エレクトリックリボンのはじめてのDTM講座 ~アイドル楽曲の作り方教えちゃいます~

ミックスしたり、ケチャを打ったり、ダイブしたり… あなたを熱狂させるアイドル楽曲たちがどのように作られているのか、知りたくありませんか? いやいやいや、なんだったら自分の手で作ってみたくありませんか? そんなあなたの想いをオトトイの学校が実現します!!

ericaによる「はじめてのDTM講座」レポート vol.1

アイドル本人が作り出す、楽曲製作の原点

エレポップ・アイドル・ユニットとして活躍中の「エレクトリックリボン」からリーダーのasCaが満を持してDTM講座を開講。彼女は音大出身で、大学在学中からDTMを始め、今は自身のユニットのみならず他のアイドル・グループなどにも楽曲提供をしている実力派。彼女の楽曲のファンもとても多い。そんなasCa本人によるDTM講座。「あの曲はどういった構成で作られているのか!?」などの小話も聞けるかも!? エレクトリックリボンのファンのみならず、「DTMを本格的に一から勉強するために初めてMacbookを購入してきました」という生徒まで現れたりと、非常に熱気溢れる会場。またこの講座は老舗楽器メーカーRolandが協賛となり、参加者の机には「JD-Xi」の実機が数台支給されており、実際に触れることも出来る。そんな魅力たっぷりの講座をエレクトリックリボンericaが毎回レポートしていきます!

左から、asCa、erica

GarageBandで簡単DTM!

今回の講座で使用するアプリケーションは「GarageBand」というDAW(Digital Audio Workstation)ソフト。このソフトはApple製品にデフォルト・アプリケーションとしてインストールされているため、比較的気軽にDTMを始める事が出来る(iPhone、iPad端末は別途600円で最新版アプリケーションの購入が可能)。また、GarageBandは「ループシーケンス」という概念があり、GarageBand内に元々あるループ素材を組み合わせて曲を作る機能がある。asCaの作曲方法としては、まず鼻歌からメイン・ヴォーカルのメロディを作り、それを実際DAWソフトに打ち込み(asCaがメインで使っているソフトはlogic)、ドラムを重ね… ベースを重ね… と、感覚的に作っているように見えて実はやり方さえ覚えてしまえば誰でも簡単に楽曲が作れてしまうのだ。

JD-Xiを使ってみよう!

2015年3月にRoland社から発売されたばかりのシンセサイザー、JD-Xi(参考URL : http://www.roland.co.jp/products/jd-xi/)。まず驚いたのは、デフォルト音源の幅広さと音の良さ。そしてリアルタイム録音機能や付属のマイクを使用してヴォコーダーやオートピッチ機能(自分が歌った声がロボットのような音声に変化するもの)も搭載されている優れもの。「使いこなせばライヴ中にリアルタイム録音をしてSEを作れる!」と、asCaも大絶賛。勿論パソコンに接続も可能で、思い浮かんだメロディをJD-Xiで打ち込めばGarageBand内にMIDIデータとして反映されるので非常に気軽に作曲をする事が出来る。参加者にも実際触って体感してもらった。また、授業後JD-Xiを使ってリアルタイム録音を中心とした簡単な操作方法を動画で説明しているので併せて見て欲しい。


GarageBandで夢の音源制作!

今回はMacBook使用者を中心に説明していく講座となっている。まずはMacBookでのアプリケーション立ち上げ方法から丁寧に説明。また、外部の音を入力する際に必要とされる機材「オーディオインターフェース」に関しては特に歌を録音したい人にとっては必須アイテムと語っている。

好みのループシーケンスを探す

GarageBandの中には様々なパターンのループシーケンスが内蔵されている(GarageBand内ではApple Loopsと呼ばれる)。そのApple Loopsの中から自分の好きなパターンを自由に選択し、またいくつかの素材を重ねてトラックを作る事が可能である。ループシーケンス内にも更にジャンルが分けられていて、ギターやピアノなどの楽器の音色や「明るい」「激しい」などの表現もあるので、「ギター音で、明るい」など自分のイメージにより近い音を簡単に選択することが出来る。一から曲を作るコツとしては「イントロはドラムから始まって、ベースが入ってきて、コードが入ってきて、最後にリードが入ってくると曲構成的に聞きやすい」と語っていた。

リージョンの種類について

お気に入りのループシーケンスが見つかったら、今度は実際にトラックの項目にドラッグしてみる。ループシーケンスはトラックに反映させると「リージョン」という単位で表示される。リージョンは青、緑、オレンジと色分けされていて、青はオーディオ音源、緑はMIDI音源、オレンジはFX音源となっている。オーディオ音源は実際に外部から録音された音。MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は入力した音源を信号化したもの。FXは効果音のことである。またMIDIに関しては、GarageBand内で入力したMIDIの長さを調整したり、音色や音程を変更することも可能である。そういった音のデータを組み合わせて自分なりにアレンジしていくところから音楽が作られていく。

ericaのソロ曲を作ってみよう!

この講座は全6回ということで、初回はDTMで出来る基本的な事の説明など、導入から一つ一つ丁寧に説明をしていく形になったが、次回からは実際にasCaが作曲をしながら授業内で一つの曲を作る内容となっている。今回は「erica」のソロ曲を作るということで、参加者にもどのような楽曲が良いかアンケートを取ったところ、「レゲエ要素を入れたPOPS」というお題に決定! 残りの5回でどのような曲が一から生み出されるのか期待したい。

text by erica

TOKYO IDOL PROJECTさまにもレポートが掲載されました!!

エレクトリックリボンのはじめてのDTM講座 ~アイドル楽曲の作り方教えちゃいます~

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