2020/11/05 20:00
オートモアイの個展 ‘ Buoy ’がCALM & PUNK GALLERYにて、11月13日(金)より開催される。
過去3年、精力的な作品発表を行ってきたオートモアイの新作ペインティングを含む作品群は、作家の新たなステージを提示する展示となる。
オートモアイは、匿名性と、人と人との関係性をテーマとして2015年から作品を描き続けてきた。オートモアイの作品は一人の人間が成長するプロセスの中で感じうる様々な感情を、一瞬の情景として再現し、作中の少女(正しくはヒトようなもの)への感情の移入を促すようだ。ただ、感情移入を促しておきながら、その作中の少女は、鑑賞者なのか、既存の物語の主人公のステレオタイプなのか、または別の個性なのかを不確かにさせてしまう。鑑賞者の立ち位置に揺らぎを与え見失わせてしまうことで、作品の時間、空間の構成をより深いものにしている。
会場では、新たな挑戦として約150cmのスカルプチャー、またドローイング、オイルペインティングなど、さまざまな媒体で発表する。
さらに、入手困難になっていたオートモアイのベストセラーにして初の作品集『Endless Beginning』が新装版として重版決定。
表紙を新たに描き下ろし、新作を16ページ追加。モノクロームに浮かび上がるオー トモアイの世界を堪能してほしい。
-本展のテーマ ‘Buoy・’ 浮(ブイ)について-
浮は流れに身をまかす様子と、繋ぎ止められていることを同時に象徴し、また、類型の浮はそれぞれの設置されたポジションに意味を持ち、役目を果たすことを使命付けられているとオートモアイは語ります。是非、オートモアイの絵画空間をお楽しみください。
【作家プロフィール】
AUTO MOAI・オートモアイ
匿名をテーマに日本で活躍するアーティスト。可視化されにくくあるストリートで暗黙に繋がる人と人との関係性を顔のないヒトによって描き出している。主な活動は個展 ‘ Permanent Boredom ‘ (TAV GALLERY, 東京 , 2019 ) な ど 、‘ Tacking City Nihonbashi ‘ ( 東京 , 2019 ) で は8mの立体作品を展示、ほか300ページに及ぶドローイング集 ‘ Endless Beginning ‘ ( 焚書舎 ,2018)、渋谷PARCOリニューアルオープンを記念した描き下ろし作品集 ‘ ANGEL ‘ (PARCO 出版 2019) を出版。
https://auto-moai.tumblr.com
instagram : auto_moai
twitter : auto_moai
オートモアイは、これまでにSupremeをはじめ、NEW ERA、MOUSSYなど様々なファッションブランドに作品を提供し、また2020年12月にリリースされる加山雄三の13年ぶりのオリジナル・アルバムから先行配信のシングルへの作品提供、8月には台湾のMangasickで個展を開催、台湾月刊カルチャーマガジン・The Affairs にて作品が取り上げられるなど国内外で活躍の場を広げてきた。11月にはB GALLERY ( BEAMS JAPAN )にて個展 ‘ Anonymous ’ も同時開催。
【個展概要】
名称 ‘Buoy‘
日程 - 2020年11月13日 (金) - 11月29日 (日)
開廊 - 13:00 - 19:00
水曜~土曜 開廊 / 日・月・火 休廊
最終日曜 29日 オープン
入場 - 無料
会場
- CALM & PUNK GALLERY 東京都港区西麻布 1-15-15 浅井ビル 1F
http://calmandpunk.com
【同時開催情報】
名称 ‘ Anonymous ‘
日程 - 2020年11月6日 (金) - 11月29日 (日)
開廊 - 12:00 - 20:00 会期中無休
会場 - B-GALLERY 東京都新宿区新宿 3-32-6 5F
https://beams.co.jp/bgallery
【画集『Endless Beginning』情報】
焚書舎
2020年12月1日〜一般発売
サイズ : A6 判並製
ページ数 : 320 ページ(新作16ページ追加)
価格 : 2000 円(税別)
問い合わせ先 : funshosha@gmail.com(担当松下)
ブックデザイン : 國枝達也
ご予約はこちらから
https://funshosha.stores.jp/items/5fa268e572eb4636e766e918