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2020/04/20 13:00

 

ハナレグミ、NHKホール2DAYSライブが4月26日にWOWOWで連続放送

 

ハナレグミが2月7日・8日の2日間にわたって開催した東京・NHKホールでのワンマンライブが4月26日にWOWOWで放送されることが決定した。

ワンマン初日は「THE MOMENT ~HORN NIGHT~」と銘打って東京スカパラダイスオーケストラを迎え、 2日目は「THE MOMENT ~STRINGS NIGHT~」として鈴木正人(LITTLE CREATURES)率いるバンドと美央ストリングスを迎えて、 ガラッと雰囲気の違うステージを見せた。

初日の「THE MOMENT ~HORN NIGHT~」は4月26日(日)よる6時から、 2日目の「THE MOMENT ~STRINGS NIGHT~」は4月26日(日)よる7時30分からWOWOWで独占放送される。

放送に先がけて、 永積 崇が2日間のことを振り返っている。 (三)

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NHKホールでの2DAYS。 どんな気持ちで臨んだのかを聞いてみると、 「初日はホーン、 2日目はストリングスという内容ですけど、 どんなふうに受けとってもらってもいいなって思ったんです。 『ホーンだからこうしないといけない』『ストリングスだからこういう感じにしたい』とか、 そういうスイッチは全く入れず、 事前に『こういうことをやるんだ』とかあまり決めずに臨みました。 どんなにリハーサルをやっても本番のステージに上がった空間の空気によってライブは変化していきますからね」と、 “やってみてのお楽しみ”というライブならではの空気感を楽しもうとしていたという。

セットリストを見ると、 オリジナル曲はもちろん、 カバー曲も多い。 「『知ってる人だけ知ってればいいや』というのはもったいないという思いがあって、 カバー曲も多く選曲しました。 毎回そうですけど、 初めて来てくれる人も大事にしたいなって思うんです。 ですから、 ボブ・マーリーとかポール・サイモンとか『名前は知ってるけど曲は知らない』という人たちに入口を作りたいんですよね。 無理矢理オーガナイズするんじゃなく、 遊びの中で『いい曲だから聴いてみてよ』って感じで持ち帰ってもらいたいなって。 僕のライブに来る人は音楽マニアばかりじゃないので、 カバーの前にその曲やアーティストについて一言だけでも発したいなって思うんです。 サミー・デイヴィスJr.のように歌う前に物語を語るスタイル、 そういう遊びが好きですから(笑)」

ホーンとストリングスという違いもあるが、 それぞれの公演の中に大所帯での演奏や一人での弾き語り、 初日の沖祐市が弾くパイプオルガンとの「秘密のランデブー」、 2日目の鈴木正人のベースとの「No Woman,No Cry」(ボブ・マーリーのカバー)のような2人編成など、 曲によっていろんな構成で聴かせたことも印象的だった。

「ハナレグミの最初のコンセプトとして、 ひとりでもできるし、 100人ぐらいのメンバーでもできるというのがあるので、 今回のライブでもそのダイナミクスが表現できればと思いました。 でも、 弾き語りとか少人数の編成だから気軽なものということではなくて、 僕は弾き語りも大人数での演奏も同じ熱量を持ってると思うんです。 以前、 ジョアン・ジルベルトのライブを見に行った時、 “ギターを弾く指先にバンドがいる”って感じたように。 あとは、 アレンジの違いも楽しんでトライしました。 沖さんとの『秘密のランデブー』は2日目はストリングスアレンジで歌いましたし、 使う楽器によって全く違う雰囲気になりますよね。 初日の最後に『光と影』を歌って、 2日目の1曲目にも『光と影』を歌いましたが、 初日はラストの曲ということで高揚感があって、 でも2日目は静けさの中で歌うという(笑)。 そんな感じで2日とも歌った曲がいくつかありますけど、 比べてみると面白いなって思いました」

楽器の音には色があるという永積。 観る側にもその色の違い、 楽器の音の違いを発見できるライブとなった。
「日本のプロフェッショナルたちに参加してもらいましたし、 エンジニアのスタッフとも『みんなのプレイひとつひとつのニュアンスをキレイに伝えたい』と話し合ったので、 そんなふうにそれぞれの楽器の音のニュアンスが伝わって聞こえていたらうれしいです」

このライブの中で「独自のLIFE」という新曲も初披露。

「今回のライブでは、 これまでやってきたこと全部が入ったものになればいいなって思ったんです。 初めてホーンとストリングスというふうに分けてライブをするということもありますし、 初めてやるカバー曲もあるし、 もちろん自分のオリジナル曲も。 そこに新曲があるということも大事だなって。 『独自のLIFE』はこのライブに向けて作った曲で、 会場でCDとして販売もしました。 前作のアルバム『SHINJITERU』がちょっと繊細というか内省的な雰囲気を持った作品だったので、 次のアルバムに向けて何かまた陽の下に出る曲が作りたいなと思って、 先に曲を作って、 それにクラムボンの原田郁子さんに歌詞をお願いして完成しました。 この曲も2日間でそれぞれ違うアレンジで披露することができて良かったなって思いますね」

最後に、 放送の見どころについて聞いてみると「このライブは、 カバー曲も多かったり、 アレンジが違ったりしていて、 ハナレグミを知っている人以外の方にも見やすいライブになっていると思います。 ライブを見た人が自分のラジオへのメッセージでライブの感想を伝えてくれたりして、 その文章から、 今までと違った空気感が作れたんだなって感じました。 なので、 この放送を見た方の感想も聞いてみたいです(笑)。 今、 ライブができない状況になっていて、 今まで普通にライブがやれていたことの意味を知るというか、 このタイミングでライブがやれたことが幸せだったなって思います。 終息してライブを再開できた時にライブの良さを改めて感じるのかもしれないですね。 それまではこのライブとかを見て楽しんでもらえればと思っています」という答えが返ってきた。

【番組情報】

ハナレグミ ツアー 2020「THE MOMENT ~HORN NIGHT~」

With 東京スカパラダイスオーケストラ
4/26(日)よる6:00[WOWOWライブ]
5/22(金)よる9:00[WOWOWライブ](リピート)
※WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信

ハナレグミ ツアー 2020「THE MOMENT ~STRINGS NIGHT~」
With 鈴木正人(from LITTLE CREATURES)、 美央ストリングス
4/26(日)よる7:30[WOWOWライブ]
5/22(金)よる10:30[WOWOWライブ](リピート)
※WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信

詳細は番組オフィシャルサイトへ→ https://www.wowow.co.jp/hanaregumi/




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