の限界に挑むライブパフォーマンスを10年以上続けながらも、全く喉を壊さない「徳久ウィリアム」が勤めます。
バックアップは、医学的に正しい知識に基づき、ユニークな体験をさせるワークショップを多数主催している(株)BFRECのたむらひろしが担当します。

見学のみも受け付けます!

講座の様子を紹介したレポートはこちら

<講師>
徳久ウィリアム(ボイス・パフォーマー)
たむらひろし(健康管理士・株式会社BF.REC代表取締役)

<カリキュラム>
人が呼吸や発声で感じる課題は、多くの場合、人とのコミュニケーションを前提としています。
そのため、1人で練習している時に上手くいっても、人前で上手くいかないようでは意味がありません。

そこで、1番最初に、受講生各人にとっての課題を明確にしてもらい、
それを ・講義の最初 ・ワークとワークの間 ・講義の終わりなど、
何度も発表する機会を作る事によって、
出来る出来ないはとりあえず置いておいて、
「人前で試みる」事に慣れて貰える機会を作る予定です(勿論、発表は強制ではありません)
呼吸や発声の癖、つまりは「身体の癖」は、長年の習慣や環境からの影響で染みついたモノです。
ちょっとした気付きなど、何かをキッカケにすぐに改善する事もありますが、
そうでない事も多く、
そういった場合は、
日常生活の中で「癖を自覚する・気づく」事から始まり、
日常生活の中で少しずつ改善するのが一番の近道です。
(なので、日々の呼吸・発声を記す「呼吸・発声日記」がオススメです)

この講義を通じて、どんな人の前でも、は勿論の事、
究極的には、どんな状況に置かれても、
自由自在に呼吸や発声を操れる事の第1歩になれば幸いです。

また課題を参加者同士で共有化する事で、
自分一人では思いつかないアプローチが出てくる事も期待しています
(くり返しになりますが、共有も勿論強制ではありません)

 毎回やる事;
 ・呼吸力/発声力の測定
 ・文章化と発表によって、課題とそれをクリアするためのプロセスを明確化にする
 ・たむらひろしによる「タメになる医学的トピックス」
 ・アフターパーティー(個別相談と感想と次回へのリクエスト)

 ※回毎の内容の詳細はスケジュールをご参照ください。
 ※講義は参加者とのフィードバックを元に進めていきますので、内容の変更の可能性があります。

<開催日時>
無料説明会:2012年4月1日(日)16:00−18:00

第一回:2012年4月20日(金)19:30−22:00 『呼吸 1』
第二回:2012年5月18日(金)19:30−22:00 『呼吸 2』
第三回:2012年6月1日 (金)19:30−22:00 『発声 1』
第四回:2012年7月6日 (金)19:30−22:00 『発声 2』
第五回:2012年8月17日(金)19:30−22:00 『多様な声』
第六回:2012年9月21日(金)19:30−22:00 『未知の声』

<受講料>
19,800円(税込・全6回分)
3,600円(税込・1回のみの場合)

※ご見学のみの参加も受け付けます(1,800円/回)
 ご見学の場合は、ご見学希望の回を選択いただき、備考欄に「見学希望」と明記ください。
 当日は見学料(1,800円(税込))のみを徴収させていただきます。

<定員>
25人

徳久ウィリアムの「プロになるための“快楽”ボイストレーニング」〜喉をこわさない本当の声の出し方教えます

詳細

講師: 徳久ウィリアム/たむらひろし
期間: 2012年4月〜9月 (1クール全7回)
受講料: 19,800円 (税込)
定員: 25人
募集期間: 2012年2月16日 〜 2012年9月21日

開催場所:

オトトイの学校
東京都渋谷区松濤2-11-11
松涛伊藤ビル2F

京王井の頭線神泉駅 徒歩5分
渋谷駅 徒歩15分

スケジュール

  • ・2012.04.01 (日) 16:00〜18:00 (120分)

    「快楽ボイストレーニング無料説明体験会〜声を出したい人集まれ!」
    システムの都合上1円としていますが、実際は無料ですので、お気軽にご参加ください。
    当日受付も行っています。

  • ・2012.04.20 (金) 19:30〜22:00 (150分)

