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2020/04/01 12:00

 

COM.Aが13年振りの最新作リリース決定

 

2000年、UKの名門〈FAT CAT〉からデビューしてブレイクコア・ブームを先導、その後のデ・デ・マウスらの登場をうながした奇才、“COM.A(コーマ)”。

そんなコーマが新作『Fuck Dream and Kill Hope』を6月3日(水)にリリースする。

前作『Coming of Age』から13年、1stアルバム『Dream and Hope』から早20年、長らく昏睡状態に陥っていたコーマが導き出したのが、アンビエントやジャジーなセンスも注入しながらも、しかし、あの痙攣したビートと遊び心はさらに進化、そして混迷する現代への痛烈なメッセージも含んだ怪作だ。

気がつけば、自分の脳内も把握できず、コントロールすることすら怪しいこの時代、相も変わらず出口の見えない状態が続いている。コーマも多分に漏れず、自分を制御できずに混乱と迷走を繰り返している、そうした日々の集大成が今回のアルバムとなった。
あなたはこの楽曲をどう受け取るか、判断するか。2020年、新しいディケイドのはじまりに、夢と希望を壊された頭で、是非ご確認いただきたい。 (内)

■COM.A『Fuck Dream and Kill Hope』Teaser
https://youtu.be/UXCLqG1Iv28

■リリース情報

タイトル : Fuck Dream and Kill Hope / ファック・ドリーム・アンド・キル・ホープ
アーティスト : COM.A / コーマ
レーベル : P-VINE
品番 : PCD-24941
定価 : ¥2,400+税
発売日 : 2020年6月3日(水)

《収録曲》
1.Unintelligent Life Forms
2.Another D
3.Signs
4.Fortuitous Blood
5.Rife
6.Liar's hand
7.Let us be thankful and be happy
8.You know who you are
9.False Repentance
10.Vanished Sprout
11.Centillionaire

■COM.A Official Website
https://geeky2200.wixsite.com/com-a

■コメント
“world’s end girlfriend (Virgin Babylon Records)”
COM.Aが復活した!
なんとも言い難い復活タイミングですね。
普段は人がゴミのような街でもゴミないと寂しいもんだから、
イヤホンでこれ爆音で歩くとかつて見た未来のようで楽しくなる。
夢の国も休業中。だったら頭に中に夢の国作っちゃおう。

あの頃からお互い変わらない部分と進化した部分、歳食った部分あるよね。
と50年後も同じこと言ってロボットスーツでハグし合い酒を酌み交わし、
酔っ払ってステージから飛び、また骨折りたいね。
まあ、お互い生き残ってたらね。

“Have a Nice Day! 浅見北斗”
新型コロナウィルスに東京オリンピック延期、日々更新され加速してゆくディストピアな状況。COM.Aくんからもらったニューアルバムを聴きながら夜の首都高を走る。街はいつも通り動いている。2000年代にdream and hopeを初めて聴いた時に感じたチープな終末感とそれを笑い飛ばすジョークのようなクライマックスな気分。そしてこんな混沌とした2020年にこのアルバムが聴けるなんてね、めちゃくちゃ最高。

“三田格”
沈んだ日本。暗い世界。先のない地球。こんな時にCOM.Aが昏睡状態から覚めるとは。玉手箱を開けると次から次へとパワフルな音楽が。ぜんぜん空気、読めてません草。

“野田努(ele-king)”
みごとなパラドックス。夢と希望の電子音楽のオンパレード。

“松村正人(『前衛音楽入門』の著者)”
十年どころか三年前がひと昔前のさっこん、干支がひとまわりしておつりがくる十三年ぶりの新作とは、開いた口も耳もふさがらないが、そこに流れこむ音響はかつての異形の美から美の異形へ、軽やかに翻っている。タイトルからは想像もつかない楽想のポップさと印象深いメロディ、それらが重なる縦の線の動かし方がとても秀逸。二〇二〇年のサウンドトラックとでももうしましょうか。

[ニュース] COM.A

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