エレクトリックリボンのはじめてのDTM講座 ~アイドル楽曲の作り方教えちゃいます~

ミックスしたり、ケチャを打ったり、ダイブしたり… あなたを熱狂させるアイドル楽曲たちがどのように作られているのか、知りたくありませんか? いやいやいや、なんだったら自分の手で作ってみたくありませんか? そんなあなたの想いをオトトイの学校が実現します!!

ericaによる「はじめてのDTM講座」レポート vol.2

アイドル本人が作り出す、楽曲製作の原点

エレポップ・アイドル・ユニットとして活躍中の「エレクトリックリボン」からリーダーのasCaが満を持してDTM講座を開講。彼女は音大出身で、大学在学中からDTMを始め、今は自身のユニットのみならず他のアイドル・グループなどにも楽曲提供をしている実力派。彼女の楽曲のファンもとても多い。そんなasCa本人によるDTM講座。「あの曲はどういった構成で作られているのか!?」などの小話も聞けるかも!? エレクトリックリボンのファンのみならず、「DTMを本格的に一から勉強するために初めてMacbookを購入してきました」という生徒まで現れたりと、非常に熱気溢れる会場。そんな魅力たっぷりの講座をエレクトリックリボンericaが毎回レポートしていきます!

「あの曲はどう作られたのか?」エリボンの名曲の裏側

エレポップ・アイドル・ユニットとして活躍中の「エレクトリックリボン」からリーダーのasCaがDTM講座を開講。全6回の授業の2回目が5月20日に開講された。今回は講義の目玉でもある、asCaが作ったエレクトリックリボンの楽曲「波音チューニング」のデータを公開! 興味津々の内容となった。

波音チューニング
soundcloudで視聴 : https://soundcloud.com/electric-ribbon/813newsingle
タワーレコードオンラインで購入 : http://tower.jp/item/3666215

可愛さを出すために10トラック!?

波音チューニングのトラック数はなんと91トラック。そしてその多くを占めているのはヴォーカル・トラックとのこと。例えば、曲の途中で「oh〜yeah!」などの合いの手が入っている場合、その声色を様々な音程や音色で歌い直したものを10トラック程重ねていたりと、asCaの楽曲を作る上での可愛さを忘れないという「こだわり」が強く見えた。

ドラムの種類、重ね方

また「波音チューニング」のドラム構成は、バスドラ、ハイハット、スネア、シンバルで構成されている。大体の音を作る際はまずmidiでドラムのパターンを打ち込み、その後良い音の音源をwebサイト等で購入し、差し替えて使っている模様。様々な音源を使って音色の幅を広げているasCaがオススメする音源サイトは「Loopmasters」というサイト(http://www.loopmasters.com/)で、実際にこのサイトに訪れたみたところ、英語表記のサイトではあるが、「House」や「Techno」など、解りやすいジャンルで音色が分けられていて初心者の方でも非常に気軽に買いやすい。また、波音チューニングは昨年の夏にリリースされた曲のため、夏っぽさを加える為に「コンガ」や「シェーカー」などの音も入れ小技を効かせていた。

スマートコントロールで音と遊んでみよう

次に、スマートコントロールの説明へと移る。スマートコントロールとはエフェクト(元の音を効果的に聴かせるもの)のことで、GarageBandには様々な種類のエフェクトが搭載されている。種類はコンプレッサー(音を均一にする機能)やEQ(イコライザー。低音、中音、高音各々のバランスを変えられる機能)などがある。また、midi音源に対してスマートコントロールをかける場合になるとエフェクトの種類も増え、midiで打ち込んだ音に合うスマートコントロールが自動で選出され、より幅広いエフェクトを体験することが出来る。実際に受講生も自分で打ち込んだ音などにスマートコントロールをかけて様々な効果を体験し楽しんでいた。

オートメーションで立体的なサウンドへ

オートメーションとは徐々に音量を上げたり下げたり、徐々にエフェクトをかけていったりする機能のことである。オートメーションをかけることで楽曲全体に抑揚をつけたり、広がりを持たせることができる。また、低音をカットしたり、Panを振る(片方のスピーカーからのみ音を鳴らす効果)などもオートメーションを使って表現することが出来る。

コード進行のパターンを覚えよう

コード進行は曲を作るときに最も重要とされているように思われるが、実はそんなに重く捉えないで欲しい。とasCaは語っている。「波音チューニング」に関しては殆ど2コードくらいしか使っていないというシンプルなものであった。コード進行に関して詳しく学ぶには、好きな楽曲のコード譜などを専門書やインターネットなどで調べて、コードパターンを地道に研究し解析していくスキルが必要にもなるが、初心者でもピアノやギターなどで感覚的に弾いたもので楽曲を簡単に作ることが出来る。また、授業では実際にasCa先生がスピッツの「チェリー」のコード進行を丁寧に分析していた。

参考資料 : すぐに使える! コード進行レシピDAWユーザー必携のそのまま使えるパターン集(リットーミュージック)
http://www.rittor-music.co.jp/books/11317328.html

次回は遂に楽曲制作!

今回も丁寧に説明していったことによりericaのソロ曲は次回の授業に持ち越しとなったが、残り4回でどんな楽曲が出来るのか?! また、本当に完成するのか!? ここからasCa先生の本領発揮です。次回の授業は6月3日となっています。見学も出来ますので是非お越しください。

ericaの毎回起こる珍プレーにも乞うご期待(笑)。

エレクトリックリボンのはじめてのDTM講座 ~アイドル楽曲の作り方教えちゃいます~

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