    第一回: 『呼吸 1』

    挨拶や、連続講義の初回として伝えておくべき事を説明した後は、まず現時点での受講者の呼吸力・発声力を測定し、数値化します。そして、参加者それぞれの課題を明確にして頂き、発表タイム。その後、具体的なワークに入ります。

    ・ワーク1 : 身体への感覚を研ぎ澄ます
    発声や呼吸など、無意識で行っている行為を意識化するためのワーク。最終的には、全身に意識が行き届くようにすることが狙いです。

    ・ワーク2 : 呼吸のメカニズムを理解/体感する 〜呼吸筋を体感する(呼吸筋ストレッチ)
    発声は息の流れが無いと声になりません。そのため、まずは呼吸を理解する事が大事。そして肺自身には自律的に動く筋肉がありません。肺を動かしている「呼吸筋群」をストレッチする事で呼吸機能を上げていきます。

  • ・2012.05.18 (金) 19:30〜22:00 (150分)

    第二回: 『呼吸 2』

    前回の復習として<呼吸筋ストレッチ>を行った後、呼吸筋の早筋(瞬発力)、遅筋(持久力)それぞれを鍛えるワークを行います。

    ・ワーク1 呼吸筋を鍛える1  〜息を長くする=呼吸を深くする(3相運動の呼吸法)
    ・ワーク2 呼吸筋を鍛える2  〜息の瞬発力を強くする(吹矢ワーク)

  • ・2012.06.01 (金) 19:30〜22:00 (150分)

    第三回: 『発声 1』

    発声は、1.息の流れが声帯で音に変換され、2.共鳴腔が響き、3,口を開く事によって初めて「声」となります。それぞれの段階を効率良く、楽に行うためのワークを行います。「快楽」への第1歩。

    ・ワーク1:発声のメカニズム1 〜息の上に声を乗せる
    ・ワーク2:発声のメカニズム2 〜顎を楽に開ける、動かす
    ・ワーク3:発声のメカニズム3 〜身体を響かせる(倍音声明)

  • ・2012.07.06 (金) 19:30〜22:00 (150分)

    第四回: 『発声 2』

    ホモ・サピエンス(ヒト)は、ほ乳類の中でももっとも多様な音を使い分けると言われています。事実、我々は普段の中で、1.音色 2.音の長さ 3.音量 4.音域 といった要素を自由自在にコントロールしています。それらの要素を改めて強化していきます。

    ・発声のメカニズム4 〜音色を使い分ける<共鳴腔ワーク>
    ・発声力を上げる 〜声の長さ・音量・音域を広げる

  • ・2012.08.17 (金) 19:30〜22:00 (150分)

    第五回: 『多様な声』

    最先端のスポーツ医学では、人間の身体は、特定の運きに慣れてるくると、自動操縦を行うようになり、すると、身体は硬くなると言われてます。また逆に、やった事のない動きをする事で、身体の柔軟性は上がるそうです。新たな声にチャンレジする事は、発声器官の柔軟性を上げる事に繋がると言えるでしょう。
    そして何よりも重要なのは、こういった、「未知の声」にチャレンジするプロセスは、「自分の声の課題」へ向かうプロセスとほぼ同じだという事を自覚出来る事です。「自分の声の課題」は自分のコトゆえ、自分が知っている範囲内のこと、自分が予想出来る事のように思いがちですが、実は自分の知らない感覚、つまり「未知の声」なのです。「未知の声」への挑戦は、遠回りをしているように見えて、実は「自分の課題」を俯瞰してみれる良い機会となります。

    ・ワーク1:「日常の声」を極端化する 〜音量・音域・長さ
    ・ワーク2:特殊な発声 〜民族音楽的アプローチ(モンゴルの笛の音真似唱法など)

  • ・2012.09.21 (金) 19:30〜22:00 (150分)

    第六回: 『未知の声』
    最終回は、「キングオブ特殊発声」の一つと言える、「ホーミー/ホーメイ」や、「デス声」などの現代的な特殊発声にチャレンジします。
    前者は、「倍音唱法」とも呼ばれ、これを継続的に練習する事は、音色を聞き分ける耳の強化に繋がります。
    また、これらの極端に特殊な発声にチャレンジする事は、情動のコントロールにとても役立ちます。

    ・ワーク1:特殊な発声 〜民族音楽的アプローチ(ホーメイ、など)
    ・ワーク2:特殊な発声2 〜現代的な声(デス声、など)